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頸動脈エコー

頸動脈はあまり聞きなれない言葉だと思います。体に触ってトントンと動く動脈は手首のところの「橈骨動脈」を思い起こす人が多いことでしょう。スイミングスクールでは首に手を当てて脈を測るように言うところもあります。喉仏の斜め上横にトントン触れるのが頸動脈です。この血管だけをわざわざエコーで検査するのが頸動脈エコーです。何がわかるのか?頸動脈は皮膚のすぐ下にあり、比較的長い部位を観察できる大血管なのです。痛いこともなく、画像として血管の中を見ることができ、どれくらい細くなっているかをパーセント表示で見ることができます。動脈壁の内側にニキビのような盛り上がりができて、中にコレステロールなどがたまっているものを粥腫(じゅくしゅ)と呼びます。粥腫ができているならば全身のほかの動脈も動脈硬化しているだろうと予測されます。こうして評価した動脈硬化が重症だと「心筋梗塞や脳卒中がおこりやすいほど動脈が細くなっている」と考えられます。ですから、すでに病気を起こしている人ではなく、高血圧、糖尿病や脂質異常症などの患者さんで「動脈硬化がどれくらい進んでいるか」とか、「将来、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいかどうか」を知りたいときに役立つ検査です。体の中の一部の血管を観察しているだけですべての血管を見ているわけではありませんが、「全身の血管を代表して硬化度を見せてくれている」と考えてください。悪玉のLDLコレステロールが高いために、これが血管壁の中にたまって粥腫ができている場合には、新しいやわらかい粥腫だとコレステロールを下げる薬で小さくすることができます。狭窄が強い場合には血をサラサラにする抗血小板薬で脳梗塞を予防することもあります。いちばん良いのはきれいな血管を見て、その後、動脈硬化を起こさないように注意することだと思います。薬物治療ばかりではなく肥満、運動不足、禁煙など生活習慣の改善は非常に大事なことです。
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)の新しい治療

Text by 吉田眼科病院 岡田 佳典
高齢化や生活様式の欧米化などに伴ってわが国でも増えつつある、加齢黄斑変性と言う病気をご存知ですか?物を見るために重要なフィルムの役割をしている網膜の中心部を黄斑と言います。加齢黄斑変性とは老化に伴いこの黄斑部に老廃物が溜まり、炎症や出血を誘発し視野の中心が歪んだり欠けてみえたりする病気です。黄斑変性には遺伝性のものもありますが、大部分がこの老化に伴う加齢黄斑変性と言われています。殊(こと)に脈絡膜に新生血管が発生し出血することにより網膜が障害される滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性は、進行が速く急激に視力低下を来(きた)します。この疾患に対し以前より様々な治療が行われてきましたが、近年この疾患で社会的失明に至る高齢者も少なくなく、今まで以上に適応範囲が広く効果的な治療が切望されていると言えるのではないでしょうか。そのような中、現在最も注目を集めている治療方法があります。それは光線力学療法(PDT)です。では、どのような治療方法なのでしょうか?PDTとは光に反応しやすい物質(光感受性物質[こうかんじゅせいぶっしつ])をあらかじめ組織や血管内に取り込ませた上で、その光感受性物質に特定のレーザー光を照射する事によってその物質を活性化させ血管を閉塞(へいそく)または組織を障害する方法の事で、既に肺・食道・膀胱(ぼうこう)・皮膚など、多様な疾患に用いられております。具体的にはベルテボルフィンという光感受性物質を投与後十五分の時点で、レーザーを新生血管に八十三秒間照射するものです。このようにする事で他の組織に障害を与える事なく、脈絡膜新生血管のみを特異的に潰す事が出来るため、先に述べた進行の速い浸出型に有効な治療方法と期待されています。以前このコーナーで取り上げた抗酸化ビタミン・ミネラルやカロテノイドの一種であるルテインなどの抗酸化サプリメントやPDTといった効果的な治療法が次々と施行され、今や加齢黄斑変性は治療可能な疾患に変貌しつつあると思われます。
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お子さんの『歯並び』と矯正治療について

Text by 大内歯科医院 大内 英樹
そろそろ小、中、高校の学校歯科検診も終わり、検診結果がそれぞれのご家庭に届き、中には、不正咬合(ふせいこうごう=悪い歯並び)を指摘されたお子さんもいらっしゃることと思います。最近では、矯正治療も一般的となり、矯正装置を装着したお子さんも珍しくなくなりましたが、まだまだ勘違いされている方も多いようです。不正咬合とは、下顎前突(かがくぜんとつ=受け口)、上顎前突(じょうがくぜんとつ=出っ歯)、叢生(そうせい=八重歯などの乱杭歯)などの悪い歯並びの状態を言います。不正咬合は、審美的な、いわゆる見た目の問題と思われがちですが、虫歯や歯槽膿漏(のうろう)になりやすく、また、重症の場合、食事を「咀嚼(そしゃく=噛み砕く)」する機能が著しく損なわれている状態ですので、お子さんの健やかな成長にとってマイナスになっていると考えられます。矯正治療は、矯正装置を装着し、歯を削ったり、かぶせたりせずに、自分自身の「歯並び」を整えることにより、「咀嚼」機能を改善する治療です。もちろん、健康的で美しい笑顔も得ることができます。治療の開始時期は、不正咬合の種類、症状の重軽、歯の生え変わりの状態によって異なりますので、かかりつけの歯科医院でご相談ください。
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道南の花粉症

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
東京の病院に勤務していた時には、二月ともなると、暗い表情をした患者さんが増えてきました。函館でもテレビや新聞などで目にしたことがあるでしょう、スギ花粉症の患者さんです。スギ花粉症の患者さんには、「花粉が飛び始める前から抗アレルギー薬を使い始めましょう」というお話を日頃からしているので、実際に飛散開始する前からずいぶんと眼科や耳鼻科の患者さんが増えてきます。また、そういう患者さんは花粉防止のマスクをして、ゴーグルの様な縁の付いた保護眼鏡をかけます。東京ではテレビでも、天気予報の時間にスギの花粉が多いか少ないかという予報を毎日流しています。でも、函館にもスギはあるのですが、このようなテレビの花粉予報というものを目にしたことがありません。では函館ではスギの花粉情報が全くないかというと、実はインターネットで見ることができます。北海道立衛生研究所が渡島保健所の観測結果を基に、スギや白樺・ハンノキの飛散量をグラフにしています。http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/pollen_info.htmただし、実際の測定日時からグラフになるまで十日余りもかかるため、日々の花粉対策には役に立ちませんが、逆に言うと、それだけ函館のスギ花粉の量が、東京のそれに比べ非常に少ないということを表しているとも言えます。このホームページを見ると函館の他に札幌や旭川の花粉の量が分かるのですが、左側のグラフの単位をよく見てみると函館は東京の十分の一、旭川は函館のまた十分の一にしかなりません。函館で実際に花粉症がひどくなるのは六月です。原因となる花粉はイネ科の植物〈カモガヤ〉などです。公園や空き地、道路の中央分離帯や川縁などでイネ科の雑草が伸びてくると、近くで遊んでいた子供たちが赤い目をこすりながら病院にやってきます。花粉症の症状としては結構強いのですが、東京のスギに比べると花粉症の期間もずっと短いようです。
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顔の腫瘤(しゅりゅう)と黒子(ほくろ)

顔の腫瘤としてよく見られるものに粉瘤があります。米粒大のものから大きいものは半球状に隆起します。少し圧迫すると悪臭のある粥状の内容物が出てきます。炎症を起こすと周囲が赤くなり、痛みを起こし、切開排膿治療を行わなければならないため約2〜3週間かかりますが、炎症を起こさない小さいうちに摘出すると約1週間で治療ができて傷跡も小さくて済みます。また、黄色腫という30歳代から瞼の周囲に出現してくる乳白色の平坦な腫瘤があります。高脂血症によって生じるといわれていますが、痛みも痒みもないため、放置してしまうことがほとんどですが、徐々に増大するため、小さいうちにレーザー治療などで摘出することをお勧めします。黒子は多くは色素性母斑といわれるもので、黒色の斑で点状のものから小豆大のもの、また平らなものから隆起しているものまであります。とくに摘出する必要のない黒子もありますが、短期間に大きくなってきたり、また、頻繁に出血するようであれば、診察を受けてる必要があります。年齢が高くなると今まであった黒子が徐々に大きくなったりしますが、特に問題のある症状ではありません。しかし、頻繁に痒みが起こり始め、血がでやすくなったりするようであれば、形成外科、皮膚科の専門医の診断を受けてください。またー黒子なのかシミなのかわからない色のむらや凸凹、部分的に乾燥したように皮膚が度々剥けてくるようなとき黒子やシミが治ってはまた生じ、赤みやかゆみを起こすとき黒子やシミの下にしこりがあるとき鼻、口の周囲の黒子で、以前からあるけれども最近大きくなって小豆大になってきた方このような症状のある時は専門医の診断を受け、保険治療を受けることをお勧めいたします。
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