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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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ワクチンを受けましょうText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
こども達は病気と闘うにはとても弱い立場にあります。生後6カ月、お母さんからたっぷりもらった免疫がなくなるころから、ウイルスや細菌に曝(さら)される度に自分の力で一つ一つを克服して大きくなっていきます。多くは自分の力で克服できますが、あるときには病院にいってウイルスや細菌を退治してくれる薬を飲んで克服することもあるでしょう。病気にならないで済むのであれば、それにこしたことはありません。そのために行うのがワクチン投与です。ポリオはワクチンの普及によって全世界でほぼ制圧できつつあります。BCGは結核の中でも重症な髄膜炎(ずいまくえん)や骨髄炎(こつずいえん)には大変有効です。百日咳(ひゃくにちせき)はこどもでは脳症を起こすなどその合併症はあまり知られていませんが、一歩間違えると死に至る病です。ジフテリアや破傷風(はしょうふう)はワクチン投与を行わなければ自然に免疫を得ることはできません。麻疹(はしか)はアメリカやヨーロッパではほぼ制圧できている病気ですが、日本やアジアでは散発的に発生しています。最近は、お誕生日に麻疹ワクチンをというキャンペーンでずいぶんと発生数が減り、今年はおそらく100以下の発生になるものと思われますが、百日咳と同様にこどもにとって罹(かか)ってしまうことが危険な感染症であるのは変わりません。風疹は流行すると赤ちゃんに先天性風疹症候群という重い障碍(しょうがい)が出ることがあります。男の子もワクチン投与を受けるようになり、その発生は劇的に減りました。みずぼうそうは予防すると将来の帯状疱疹の発生が減るのではないかと期待されています。おたふくかぜは合併症に不治の難聴があり、ワクチンでぜひ予防したいものです。10月から11月はインフルエンザのワクチンを受けなければと思う保護者の方が多いと思いますが、この機会を利用して母子手帳を確認して受けていないワクチンがありましたら、ぜひ受けるようにしてください。任意のワクチンはお金がかかりますが、失った有給休暇と賃金よりははるかに安いものです。
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男性の性(16)Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
ビールがとても好きです。
週1回の休肝日を除けば毎晩飲んでいるので年間310日以上は飲んでいることになります。 休みの日には昼間から飲むこともあるので、膨大な量のビールが胃袋に消えています。 5℃くらいが適温と言う人がいますがキリリと冷えているのが好きです。 学生の頃、炎暑の砂浜で泳いだ後に海の家に駆け込み『おばちゃん、ビールビール、凍る寸前のやつね』などと言って『ウグウグウグ』と飲んだ、今思えば冷えすぎのビールもホントに旨かった。では、どういう状況で飲むビールが一番旨いか?ということについて深く考察してみると、20年くらい前、まだ本州に住んでいた頃、友達の結婚式で夏の札幌に呼ばれ、朝早起きしてゴルフをして汗をかき風呂に入ったあと、札幌市内某所の昼間なのに怪しげなネオンサインのついている店でなぜかまた2回ほど風呂に入り、最後にサッポロビール園でジンギスカンを食べながら皆で乾杯して飲んだビールが最高に旨かった。 適度な運動、入浴、セックス、暑くても乾燥した北海道の夏、抜けるような青空の下でのジンギスカン、という状況で飲むビール工場直送の出来たてのクラシック生、その日のスケジュールをセッティングしてくれた友達に、『たぶんこのビールは世界一旨い!』と、申し述べてお礼を言いました。さてこの号が出る頃は、忘年会シーズンだと思いますが、性行為感染症(いわゆる性病、主に淋菌・クラミジア感染症)は、お盆前後、クリスマス正月前後、年に2回くらいピークがあり、ビールの売り上げのピークと一致します。 夏のピークは男女とも開放的になって性行動が活発になっているためだと推測されますが、冬のピークは忘年会新年会など飲む機会が多く、酔った勢いで予期せぬ性行動・ハプニング性交に至ってしまうためだと思います。 酔ってするセックスではコンドーム装着もおろそかになり性病の危険が増し、性的快感度も低いので、どうしてもセックスしたければ飲む前か少量飲んだ時点でした方がいいです。その方がおいしいビールが飲めますよ。(つづく) |
シェーグレン症候群についてText by おぐらクリニック 小椋 庸隆
口の中がねばねばしたり、目がごろごろする感じはありませんか?こんな症状があったら、あなたはシェーグレン症候群かもしれません。この病気は中年女性に多く発症し慢性に経過する自己免疫疾患で、主に涙線と唾液(だえき)腺が傷害されます。涙や唾液が少なくなるため目や口が乾きます。患者数は全国で30万人以上といわれています。乾燥症状のほか、関節痛やレイノー現象(指が白くなったり紫色になる)もよく見られ、皮膚、甲状腺、肺、肝臓、腎臓などに異常をきたすこともあります。診断には血液検査、眼科的検査、耳鼻咽喉(いんこう)科[または口腔(こうくう)外科]的検査が必要です。原因不明で完治は難しい病気ですが、症状を和らげる治療法はあります。関節リウマチなどの膠原(こうげん)病を合併している場合もありますので、心当たりのある方はリウマチ内科を受診してみてください。
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まぶたのふちにニキビのような小さな塊がText by 清水眼科クリニック 清水 信晶
まぶたに1~2mmのプチプチしたニキビのような塊(かたまり)ができる方がおります。まぶたの際(きわ)にできる黄色っぽいものは「マイボーム腺梗塞(こうそく)」、皮膚の表面にできる白っぽいものは「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」といいます。マイボーム腺梗塞は脂肪の分泌腺の先端がつまって(梗塞=つまる)黄色い塊になるのですが、だいたいは自然につぶれてしまいます。時に、中の脂肪が固まって大きくなると赤目(結膜・けつまく)の方に破れて飛び出してきて急な痛みを生じることがあります。その時には麻酔の目薬を付けて針などでほじくり出してあげると簡単に治ります。皮膚の表面にできる稗粒腫は、中にケラチンという白っぽい脂肪のような成分がたまってくるのですが、美容的に気になる時には麻酔をして針で突っついてあげるとすぐに絞り出すことができます。
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あなたは、あと何年目を使いたいですか? 〜角膜内皮細胞〜Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
洞爺に行ってきました。今朝(10/14)、洞爺湖越しに見える羊蹄山はきれいに雪化粧していました。ところで…羊蹄山から出た光は私の眼のなかの、角膜、前房水、水晶体、硝子体を通過したのち光を感じる網膜に到達し、網膜から脳に信号が届けられます。光の情報が正確に網膜まで届くためには角膜、前房水、水晶体、硝子体は透明でなければなりません。ちなみに水晶体が濁った状態が白内障です。今回の主役、角膜内皮細胞は、角膜を透明に保つ役割を担った細胞です。角膜の主成分はコラーゲンで、コラーゲン線維が整然と並ぶことで透明性を維持しています。角膜の裏側には前房水があり、常に角膜内に前房水からの水分がしみこんできます。角膜内の水分が過剰になるとコラーゲンの並びがくずれ透明性を失うため、過剰な水分を角膜内皮細胞せっせと排出しています。角膜内皮細胞は生まれた直後には35万~40万個あるとされ、年齢とともにゆっくり減少していきますが、眼が障害を受けると大きく減少します。角膜内皮細胞には再生する能力はないため、障害を受けるたびに減る一方です。正常眼では1平方mmあたり3000個ありますが、減少して500個以下になると角膜は透明性を失い、濁ります。角膜内皮細胞は、角膜を透明に保つ役割を担っているのに、再生しないという点で、最も大切にしなければいけない細胞のひとつなのです。角膜内皮細胞を減らす原因は、眼のけが、緑内障発作やぶどう膜炎などの病気、眼の手術、コンタクトレンズの不適切な使用が知られています。最近、コンタクトレンズのなかでもカラコン(カラーコンタクトレンズ)による眼障害問題になっています。一般的なコンタクトレンズは眼に悪影響の少ない材質になっていますが、現在中高生のあいだに広まっているカラコンは粗悪なつくりのものが多く、よほど厳密に管理していかないと角膜内皮細胞を減らしていきます。そうはいうものの、未成年者は将来のことよりも今現在のことを重視するのはある程度理解できます。子供達の眼を守るのは、子供達の将来を考えられる家族、教育関係者、医療従事者の責任です。
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