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コラムを読む

マイボーム腺機能不全

Text by 江口眼科病院 大橋 和広
よくならない異物感、目の周囲のかゆみ、ドライアイ、その症状「マイボーム腺機能不全」かもしれません。マイボーム腺は、まぶたの縁にある油の工場で、涙の成分に油を加えて、涙の蒸発を防いでいます。ですので、この機能が落ちると涙が蒸発しやすくなり、ドライアイになります。また、油の出口が詰まると、ばい菌がついたり、ただれがおきて目の不快な症状を引き起こす可能性があります。このようなことを防ぐためには、マイボーム腺を日頃からケアする必要があります。簡単な方法として、やけどしない程度に電子レンジなどで1分ほど温めた蒸しタオルをまぶたの上から数分間あてる方法があります。この際に軽くまぶたをマッサージするとなお効果的です。眼の健康のために、お肌だけでなくマイボーム腺のケアもしてみませんか。
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粉瘤

顔面、頚部、肩、背中などに日常よくできるできものとして粉瘤という皮膚の病気があります。触ると少し弾力性のある皮膚の下のしこりで、大きさは直径0.5~5cm様々です。強く押すとかゆ状の臭い内容物が出てきます。顔面の場合、気になるしこりで触っていると炎症が起き化膿して発赤、熱感、痛みを生じます。原因は毛穴がふさがって皮脂腺が袋状に膨らみ皮脂や角質などが詰まったためですが、それが臭いにおいを放ちます。治療は抗菌剤、消炎鎮痛剤では完治出来ませんので、しこりが炎症を起こす前に外科的に皮膚の下のしこりを袋ごときれいに取り除きます。傷跡も目立ちません。炎症が起こって赤くはれ上がっていう時には、まず、腫れあがったブヨブヨした中心部をメスで切って排膿させ、痛みを治め、抗菌剤、消炎鎮痛剤を内服していただき、炎症が落ち着き小さく限局したしこりの部分を切り取ります。炎症が起こってからの治療は時間がかかり傷跡も目立つことが多く、また、治療を中途半端で中止すると、再発したときにより大きなしこりが出現することがありますので、専門医の指示に従ってください。特に顔面などでは炎症がないしこりの状態で治療を受けましょう。治療期間は炎症のない粉瘤を摘出する場合は1週間程度ですが、炎症が起こってからでは2週間以上かかります。治療は健康保険にて行います。詳細は形成外科の専門医にご相談下さい。
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色覚異常について

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
先天色覚異常の割合は男子で約20人に1人、女子では約500人に1人といわれております。日本眼科医会の平成24年の調査によると、色覚異常の中高生の2人に1人が異常に気がつかないまま進学や就職時期を迎え、6人に1人がなんらかのトラブルを経験していました。小学校では、平成15年度から色覚検査が全員にではなく、希望者にのみ行われるようになっているためです。色覚異常があるからといって、決して白黒や灰色の世界を見ているのではありません。いくつか区別しにくい色の組合せ(たとえば赤と緑)があるというだけですから、通常は運転免許も問題なく持てるし、日常生活でもほとんど困ることはありません。5月に入り、学校健診が行われる時期になりました。色覚異常の場合は、それを自覚することで色の間違いを減らすことができ、また、トラブルを防ぐことが可能になりますので、学校健診では検査を受けることをおすすめします。
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乳房の検査はどうしたらいいの?

Text by 北美原クリニック 早川 善郎
今年から、函館市の対策型乳がん検診は、マンモグラフィーのみの検診が推奨となりました。視触診があるためにためらっていた人や忙しくて時間のなかった人には、気軽に受診することができるかもしれません。受診者の多くは、検診でほとんどの異常が分かると思って受けにきます。しかし、全ての人がマンモグラフィーだけで乳がんはわかるのでしょうか?マンモグラフィーは、乳がんの発見には非常に有用な検査法ですが、人によって利点・弱点があります。乳腺の密度が薄い・乳腺組織が少ない人は、マンモグラフィーだけで小さな乳がんもはっきり分かります。しかし、高濃度乳腺と言われる、乳腺の密度が濃い・乳腺が発達した乳房の人は、マンモグラフィーでは真っ白に写ってしまうため乳がん(しこり)があっても正常の乳腺との判別が難しくなる場合があります。特に日本人は、この高濃度乳腺の人が多く、50歳以下では、半数以上の人がこれに相当します。マンモグラフィーだけでは判断できない人がいることは、通常の検診では時々遭遇することです。乳がんの発見には、もう一つ検査法があります。それは、超音波検査(エコー検査)です。特に、高濃度乳腺でマンモグラフィーでは分かりにくい人には超音波検査が有効です。しかし、通常の対策型乳がん検診には超音波検査は入っていません。超音波が検診に必要であるというデータがまだ少ないことや、検査に手間がかかること、費用がかかることなどの理由のため、超音波検査はオプション検査になっています。自分の乳房がどのような状態なのか?マンモグラフィーだけで大丈夫なのか?自分には何が適した検査法なのかを知っておくことは重要です。高濃度乳腺の人は、自己負担にはなりますが、超音波検査も併用した方がより確実な検査法と言えます。
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糖尿病の兆しがありませんか? ~糖負荷試験のすすめ

Text by はら内科クリニック 原 信彦
春の健康診断の時期ですね!お花見・ジンギスカン・ゴールデンウイークの旅行など忙しかったあなた!健康診断は、いかがでしたか?特に糖尿病の血糖値やHbA1cにチェックのついている方はいませんか?糖尿病の兆しがあると曖昧にせず、この際、はっきり白黒つけた方が、今後の心構えや対処に役立ちます。糖尿病・予備軍の方と、正常な方では、高血圧やコレステロールの治療の基準値が異なってきます。また、糖尿病の場合使いにくいお薬もあります。そんな方におすすめなのは、ブドウ糖負荷試験です。この検査で糖尿病なのか境界型糖尿病(予備軍)なのか、正常なのかを確認してみましょう。検査は、内科であればどこでもできる簡単な検査です。早朝空腹で採血・尿検査を行い、その後75gのブドウ糖の入った甘い水を飲みます。飲んでから、30分、1時間、2時間後にそれぞれ採血を行います。正常な方は、飲んで30分すると血糖値が上がってくるのですが、30分~1時間をピークに、2時間たつと血糖値は、140mg/㎗以下に低下してきます。糖尿病初期の方は、空腹の時の血糖値は、正常なことが多いのですが、血糖値を下げるインスリンというホルモンが不足したり、その働きが悪くなっているため血糖値は下がりにくくなります。そのため、30分・1時間と、血糖値が上がり続け、2時間後には200mg/㎗を超えてしまいます。予備軍の方はその中間で、一度上がった血糖値が、上がり続けないものの、下がりきれない状態になります。このように、糖分を負荷した血糖値の反応をみて①糖尿病②予備軍③正常だけど糖尿病になりそうな状態④正常者―を判定します。特に家族に糖尿病がいる方、血圧やコレステロールの高い方で、血糖値やHbA1cが基準値を超えたときは、確認してみてはいかがですか?
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