
- 症状で探す
- 病院名で探す
- 診療科目で探す
- 地図で探す
- キーワードで探す
背中
自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
函館市・七飯町・北斗市
|
その他の道南地方
|
医科の診療科目 |
歯科の診療科目 |

おりものシートは必要か?Text by 湯の川女性クリニック 小葉松 洋子
最近診療をしていて気になるのが、おりものシートや月経用のナプキンにかぶれて、かゆみを訴え受診する患者さんが増えていることです。接触によるかぶれは、あてている時間が長くなると症状が出やすくなるため、原因は「おりものシート」だろうと推測しています。月経量が少なくなった日に数日使用する程度ならあまり問題ないのでしょうが、最近は「おりものが下着に付くと嫌だからいつもシートを使う」という女性が増えています。健康な女性は女性ホルモンの影響で膣の中をきれいに保つために、ある程度のおりものはあるのが普通です。きれいなおりものは健康な証拠ですので心配ありません。ただし性経験のある女性は、雑菌や性感染症、子宮癌(がん)などでおりものが増える可能性もあるので、心配な時は婦人科で診察を受けて下さい。
|
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)がありませんか?Text by うめき皮膚科 院長 梅木 薫
いぼには大きく分けて、感染しない老人性疣贅と感染する尋常性疣贅、伝染性軟属腫(いわゆる水いぼ)、扁平疣贅などがありますが、今回取り上げるのは、感染するいぼで最も多い尋常性疣贅です。尋常性疣贅(以下、イボ)は、ヒト乳頭腫ウイルスが感染して起こります。ウイルス性疾患で薬があるものは、エイズ、水ぼうそう、ヘルペス、B型肝炎、C型肝炎、インフルエンザくらいで、残念ながらイボに対して直接的に効果がある内服薬と外用薬はありません。現在外来で行われている主な保険治療は、液体窒素と漢方薬(ヨクイニン)内服とスピール膏貼布で、液体窒素が治療の中心です。液体窒素はマイナス196度の液体を付けてイボを凍結し、イボに感染した細胞を破壊、壊死させる物理的作用と、凍結で壊死した細胞に対する免疫反応作用により効果を発揮します。施術時には痛みがあり、後日水膨れができることもあります。ヨクイニンは、イボに対する抵抗力を上げる働きがあります。スピール膏は皮膚を軟らかくするシート状の薬で、イボの部分に貼って1週間後くらいで削りますが、薬がずれて正常の皮膚が剥がれたり化膿してしまうこともありますので、清潔な状態できちんと固定して貼ることが必要になります。イボは皮膚だけに感染し、他の病気を引き起こすことはありません。ただ、足底のイボが深くなってくると、うおのめのように痛みが出てきますし、指や顔に出てしまうと外見上気になると思います。イボは人から人へ接触して感染しますが、いつどこで誰から感染したのか不明であることが多いので、たまに足底や指を見る習慣をつけていただき、もし、何か見つけた時は早めに皮膚科を受診して下さい。
|
スマホに子守をさせないでText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
「『スマホに子守をさせないで!』。日本小児科医会(松平隆光会長)は、乳幼児の心身の発達への影響が心配されるとして、来月から、スマートフォンの利用を控えるよう保護者に対し啓発活動を行う。(中略)内海裕美常任理事は、『乳幼児期は脳や体が発達する大切な時期。子供がぐずるとスマホを与えて静かにさせる親がよくいるが、乳幼児にスマホを見せていては、親が子供の反応を見ながらあやす心の交流が減ってしまう』と指摘する。また、画面をなぞるだけの仮想体験を重ねることが、手の機能や五感を育むことに影響を与えかねないと心配する」(読売新聞医療サイト「ヨミドクター」2013年11月16日より引用)。日本小児科医会ではこれ以前にも、①2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。②授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴はやめましょう。③すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1日2時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30分までを目安と考えます。④子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしましょう。⑤保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。と、家庭でのテレビ、ビデオ、ゲームなどの子供と電子メディアの接触をできるだけ制限するよう保護者に求めてきました。子供が育っていくためには、周囲の大人との心の交流が必要です。今までは子どもが極限状態でないと症状が出てこないといわれていた反応性愛着障害という状態が、ちょっとした交流の少なさでも出てきているといわれたり、発達障害等の症状もその結果として出てきていたりするとする研究者も少なくありません。スマホのアプリは子供をその場で静かにさせたり、気を紛らわせるためにはとても便利に感じるものです。でも、子供は大人を小さくしたものではなく、親が手塩にかけて育てていくものです。子供にかかる時間は人の一生の中ではほんの短い間です。機械に頼る子育てではなく、自分の感性を豊かに表現する子育てであってほしいものです。
|
妊娠期の食事 ーすでに赤ちゃんの歯が作られていますーText by 北斗歯科クリニック土永 浩史
妊娠したと分かるとうれしい気持ちになる妊娠初期ですが、この時からお母さんはご自分の体だけではなく、お母さんのお腹の中で育つ胎児のために母体を大切にしていかなくてはなりません。妊娠4~7週の時は、心臓、目、耳、手足など胎児の体の重要な器官が作られていく大事な時期で、薬や放射線などの影響を最も受けやすい時期とされています。それと同じくして歯や口蓋の形成が開始されます。乳歯は前歯から奥歯まで全部で通常20本有りますが、妊娠6~10週の間に胎児のお口の中で、その乳歯全部の歯胚(歯の芽、つまり歯と歯周組織の基となる細胞)ができ始めます。その後、妊娠18週頃には胎盤が完成し、臍帯(へその緒)を通して母体の血液からカルシウムやリンなどを取り入れ、それらが結合して石灰化し、歯が作られていきます。さらに、永久歯の第一大臼歯(6歳臼歯)や前歯の歯胚もその頃にはでき始めています。虫歯のできやすさの要因を大きく分けてみると、「虫歯菌」「砂糖」「歯質」「時間」の4つの因子があります。このうち「歯質」に分類される要因として「歯の形や大きさ」「歯並び」などといった遺伝的なものもありますが、「歯質の強さ」も1つの要因となります。この歯が作られ始めている時期に母体への栄養が不足すると、胎児の歯が強く作られにくくなることもあり、胎児の歯質の強さへの影響が心配されます。胎児の歯が作られているこの時期の食生活は、バランスの良い食事が望まれます。偏食を避け、できるだけ栄養剤やサプリメントに頼らず、自然の食材を幅広く摂ると良いでしょう。
|
加齢黄斑変性治療の現況Text by 江口眼科病院 森 文彦
加齢黄斑変性は欧米で多い疾患でしたが、わが国でも増加し、現在視覚障害の原因の第4位です。眼に入った光の情報は角膜、水晶体、硝子体を通って網膜に像を結びます。網膜の中心にある黄斑は視覚をつかさどる重要な細胞が集中し、ものの形や大きさ、色などを識別しています。加齢黄斑変性はここに新生血管が生じ、視機能が低下します。これまで治療法はありませんでしたが、2005年から光線力学的療法(PDT)が始まりました。これは薬剤を静脈注射し、黄斑にレーザーを照射することで薬剤が反応し、新生血管だけを退縮させる治療です。08年からは血管内皮増殖因子(VEGF)の働きを抑える薬を眼に注射し、新生血管を抑制する抗VEGF療法が行われています。これはPDTよりも視機能の改善の効果があり、現在治療の中心となっています。薬剤が高価であることや再発に対して繰り返し投与しなければならないことが今後の課題です。12年に人工多能性幹(iPS)細胞の研究がノーベル賞を受賞しました。14年にそれを臨床応用し、自分のiPS細胞から作られた網膜細胞の移植が1例行われ、悪性化や拒絶反応はなく、術前矯正0・1程度の視力が維持されているとのことです。昨年には他人のiPS細胞から作られた網膜細胞の移植が5例行われました。これも安全性を確認する臨床研究ですが、そのうち1例で合併症を認めました。今後、この治療のさらなる開発、改善が期待されますが、視機能の改善が認められ、広く行われるようになるまでにはまだ時間がかかると思われます。現況としては早期から現在の抗VEGF療法を開始し継続することが望ましいでしょう。
|










