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コラムを読む

白内障

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
白内障は、目の中の「水晶体」が濁る病気です。おおまかに、加齢によるものとその他の白内障に分けられます。圧倒的に多いのが加齢性の白内障で、早ければ40歳代から始まり、70歳ではほぼ全員に白内障がみられます。「水晶体」はカメラのレンズに相当する器官のため、これが濁ることによりまぶしく感じる、明るいところで見づらい、逆に暗いところで見づらい、霧がかかったようにぼやける等の症状が現れます。ただ視力に関しては、濁り方の違いにより初期から視力が下がるタイプや、進行しても視力が良いタイプまでさまざまです。「白内障です」と言われたら、何もせず経過観察するか、点眼薬または手術による治療を選ぶことになります。点眼薬は進行を遅らせる効果は期待できますが、決して進行を止めるものではありません。各自の日常生活において不便を感じるようになったら手術を考える時期です。
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それはもしかして胆のうや膵臓(すいぞう)の症状ではありませんか?

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
みぞおちあたりの痛みや不快感は誰もが一度は経験したことのある症状だと思います。そんな時、皆さんはどこが悪いと考えますか?「胃の調子が悪い」と考える方が大多数だと思いますが、本当のところはどうなのでしょうか?病院で胃カメラ検査を受けた結果、胃炎や胃潰瘍など目に見える(この場合は胃カメラで見える)病気が見つかる人もいます。一方見た目に何も異常がない場合は、胃腸運動の機能的なアンバランスからくる「機能性胃腸症」(いわゆる神経性胃炎)という診断名になることが多くなります。しかしみぞおちの症状の場合、ここで超音波検査(エコー)を追加して行うと胆のうや膵臓などに異常が見つかる人もいます。そしてそのような方たちの中には「自分は胃が弱いから」と長年思いこんでいた方が意外に多いのです。人間の体の中で胆のうは胃よりも右側、膵臓は胃よりも背中側にありますが、近接していて同じような場所に症状がでるために上記のようなことがおこります。胃の病気の方が世間一般にはなじみが深いため、病院に行って胃カメラ検査だけを受けて「どこも異常ないですよ」と言われ、なんとなくすっきりしないままうやむやになってしまうことが多いのが実情です。胆のう癌、膵臓癌は癌の中でも特に予後不良でいずれも近年増加傾向にあり、早期発見は大変重要です。また胆石症や膵炎も重症例では生命の危険があるだけでなく、癌を合併する危険性が高まる疾患のため軽視は禁物です。これらは胆のうや膵臓の代表的疾患であり他にも様々な疾患があります。診断は超音波検査と血液検査を組み合わせて行い、異常が見つかればさらにCT・MRI検査なども行われます。必要に応じて精密検査として超音波内視鏡やERCPと呼ばれる特殊な内視鏡検査を行ったり、同時に内視鏡的に治療まで行う場合もあります。このように、みぞおちに症状がある場合は必ず専門医を受診して胃カメラと超音波検査の両方を受けることが大切です。
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眉間から瞼(まぶた)のたるみ ~眉下切開(まゆしたせっかい)方法~

40才頃の眉間の表情皺(シワ)などの小シワの治療方法は、短時間で行えるボトックスビスタ注射治療(5~8万円程度)を行います。また、その時期から上瞼が下がり気味になってきますが、上瞼のたるみが気になってきたときの治療には埋没法ですが、昔の目の感じに戻したい方には、最近は、眉下切開(30万円程度)を行います。この治療は眉の下や眉の中で切開する治療法で、女性は眉毛のラインを自分でデザインするので傷跡を目立たなくすることもでき、従来の瞼のたるみ治療の方法をするより、若い時の目のような自然な感じに近くなります。6カ月程度の効果を期待する方は、各種フェイスリフトなどがあります。治療方法の選択は専門医と充分相談してお決めください。各種治療方法は自費診療となります。
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コレステロールについて

食生活が豊かになり、コレステロール値の高いことを心配する人が増えています。
高コレステロール血症が心筋梗塞や脳卒中の危険因子であることは、すでに確立された事実です。
肥満や運動不足から血中コレステロール値が高くなると、動脈硬化が引き起こされ、心臓(冠動脈)や脳(脳動脈)の血管が詰まることになります。
日本人の死亡原因の2、3位は、これらの疾患ですから、何か特別に不摂生な生活をしている人にだけ起こる、自分とは無縁な病気と考えるわけにはゆきません。
コレステロール値や中性脂肪の増加が比較的若い人たちにも見られるようになり、動脈があちらこちらで細くなってる人が増加しているのですから。コレステロールの正常値は220mg/dl以下とされていますが、低ければ低いほど冠動脈疾患の危険度は低くなるとわかってきました。
血液に含まれるコレステロールの20%は食べ物由来で、80%は肝臓で合成されたものです。
コレステロールが高い場合には、まず、食事療法(卵、バターを減らし、野菜を多く食べる)と運動療法(朝夕に20分程度速く歩く)を行いますが、動脈硬化の危険因子の多い人は、コレステロールがあまり高くないうちに薬で治療を開始することが必要です。
家族性高コレステロール血症の場合には、遺伝子の持ち方で、300mg/dl以上の高コレステロール血症になる場合もあり、食べ物のせいばかりでコレステロールが高くなるとは限りません。最近、コレステロールや中性脂肪を下げる薬には、これらを下げる作用だけではなく、血管壁に直接働く抗酸化作用や抗炎症作用があって、動脈硬化の進行を止める働きもあることがわかってきました。
薬を飲むことに抵抗を感じるのは自然ですが、250mg/dl以上で、食事に気をつけても低くならず、ストレスに感じる時には、薬物療法も利点が多いので勧めています。
血管に張り付いた脂肪がやわらかいうちなら、はがれてきれいになることもあるので、健康診断などで異常を指摘されたら、放っておかないようにしてください。
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目の現代病『加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)』

Text by 藤原眼科 藤原 慎太郎
こんな風に見えてませんか?
加齢黄斑変性の症状は、視野の中央がよく見えない、歪む、暗く見えるなどです。
最初は片方の眼に起きて程度も軽いために、見過ごしていることも少なくありません。
しかし徐々に、病型によっては急速に視力が低下してしまいます。
通常、中心以外の視野は保たれ全く光を失ってしまうことはありませんが、見たいところが見えず読みたい文字が読めないというとても不便な状態になってしまいます。
欧米では中途失明原因のトップが加齢黄斑変性です。
日本でも高齢化や生活様式の変化などのためか、この病気が急増しています。
患者さんのほとんどは六十歳以上で喫煙者、男性に多いという特徴があります。網膜のなかで一番重要なのは黄斑
黄斑とは網膜の中央にある物を見るために一番重要な部分です。
ものの形、大きさ、色、立体性、距離などの光の情報の大半を識別しています。
どうすれば早期に発見できますか?
格子状の表を使い片目で見る習慣をつけるのが一番簡単な方法です。
字が読みにくい、見る中心が暗くなる、細かい線が歪んで見えるという症状に注意しましょう。
加齢黄斑変性の種類は?加齢黄斑変性には二つのタイプがあり、視力の経過や治療手段が異なります。1.萎縮(いしゅく)型
黄斑の組織が加齢とともに萎縮してくるもので、加齢黄斑変性の多くはこのタイプです。症状の進行はゆっくりです。2.滲出(しんしゅつ)型
黄斑を中心に出血と滲出物がみられます。萎縮型よりも進行が早く、異常な血管の成長とそこからの出血や滲出物により症状が悪化していきます。どのような治療法がありますか?
病気の進行度や重症度、また病型によって治療法はいくつかあります。
滲出型に対しては血管の異常な働きを抑える薬剤を注射する「薬物療法」、光に反応する薬剤を投与しレーザーを病変部に照射する「光線力学療法」などがあります。
詳しくは眼科医におたずねください。
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