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男性の性(7)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
私は現在、北斗市(旧上磯町飯生)で開業5年目になりますが、上磯町出身の歌手に三橋美智也がいます。年配の方はご存知だと思いますが、1950〜60年代には伸びやかな高音が魅力の超人気歌手で、ミリオンセラー18枚(民謡1曲を含めると19枚)、生涯売り上げレコード枚数1億600万枚(2005年現在この日本記録はまだ破られていないそうです)、民謡や三味線の師匠としても知られ、弟子に細川たかしがいます。
当時のレコード市場規模は現在の10分の1程度だったそうなので、このレコード売り上げ記録は驚異的・超弩級といえます。1970年代後半には、ラジオのディスクジョッキーが人気を呼んで『ミッチーブーム』が起き、“それにつけてもお菓子はカール”のCMソングを歌い、40歳代後半に第2の人気のピークを迎えました。
私生活でも再婚して子宝に恵まれ幸福な時期だったようですが、晩年は妻からの家庭内暴力に耐えかねて家出し大阪のマネージャー宅に居候していたそうですから、国民的大歌手の最晩年はあまり幸せではなかったかもしれません。1996年、65歳で没。4ヶ月前のこの欄で、『女性の閉経に相当するような生殖・ホルモン的転換点は男性にはないのだろうか?』と書きましたが、最近男性でも加齢性腺機能低下症候群という概念が提唱され臨床的にも重要となっています。加齢とともに生じる、性欲・勃起能の低下、内臓脂肪の増加、骨粗しょう症などの身体症状や、抑うつ・疲労感・短気、不眠、知的活動力・認知力低下などの精神症状の何割かが男性ホルモンの低下と関連している、という考えです。
血中の男性ホルモン(テストステロン)は加齢とともに徐々に低下しますが、以前は測定方法が統一されておらず、また日本人での大規模調査で加齢による血中総テストステロン濃度の低下が認められなかったため、他の先進国に比べ日本人男性は“老いてますます盛ん”という風説が流れたこともありました。
しかし最近、総テストステロンではなく、生体内で活性のある遊離型テストステロンが測定可能になると、日本人男性も加齢ととも徐々に男性ホルモンが低下していることが明らかになってきました。晩年の三橋美智也が妻から受けた家庭内暴力の原因あるいは誘因が、この加齢性腺機能低下症候群だったとすれば、適切な治療を受けることによって、もっと幸せな夫婦生活・家庭生活が送れたのでは?と思います。(つづく)
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無料送迎バスや食事サービスなど快適で効率のよい医療サービスを提供

JR大中山駅から徒歩約10分、函館新道大川インターにほど近い三木内科泌尿器科クリニックは昨年開設10周年を迎えた。七飯町では初めてとなる人工透析治療施設であり、開設当初からドア・ツー・ドアの無料送迎を実施しており、北斗市や森町、函館西部地区などから通っている患者も多い。現在、送迎バスは10台所有し、身体的、家庭的事情などで通院が困難な患者などが利用している。開設当初は透析ベッド数20床でのスタートであったが、3度の増改築工事を経て、現在は70床まで増床した。院内はバリアフリー対応であり、車いす対応トイレやストレッチャー対応エレベーターなどを設置。人工透析室は大きな窓を施すなど明るい環境となっており、各ベッドには液晶テレビを設置するなど快適で安心して治療が受けられる院内環境を整えている。三木敬也院長並びに渡邊伸一郎副院長は日本泌尿器科学会と日本透析医学会に所属し、泌尿器科、腎臓内科の専門性を生かした診療のほか、高血圧や糖尿病などの生活習慣病をはじめとする一般内科、湿疹などの皮膚疾患など、日常の疾患に幅広く対応している。「透析治療では患者さんにやさしい最新鋭の機械を使用し、患者さん一人ひとりに合わせた治療を実施しています。ブラッドアクセス(内シャント)の評価をきちんと行うことにより透析効率を良好に保つことに努めています。また合併症の予防と早期発見、治療に全力を注いでおります」と、三木院長は話されていました。シャント不全に対しては外来でのPTA(血管内に風船付きカテーテルを入れて行う血管拡張術)やシャント再建を積極的に行っており、PTAの手術は年間70~100例実施し良好な治療成績を得ている。デジタルレントゲンシステムをはじめ尿流量測定装置、膀胱鏡、超音波診断装置(腹部エコー・甲状腺エコー・心エコー・血管エコー)、ホルター心電図など各種検査機器を整えている。また腎機能低下を防ぐ目的から管理栄養士による食事指導を実施しているほか、透析患者には食事サービスも行っている。昨年12月からは柔道整復師による整体マッサージを始めるなど、より快適な医療サービスを提供している。「今後も、日常生活にさまざまな制約を伴う透析患者さまに、より質が高く、快適で効率のよい医療が提供できるよう努めていきます」と、三木院長は話されていました。
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急な下肢の腫れ

函館も気温が上がってきて晴れた日には屋外で過ごしたり、作業したりすることが増えると思います。そこで注意したいのが急な下肢の腫れです。下肢が腫れる病気は沢山ありますが、今回のキーワードは2つです。まず長時間の同じ姿勢です。例えば家庭菜園でしゃがんだままの作業やほとんど歩かないままで立ちっぱなしの場合です。長距離の車の運転も当てはまります。次は脱水です。何時間も水分補給していない場合や屋内外を問わず気温が高い時です。このような状態の後に急に発症することがあるのが下肢静脈血栓症です。静脈という血管の中で血液がうっ滞して血栓(血の塊)で出来る病気です。血液が下肢から心臓に戻りにくくなることで急に下肢が腫れるのです。特徴は3つあります。第一は急に起こること、第二に片方の下肢の腫れ、そして第三は痛みです。大抵発症は急で、何日の何時頃からと言えます。何週間も前からということはありません。また両下肢が同時に腫れることは稀で、他の人に後ろからふくらはぎを見てもらうと左右差がはっきりわかります。血栓の出来た範囲によっては大腿部まで腫れてきます。そして痛みはふくらはぎに多く感じられ、正座するように膝を曲げると違和感や痛みが増します。この病気の合併症には生命に関わる肺血栓塞栓症があり、エコノミークラス症候群とも言われます。まず正確に診断することが重要で、専門科は心臓血管外科や循環器内科です。もし整形外科を受診する場合は下肢が腫れるまでの経過をしっかり説明しましょう。
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ドライアイ

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
先日ドライアイセミナーに参加する機会があり、有意義な時間を過ごしてきました。ドライ=乾燥、アイ=目。目の表面が乾く病気がドライアイです。涙の量が不足していれば当然潤いませんが、量が十分でも、目の表面に涙が均一に安定しないと、まばたきの間隔に間に合わず乾燥してしまいます。それぞれの病態に合った治療法や薬剤を選択することで症状の改善が期待できます。目が疲れる。目がごろごろする。目が乾いた感じがする。目に不快感がある。目がヒリヒリ痛い。目が赤い。朝、目が開けにくい。目がくしゃくしゃする。白っぽい目ヤニがでる。なんとなく見づらい。時々かすんでみえる。最近、少し視力が低下したようだ。これらの症状がドライアイ研究会のホームページに記載されています。http://www.dryeye.ne.jp心当たりのある方は、一度、近くの眼科を訪ねると良いでしょう。
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身体も冬を迎える準備をしましょう

Text by 望ヶ丘医院 藤崎 志保子
今年ももうすぐ雪の季節になります。これからの数ヵ月間は、病気の世界も冬模様に変わります。その代表格がインフルエンザです。インフルエンザは、せき、鼻水、高熱、頭痛、関節痛などの症状が出ますが、肺炎、中耳炎、熱性けいれんなどを合併し、重症化する危険性が高く、死亡する場合もあります。小児のインフルエンザで問題となっている脳症などは発熱後数時間で発症することがあり、ひとたびなってしまうと高率で後遺症を残したり、亡くなったりします。また、流行がはじまると短期間で多くの人が巻き込まれるのもインフルエンザの特徴です。予防の基本は、インフルエンザワクチンを接種することです。最近の10年間で流行したウイルス株は予測とほぼ一致しており、効果は十分に期待できます。ワクチンを接種することで重症化を防ぐ効果もあります。ワクチンを受けないでインフルエンザにかかった70%から80%の人は、ワクチンを受けていればインフルエンザにかからずにすむか、かかっても症状が軽くてすむということは証明されています。特に高齢者や乳幼児、慢性疾患の方などインフルエンザにかかると重症化する人は、積極的に主治医の先生と相談をして流行が始まる前にワクチンを受けて下さい。また、その人たちと接触する機会の多い人たちも積極的にワクチンを受けることをお勧めします。ワクチンが効果を有効に持続する期間は約五ヵ月間ですので、毎年受けることをお勧めします。アレルギーのある人や妊婦さんでも受けられる場合がありますので、主治医の先生に相談してください。今年はSARS(重症急性呼吸器症候群)がインフルエンザと同時に流行する可能性もあり、WHOも積極的にインフルエンザワクチンの接種を受けることを勧めています。遅くても12月中旬までに接種をすませましょう。
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