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忘年会を乗り越えろ!(糖尿病編)Text by はら内科クリニック 原 信彦
年の瀬も差し迫り、忘年会のシーズンがやってきました。忘年会・クリスマス・お正月とこれからのシーズンが糖尿病の悪化しやすい時期です。まずは、毎日の体重測定から行いましょう。できるだけ1日2回測定し、朝と夜の体重差を1㎏以内に抑えましょう。血糖を自分で測る器械がない方は、自分の状態の良し悪しは、体重測定が一番です。毎日体重を測定すると、体重が増えた時に、「やばい!体重増えた!?なんでだろう??」と自分の生活を見直すきっかけになります。食事の取り方にもコツがあります。まずは、野菜が先!野菜を先に取ることで、食物繊維がコレステロールの吸収を抑え、糖質の吸収を遅らせます。結果血糖値の上昇を抑えてくれます。また野菜を食べる習慣も付き、早食いの食生活改善、そして食事の量が少し減るようになります。また糖質を取り過ぎないこと。糖質とは、ごはん・パン・麺類などの主食・イモなどの根菜類・果物・お菓子などです。ジュース類は糖質の量が多く、しかも急速に吸収され血糖値が急上昇します。最近では果物も糖度が高く、リンゴ・梨などは、半分が1日量とされていますが、甘みが強ければそれよりも少なくしてみましょう。お菓子は、できるだけ食べないのが原則ですが、食べるのであれば、毎日3時に漫然と食べるのではなく、1日おきにする・何か体を動かしたときだけにするなどのメリハリが必要です。この時期は、その日だけ食べ過ぎることがあると思います。その後よくあるのが、朝抜き・昼そば・夜ドカ食い、のパターンです。食べ過ぎたので、つい食事を抜いたりして血糖値が上がらないようにと、気持ちは分かりますが、糖尿病の薬を飲んでいる場合、低血糖になりかねません。また、食事を抜くとどこかでおなかがすいて、やはり最後は食べ過ぎることが多くなります。この時期は、痩せろとは言いませんが太らないように体重管理に気を付け楽しく年末年始を送りましょう。
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美肌と脂肪Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
低コレステロール食を心がけるダイエットは老化を早めます。「太ること=脂肪」と感覚的に考えている方は多く、簡単に考えて脂肪(油)分が多いと思われる食べ物を避ける傾向があります。体重の減少だけを考えるダイエット、栄養のバランスを考えない偏った食べ物だけをとる食事習慣など、ストレスの多い環境でこのようなバランスの悪い食事習慣は栄養障害を起こし、皮膚のしみ・クスミ、色素沈着など肌の難治性トラブルを起こすことがあります。食事をするときに大切なことは、ただ感覚的に脂肪成分の多そうな食べ物を避けるのではなく、脂肪は選んで摂取することが大切です。脂肪にはいろいろな脂肪酸の形で食べるのですが、中でも選んでとって頂きたい良質の脂肪酸はEPA・DHA(ω[オメガ]3脂肪酸)、オリーブ油、中鎖脂肪酸のオイルです。とくに青身魚(イワシ、サバ)の油ω3脂肪酸は血液をサラサラにしたり、肌の慢性の炎症、乾燥に良いといわれています。脂肪は3大栄養素の一つでとても大事な栄養素で、身体を構成する数十億の細胞を仕切る細胞膜の大事な成分であり、脳の主たる構成要素なので、個々の細胞環境を維持したり、脳の情報伝達機能を高めたり、また、女性ホルモンを産生する材料として非常に大切な成分です。体内の脂肪を検査する血液検査では総コレステロール値として表示され、220mg以上が異常値といわれていましたが、最近の疫学的検査から総コレステロールが180mg/dl以下の方が220~240mg/dlの方より癌発生率や死亡率が2.5倍高い、また、総コレステロールが240~280mg/dlの方がいちばん低い死亡の危険率であるなどのデータがあり、総コレステロールが250mgあっても悪玉コレステロールLDL(最近では善玉コレステロールHDL、悪玉コレステロールLDLとして表示されています。)や中性脂肪が高くなければリスクは高くないといわれています。健康な美肌のためには野菜、お肉、魚、卵を良質な油で調理した胚芽米食生活をお勧めします。
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メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と狭心症Text by 北美原クリニック 遠藤 明太
近年、肥満の方がどんどん増えています。脂質を大量に含んだ食事を摂る方が増えているためと考えられます。肥満は生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)の悪化に直結していますが、最近は、メタボリックシンドロームの主要な因子と考えられ注目されています。メタボリックシンドローム(以下MS)は高コレステロール血症に次ぐ心血管疾患予防ターゲットといわれ、一人の人に高血糖・インスリン抵抗性・高中性脂肪血症・高血圧など、動脈硬化の危険因子が集積する動脈硬化性疾患発症のリスクの高くなる病態と考えられています。MSはおなかにたまった脂肪(内臓脂肪)がアディポサイトカインの分泌異常をひきおこし、糖尿病や高脂血症、さらに高血圧を悪化させ動脈硬化を進展させるといわれており、端野(たんの)、壮瞥(そうべつ)両町での疫学研究ではMSの人はそうでない人に比べ、1.8倍心血管病の発症率が高いということがわかっています。2005年4月に発表されたMSの診断基準では必須項目として腹部肥満(ウェスト径男性85cm以上、女性90cm以上)があげられており、そのほかに、高中性脂肪血症(150mg/dl以上)低HDLコレステロール血症(40mg/dl未満)、血圧130/85mmHg以上、空腹時血糖110mg/dl以上の項目のうち、二項目以上満たすものをMSとしています。MSでひきおこされる心血管系の合併症で代表的なものに、狭心症と心筋梗塞(こうそく)があります。特に狭心症は動脈硬化が徐々に進展し心臓の血管(冠動脈)がだんだん細くなることにより、労作に伴う胸痛がでてきます。放置すると心筋梗塞や心不全につながります。さらに糖尿病のあるかたでは、神経障害により重症の狭心症でも痛みが弱く、病気を見過ごす可能性も指摘されています。従来、狭心症の診断は心臓カテーテル検査で直接血管の狭窄(きょうさく)を検出することが必要でしたが、最近は高機能のCT(64列CT)が開発され、カテーテル検査をしなくても冠動脈狭窄がわかるようになりました。CT検査は造影剤を使いますが、一五分程度寝ているだけで終わりますので、非常に体の負担が少なくなっています。狭窄がわかるだけでなく狭心症でステント植込術を受けた方もステント部の再狭窄があるかどうか判定できますので、とても有用な検査といえます。ただし治療に関しては従来のカテーテル法が必要となりますので入院が必要になることにはかわりありません。自分は狭心症ではないかなと感じていらっしゃる方は是非早めに、お近くの循環器専門医にご相談ください。
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近視のレーザー手術Text by 吉田眼科病院 吉田 紳一郎
最近、テレビや雑誌などの特集で目にする機会も多くなりましたが、数年前、タイガー・ウッズやブラッド・ピット、日本の芸能人なども受けて話題になった屈折矯正手術(近視のレーザー手術)について今回お話しいたします。エキシマレーザーを用いて角膜を削るというレーザー手術は、大きく分けて2種類の方法があります。一つはPRKと呼ばれるもので、角膜表面の角膜上皮をレーザーで蒸発させた後、近視の度数に合わせてレーザーを照射する方法です。もう一つはレーシック(LASIK)という方法で、PRKの欠点である手術後の痛みや、視力回復に数日かかってしまう点を改善するために考えられた方法です。レーシックはケラトームという器具を用いて知覚神経のある角膜上皮に影響を与えないようにフラップを作り、その下の角膜実質にレーザーを照射します。そのため手術後の痛みがほとんど無く、視力の回復も早く、当院でも手術翌日に1.0前後の視力が得られる方が多いようです。気になる費用ですが、残念ながら自由診療のため健康保険の適用が認められておらず、全額自費となってしまいます。医療機関によっても違いますが、函館では片眼10万円~15万円位で受けることが出来ます。対象は、一般に20歳前後から50歳代ぐらいの近視をはじめ遠視や乱視の方も適用となります。但し、術前に眼科専門医による精密検査を行い、適用となる条件を満たして初めて手術となります。興味のある方は、手術をできるかどうか検査をしてから考える事をお勧めいたします。視力の悪い人であれば、一度は眼鏡・コンタクトレンズのわずらわしさから開放されたいと夢見たことありますね。その夢をかなえてみませんか?
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メガネを作る時は、先に眼科受診を!!Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
ひとくちにメガネと言っても、遠用なのか、近用なのか、遠近両用なのか、度数決定の際にどこを見たくてメガネが必要なのか、が、とても重要です。日々の診察で、使用中のメガネが見づらいとおっしゃる患者さんがたくさんいらっしゃいます。例えば、パークゴルフをする方で遠くと4~5m先にあるカップが見たいのに、遠近両用の近く部分が30cmにピントが合うようなメガネでは見えるはずがありません。また、車の運転はしないので、テレビなど家の中の物が見えて、新聞が読めればいいという方には中近両用メガネがよさそうです。それなのに、はるか遠くがバッチリ見える強すぎる遠近両用メガネをかけているせいで、頭痛・肩こり・眼痛、しまいには、めまい・吐き気などの眼精疲労(疲れ目)の症状を起こしていることも大変多いのです。ご自分では、十分見えていると思っていても、眼科の診察を受けることによって、60歳を過ぎると多くの方に出てくる加齢性の白内障や失明原因疾患の緑内障・加齢黄斑変性・糖尿病網膜症などを早期に発見することができます。ですから、メガネを作る時には、まずは眼科で視力検査やその他の検査をして目の病気がない事を確認してから、眼鏡処方箋を眼科医に書いてもらい、眼鏡店に行くのがいちばん安心な方法と言えます。眼鏡処方箋の発行に別料金は発生しませんので、お気軽に申し出て下さい。近年のパソコンやスマホの普及により、画面に使用されているLEDが放つブルーライトが直接網膜に到達してしまうことで、目に障害を引き起こすことも分かっています。メガネを作る時には、ブルーライトカットのレンズを選ぶのもよいでしょう。眼科医が、患者さんの年齢・職業と、その方にとって見たい距離はどこなのかを考慮して、心地よい見え方のメガネを処方するためには、患者さんも遠慮なくどういう目的のメガネを希望しているのかを伝えましょう。
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