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コラムを読む

軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)

軟性線維腫というのは、ポリープ状に皮膚が隆起している良性の皮膚腫瘍です。30歳代以降にできてきます。原因は摩擦や日光など皮膚の老化によります。首、ワキ、そけい部(脚の付け根)、大腿の内側など比較的やわらかい部分にできることが多いものです。初めは小さな皮膚の突起ですが、徐々に大きくなってポリープ状で茎のある、やわらかい皮膚の腫瘤(しゅりゅう)になってきます。スキンタグといって、頚部(けいぶ)やワキに小さいイボのようなものが多数できることもあります。肥満した方や中年以降の方に多く見られ、皮膚の老化と考えられています。これも軟性線維腫の一種です。大きくなってくるとくびれができて、皮膚にぶら下がったような形になってくることもあります。やわらかい良性の皮膚腫瘍で、悪性化することもありませんから、そのまま様子を見ていても良いのですが、ゆっくりとですが大きくなってきます。引っかけて出血するなど、邪魔になる場合は治療が必要です。治療は小さいものでは、ハサミで切ったり、焼いて取ったりすることもできます。大きいものは、くびれた部分の根元の皮膚を含めて切除します。そうすると縫合が必要になりますが、きれいに取れます。
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矯正治療と美容(審美)について

Text by 大内歯科医院 大内 英樹
最近、テレビでは美容外科や審美歯科のコマーシャルや番組がよく見受けられます。私もテレビをよく見ますので、出演者(患者さん?)が美容外科治療で大変身する姿に驚き、感動し、そして外見が、いかに本人の心理状態に大きな影響を与えるのか知ることができます。さて、今回の題名ですが、矯正治療と美容(審美)治療はどこが違うのでしょうか。矯正治療を希望される方のほとんどが、審美(美容)の改善を主訴に来院されます。実際、矯正治療では症状によって、大きく審美性を改善することが可能で、歯並びだけではなく、顔・・・特に口元の形を大きく改善し、美しい笑顔を得ることができます。しかし、矯正治療の目的は審美(美容)の改善だけではなく、悪い咬(か)み合わせを正しい咬み合わせにすることにより「咬む」「発音」等の口腔機能を改善し、同時に虫歯や歯周病の予防をすることが大きな目的です。また、成長途上のお子さんにとっては、顎(あご)・顔の成長を正しく誘導し、健やかな成長・発育を促すことも大切な目的です。少し難しいお話になりますが、形態と機能は表裏一体で形態(歯並び)を治療することにより、機能(咬む、発育)を改善するのが矯正治療と言えます。
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不整脈に気をつけて

Text by はら内科クリニック 原 信彦
急にドキドキしたり、何となく胸がおかしくなったりしたことはありませんか?こんな時、脈のリズムをチェックしてみてください。規則正しく早いだけとか、何拍かに一度脈が飛ぶものであれば、あまり心配ないのですが、脈がまったくバラバラなものにはご注意ください。心房細動(しんぼうさいどう)という不整脈かもしれません。この心房細動は、心臓が一定のリズムを打たずに震えるような状態になるもので、心臓の中で血の塊(血栓)ができやすくなり、その結果、脳梗塞を引き起こすことで有名です。あの巨人軍の長嶋茂雄さんが脳梗塞になったのもこの心房細動が原因でした。心房細動は、発作的に繰り返す方と慢性的に続く方がいるのですが、どちらも同じ確率で脳梗塞を発症します。具体的には、CHADS2スコアといって、C:心不全、H:高血圧、A:75歳以上の高齢、D:糖尿病、を各々1点、S:脳卒中を2点、として合計点を算出します。2点で5年後の脳梗塞の発症率は約13%、3点では約25%にもなります。治療について、以前は不整脈を抑え込もうとする治療が主体でした。しかし、脳梗塞になる方は減りませんし、むしろ不整脈のお薬の副作用が起きたりしたため、現在では、2点以上の方は、まず脳梗塞~血栓を予防する治療を行い、脈が早くなりすぎないように抑えるのが主流です。この脳梗塞の予防で有名な薬が、ワーファリンです。この薬はビタミンKと相性が悪いため、納豆・クロレラ・青汁(いずれもビタミンKの含有量が多い)を食べることが出来なくなります。またこのお薬自体が食事や他の薬との相性の善し悪しがあるため、毎月採血で効果をチェックしなければいけません。最近では、このワーファリンに代わる薬も出てきました。プラザキサといって、食事や他の薬との変化がないため食事への注意がなく、他の薬との相性もあまり気にしないでよい薬です。いまだ新薬なので2週間しか処方が出来ないこと、腎臓が悪いと使えないこと、非常に高価であることが難点です。このように治療薬も進化しておりますのでしっかり治療をしましょうね。
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目元を清潔に若々しく!

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
マスクをするようになって、アイメイクに力を入れるようになった方は多いかもしれません。しかし、目元は、大変デリケートな部分なので行き過ぎたアイメイクやお手入れは禁物です。①目の下の皮膚は、厚さ0.5㍉位と極めて薄く、ゆで卵の薄皮程度しかないのでくまができやすいです。睡眠不足・日焼け・クレンジングによる摩擦・マッサージや加齢によるたるみなどがくまの原因となります。もしくまができると、見た目年齢が上がってしまいます。加齢によるたるみは仕方ないとしても、若い頃から濃いメイクを落とすために、クレンジングでこすったり、目の周りをマッサージするのは、どんどんくまを作る行為です。できてしまったくまは、市販化粧品よりは有効成分の濃度がずっと濃い医療機関専売の薬用化粧品などでたるみや色素沈着が目立たなくなる場合もあります。②まつげにのりで付けるエクステは、洗うと取れるので、まつげを洗わなくなり、とても不衛生です。また、濃いアイメイクやマスカラをきれいに洗えていない方もとても多いです。こういう方の目元には「まつげダニ」が、発生することもあり、眼科の診察で見つけることができます。アイシャドーやマスカラは、使い捨てではなく、長期間使うので雑菌が繁殖しやすく、目元の炎症(マイボーム腺炎・麦粒腫)を引き起こす場合があります。眼科を受診し、アイシャンプーなどで清潔に保つ方法を指導してもらいましょう。《美しい目元になるために》アイメイクは控える→目の周りの皮膚をきれいに保つ→エクステや濃いマスカラはやめて、自分のまつげが艶やかに健康的に生えるようにする→泡洗顔だけで清潔にする→摩擦が減り、目元の皮膚のたるみ・色素沈着が防げる→近くで見られても人工的ではない自然で清潔感がある目元こそが若々しさの秘訣です。
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寒くなると涙目? 乾き目?

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
冬場は空気が乾燥してきますが、それに加え暖房を入れるとなおさら室内の空気が乾燥します。そうすると目が乾く、ショボショボするという患者さんが急に増えてきます。乾き目=ドライアイの患者さんには2種類あります。涙が根本的に少ないタイプと涙は普通の量なのに乾き目になってしまうタイプです。前者は重症になるとシェーグレン症候群と呼ばれ、涙の他に唾液も少なくなって口も渇く病気です。治療は、保湿成分のヒアルロン酸や涙の量を増やす点眼液をさします。後者は結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)と言って、白目の表面の皮=結膜がだぶついてくることによって涙が目の表面で安定しなくなり蒸発しやすくなってしまうという病気です。治療は点眼薬を用いますが改善しない場合は、だぶついた結膜を引っ張って伸ばして縫い付ける手術をします。乾き目には、ドライアイ用のメガネも有効です。スキーのゴーグルのようにレンズ・フレームと顔の隙間を埋めるパッドがあり涙の蒸発を防いでくれます。また、加湿器の役目をする水タンクが付いて目を潤してくれます。逆に冬場は涙目になるという患者さんも増えてきます。涙点が小さくなってしまう病気「涙点狭窄症(るいてんきょうさくしょう)」の患者さんは、冷たい風に当たると涙が増え、それが目の外に捨てられなくなるので涙があふれてしまうのです。また、涙点だけではなく、目頭から鼻にかけて通っている涙の下水管=鼻涙管(びるいかん)自体が詰まってしまっている病気が「鼻涙管閉鎖症(びるいかんへいさしょう)」です。これらの場合、まず涙を減らす目薬を使ってみますが、効き目が少ないようならば、涙点切開術や涙道チューブ挿入術などの涙目の手術をする必要があります。涙目を軽減するために目に冷たい風を当てないという意味では、前述の縁の付いたメガネも有効だと思います。
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