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メタボリックシンドロームと目

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
食欲の秋、ついつい食べ過ぎてしまう季節になってしまいました。ところで、最近メタボリックシンドロームという言葉をよく聞くようになりました。太っている人を見ると「メタボだね」と略して言うこともありますが、では、メタボって何でしょうか?肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが肥満―特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)ーが原因であることが分かってきました。このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』といい、何でも横文字にするのは日本人の悪い癖ですが、簡単に訳すと、メタボリック:新陳代謝、シンドローム:症候群(=病気の集まり)という意味です。これらの病体は目にもいろいろな病気を引き起こします。特に眼底に出血を来して、目がかすんで視力が低下してしまうことが多いのです。例えば、高血圧では眼底に出血や白斑(白斑=白いしみ)、視神経の浮腫(腫れ)を起こす高血圧網膜症を来たします。高脂血症は眼底の動脈硬化を来すため隣を走っている静脈を圧迫して血がしみ出してしまう病気:網膜静脈閉塞症(へいそくしょう)を起こすこともあります。この病気になると、ある日突然視力が低下して、目の前の半分くらいが暗くぼやけるようになってしまいます。一番怖いのは糖尿病でしょう。糖尿病でもやはり出血や白斑を来しますが、目の中間部に出血する硝子体出血を起こして突然見えなくなったり、網膜の上にクモの巣みたいな膜が張って来ると網膜はく離を起こしたりして放っておくと失明することもある状態にまでなることがあります。これらの病気は、眼科だけではなく、内科の先生と連携を取って治療していく必要があります。
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脱毛症

脱毛症と発毛障害の原因はそれぞれ異なっている事があり、それぞれ適応した治療があるため、脱毛症にはどんな種類があるかを知ることが大切です。びまん性脱毛症は女性に多い脱毛の一つで、頭部全体が均一に薄くなり毛根は正常ですが、アミノ酸やビタミンなどの栄養素が十分に供給されていません。遺伝子性脱毛症は男性ばかりではなく女性にも生じますが、男性の場合は早い時期から始まり、見かけも顕著です。症状は男女で異なり、男性は額の生え際と後頭部に生じますが、女性は前頭部に生じます。原因は内因性のホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に対する毛根の過敏性反応です。主な原因は感染症、血行障害、ストレス、アレルギー、栄養障害、ホルモンの変化などいろいろありますが、治療において大切なことは専門医と相談、診断を受け、原因を特定して治療を受けること、治療薬には副作用もありますので専門医の十分な説明を受けて行いましょう。
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マイボーム腺

Text by 江口眼科病院 大山 泰司
こんにちは。今日は“マイボーム腺”についてお話をさせていただきます。マイボーム腺という名称はあまり聞き慣れないかもしれませんが、ドライアイを引き起こす原因の一つとして考えられています。上下のまつ毛の内側にあり、涙成分のうち脂質を出しています。しかし、加齢等の影響により機能異常を起こした場合にドライアイを引き起こす原因になる事があります。出口付近で脂質が固まり蓋(ふた)を作ってしまうと、マイボーム腺梗塞という状態で眼の不快感の原因にもなります。しかし肉眼では分かりにくいため、眼科での診断が必要です。治療はホットアイマスク等により1日2回程度温める事で脂質を溶かす方法が有効ですが、やり方次第で逆効果になる事もあるため注意が必要です。眼の不快感やドライアイ等気になる方は、まずお近くの眼科へ一度ご相談下さい。
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急性期疾患から社会復帰まで一貫した良質かつ適切な医療を提供

函館新都市病院は脳神経外科領域における急性期から社会復帰までの一貫した、「良質かつ適切な医療を最良の環境で提供できる病院をめざして」を理念として、1987年に道南初となる専門病院としてスタートした。脳神経外科を中心とした急性期医療を皮切りに、関連する疾病にも対処するため、内科や循環器内科、整形外科、麻酔科など総合的な高度救命医療体制を整えた。さらにリハビリテーション専門医による急性期リハビリ治療を行うことで早期社会復帰を促すなど、道南の地域医療の充実を進めている。法人グループ内には、サテライトクリニックの函館おおてまちクリニックをはじめ、慢性期医療の拠点となる新都市砂原病院、予防医学と脳神経外科救急医療を担う江差脳神経外科クリニック、社会復帰に向けたリハビリテーションを中心とする介護老人保健施設いなほを開設し、幅広い地域医療を提供している。最新の放射線診断による函館・砂原・江差間のデジタル画像転送システムによる早期診断も実施している。高性能CT装置や血管撮影装置など最新鋭の診断機器と診断能力を有するスタッフをそろえており、近隣の医療機関との連携も密に実施している。05年からは麻酔科医師として国内外で著名な青野允院長が着任し、脳血管内治療センターの開設など、更なる充実を図っている。
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「医はコミュニケーション」を基本に道南圏の基幹病院としての役割を担う

1860年(万延元年)に道内初の官立病院として発足し2010年で今年150周年を迎えた。81年に救命救急センターとして認定されたのをはじめ、地域センター病院、地域災害拠点病院などのほか、2006年には病院機能評価「Ver・5」を取得し、07年には道南地域では初めて地域がん診療連携拠点病院に指定。古くから「函病(かんびょう)さん」の名で親しまれ、道南圏における基幹病院として中心的役割を果たしている。00年に新築移転したのを機に屋上にヘリポートを設置し、専従の救急医を配属するなど、救命救急センターを充実。年間の救急患者数は約2万件、救急車搬入は約4500台を数え、365日24時間体制で対応。総病床数は734床(一般598・感染症6・結核30・精神100)、ICU8床、HCU22床、人工腎臓センター30床を有しており、高度医療に対応できるさまざまな最先端機器を整えている。最新のMRIやCTをはじめ、RI(核医学検査)、マンモグラフィ、悪性腫瘍に対して定位放射線照射ができるリニアック(高エネルギー放射線治療装置)、昨年には最高水準の放射線治療ができるIMRT(強度変調放射線治療)を導入。また、子宮頸がん治療などに効果を発揮するRALS(高線量率膣内照射装置)を新たに導入する予定。がん拠点病院及び救命救急センターであるため、その専門医療は多岐にわたります。がん治療では各種悪性腫瘍に対し各科による専門診断・治療を行っているが、道南圏において悪性リンパ腫や白血病、骨髄腫などの血液疾患に対応できるのは同病院しかないため患者が集中している状況である。産婦人科では悪性腫瘍(子宮がん・卵巣がんなど)および内視鏡(腹腔鏡)下手術を昨年から開始し患者数が増加。循環器内科では09年の心カテーテル総数は800例で、うちPCI(経皮的冠動脈形成術)は306例と、道内有数の実績がある。また、心臓血管外科は急増する大動脈瘤に対して全国に先駆けて大動脈瘤センターを開設し、09年の腹部・胸部大動脈瘤の手術は122例、うちステントグラフト挿入術は86例あった。呼吸器外科では肺がんなどに対し低侵襲手術であるVATSを積極的に取り入れている。また消化器疾患に対しては、07年1月より外科と連携して消化器病センター化し、外科疾患の場合に患者にとって消化器内科からの移行を便利にした。消化器病センターは、同病院最大の入院患者数を誇る重要な診療科となり、消化器内視鏡などの検査件数および内視鏡治療件数などは合わせて年間8000〜1万例に及ぶ。1階には問診コーナーなど専用ブースを設け、待ち時間の短縮やスピーディーな診療を図っている。また、医療情報を入手しやすいよう患者情報室「フォンテ」を開設し好評を得ている。道南医療地域連携ネットワーク(道南メディカ)を立ち上げ、各医療機関と医療情報を共有することで重複した薬の処方や検査を避けるなど患者負担の軽減につなげている。「医はコミュニケーションであるをキーワードに、相談支援センターの充実など、今後も地域住民に役立つ病院を目指していく所存です」と、吉川修身院長は話されていました。
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