
- 症状で探す
- 病院名で探す
- 診療科目で探す
- 地図で探す
- キーワードで探す
背中
自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
函館市・七飯町・北斗市
|
その他の道南地方
|
医科の診療科目 |
歯科の診療科目 |

メタボリックシンドロームと目Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
最近メタボリックシンドロームという言葉をよく聞くようになりました。太っている人のことを「メタボだね」と略する言い方が定着していますが、では、メタボって何でしょうか?肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満―特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)―が原因であることがわかってきました。
このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』といい、何でも横文字にするのは日本人の悪い癖ですが、簡単に訳すとメタボリック【新陳代謝】、シンドローム【症候群(=病気の集まり)】という意味です。これらの病体は目にも色々な病気を引き起こします。特に眼底に出血を来して、目がかすんで視力が低下してしまうことが多いのです。 例えば、高血圧では眼底に出血や白斑(はくはん=白いしみ)、視神経の浮腫(ふしゅ=腫れ)を起こす高血圧網膜症(こうけつあつもうまくしょう)を来します。 高脂血症は眼底の動脈硬化を来すため、隣りを走っている静脈を圧迫して血がしみ出してしまう病気、網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)を起こすこともあります。 この病気になると、ある日突然視力が低下して、目の前の半分くらいが暗くぼやけるようになってしまいます。 一番怖いのは糖尿病でしょう。 糖尿病でもやはり出血や白斑を来しますが、目の中間部に出血する硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)を起こして突然見えなくなったり、網膜の上にクモの巣のような膜が張ってくると網膜剥離(もうまくはくり)を起こしたりして放っておくと失明することもある状態にまでなることがあります。内科の先生の所に行く前に、目がかすむと最初に眼科にお見えになる例も多々あります。 そういう場合、すぐに内科と連携を取って治療しなければなりません。 |
目の現代病『加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)』Text by 藤原眼科 藤原 慎太郎
こんな風に見えてませんか?
加齢黄斑変性の症状は、視野の中央がよく見えない、歪む、暗く見えるなどです。 最初は片方の眼に起きて程度も軽いために、見過ごしていることも少なくありません。 しかし徐々に、病型によっては急速に視力が低下してしまいます。 通常、中心以外の視野は保たれ全く光を失ってしまうことはありませんが、見たいところが見えず読みたい文字が読めないというとても不便な状態になってしまいます。 欧米では中途失明原因のトップが加齢黄斑変性です。 日本でも高齢化や生活様式の変化などのためか、この病気が急増しています。 患者さんのほとんどは六十歳以上で喫煙者、男性に多いという特徴があります。網膜のなかで一番重要なのは黄斑 黄斑とは網膜の中央にある物を見るために一番重要な部分です。 ものの形、大きさ、色、立体性、距離などの光の情報の大半を識別しています。 どうすれば早期に発見できますか? 格子状の表を使い片目で見る習慣をつけるのが一番簡単な方法です。 字が読みにくい、見る中心が暗くなる、細かい線が歪んで見えるという症状に注意しましょう。 加齢黄斑変性の種類は?加齢黄斑変性には二つのタイプがあり、視力の経過や治療手段が異なります。1.萎縮(いしゅく)型 黄斑の組織が加齢とともに萎縮してくるもので、加齢黄斑変性の多くはこのタイプです。症状の進行はゆっくりです。2.滲出(しんしゅつ)型 黄斑を中心に出血と滲出物がみられます。萎縮型よりも進行が早く、異常な血管の成長とそこからの出血や滲出物により症状が悪化していきます。どのような治療法がありますか? 病気の進行度や重症度、また病型によって治療法はいくつかあります。 滲出型に対しては血管の異常な働きを抑える薬剤を注射する「薬物療法」、光に反応する薬剤を投与しレーザーを病変部に照射する「光線力学療法」などがあります。 詳しくは眼科医におたずねください。 |
怖い脂肪肝もありますよ!Text by はら内科クリニック 原 信彦
忘年会のシーズンに突入ですね!宴会料理の後に2次会・3次会、最後に締めのラーメンですか?あれ?春の健康診断で何か引っかかっていませんでしたか?健診の採血で『肝機能が軽度の上昇有り。日常生活には支障ありません』とされた方はいませんか?病院受診はしましたか?…通常、病院で肝機能障害の受診をすると肝炎ウイルスの検査を行います。異常がなければ免疫異常の肝炎や薬剤性の肝炎、アルコールの飲み過ぎによる肝炎等をチェックしますが、見つかるものの中で最も多いのが脂肪肝と呼ばれるものです。肝臓には、3%程度の脂質(中性脂肪・コレステロール・リン脂質など)が含まれていますが、特に中性脂肪が過剰に蓄積されると脂肪肝と呼ばれます。検診時での脂肪肝の割合ですが、15年ほど前は1割程度でしたが、4〜5年前からは、2割程度に倍増しています。脂肪肝はアルコールを飲む人のタイプとアルコールを飲まない人のタイプに分かれます。アルコールを飲まない人のタイプの脂肪肝ですが、多くは単純性脂肪肝と言われる食べ過ぎ・肥満による肝機能の異常です。「何だ、単なる食べ過ぎか?」〜なんて放っておくと、実はNASH(ナッシュ:Non-AlcoholicSteatoHepatitis:非アルコール性脂肪性肝炎)という怖い脂肪肝も隠れています。単純性脂肪肝が非進行性であるのに対してNASHは知らないうちに肝炎から肝硬変へと進行していきます。アルコールを飲まないから大丈夫、そのうちダイエットして痩せれば治るから…と思って放置すると大変なことになってしまいます。統計的にはNASHは閉経後女性・肥満・糖尿病・高脂血症の方に多いとされています。治療方法も食事療法・運動療法が基本で薬物治療では残念ながらなかなか改善しません。問題点は、単純性脂肪肝もNASHも症状がないことです。これが治療の動機づけを難しいものにしています。NASHは近年増加はしていますが脂肪肝のほとんどが単純性のものです。きちんと腹八分・適度な運動を心がけ、健診で引っかかった方は症状が無くても病院でフォローを受けるようにしていけば大丈夫ですね。
|
ドライアイのあたらしい治療Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
10秒以上まばたきをしないで目を開けていられますか?開けていられない人は、ドライアイの可能性があります。ドライアイは目が乾くことによって疲れやすい、なんとなく見づらい、不快感があるなどのさまざまな症状が現れる病気です。目が乾く原因には、涙の量が少ないため量は充分あるにもかかわらず涙の質が悪いための2つのタイプがあります。健康な目の表面(角膜)は涙の層できれいに覆われていますが、涙の質が悪いドライアイでは短時間で涙の層がくずれて角膜が露出してしまいます。今までは涙の量を補ったり傷を治す治療が中心でしたが、最近ムチン(涙の水分を角膜上に保持するのに大きな役割を果たしている物質)の分泌を増やす点眼薬が処方できるようになり、新たな効果が期待されます。
|
高血圧の薬はやめられる?Text by 榊原循環器科内科クリニック 榊原亨
診察室でしばしば聞かれる質問です。あるいは、「高血圧の薬は飲み始めたらやめられないから飲みたくない」と言われます。どうでしょうか?高血圧の治療の目的を思い出してもらうと良いです。最終の目的は脳梗塞や心筋梗塞にならないように、つまり動脈硬化した血管が詰まって、臓器に血液が流れなくなることがないようにすることです。血圧が高いと血管が詰まり易くなるので、血圧を低く保つようにします。それで体重を適切に保ったり塩分を少なくしたり、生活習慣の改善を勧めます。血圧が160/95でも、「明日脳梗塞になる」わけではありません。でも10年後までには100人のうち8人が心筋梗塞を起こしたり、脳梗塞で半身まひになったりするのです。では生活習慣病の改善を試みても血圧が下がらない場合にどうするか?薬を飲んで血圧を下げてもらうことになります。「薬をやめた人がいないか?」と聞かれると、少ない人数ですがいます。①急に太った後に血圧が高くなったのですが、「薬を飲み始めたのがショックだった」そうで、体重を減らして数種類必要だった降圧薬がゼロになりました。少し経過を見ましたが、もう血圧が上がってこなかったので自己管理することにした人がいます。②最初から軽症の高血圧で減塩食にしてもらうと、次第に血圧が下がり薬をやめることができた人もいます。減塩でも上の血圧が10くらいは下がります。③診察の時には緊張するために血圧が高くなりますが、家庭で自己測定してみると正常血圧であった人も薬は飲みません。ひじで測る血圧計の場合には、正しい測定法であれば診察室の血圧より家庭血圧を参考にします。「160/95前後の高血圧なら20%の人で薬をやめられる」そうですが、血圧が高くなればなるほど中止は難しくなります。長い間高血圧を放置すると血管も硬くなるので、治療しても血圧が下がりにくくなります。血圧をただ下げるのではなく脳梗塞などの大病を防ぐのが最終目標だと理解してください。そうすることで将来の寝たきりや認知症になる可能性を少なくすることができるのです。
|








