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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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外用剤は正しく塗りましょうText by うめき皮膚科 梅木 薫
日常の診療で外用剤の塗り方をできるだけ説明するよう心掛けていますが、うまく伝わっていないことがあります。今回は、外用法で注意する点について説明します。①回数:指導された回数を守りましょう。多く外用すれば薬の副作用が、少なければ効果が出ないことがあります。②部位:場所によって薬の吸収が違います。顔、高齢者、乳幼児の皮膚は薄く、薬の副作用が出やすいので、他の場所に処方された薬を塗ってはいけません。③量:薬の副作用をおそれて薄く塗れば、効果が出にくくなります。④用途:処方された薬を、他の発疹に塗ったり、他の人にあげてはいけません。薬によっては効果がないばかりか、発疹が悪化してしまうこともあります。どんな薬も、もろ刃の剣です。副作用が出ないよう上手に使って、早く治しましょう。
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花粉症 ~正しい治療をしましょうText by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
春先になりますとテレビや新聞などでスギ花粉症が話題となり、飛散予報や対処法が紹介されたりします。北海道ではスギ花粉症はあまりなじみがないかもしれませんが、道南地域にはスギがありますので花粉症に悩まされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。スギ花粉は函館周辺では例年3月下旬から飛び始め、4月上旬から中旬にピークとなり4月いっぱいで終わります。花粉症治療でのポイントは帰宅時に花粉を払い屋内に持ち込まないこと、薬物療法をしっかりと行うことです。花粉症の治療では症状が出る前から服薬などで治療を始める方が、症状が軽くすむことがわかっていますので、シーズン前に治療を始められることをおすすめします。5月からはイネ科花粉(カモガヤ、オオアワガエリ)が飛び始めます。しっかりと備えましょう。
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肺動脈塞栓症(はいどうみゃくそくせんしょう)をご存知ですか?Text by 北美原クリニック 遠藤 明太
肺動脈塞栓症(PE)とは、心臓から肺に血液を送る肺動脈に突然血栓がつまることで、血液の流れが遮断されるために肺での酸素交換ができなくなる病気です。
血液が流れなくなることから血圧が下がってしまい、とても危険な状態になることもある病気と言えます。その原因の多くは、足のふくらはぎの静脈にできる血栓が急激に肺に流れ込むことによっておきるといわれています。 血栓は長時間の旅行で同じ姿勢をとり続けたときや、手術で数日歩けない場合、更には災害などで長時間身動きが取れない場合におこりやすいといわれています。 血栓ができた時点では症状はでないのですが、一旦動き出したときにその血栓が肺動脈に流れ込み、呼吸困難感や胸痛、めまいや眼前暗黒感が出現するのです。 PEは症状が急におこることから、急性心筋梗塞や解離性大動脈瘤なども考えて診断にあたらなければいけません。治療は血栓を溶かす薬の静脈内投与が良く効くとされており、診断がつきしだい直ちに投与されます。 血圧が不安定な場合は手術で肺動脈内の血栓を取り除くこともあります。 軽症のものでは内服による抗凝固療法だけで済む場合もあるようです。この病気は治療と同時に、2回目の塞栓症に対する予防も大切です。 予防方法として2つの方法があります。 ひとつは足の静脈に血栓ができないようにすること、そしてもうひとつは血栓が肺に流れ込まないようにすることです。血栓ができないようにするためには、長時間同じ姿勢をつづけないようにすること、できれば足の指を定期的に動かしたり、数時間おきに歩くこと、また水分補給も重要です。 一方、肺に血栓が流れこまないようにするために下大動脈フィルターが使われることもあります。 これは腎静脈のすぐ下のところにフィルターを留置する方法で、確実に血栓の流出を食い止めますが、長期間おくとめづまりすることが問題となりそうです。以上簡単に肺動脈塞栓症について解説しましたが、突然、息が苦しくなる病気の一つとして皆さんのご記憶にとどめていただければ幸いです。 |
脂肪肝に潜む危険Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
脂肪肝とは肝臓の細胞に脂肪がたまった状態を指し、日本人に大変多く約2000万人が罹患していると推定されています。その原因として過度の飲酒は昔から知られていましたが、近年は過食や運動不足による脂肪肝が増加しています。脂肪肝には大きく2つの問題があります。1つ目は、脂肪肝にはメタボリック症候群(肥満・糖尿病・高血圧症・脂質異常症の有無などから診断されます)を伴うことが少なくないことです。メタボリック症候群は日本人の死因の上位を占める脳梗塞や心筋梗塞のような予後に直結する動脈硬化性疾患の発症が多くなります。もう1つは、脂肪肝は長年良性疾患と考えられていましたが、一部は肝の炎症によって肝硬変や肝がんを発症する危険性があり、実際に脂肪肝を基盤とする肝硬変・肝がんは近年増加傾向にあります。さらに最近の研究ではメタボリック症候群を合併する脂肪肝は肝硬変や肝がんへ進展するリスクが高いことが分かってきました。2020年に世界各国の肝臓専門医が集まって議論した結果、「代謝異常に関連する脂肪性肝疾患(MAFLD(マフルド))」という新しい疾患概念が提唱されました。その診断基準では脂肪肝にメタボリック症候群を合併しているかどうかから診断され、飲酒量やB型肝炎・C型肝炎といったウイルス性肝疾患の有無も問いません。分かりやすくいうと、大部分が良性である脂肪肝のうちリスクの高い集団を絞りこんで厳密に経過観察し、最終的に予後の改善を図ろうという取り組みです。その有用性は今後人間ドックや日常診療によって検証されていきますが、消化器・循環器・内分泌代謝といった内科の複数分野にまたがる視点からの健康管理にも役立つものと期待されています。両者を合併している方は今後特に注意しましょう。
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冬になると肌がカサカサに乾燥します。良い対処法はありますか?Text by やなせ皮フ科クリニック 梁瀬 義範
強い垢こすりや長湯も皮膚の機能低下に影響。スキンケアにはバランスの良い食生活が何より重要全身を覆う皮膚は、外敵から身を守る防御機構の最前線に位置し、新陳代謝を活発に繰り返しています。皮膚がカサカサに乾燥すると、その機能は低下してしまいます。皮膚の潤いを決める要素には、皮脂、角質細胞間脂質、天然保湿因子の3つがあります。皮膚は角質で覆われ、一つひとつの角質細胞はレンガを積み上げたような構造をしています。毛穴から分泌される皮脂が角質表面を包み込んでおり、角質細胞の間にはセラミドという物質を中心として脂質が充満しています。また、角質細胞の中にはアミノ酸を中心に天然保湿因子が存在しています。これらの働きによって皮膚の潤いが保たれているのです。お風呂で行うことが多い「垢こすり」は、かつての1カ月に数回しか入らないような入浴習慣だと、実際に垢が皮膚の表面にたまり、強くこすることに意味があったでしょうが、ほぼ毎日入る現在の入浴習慣では、こするという行為は、皮脂を洗い流し、いたずらに皮膚をそぎ落とす行為でしかないのです。このことにより、皮膚のバリア機能は著しく阻害されます。また、長湯を続け、皮膚がお湯と接触し続けると、潤いを決定する要素の一つ、天然保湿因子が流れ出てしまいます。お風呂に入ってきれいにしているつもりの行為が、実は外からの刺激が侵入しやすいような状態にしてしまっているのです。皮膚の健康を保つうえでは食事も重要です。皮膚は網目状に張り巡らされたコラーゲンの線維によってその弾力が保たれています。コラーゲンの主な原料はプロリン、アルギニン、システインなどのアミノ酸です。コラーゲンを合成するには良質なタンパク質とビタミンCが不可欠です。またアミノ酸のひとつであるタウリンも肝臓の機能を高め、皮膚に有害な物質を除去するのに有効な成分とされており、それを多く含む魚介類の摂取がお勧めです。またビタミンCはメラニン色素の変化を防いだり、コラーゲンの形成と維持を調節したりする効果を持ち、鉄分の吸収を助ける働きもあります。通常の食事をしていればビタミンCが不足することはまずありませんが、偏食している場合や抗生物質を服用している場合、腸内細菌が変化しビタミンCの合成が低下する場合があります。ビタミンCが低下・欠乏すると皮膚の内出血や粘膜からの出血が起こることがあります。このほかにもビタミンAやEは抗酸化ビタミンと呼ばれ、保湿成分の生成に関与し、皮膚の老化を防ぐ働きがあります。亜鉛やセレンといったミネラルも皮膚の増殖や機能の維持に必要不可欠な栄養成分です。細胞を正常に働かせるには、必須アミノ酸を含むタンパク質を十分摂取しビタミンやミネラルも摂る必要があります。バランスの良い食事を心がけること、これが皮膚にとって一番です。
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