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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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飛蚊(ひぶん)症・光視症Text by はこだて港町眼科 松下 知弘
☆こんな症状、ありませんか?糸くずや虫のような影が飛んで見える、稲妻が光って見える。・見え方は人それぞれ違う眼球の内部にシミやしわができることで、突然、糸くずや虫のようなものが浮かんで見えることがあります。シミの形や大きさ、数も人によってまちまちです。また、キラキラと光を感じたり、墨をまいたようなものが見えたりすることもあります。・放っておいていいものか、自分では分からない加齢の変化により生じてくるもので放っておいても大丈夫なものもあれば、眼底出血や炎症、網膜に穴が開くことなどでも見えることがあり、徐々に悪化し視力低下を来すものもあります。診察を受けなければ良しあしは分からず、自分では判断できません。「虫のような影が飛んで見える」などの症状が気になる方は、一度、眼科医にご相談ください。
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)についてText by 江口眼科病院 森 文彦
加齢黄斑変性は欧米では中高年の視覚障害の原因の第一位ですが、日本では緑内障や糖尿病網膜症がその上位で、あまり注目されていませんでした。近年、日本でも患者が増加し、滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑変性に対する人工多能性幹細胞(iPS細胞)の網膜移植の臨床研究が世界で初めて始まり、注目されるようになりました。眼に入ってきた光は、角膜や水晶体、硝子体を通り、網膜の上で像を結び、見ることができます。この網膜の中心にある黄斑は、重要な細胞が集中し、この部位に障害が生じると、視機能は大きく低下します。滲出型加齢黄斑変性は、網膜色素上皮の下に病的な新生血管ができ、血液中の成分が漏れ出て、黄斑部の神経網膜が障害されるものです。その症状は、初期は見ようとする部分がゆがんだり、ぼやけたりし、進行すると急激に重篤な視力低下を起こすことです。この現在の最も有効な治療は抗VEGF薬療法です。これは新生血管を成長させる血管内皮増殖因子(VEGF)を抑える薬を硝子体に注射する方法です。やや高価で継続した複数回の投与が必要な治療ですが、視力の改善の効果があり、有効な治療といえます。他に光線力学的療法があり、この2つの単独あるいは併用療法が現在行われています。しかし、病状が進行した場合、治療にかかわらず視機能の改善に限界があるのが現状です。今回始められるiPS細胞の臨床研究では、患者の腕から採取した皮膚組織を使って、iPS細胞を作製し、網膜に穴をあけて病的な新生血管や色素上皮を取り除き、この部位にiPS細胞から網膜色素上皮細胞に変化させたシートを移植するものです。これは将来の治療につながるという意味では非常に期待がもたれます。しかし、今回の研究はあくまで安全性に関する研究であり、視機能の改善の検討はその先になります。現状を冷静にとらえて、早期に病気を発見し、現在の治療を開始、継続することが重要と考えます。
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不活化(ふかつか)ポリオワクチンText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
みなさんはポリオワクチンにも口から飲む生ワクチンと注射でする不活化ワクチンの2種類があるのをご存知ですか?現在、日本のすべての自治体で行われているポリオワクチンの接種にはポリオウイルスから強い毒性をなくし弱毒化した生ワクチンを6週間以上間をあけて2回飲んでもらうという方法がとられています。昭和35年から36年にかけてのポリオの大流行の時は旧ソ連からポリオワクチンを緊急輸入して流行を防いだという実績のあるワクチンのおかげで、昭和55年以降野生のポリオウイルスでのポリオの発生がなくなりました。しかし、一方でワクチンに由来するポリオの発生が平成19年度には4例、平成20年度には7例発症するなど、ワクチン由来のポリオの発生が問題となるようになりました。平成22年には、ワクチン由来でのポリオの発生がない不活化ワクチンに早期に切り替えをするよう小児科学会から要望書が出され、ワクチンメーカーでの臨床試験が進んではいますが、製品化され多くの子供達がその恩恵を受けるためにはあと数年の時間が必要です。小児科医の有志たちは、この要望に応えるべく、独自に不活化ポリオワクチンを輸入して接種を始めるという行動をとっています。世界中で認められているワクチンですから、安全性に問題はありませんが、国の承認を受けていないために、万が一事故が起こった場合の補償が限られること、接種方法が筋肉注射なので、1歳前のお子さんであれば、太ももに注射しなければならないことなどは知っておくべきでしょう。一般的にはポリオの生ワクチンは安全性、効果ともに問題はないのですが、どうしても心配な保護者の選択肢を増やしてあげたいという思いが、小児科医の心を動かしているものと思われます。現在、私の知る限りでは道南地区では接種を行えるところが1ケ所、準備が整いあとはワクチンが届くのを待っているところが1ケ所あります。不活化ポリオワクチンを受けさせたいと思われるのであれば、ご自身でもよく勉強され気持ちを決めてご相談ください。
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腋臭症(えきしゅうしょう)と腋窩多汗症(えきかたかんしょう)Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡
腋臭症(えきしゅうしょう)というのは、いわゆるワキガのことです。腋窩多汗症(えきかたかんしょう)とはワキに多量の汗をかく事をいいます。これらは症状としては似ていますが、別のモノです。ワキにはアポクリン腺とエクリン腺という汗腺があります。アポクリン腺からの分泌が多いと、分泌物は皮脂と混ざりさらに皮膚表面の細菌によって分解されて、特有のニオイを発生します。これが腋臭症です。腋窩多汗症ではエクリン腺からの分泌が多く、多量の汗をかきます。外来に「ワキのニオイが気になる」と言って来院される方の中には腋臭症の方もいますが、腋窩多汗症の方も多くいらっしゃいます。本当のワキガではなくて、汗のニオイが気になっている方です。治療法は腋臭症も腋窩多汗症も似ています。1.外用剤―いわゆる制汗剤です。抗菌作用のある外用剤で皮膚表面の殺菌をしてニオイを抑える物です。もっとも手軽な方法ですが、効果も限られます。2.ワキの脱毛―女性の場合はワキの脱毛をすることによって、汗やニオイを軽減できることもあります。現在はレーザーなどによって手軽に脱毛ができます。しかし、これもやはり汗やニオイの強い方には満足できる効果は得られにくいようです。3.注射による方法―ボツリヌス菌の毒素を精製した薬品があります。これをワキに注射することによって汗の量を減らすことができます。この方法は腋窩多汗症にはかなり有効な方法です。ただし効果は数ヶ月で、効果を持続させるためには定期的に注射をしていかなくてはなりません。4.電気分解:皮膚の下に針を刺して電気を流し、アポクリン腺やエクリン腺を焼いてしまう方法です。この方法でも確実ではありません。また、一時的に汗やニオイが減っても数ヶ月で戻りがあることもあります。5.手術療法:アポクリン腺、エクリン腺を直接切除してしまう方法です。これがもっとも確実な方法ですが、術後の制約などもあり、落ち着くまでにはある程度の時間も必要になります。
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大きくなる顎(あご)と変わらない歯Text by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
身長94cm、体重12kgの3歳児が大人になり、身長160cm、体重60kgになったとすると、身長で1.5倍、体重だと5倍に成長したことになります。
背が大きくなるにつれて、あごの大きさも大きくなりますが、3歳児のあごの中の永久歯の冠の大きさは、もう大人の大きさと同じです。そしてこの永久歯が、6歳ころになると口の中に現われてきますが、まだ成長しきっていないあごの上の歯が大きく見えるのは、当たり前と言えそうです。歯並びの悪い子の場合、あごが大きくなることで、歯並びが良くなる可能性もなくはありません。 良くなるかどうか予測することは身長が180cmになるか160cmで止まるかを予測することが難しいように困難です。 しかし、親と似るということは、間違いないようです。 |








