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妊娠期の食事 ーすでに赤ちゃんの歯が作られていますーText by 北斗歯科クリニック土永 浩史
妊娠したと分かるとうれしい気持ちになる妊娠初期ですが、この時からお母さんはご自分の体だけではなく、お母さんのお腹の中で育つ胎児のために母体を大切にしていかなくてはなりません。妊娠4~7週の時は、心臓、目、耳、手足など胎児の体の重要な器官が作られていく大事な時期で、薬や放射線などの影響を最も受けやすい時期とされています。それと同じくして歯や口蓋の形成が開始されます。乳歯は前歯から奥歯まで全部で通常20本有りますが、妊娠6~10週の間に胎児のお口の中で、その乳歯全部の歯胚(歯の芽、つまり歯と歯周組織の基となる細胞)ができ始めます。その後、妊娠18週頃には胎盤が完成し、臍帯(へその緒)を通して母体の血液からカルシウムやリンなどを取り入れ、それらが結合して石灰化し、歯が作られていきます。さらに、永久歯の第一大臼歯(6歳臼歯)や前歯の歯胚もその頃にはでき始めています。虫歯のできやすさの要因を大きく分けてみると、「虫歯菌」「砂糖」「歯質」「時間」の4つの因子があります。このうち「歯質」に分類される要因として「歯の形や大きさ」「歯並び」などといった遺伝的なものもありますが、「歯質の強さ」も1つの要因となります。この歯が作られ始めている時期に母体への栄養が不足すると、胎児の歯が強く作られにくくなることもあり、胎児の歯質の強さへの影響が心配されます。胎児の歯が作られているこの時期の食生活は、バランスの良い食事が望まれます。偏食を避け、できるだけ栄養剤やサプリメントに頼らず、自然の食材を幅広く摂ると良いでしょう。
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網膜剥離(もうまくはくり)は早期発見が大切ですText by 江口眼科病院 森 文彦
網膜剥離は眼のフィルムの働きをする網膜の下に水がたまる病気です。
網膜に穴が生じ、その穴から硝子体の水が網膜の下にたまる裂孔原性(れっこうげんせい)網膜剥離が一般的な網膜剥離です。この病気の症状は、黒い点やごみのようなものが見えたり(飛蚊症)、ピカピカ光って見えたり(光視症)、見ているものの一部が見えなくなる(視野欠損)などです。 点眼薬で瞳孔を開いた後に、眼底検査を行うことにより診断ができます。治療には手術が必要になります。早期の網膜裂孔のみの場合は、外来でのレーザー治療になります。網膜剥離に進行した場合は、入院して網膜復位術や硝子体手術が必要です。 早期の網膜剥離は90%以上が手術により、網膜は復位します。 また、網膜剥離の範囲が小さく、期間が短いほど、手術後の視力予後が良いです。気になる症状がありましたら、早めに眼科で眼底検査を受けて下さい。 |
アンチェイジングのための中高年の肥満とダイエットText by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
中高年の加齢に伴う代謝の特徴は腹筋量が減少して基礎代謝が低下すること。
(汗をかかなくなる)内臓脂肪が蓄積されること。(お腹が出てくる)インスリンに対する反応が悪くなることです。(糖尿病になり易くなる)一般に生活習慣病やメタボリックシンドロームという病態としていわれ、この病態の中で肥満対策は大事な予防方法です。 では、肥満対策として、ただダイエットを行うとよいのでしょうか。 もし、運動を行わないでダイエットを行った場合、大きい確率でリバウンドが起こります。 ダイエットを行う場合には適切な運動を行う必要があります。私たちの体の中の遺伝子の中に『倹約遺伝子』という遺伝子があり、人工的にダイエットなど飢餓状態をつくると摂取したカロリーを素早く脂肪に変換するようになります。 このような流れを予防するためには筋肉を維持して筋肉で燃焼させる必要があるので、ダイエットをしているとき、またダイエットをやめた後も運動する習慣を作り、筋肉量を減らさないようにする必要があります。現在、よく行われているジョギングやウォーキングを中心にした低強度の有酸素運動は生活習慣病には有効であることは間違いないことですが、このような運動をするためには丈夫な骨と筋肉が必要です。 筋肉トレーニングやウエイトトレーニングは何となく硬派なイメージがありますが、レジストトレーニングは軽いダンベルやゴムのチューブなど身近な負荷素材で筋肉に負荷をかけるトレーニングです。5〜10分程度の軽いストレッチの後、20分程度の筋力トレーニングを行い、20〜30分のウォーキングを週に3〜4回体調に合わせて徐々に行うことを勧めます。運動を行わないダイエットはかえって、乾いたスポンジに水を含ませるように、体重の増加を引き起こします。 適切な運動を行いながらダイエットを行いましょう。 私たちは『貯金』はなかなかできませんが『貯筋』はできます。 |
患者本位のやさしい診療で地域に貢献。新たな診療システムの構築など高度な医療を提供。Text by みはら歯科矯正クリニック/五稜郭むらい矯正歯科クリニック
矯正歯科では函館でも先駆け的存在で知られる「みはら歯科矯正クリニック」は村井茂院長と村井かおる副院長の2人体制で、やさしい診療に取り組んでいる。「矯正治療は、治療後、患者さんに心から喜んでもらえることが大切。歯科医の理想を目的とした指導や治療を勧めるのではなく、患者さん本位の診療を心がけています」と村井院長。同クリニックの矯正治療では、従来のヘッドギアなどの装具を使う治療法ではなく、患者は何もしなくても24時間自動的に歯の矯正が行えるインプラントアンカーを用いた矯正治療に2002年から積極的に取り組んでいる。ブラケットだけでは難しい症例にも効果的で、その豊富な実績は高く評価され、10年12月12日に台湾で開催される世界的なインプラント歯列矯正会議(WIOC)の招待も受けて、「インプラントを使った矯正治療の利点について」と題した講演も行っている。また国内歯科診療室では初めて、受付から予約、デジタルレントゲンの導入など、すべてをコンピューター化し、院内LAN化を構築。各総合病院との提携や、はこだて未来大学の協力を得ながら、CTやMRIの画像データを活用して手術の3次元シミュレーションを実現し、安全性の高い治療を実践する。各ユニットに設置されたモニターで、レントゲン画像を見ながら行われる治療説明も分かりやすいと好評だ。さらに、一般的なレントゲンやCT画像だけでは平面的で、型取りをした模型では歯の根の部分までは分からないなど、従来の診断システムでは分かりにくかった歯の生え方、根の角度、歯の長さ1本ごとの長さまでが分かるというオリジナルの診療システムも新たに構築。これは3次元データ化した歯の構造写真のイラスト化したものを、患者の3次元顔写真を透視画像に組み合わせることで、口腔内の状態を患者により視覚的に分かりやすく説明することが出来るというもの。「独自のもので、より正確な治療計画が立てやすいとともに、患者さんにも分かりやすく説明ができ、治療経過も目で見て分かるので患者さんに好評です」と村井院長は話す。日本成人矯正歯科学会に認定された道南唯一の矯正歯科専門医であり、10年から矯正歯科研修施設として認可され、大学院生などの受け入れ、教育にも取り組んでいる。矯正歯科と形成外科、口腔外科を組み合わせた新たな歯科分野に取り組んでいるのも特徴の一つ。唇顎口蓋裂治療など、高度な技術を必要な大学病院レベルの医療を実施。「患者さんやご両親から、地域で医療が受けることができるということで、大変喜ばれています。大学病院では難しい地元に密着した治療、地元で高度な医療が受けられるよう、地域の人たちに貢献したいと考えております」と話す。
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麻疹(はしか)の排除のために中学、高校のMR(麻疹・風しん混合)ワクチン接種がはじまりますText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
昨年の春、札幌・東京などを含め、大学生が集まるところで麻疹の流行がみられたのは記憶に新しいところです。
2007年9月、WHO(世界保健機関)と日本政府は麻疹排除に向けて、行動を起こすことを宣言しました。 麻疹の排除とは、1年間に麻疹と確実に診断される人が人口100万人あたり1人未満であり、各地の麻疹を含むワクチンの2回の予防接種率が95%以上であることなどで定義されます。2年前から、1歳での接種に加え、小学校入学前の幼児全員に対するMRワクチンの接種が始まりました。 対象となった皆さんは、行政の広報に従い、接種されたことと思いますが、それ以上の学年の児童に対しては今年から5年間の経過措置として、中学一年生と高校三年生でMRワクチンを接種することになりました。 過去に、麻疹と診断された、あるいは風しんと診断されたにかかわらず、MRワクチンを使って100%のこどもに免疫を与えるというのがこの5年間の経過措置の特徴です。日本でも数年前に沖縄で大きな流行があり、2000名のこどもが発症し、8名の尊い命が奪われました。 海外では最近、中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区で麻疹の流行があり、1万1千人のこどもが麻疹にかかり、21人が亡くなりました。 毎年冬になると流行するインフルエンザでもこれだけの高率で人が亡くなることはありません。 麻疹は今でも人の命を奪う病気であることは間違いのないことです。 今年も神奈川県、東京都、札幌市などで麻疹の流行がみられます。 流行の主体は、10~19歳のこどもです。 ワクチンをすることにより95%以上はウイルスが仮に体に入ったとしても発症することから免れることができます。 5月から函館市では、中学生は学校での集団接種、高校生は保健所での集団接種となります。 北斗市では、北斗市内の医療機関で個別接種により行われます。 夏休み前までに接種が終わるよう、時間を調整してください。なお接種にあたり、保護者の署名があれば、保護者の同伴は必要ないとされています。詳しくは各市町村にお問い合わせください。 |








