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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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10秒間目を開けていられますかText by 清水眼科クリニック 清水 信晶
2・3回まばたきをした後、10秒間じっと目を開けたままにしてみましょう。もし、途中でつらくなってまばたきをしてしまった方は、〈ドライアイ=乾き目〉かもしれません。ドライアイのチェックシートをしてみましょう。□目が疲れやすい□ものがかすんで見える□目がゴロゴロする□なんとなく目に不快感がある□目が乾いた感じがする□光をまぶしく感じやすい□目が痛い□目やにが出る□理由もなく涙が出る□目がかゆい□目が重たい感じがする□目が赤くなりやすい5つ以上チェックが付いた方は、ドライアイの可能性が高くなります。涙は通常まぶたの中にある涙腺と言うところで作られ、1日に出る涙の量は2~3mlとスプーン1杯程度です。ドライアイにはこの涙の出る量が減るタイプ<1>と、涙はきちんと出ているのに質が悪くて蒸発しやすいタイプ<2>があります。涙の量を計るには、まぶたの縁に検査用の濾紙や糸をつけて吸収される量を計る<シルマーテスト>をしますが、日常分泌される涙の量を量る方法と鼻の粘膜を刺激してどれくらいいっぱい分泌されるかを計る方法もあります。タイプ<1>の方には涙だけではなく唾液も出ない<ドライマウス>を合併している場合もあり<シェーグレン症候群(しょうこうぐん)>と言います。涙の蒸発しやすさを検査するには、検査薬をつけてから目を開けてもらい、涙が蒸発し出すまでの秒数を数える<BUT>検査をして10秒間以内に蒸発し出すかどうかをチェックします。治療としては、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸という様な保湿成分の高い成分の点眼薬、涙の産生を促すムチンという成分の点眼薬を処方します。テレビやパソコンなど目を使う作業の少し前に点眼するのも効果的です。また、こまめにまばたきをして涙の循環を良くするというのも1つの方法です。
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白内障とはどんなものなの?(2024年 函館メディカルガイド掲載)Text by 藤岡眼科 理事長・院長 藤岡 達彦
一定の年齢(70歳ぐらい)になると、ほとんどの人に白内障が出現してきます。加齢によるものがほとんどですが、そのほか、糖尿病がある場合や近視が強い場合に白内障が強くなりやすい事があります。白内障とはカメラに例えるとレンズが汚れている状態です。レンズが汚れていれば、写真はきれいに撮れないのと同じで見え方に変化が出ます。白内障の症状は、日常の外来で訴えの多いもので①メガネを装用しても遠くが見づらい②夜の運転で対向車のライトがとてもまぶしい③物がダブって見える④新聞が読みづらい⑤メガネを新しくしてもすぐ合わなくなる、などがあります。治療法は、点眼薬がありますが、残念ながら白内障を改善させるものではありません。進行を少しでもゆっくりさせる目的で処方します。白内障を改善させるためには、手術しかありません。白内障手術は器械や道具それから眼内レンズの進歩により、かなり安全な手術になっています。昔の白内障手術と大きく変わったところは、切開創がかなり小さくなったことです(小切開手術)。これによって視力が回復するまでの時間が大変短くなり、短期間で社会復帰ができます。また、小切開手術で術後の感染の心配がかなり軽減されました。眼内レンズ(手術で取り除いた水晶体の代わりになるレンズ)は直径6㎜のレンズを2.5㎜の切開創から挿入できるよう柔らかい材質で特殊な器具で丸めて挿入します。また白内障手術のよいところは、強度の近視や遠視を軽減させることができるので、術後は強い眼鏡は必要なくなります。このように、かなり安全な手術になってきていますが、主治医の先生と相談して手術をした方が良いのかどうかを決めて下さい!
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その検査MRI?Text by 望ヶ丘医院 田中 慈雄
CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)の検査を受けられたことがありますか?これらの検査は機械の進歩や普及によって、だいぶ気軽に受けられるようになりました。ですが、患者さんにお聞きすると、それがCTだったのかMRIだったのかわからない、とおっしゃる方が少なからずおられます。過去にどのような検査を受けたか、ということは日常診療上、時に重要な情報となり得ますので、CT、MRIの簡単な区別の仕方をお話ししましょう。機械の外見は、経験のある方はだいたい「大きな釜のような機械」と表現されます。正面から見ると両手を広げたくらいの大きな機械の中心に丸い穴があって、ここに患者さんが入っていきます。ドーナツの中に入っていくような感じがしたらCTです。ちくわの中に入っていく感じだったらMRIです。MRIのなかにはサンドイッチの中身になったような感じになる機械もあります。また、検査中、トントントン、ドガガガガガ、ブィーン、ブィーンと言ったような、工事現場にいるような大きな音がしたらMRIです。耳栓やヘッドホンなどで、音をやわらげるようにしているのですが、やはり聞こえます。CTではモーターの音と、X線がでるときにピピピピという音がするくらいで、耳栓の必要性はありません。このところの技術革新で、音がかなり小さくなったMRIが出現しましたが、これはまだそれほど普及していません。他にもいろいろ区別の方法があるのですが、紙幅の関係上全てを紹介できません。それでもこの外見と音で大部分は区別できると思います。蛇足ですが、MRI検査では金属、磁気カードなどを検査室に持っていってはいけません。時計は狂い、クレジットカードは使用不能になります。当然、ペースメーカーの患者さんは検査自体が受けられません。
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脳のハザードマップ作り(2025年11月ハコラク掲載)Text by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税
皆さん、脳ドックはご存じでしょう。脳の病気は治すのが難しいので、発病前に見つけようと始まりました。「脳ドック」は、検査の種類を選べることもありますが、脳や脳血管のMRI検査などの画像検査が中心です。脳の病気予防の多くは「生活習慣病」の予防と同じなので、画像検査以外に普通の健康診断のように血液検査や心電図検査なども行うのが一般的です。最近は、認知症対策として、簡単な認知機能検査が加わることもあります。料金は検査内容により変わりますので、何が心配なのかを考えて申し込むといいでしょう。費用に対して、さまざまな補助が受けられることもありますが、基本的に保険診療ではなく、自費になることに注意してください。自覚症状がある場合は、保険診療で脳神経系の診療科を受診してもいいでしょう。昔、健康診断「体のハザードマップ作り」と呼んだことがあります。検査は万能ではありませんが、体の弱点を見つけ、対策を立てていくことが病気予防につながることを強調しました。脳ドックは「脳のハザードマップ作り」と言えます。毎年健康診断を受けながら、見つかった異常に対して、何も対策を取らない方がいらっしゃいます。毎回「何か生活改善をしましたか?」と聞くと「何も」という答えが返ってきます。当然、検査結果も変わりません。考え方は人それぞれですが、検査は検査であって、治療ではありません。検査で異常が見つかったら、何か対策を立てなければ、病気予防の役には立ちません。今年、大雨のため、地下駐車場が水浸しになったニュースがありましたが、その後の報道よると、水の侵入を防ぐ止水板が動かないことは何年も前から分かっていたとのこと。このニュースを聴きながら、健診は真面目に受けるけれど、何も生活改善の努力をしない、その方を思い出しました。せっかく検査を受けたならば、その結果を生かすようにしてほしいと思います。
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白内障Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
白内障は、目の中の「水晶体」が濁る病気です。おおまかに、加齢によるものとその他の白内障に分けられます。圧倒的に多いのが加齢性の白内障で、早ければ40歳代から始まり、70歳ではほぼ全員に白内障がみられます。「水晶体」はカメラのレンズに相当する器官のため、これが濁ることによりまぶしく感じる、明るいところで見づらい、逆に暗いところで見づらい、霧がかかったようにぼやける等の症状が現れます。ただ視力に関しては、濁り方の違いにより初期から視力が下がるタイプや、進行しても視力が良いタイプまでさまざまです。「白内障です」と言われたら、何もせず経過観察するか、点眼薬または手術による治療を選ぶことになります。点眼薬は進行を遅らせる効果は期待できますが、決して進行を止めるものではありません。各自の日常生活において不便を感じるようになったら手術を考える時期です。
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