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コラムを読む

刺青

刺青とは入れ墨のことです。欧米では刺青はかなり一般的で、俳優、歌手、スポーツ選手などにも多く見かけます。また、日本でも多く見かけるようになりました。昔のような暗いイメージではなくなってきているようです。しかし、日本ではまだ欧米ほど社会的に認知されてはいないようで、銭湯、温泉、プールなどで、入場を制限されることもあるようです。入れ墨を消したい方も形成外科の外来に来られます。刺青を取るのは、入れる時ほど簡単ではありません。刺青はレーザーで簡単に取れると思われがちですが、レーザーが効くのは黒い色だけです。しかも、1回で取れるものは、自分で入れたような本当に浅いものだけです。1回レーザーを当てると一度やけどのような状態になるので、次にまたレーザーで治療できるのは2〜3ヶ月先になります。ですから1年に数回しかできません。機械で入れたり、彫り師が手彫りで入れたようなものは深いので、何年もかかることがあります。しかも、黒い色が取れたとしてもまったく普通の皮膚になるわけではなく、白く抜けたりして刺青の形が残ってしまうこともあります。レーザーで、色だけを消して、きれいな皮膚にするのは難しいのです。レーザーで取れないもの、早く取りたい場合には外科的な方法もあります。小さいもの、細長いものは切除して、縫い合わせる方法が簡単です。大きなものは植皮といって皮膚を植える方法もあります。外科的な方法では必ず傷跡が残りますし、ある程度の時間もかかります。また、刺青の除去は、基本的に保険の対象外で、治療費は自己負担となります。
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お子さんの『歯並び』と矯正治療について

Text by 大内歯科医院 大内 英樹
そろそろ小、中、高校の学校歯科検診も終わり、検診結果がそれぞれのご家庭に届き、中には、不正咬合(ふせいこうごう=悪い歯並び)を指摘されたお子さんもいらっしゃることと思います。最近では、矯正治療も一般的となり、矯正装置を装着したお子さんも珍しくなくなりましたが、まだまだ勘違いされている方も多いようです。不正咬合とは、下顎前突(かがくぜんとつ=受け口)、上顎前突(じょうがくぜんとつ=出っ歯)、叢生(そうせい=八重歯などの乱杭歯)などの悪い歯並びの状態を言います。不正咬合は、審美的な、いわゆる見た目の問題と思われがちですが、虫歯や歯槽膿漏(のうろう)になりやすく、また、重症の場合、食事を「咀嚼(そしゃく=噛み砕く)」する機能が著しく損なわれている状態ですので、お子さんの健やかな成長にとってマイナスになっていると考えられます。矯正治療は、矯正装置を装着し、歯を削ったり、かぶせたりせずに、自分自身の「歯並び」を整えることにより、「咀嚼」機能を改善する治療です。もちろん、健康的で美しい笑顔も得ることができます。治療の開始時期は、不正咬合の種類、症状の重軽、歯の生え変わりの状態によって異なりますので、かかりつけの歯科医院でご相談ください。
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発熱~生体防御の大事な武器~

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
以前は発熱したら薬で下げるというのが一般的でしたが、最近では安易に熱を下げない方が良いとされています。なぜなら発熱自体が体を守る大事な武器だからです。人間の体にウイルスや細菌が侵入すると免疫細胞が発熱を促す物質を出して発熱が起こります。体温を高くすることで病原体の活動を弱め、免疫を担当する細胞が活発に活動できるようになります。ここで、薬で熱を下げすぎてしまうと防御反応がうまく働かなくなりますので感染症が長びく結果を招くことになります。体温計の数値で機械的に熱を下げることは最も良くない方法です。熱冷ましは患者さんの状態を見てぎりぎりまで使わないのが賢い方法です。比較的元気な方の発熱は高熱であっても心配要りません。ただし、発熱時は脱水状態になりがちですので小まめに水分補給をするように心掛けて下さい。
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LEDディスプレイから出る『ブルーライト』は何が悪い?

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
最近、ブルーライトカット眼鏡が売り出されていますが、ブルーライトとは、バックライトにLEDを使う液晶モニターから多く発せられている光です。モニターは明るいほうが見やすいと思われがちですが、明るいとブルーライトがいっぱい入っているわけで、それが「眼精疲労」を引き起こします。また、肌にとっても、紫外線同様に悪影響を及ぼし、くすみやクマができると言われています。一方、ブルーライトによる良い面もあります。ブルーライトは、身体のリズムにも関係しています。海外旅行の時差ボケを解消するためには、太陽の光を浴びた方が良いのですが、これは「明るい=朝=目覚める」「暗い=夜=眠る」という体内のリズムに大きな影響を与えているのです。このリズムにちゃんと従い、昼間に太陽の強い光を浴びると、夜ぐっすり眠れます。しかし、現代社会では、朝から晩まで長時間パソコンやスマホなどをずっと触っているので、パソコンを長時間やった後に寝ようと思っても寝付けないことがあります。ご自分では、頭を長時間使っていたからだと思うでしょうが、実は長時間ブルーライトを見ていたせいで、まるでずっと昼間の明るい中にいるように体内リズムがなってしまい、今が夜だとは認識できなくなってしまうせいなのです。この体内リズムの崩れによって「①睡眠障害②肥満③がん④精神不安定」などの影響がでます。また、20年前に比べると、LEDディスプレイの普及により、あらゆるデジタル機器からブルーライトを知らぬ間にたくさん見ているので、目にも影響があり「①網膜へのダメージ②目の疲れ③目の痛み」などを引き起こします。以上のことから「パソコン作業は、なるべく長時間しないように控える。ディスプレイの輝度を調整する。ブルーライトカットのフィルターやメガネを使用する」などして健康的な生活を送れるように心掛けましょう!!パソコンやスマホ使用の多い方で症状がある方は、眼科にご相談下さい。
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男性の性(13)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
『一度に二つは無理だよ。御馳走は御馳走、好色は好色。
どちらを選ぶかだ。二つ同時では眠くなるだけだ。』
(開高健著『夏の闇』より)医者になった25年前(1984年)、僕は研修医として東京の病院に2年間勤務していました。
その6年前の予備校生時代も1年間東京に住んでいましたが、2食付4畳半の下宿生活だったので、「いつか社会人になって給料をもらったら、美味いものを食べに行きたい」と、いつも思っていました。
当時は今のような飲食店情報はほとんど無く、医局の先輩から借りた『食都1984gastropolistokyo』という昭文社が出版してる本を頼りに、いろいろな店に行ったことを覚えています。
今で言う『ミシェランガイド東京版』のような本で、店の評価は無印・◎・◎◎の3段階。忙しい研修医だけれど月に1〜2回、気楽な独身者は値段をあまり気にせず、勝手気ままに美食物摂取に励んでいました。25年後の現在、東京のような限られた都会にしかなかったグルメ情報は全国津々浦々の地方都市にまで広がり、書店には飲食店紹介本が山のように置かれ、テレビをつければグルメ・料理番組花盛り。旅行番組もその土地の風景・歴史よりも、まず「どんな美味いものがあるか?」が最大の関心事のようです。世に氾濫する飲食情報はメタボリックシンドローム予備軍の大量生産に一役買っているようにも見えます。
本来なら不味い物を大量に食べるより、美味しい物を適量食べる方が身体にいいに決まっていますが、悲しいことに人間の欲望は尽きることがなく、美味しいものはたくさん食べてしまいます。さて、飽食と好色は両立しないという最初の開高健の言葉が本当だとすれば、世に氾濫する飲食情報はオトコ達の性行動・性機能にどんな影響を及ぼしているのでしょうか?(つづく)
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