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自覚症状が出てからでは遅い

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
眼科の目標は視覚障害を防ぐことですが、現在、すべてを治せるわけではありません。今回はその中の一つ、糖尿病網膜症についてです。糖尿病を発症すると血糖値が高くなり、血管の壁が障害されます。血液循環が悪くなり、網膜の細胞に必要な酸素や栄養が不足します。さらに、老廃物の回収が滞ります。初期の単純網膜症から中期の前増殖網膜症、末期の増殖網膜症へと進む過程で、自覚症状が出るのは末期になってからです。増殖網膜症では眼球の内部構造が変化しているため治療しても完全に元通りにはならず、何らかの後遺症が残ることがあります。そのため、自覚症状がでる前のできるだけ早くからの加療が必要です。自覚症状がある人、健診で高血糖を指摘されたのについつい内科に行きそびれている人、内科での治療を中断してしまった人、血液検査を何年もしていない人はできるだけ早く受診しましょう。「糖尿病が疑われる人」は国内で約1,000万人と推計されています。
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間違ったコンタクトレンズの使い方

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
最近は、多種多様なコンタクトレンズ(以下CL)が発売され、装用開始する年齢も若くなってきました。CLは、メガネに比べて視界も広く、見た目も自然で大変便利な物ですが、使い方を間違うと重症な感染を起こし、失明につながる怖い一面もあります。以下のNG項目をチェックして安全に装用しましょう。NG①「装用時間は適当、使い捨てタイプも期限を守らず使っている」1日10時間位で外しましょう。CLに覆われている角膜(黒目)は、酸素不足になりやすいのです。ましてや期限を過ぎたCLは汚れがいっぱい!汚れが原因で角膜に傷がついたり、アレルギー性結膜炎になったり、病気になることばかりです。NG②「外れたハードCLは、ちょっとなめて目に入れる」口内にはいろいろな雑菌が存在しています。それを目に入れてしまうことになり、感染のもとです。NG③「外すのが面倒で、つけっぱなしで寝ている」角膜の酸素不足が続くと角膜が剥げたりします。本当に痛いです。その傷から感染すると、重症な眼内炎となり、急激な視力低下を引き起こします。失明の危険性もあります。絶対にやめましょう!NG④「CL外したら、すぐにケースに入れている」洗った清潔な手で、ケースの保存液も取り換え、CLもよく洗ってからケースに入れます。つける時に洗うのではなく、外した時に洗うのです。外した後に洗わないと、ケースの中は細菌だらけ。細菌に浸されたCLをつけていることになります。NG⑤「使い捨てコンタクトはもっぱらネットで購入している」CLは心臓に埋め込むペースメーカーと同じ「高度管理医療機器」です。CL購入時には毎回必ず医師の診察後の処方が必要とされています。眼鏡との大きな違いは直接目の表面に触れるのでいろいろな危険性も伴います。眼科医の診察を定期的に受け、自分の目の形、サイズ、度数など適したものを選んでもらって下さい。
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メタボリックシンドロームについて

Text by 小笹内科医院 小笹 明
2005年4月に内科系8学会でメタボリックシンドロームの診断基準が作成されました。腹囲〈リラックスした状態で、お臍(へそ)のある位置から水平にメジャーをまわして測ります〉が男性では85cm以上、女性では90cm以上を必須項目として、血清脂質(中性脂肪が150mg/dl以上かHDLコレステロールが40mg/dl未満)、血圧(収縮期血圧が130mmHg以上か、拡張期血圧が85mmHg以上またはその両方)、血糖値(空腹時血糖値が110mg/dl以上)の3項目の内2項目があるとメタボリックシンドロームと診断され、将来、動脈硬化を起こし、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞になる可能性が高くなります。また、メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群とも言われています。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて蓄積されやすく、エネルギーを消費することで解消されやすいという特徴があります。このことから、体を動かして内臓脂肪を使ってしまうことがメタボリックシンドロームを解消する良い方法です。さらに、食べ過ぎや飲み過ぎなど、食生活の改善にも気をつけることが必要です。
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高齢者って、何歳?

世界保健機構WHOの定義では、65歳以上を高齢者と呼びます。近年、日本の高齢における心身の健康調査からは、20年前と比較して、加齢による衰えが、5~10年遅くなった「若返り」現象がみられました。世論調査でも、70歳以上を高齢者と考えると言う意見が多かったそうです。そうは言っても、寄る年波には勝てませんから、身体が次第に弱っていくのは避けようがありません。「要介護」状態に陥る原因としては、第一位が「認知症」、「脳卒中」、「高齢による衰弱」、「転倒・骨折」、「関節疾患」と続きます。脳卒中のように、突然、健康寿命が終わってしまう場合もありますが、「いくつかの病気が重なって、次第に不調がつのり、だんだん要介護になっていく」という場合が多いと思います。「要介護」の前段階と言える心身の弱った状態をフレイル(脆弱・もろい)と言います。フレイルには、三つのタイプがあります。①加齢と運動不足で、筋力が衰えて転倒しやすくなる「身体的フレイル」。②うつ病や認知症による「精神・心理的フレイル」。そして、③社会的問題等で、引きこもり、ストレスに弱くなった「社会的フレイル」です。身体的フレイルのチェックは、体力テストです。世界17ヶ国15万人を4年間追跡調査した結果では、握力の弱い人で死亡リスクが大きくなるそうです。握力が5㎏低下する毎に死亡リスクが16%上昇すると言うことです。握力計がなければ、簡単にできるのは、開眼片足立ち検査でしょう。目を開けて、片方の足で立ちます。挙げた足を着いたり、ケンケンしたりすると終了です。2回やって、良い方が自分の記録です。65歳の平均は、50秒です。足の筋力とバランスを同時にテストできます。握力も片足立ちの時間も、トレーニングで変えられます。自分の未来や寿命を変えられるのかもしれないのです。まずは、けがをしないように、周りを片付けて、片足立ちしてみてください。
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加齢黄斑変性症(かれいおうはんへんせいしょう)に対する新しい治療法について

Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
加齢黄斑変性症は欧米諸国では高齢者の主な失明原因となっています。一方我が国においては、食生活や生活様式の変化と共に、この病気が増加しており、高齢化社会では主要失明原因になると危惧(ぐ)されています。この病気は、網膜の裏打ちをしている脈絡膜から新生血管が生じ、その弱い血管からの出血、浸出、それらが吸収された後の繊維性瘢痕(はんこん)により網脈絡膜が非可逆性に変性して視力が低下してしまいます。この新生血管の治療に各種の試みがなされてきましたが、有効性と安全性の観点から満足すべき水準とはなっておりませんでした。そこで新たに出現したのが光線力学的療法(PDT)です。この治療法は光感受性物質を注射してから特定の波長のレーザー光を照射し光化学反応を生じさせ、レーザー照射部位の血管を破壊する治療法です。PDTの適応と照射には厳密な条件が設定されていますが、加齢黄斑変性症に対する新しい治療法として期待されています。
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