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70歳代の8人に1人に潜む緑内障Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
先日、岐阜県多治見市に於いて40歳以上の方を対象に大がかりな緑内障の住民検診が行われました。受診した方の数は1万7千人に上ります。その結果として、40歳以上の方の5・8%(17人に1人)に緑内障が認められました。ところが、そのパーセンテージも年齢が上がるに連れて増加してゆきます。40歳代ならば2%台なのに対し、70歳代ならば実に13%(8人に1人)の方が緑内障になっているという結果になりました。さて、それでは緑内障と言う病気はどんな病気なのでしょうか。カメラのフィルムにあたる網膜には、一面に視神経がはりめぐらされています。その視神経が、太い1本の束となって脳へ向かうところを、視神経乳頭といいます。緑内障は、この視神経乳頭が眼球内側から押し潰されることで凹みができ=陥凹、正常に機能する視神経が減少する病気です。一度失われた視神経は、二度と元に戻りません。病気の進行とともに、見える範囲が徐々に狭くなり=視野欠損、最悪のケースでは、光を失うことになります。視神経が痛められる大きな原因は、眼圧が高過ぎる状態「高眼圧」です。高眼圧は、空気を無理につめてパンパンに固くなったボールのようなものです。しかし、眼圧が正常でも、視神経乳頭が陥凹することもあります。それは高齢者の場合、視神経乳頭の構造が相対的に弱くなる(眼圧に対する感受性が強過ぎる)ためです。緑内障治療の最初のキーポイントは、早期発見です。40歳を過ぎたらできるだけ眼底検査を受けるようにしましょう。緑内障は早期発見と適切な治療により、多くのケースでは、一生十分な視野・視力を保つことができるようになっています。緑内障は途中まで、自覚症状がほとんどありません。一旦視野の異常が起きたら後戻りはできないのです。眼圧コントロールの必要性をよく理解し、欠かさずに通院しましょう。
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若返り・美肌・健康維持のためのサプリメント外来とは?Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
サプリメント外来は、今まで自己診断していたあなたの栄養状態を血液検査に基づき科学的に解析して、あなたに必要な栄養素(高濃度高吸収率で信頼度の高いドクターズメイドサプリメント)を提供し、栄養面から健康を数ヶ月サポートするシステムです。たとえば、栄養素であるたんぱく質に注目すると、私たちの体はほとんどがたんぱく質によって作られています。ほとんどの細胞は目には見えないけれども、『数週間の期間で新しい細胞に入れ替わっている』ことをほとんどの方は知りません。若返りのためのコラーゲンが鉄とアミノ酸とビタミンCで造られていることを知りません。新しい細胞を造るためには口から原料となるたんぱく質(アミノ酸)を摂らなければなりませんが、『本当に体内に吸収されているか』を検査するのが栄養解析検査です。「原料がなければどんな薬を投与しても私たちの細胞やその細胞が働くためのホルモンや酵素を造ることができない」という考え方から、アメリカ合衆国の二人のノーベル賞を受けた精神学者が考案した生理学的に納得できる信頼の高い高濃度で吸収率の高いプロテインやアミノ酸、ビタミンB群などを提供する予防治療方法です。『自分では十分に摂っている』と思っていても、体内の消化酵素(たんぱく質不足で不足している可能性がある)で分解されずに、体に吸収されていないことが十分考えられます。そのためにも血液栄養解析は必要です。薬だけではなく、たんぱく質(肉、魚)、脂質(魚、オリーブ油)、ビタミン・ミネラル(野菜)などに目を向けて、健康維持、美肌・肌の若返りをしてみませんか。
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放っておくと恐い糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)Text by 吉田眼科病院 武島 俊介
生活習慣病である糖尿病は患者数が近年急激に増加していて、国内の糖尿病及びその予備軍を含め1620万人存在するといわれています(厚生労働省調べ)。視力障害、腎障害、神経障害といった三大合併症が知らないうちに体を蝕(むしば)んでゆく恐い病気なのです。その合併症のなかで視力障害を起こす糖尿病網膜症は糖尿病の患者の実に40%を占めるといわれています。網膜は眼の奥にあり、物を見るのに大切なカメラのフィルムに例えられる所です。そこには小さな血管が密に存在していて、糖尿病で高血糖状態が長く続くと血管に負担がかかり、やがて機能障害を起こしてくるのです。さて、糖尿病網膜症には大まかにいって三つの病期があり、初期は単純網膜症、前増殖網膜症、最終的には増殖網膜症に移行してゆきます。初期は自覚症状がほとんどありません。病期が進行するにつれて視力低下、物が歪(ゆが)んで見えたりする、目の前に何か飛んで見えるような飛蚊症(ひぶんしょう)といった自覚症状が出てくることがあります。早い段階で糖尿病網膜症を発見できれば進行を食い止められますが、かなり進行して硝子体(しょうしたい)出血や増殖膜が形成され、網膜を引っ張ることによる網膜剥離(もうまくはくり)を起こしているときには手術治療が必要で、最悪の場合、失明の危険性もあります。治療は、経過観察、内服薬服用、レーザー光凝固、硝子体手術などが行われます。治療方法は病期により違います。はっきりと言える事は、早い段階であれば入院の必要のない簡単な治療で済むということです。糖尿病は安定させることはできても、完全に治すことのできない病気です。よって、一度糖尿病と診断されたら、眼の自覚症状の有無に関わらず、定期的に眼科を受診されることをお勧めします。
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義歯を快適にお使いいただくためにText by 北斗歯科クリニック 土永 浩史
義歯をお使いの方は慣れてくるとその義歯が体の一部となり、食事をする時や会話をする時には欠かせないものとなります。義歯はご自身の歯を毎日磨くように、毎日の管理が大切です。その管理を適切に行わなければ、いろいろな問題が生じてきます。歯科医院で義歯を作成しますと、歯科医からその管理方法の説明を受けます。今回はその確認の意味で、義歯の管理について述べさせていただきたいと思います。義歯の洗浄ですが、食後に可能な範囲で義歯ブラシで水洗を行います。しかし、いまだに部分入れ歯を口の中に入れたまま歯磨きを行う方がいらっしゃいます。よく磨けていないばかりか、義歯と接している歯と義歯の間に歯垢(プラーク)が入り込んだままになる原因となり、不衛生となります。そのため、義歯と接している歯に虫歯や歯周病が発生しやすくなります。口の中からはずして行いましょう。義歯の洗浄に、通常の歯磨き剤を用いますと摩耗しやすくなるため、義歯専用の歯磨き剤や中性洗剤を用い、義歯ブラシで洗浄を行います。流し等で義歯の洗浄を行う際は、落下して義歯が破損することがよくあります。洗面器等に水をためて、その上で洗浄するほうがいいでしょう。義歯は1日24時間中、接着し続けるのではなく、1日数時間ははずして義歯の下の粘膜を休ませておく必要があります。いつはずしておくかは特に決まっているものではありませんが、終身時にはずしておくのが一般的です。その際、義歯を乾燥させないように水に浸しておき、義歯洗浄剤を併用し、それを毎日お使いいただくのが望ましいと思われます。ご自身による毎日の義歯の管理を行っていても、義歯に歯石が付着して、汚れやすくなることがあります。定期的な歯科医院での定期検診で、そのような歯石を除去するだけではなく、義歯の異常がないか点検してもらうことで残存している歯の健康を維持していきましょう。
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ワクチンを受けましょうText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
こども達は病気と闘うにはとても弱い立場にあります。生後6カ月、お母さんからたっぷりもらった免疫がなくなるころから、ウイルスや細菌に曝(さら)される度に自分の力で一つ一つを克服して大きくなっていきます。多くは自分の力で克服できますが、あるときには病院にいってウイルスや細菌を退治してくれる薬を飲んで克服することもあるでしょう。病気にならないで済むのであれば、それにこしたことはありません。そのために行うのがワクチン投与です。ポリオはワクチンの普及によって全世界でほぼ制圧できつつあります。BCGは結核の中でも重症な髄膜炎(ずいまくえん)や骨髄炎(こつずいえん)には大変有効です。百日咳(ひゃくにちせき)はこどもでは脳症を起こすなどその合併症はあまり知られていませんが、一歩間違えると死に至る病です。ジフテリアや破傷風(はしょうふう)はワクチン投与を行わなければ自然に免疫を得ることはできません。麻疹(はしか)はアメリカやヨーロッパではほぼ制圧できている病気ですが、日本やアジアでは散発的に発生しています。最近は、お誕生日に麻疹ワクチンをというキャンペーンでずいぶんと発生数が減り、今年はおそらく100以下の発生になるものと思われますが、百日咳と同様にこどもにとって罹(かか)ってしまうことが危険な感染症であるのは変わりません。風疹は流行すると赤ちゃんに先天性風疹症候群という重い障碍(しょうがい)が出ることがあります。男の子もワクチン投与を受けるようになり、その発生は劇的に減りました。みずぼうそうは予防すると将来の帯状疱疹の発生が減るのではないかと期待されています。おたふくかぜは合併症に不治の難聴があり、ワクチンでぜひ予防したいものです。10月から11月はインフルエンザのワクチンを受けなければと思う保護者の方が多いと思いますが、この機会を利用して母子手帳を確認して受けていないワクチンがありましたら、ぜひ受けるようにしてください。任意のワクチンはお金がかかりますが、失った有給休暇と賃金よりははるかに安いものです。
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