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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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心配ないです 結膜下出血Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
少しチクッとした後で、鏡を見たら白目が真っ赤になっていてびっくりしたことはありませんか?これは結膜下出血といって、結膜(白目)の血管が破綻(たん)することにより結膜下に出血が拡がってしまう疾患です。出血は眼の表面だけであり眼内の出血、例えば、眼底出血とは異なり視力に影響を及ぼすことはありません。ほとんどの場合、1~2週間で出血は自然に吸収されます。多くの方がビックリされて眼科を救急受診されますが、心配しなくて大丈夫です。しかし、結膜弛緩(しかん)症といって白目が弛(ゆる)んでまぶたの縁(ふち)に乗り上げてしまう様な症状があると、出血を頻繁に繰り返すため、手術加療を行います。また、目やにが出たり、下まぶたの裏側まで赤く充血している場合は、結膜炎や他の病気を伴っている場合もあり、眼科受診と治療が必要です。
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小学校入学前にもMR(麻しん・風疹混合)ワクチンを打ちましょうText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
今年は、予防接種のやり方に大きな変化がありました。それは、小学校入学前の一年間(年長さんの時)に、MR(麻しん・風疹混合)ワクチンをするようになったことです。今年の四月にこれまで一歳から七歳半までが対象だった麻しんと風疹のワクチンが、一歳から二歳までのMRワクチンに変更になりました。この時に、年長さんの時にもう一回MRワクチンを打つことが定められたのですが、四月の時点では一歳から二歳の間にMRワクチンを打った人だけが対象と、打つ子供の制限がありました。全国の小児科医はこの変更に猛反対をし、六月に急きょ、これまで麻しんワクチンや風疹ワクチンを単独で受けたお子さんにも対象を広げることが決まりました。最近、麻しんや風疹の流行はほとんどなくなりました。しかし、流行がほとんどなくなったために、ワクチンを一回打ったら一生大丈夫ではなくなりました。ワクチンを受けた子供が何年か経って抵抗力が落ち、麻しんの流行にさらされる危険性が増しています。このため、もう一回ワクチンを打って抵抗力をつけなければなりません。麻しんは今でもインフルエンザ以上に子供の命を奪う恐ろしい感染症です。また、風疹の流行があると、生まれてくる赤ちゃんに心臓や目、耳の病気をもたらすことが知られています。これらの流行をなくするためには、ひとりひとりが自分を守るためと、まだ見ぬ命を守るためにワクチンをしていかなければなりません。行政は広報に努めましたが、年長さんの接種率はまだまだ低いようです。来年の就学前までに忘れずにワクチンを受けるようにしてください。たとえば北斗市や七飯町ではワクチンの接種券が郵送されています。函館市のお子さんは各医療機関に接種券がありますので、それを利用すればワクチンは無料です。役場に問い合わせてみてはいかがでしょうか。あなたの大切なお子さんをぜひこのワクチンで守ってあげてください。
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親知らずについてText by 北斗歯科クリニック 土永浩史
一番最後に生えてくる歯、それが親知らずなのですが、歯科医院や病院の口腔外科で抜いたご経験のある方も多いと思います。できれば、抜くというような外科処置はさけたいものですが、親知らずの生え方が通常の歯とは異なるときは、ブラッシング清掃がしにくくトラブルが起こりがちです。中途半端に生えることにより歯肉が腫れて痛み出したり、知らぬ間に大きな虫歯になっていてズキズキ痛みが出たり、歯並びに影響を与えるなどのさまざまな症状が出ることがあります。こういった場合には抜歯が治療の選択肢に入ります。逆にこれを放置して、親知らずやその手前の歯の歯周病が進行し、骨が吸収し、事態がさらに悪化する場合があります。一方でこういった悪い状態でなく、正常な歯の向きに生えていて、反対側の歯と咬み合っているのであれば抜歯の必要性は少ないといえるでしょう。親知らずはただ抜いて無くすだけではなく、抜いた後に活用できる場合があります。親知らず以外の奥歯が無くなった場合、その部分の骨が十分残っていて、歯肉の状態も健康であるなど条件が整えば、その部分に親知らずを移植する「自家歯牙移植」という方法があります。また、親知らずを再生医療に応用する動きがあるなど、あらためて新しい話題を提供しています。まずはご自身の親知らずの状態は虫歯や歯周病になっていないか、残すべきかどうかを、機会がありましたら歯科クリニックで相談してみてはいかがでしょうか?
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男性の性(27)Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
勃起機能改善薬(ED治療薬)として世界で最も頻用されているPDE5阻害薬は、現在本邦ではバイアグラ・レビトラ・シアリスの3種が使用可能であると、前回までに書きました。3種の薬剤とも、特に持病のない人が服用する場合は、ほとんど副作用のない良い薬ですが、安全かつ効果的に利用するためには注意する点もいくつかあります。まずこれらの薬は、自然な勃起を促す薬で、服用すれば必ず勃起するわけではなく、勃起するためには性的刺激と興奮が必要です。服用しても性的刺激がなければ勃起しません。服用後約1時間後から、性的刺激を受け性的興奮すると勃起し、性的刺激・興奮が終了すると勃起は収まります(きわめて稀ですが勃起が4時間以上続き収まらない場合~持続勃起症~は不可逆的なEDとなってしまうことがあるので直ちに医師に連絡することが必要です)。頭痛や顔のほてり、視覚障害(色が変化して見える)等の症状が現れることもありますがほとんどが軽度で一過性です。最も重要な注意点は、狭心症などで硝酸剤(ニトログリセリンなど)を服用している人は絶対にこれらの5PDE阻害薬を服用してはいけないことです。急激に血圧が下がって場合によっては死に至ることもあります。日本では医師が処方する際にこの重要な注意点を強調するので事故は少ないと思われますが、医師の処方箋なしで購入できる国や直輸入で購入した人、他人から譲り受けた人、などで死亡事故が報告されています。硝酸剤には飲み薬だけでなく、舌下錠、貼り薬、吸入薬、塗り薬、スプレー薬、注射薬などもあり、また、薬の名前に硝酸とかニトログリセリンとか書いていないものも多数あります。医師によっては患者さんに、病名も硝酸剤ということも伝えずに投与していることがあり、自分が狭心症で硝酸剤を服用していることを知らない患者さんも多くいますので注意が必要です。硝酸剤に関連した注意点はもう一つあります。(続く)
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)の新しい治療Text by 吉田眼科病院 岡田 佳典
高齢化や生活様式の欧米化などに伴ってわが国でも増えつつある、加齢黄斑変性と言う病気をご存知ですか?物を見るために重要なフィルムの役割をしている網膜の中心部を黄斑と言います。加齢黄斑変性とは老化に伴いこの黄斑部に老廃物が溜まり、炎症や出血を誘発し視野の中心が歪んだり欠けてみえたりする病気です。黄斑変性には遺伝性のものもありますが、大部分がこの老化に伴う加齢黄斑変性と言われています。殊(こと)に脈絡膜に新生血管が発生し出血することにより網膜が障害される滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性は、進行が速く急激に視力低下を来(きた)します。この疾患に対し以前より様々な治療が行われてきましたが、近年この疾患で社会的失明に至る高齢者も少なくなく、今まで以上に適応範囲が広く効果的な治療が切望されていると言えるのではないでしょうか。そのような中、現在最も注目を集めている治療方法があります。それは光線力学療法(PDT)です。では、どのような治療方法なのでしょうか?PDTとは光に反応しやすい物質(光感受性物質[こうかんじゅせいぶっしつ])をあらかじめ組織や血管内に取り込ませた上で、その光感受性物質に特定のレーザー光を照射する事によってその物質を活性化させ血管を閉塞(へいそく)または組織を障害する方法の事で、既に肺・食道・膀胱(ぼうこう)・皮膚など、多様な疾患に用いられております。具体的にはベルテボルフィンという光感受性物質を投与後十五分の時点で、レーザーを新生血管に八十三秒間照射するものです。このようにする事で他の組織に障害を与える事なく、脈絡膜新生血管のみを特異的に潰す事が出来るため、先に述べた進行の速い浸出型に有効な治療方法と期待されています。以前このコーナーで取り上げた抗酸化ビタミン・ミネラルやカロテノイドの一種であるルテインなどの抗酸化サプリメントやPDTといった効果的な治療法が次々と施行され、今や加齢黄斑変性は治療可能な疾患に変貌しつつあると思われます。
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