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病院の血圧と家庭の血圧、どちらが重要?Text by 関口内科 関口 洋平
家庭血圧計はすでに3500万台が日本の各家庭にあり、その普及に伴い近年の高血圧診療は少しずつ変化してきています。100年以上前から診察の際に行う血圧測定は、その膨大なデータと医学的根拠に裏付けされ、たくさんの人々を救命し疾病を予防してきました。そして現在の診療でも診察室血圧の値が絶対的な診断基準を確立しています。それに対し家庭血圧は20〜30年と歴史は浅いものの、その幾つかの研究によって診察室血圧より優れている点もあることが明らかとなっています。その中でも特に注目されることは、家庭血圧の方が将来起こる臓器障害や脳心血管合併症(脳卒中など)の発症を予測する能力が高いということでした。家庭血圧を測定し始めると誰もが気づくことですが、血圧は常に変動しているものです。毎日同じ部屋で測定したとしても、時間帯、測定回数、季節などの少しの条件の違いで、また測るたびに数値は変動します。当然病院で測る血圧と家庭で測る血圧は同じ値にはならず、月に1度の病院の診察室という特別な環境で測定される血圧値より、日常生活の中の血圧値の方がその人の身体へ与える影響と密に関連する場合もあります。診察室血圧と家庭血圧との間に必ずしも一定の関係性がないために、診察室血圧値から家庭血圧値を予測することはほとんど困難です。そのためこの二つの血圧値はそれぞれが独立して評価されるべきものです。診察室血圧が正常値で家庭血圧が高値である仮面高血圧の人は、脳卒中や心臓病の発症が3倍も多いと言われています。病院だけで血圧を測っている人は、それが正常値であっても家庭血圧も測ることが大切です。診察室血圧と家庭血圧、この二つの血圧はどちらも真実ですのでしっかりコントロールすることが重要です。
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顔の輪郭の若返り、新しいたるみ治療のアプローチ、自分の血液で治療する皮膚再生治療「セルリバイブジータとシルエットリフト・フォトRF」Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
最近は顔の若返り治療(顔のしわ・たるみ・眼の下のくま治療)の『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療)』に並行して、頬やあごのたるみに『シルエットリフトやフォトRF(光高周波治療)』を行うことでフェイスリフトなどの手術でしかできなかった『顔の輪郭の若返り』が可能になってきました。『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療)』は自分の血液を採って注入まで40分程度で行え、効果持続時間が2〜3年と今までのヒアルロン酸やコラーゲン注射(6ヶ月程度)と比べ数倍持続することが特徴で、現在一番よくおこなわれている方法です。この方法の利点は2日程度の赤みはありますが、化粧が施術後2時間後よりできて、日常生活に影響が少なく、腫れも軽く、効果出現が早くその変化に不自然さがないことです。また、自分の血液を使用するため安全性が高い方法です。そしてフェイスラインを改善させてより一層の頬やあごのたるみ改善『顔の輪郭の若返り』には『シルエットリフトやフォトRF(光高周波治療)』を行うことになります。早期に自分の目で効果がわかる特殊な糸で頬の弛みを改善させる『シルエットリフト』はすぐに変化を実感できる方法です。治療と治療行程、経過、効果、今後の予防についてアンチエイジングの立場から説明させて頂きます。また、『フォトRF(光高周波治療)』はシミ・シワに有効な『オーロラ』と、シワ・タルミに有効な『リファーム』があり、治療を選択することができます。これらの治療は日常生活に影響がなく安全に受けられる若返り治療です。治療をお受けになる場合は十分に治療計画をお聞きになり、ご納得した上でお決めください。
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心配ないです 結膜下出血Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
少しチクッとした後で、鏡を見たら白目が真っ赤になっていてびっくりしたことはありませんか?これは結膜下出血といって、結膜(白目)の血管が破綻(たん)することにより結膜下に出血が拡がってしまう疾患です。出血は眼の表面だけであり眼内の出血、例えば、眼底出血とは異なり視力に影響を及ぼすことはありません。ほとんどの場合、1~2週間で出血は自然に吸収されます。多くの方がビックリされて眼科を救急受診されますが、心配しなくて大丈夫です。しかし、結膜弛緩(しかん)症といって白目が弛(ゆる)んでまぶたの縁(ふち)に乗り上げてしまう様な症状があると、出血を頻繁に繰り返すため、手術加療を行います。また、目やにが出たり、下まぶたの裏側まで赤く充血している場合は、結膜炎や他の病気を伴っている場合もあり、眼科受診と治療が必要です。
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C型肝炎をやっつけろ!Text by はら内科クリニック 原 信彦
以前のC型肝炎の治療は、インターフェロンと内服薬の併用療法で、24~48週間インターフェロンの副作用[発熱・全身倦怠(けんたい)感・食欲不振・貧血など]を耐えて治療していました。しかしながら、現在とても良い薬が開発され、内服薬を服用するだけで12~24週でC型肝炎が治る時代になってきています。非常に副作用も少なく、その程度の軽いものばかりです。C型肝炎は遺伝子型で、1型・2型に分けられます。日本人のC型肝炎の70%は、1b型というインターフェロンの効きにくいウイルスでした。2014年7月にインターフェロンを使用しない内服治療薬①アスナプレビル・ダクラタスビルの併用療法が認可され、さらに2015年6月には、第2世代の②ソホスブビル・レジパスビルの併用療法、さらに2015年9月には③パリタプレビル・オムビタスビル・リトナビルの併用療法が認可されました。一方、遺伝子型2型に対しては、2015年3月に④ソホスブビル/リバビリン併用療法が認可されました。各々の国内臨床試験におけるSVR率(ウイルスの消失率)と薬剤の特徴を示します。①の薬剤は、投与期間は24週・治療終了時92%、24週後84・7%、ウイルスの変異に弱い②の薬剤は、投与期間は12週・治療終了時100%のウイルス消失率。高度腎機能障害者には使用できない。副作用も軽微で、最も高頻度の副作用は鼻咽頭炎の29%であり、他には頭痛が7%、全身倦怠が5%、皮膚掻痒(そうよう)が4%程度です。その為、現在の主流のお薬です。③の薬剤は、12週の投与期間、治療終了時91~98%の消失率。ウイルスの変異に弱い④の薬は2型ウイルスに対する唯一の内服治療薬です。投与期間は12週間。治療終了時のウイルス消失率95~98%。高度腎機能障害者には使用できない、といった特徴です。治療の対象も、以前はインターフェロンが効かなかった人など条件がありましたが、現在では非代償性肝硬変(進行した肝硬変の状態)を除くすべてのC型肝炎症例がこれらの抗ウイルス療法の治療対象となりました。いままだ治療に二の足を踏んでいる方は、一度肝臓専門医を受診してはいかがでしょうか?[出典]日本肝臓病学会C型肝炎治療ガイドライン(第5版)2016年5月より抜粋
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歯並び、噛み合せの治療時期についてText by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
乳歯は、胎生六週ころに歯の芽がおかあさんのおなかの中で、出来始め、子供が生まれてから六ヵ月目で下の前歯が生え始めます。永久歯は、第一大臼歯(だいきゅうし)が胎生三ヵ月ころ歯の芽が出来始め、六歳ころに歯肉をわって口の中に出てきます。そうしてこの歯が根を含めて完全に出来上がるのは、おおよそ十歳です。また、親知らずといわれる第三大臼歯を除いたすべての永久歯が生えそろうのは十三歳以降です。従って、永久歯のみを対象にする矯正歯科治療であれば、十三歳以降が望ましいと考えられます。しかし、反対咬合(こうごう)や、上顎前突(じょうがくぜんとつ)のうち、歯の向きだけでなく歯が生えて来る土台となる骨に、問題がある場合にはより早い時期から治療が開始されます。つまり、骨がまだ成長している時期より治療が始まり、可能であれば下顎(かがく)前突の場合には、下あごの骨が大きくならないように抑えたり、上顎前突の場合には、より大きくなるようにコントロールを試みます。骨のコントロールは成長している間は、可能であると考えられていますので、七歳ころ前歯が生えそろったころより始まります。しかし、その程度が著しく強い場合には、乳歯の時期から始めることもまれですがあります。一般的には以上のとおりですが、バラエティが多いことから、個々の歯列不正を十分把握し、すべての面を可能な限り考慮し、最もよい治療時期を決めることが必要です。また、歯並びの治療は、永久歯が生えそろってしまえば何歳でも治療は可能ですが、美しい笑顔が描かれているポスターには、必ずきれいな歯並びが写っておりますように、審美性も歯科矯正治療の目的の大きな部分を占めております。かつ、この治療は、普通は一生に一度しか受けませんので、治療時期については社会性も考慮にいれ、十分考える必要があります。歯科矯正治療を受けられるかどうかは、治療時期を含めて、患者さんが治療後によくなった状態を喜んでいただけるかどうかの価値観によると考えております。
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