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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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インフルエンザの流行が始まりましたText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
いつもより早い雪の訪れはインフルエンザの流行も舞い込んでいるようです。私のところには過去20年分の函館やその周辺のインフルエンザの流行状況の記録が残っております。それによりますと、インフルエンザが流行期に入ったと判断されるのが11月中であったのは、今年も含めて過去10年で5回です。そのうち新型インフルエンザの流行で秋口からの流行が多かった2009年と10年を除けば3回となります。1993年から2007年までは全くありませんでしたので、だんだんと早くなっているのは統計上にも表れています。流行の規模から見ると15~16年シーズンは大規模な流行でしたが、それ以外の年は同程度の流行となっています。例年、11月に流行が始まった年は大きな流行にならないというのがここ最近の傾向ですが、今年はワクチン接種が少ないので、その傾向が続くかどうかはまだ分かりません。今年の流行ですが、札幌市の衛生研究所の報告ではN1H1pdmが優勢、東京都の衛生研究所の報告ではA香港型が優勢となっております。今シーズンのワクチンは、当初品不足が心配されましたが、多くの医療機関でワクチンを早めに終了したことも影響しているのか、ここにきてある程度の量を確保できるようになりました。特に、65歳以上の定期接種対象者は接種期間が1月末までに延びたこともあり、接種が済んでいない対象者の方はかかりつけの先生とご相談の上接種されるようお願いいたします。子どもの接種に関しては、札幌の流行状況から判断すると、ワクチンの効果は十分あるものと考えられます。保育園や幼稚園、学校などに通っているお子さんを中心にできるだけ早く、希望される方は打つようにお願いいたします。接種間隔は3週間が理想ですが、本格流行が迫っていますので、かかりつけの先生とご相談ください。
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鼻のホクロの切除Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡
ホクロの手術法は普通は紡錘形(ぼうすいけい・木の葉のような形)に切除して縫合します。また小さいものでは、くり抜くように切除してそのまま治したり、焼いたりします。ホクロの部位や大きさによって切除の方法も異なってきます。皮膚が厚い部位では紡錘形よりも円形や楕円形にくり抜いて縫合した方が傷が短く目立たないこともあります。鼻はホクロの切除としてはちょっと特別な場所です。鼻の部分は鼻根部(鼻の上部、目の間)鼻背部(鼻すじ)鼻尖部(鼻のとがった先端部)鼻翼部(小鼻)に分けられます。鼻根部は皮膚が薄いので普通通り紡錘形に切除して縫合します。鼻背部、鼻尖部は皮膚が厚いので円形や楕円形にくり抜いて縫合します。その方が傷が短くなり皮膚の盛り上がりも少なくて目立ちにくくなります。鼻翼部は鼻の穴の縁になるので、鼻の変形がもっとも目立ちやすい場所です。そこで、縫合の方向を変えて変形が起こりにくいようにします。また、三角形に切除して縫合するなど周囲の変形が少ないような縫合法を行うこともあります。このようにして、鼻のホクロとして最も多い3~7ミリくらいの大きさのホクロを切除できます。それ以上の大きさのものに関しては周囲から皮膚を移動させたり、皮膚を移植する植皮の必要が出てきます。また、小さいものに関してはくり抜いてそのままにしたり、焼いたりします。また、ホクロに似た悪性腫瘍として、悪性黒色腫(メラノーマ)があります。その識別も必要になります。(保険が適用されない場合がありますので、病院にてご確認下さい)
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老衰の躍進Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
厚生労働省が今年6月に発表した2018年の人口動態統計の結果、死因の1位、2位はこれまで同様がんと心疾患でしたが、老衰が脳血管疾患を抜いて初の3位となりました。死亡診断書上の死因として老衰は、ここ10年ほど右肩上がりで上昇し続けています。この上昇については、近年策定された肺炎診療ガイドラインの影響で、加齢による衰弱状態で誤嚥性肺炎などをおこして死亡した場合の死因を肺炎ではなく老衰とする医師が増加していることも一因とみられています。とはいえ、特別な病気で死亡するのではなく生物学的な寿命ともいえる老衰で人生を終える方が増えているのは間違いないでしょう。「天寿を全うする」とか「大往生」などと例えられることが多い老衰死は、生の終わり方としては望ましい形と言えます。意外なことに、時代をさかのぼると戦前の方がむしろ老衰による死亡率は高かったようです。これは平均寿命が短かかったからに他ならず、がんや心疾患などを発症して直接死因として亡くなる前に老衰で亡くなってしまう人が多かったということです。寿命の延長とともに今度は高齢者に多く発症する致死的な病気が増加してきたわけですが、今後の医療の進歩とともに病死が減っていけば老衰死の比率はより一層高まっていくことになります。今や世界に冠たる長寿大国である日本ですが、明治時代の平均寿命は男性42.8歳、女性は44.3歳でした。内閣府公表の高齢社会白書「平均寿命の将来推計」によると平均寿命は今後も延びると予想され、2060年には男性は84.19歳に、女性は90.93歳になるとされています。また昨年の集計では100歳以上の高齢者の方は国内に約7万人もいらっしゃいます。人間は一体何歳まで生きれるようになるのか?タイムマシンがあるなら遠い未来まで確かめに行きたいところです。
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予防と早期発見Text by 北美原クリニック 岡田 晋吾
病気は予防することができればそれに越したことはありません。高血圧や糖尿病など生活習慣病と呼ばれる疾患(しっかん)の多くは食事療法や適度な運動を行うことによって予防したり発症を遅らせたりすることができます。また最近増えている慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)や肺がんは禁煙することにより予防することができます。ガンについては食生活の欧米化に伴い乳ガン、大腸ガンが増えています。日本食にすればこれらのガンは予防することが可能かもしれませんが、逆に胃ガンが増えるとも言われています。大切なことは40歳を過ぎたら定期的にガン検診を受けることです。生活習慣病にしてもガンにしても早期発見、早期治療により生活の質を落とすことなく楽しい生活を送ることができますので、ご自分のかかりつけ医を決めて気軽に健康についての相談をしましょう。
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掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)についてText by やなせ皮フ科クリニック 梁瀬 義範
「掌蹠膿疱症」という病気をご存知でしょうか?最近、ある芸能人がこの病気にかかったという話が、テレビや雑誌で取り上げられていましたので、この病名を耳にされた方も多いのではないでしょうか?さてその症状は、手のひらと足の裏に、菌の関与がない、膿をもったブツブツ(無菌性膿疱=むきんせいのうほう)が出て、皮膚が赤くなったり(紅斑=こうはん)、皮が剥けたり(鱗屑・落屑=りんせつ・らくせつ)するというものです。そしてこれらの症状は、良くなったり悪くなったりを繰り返し、慢性的な経過をたどります。手のひらを「手掌(しゅしょう)」、足の裏を「足蹠(そくせき)」と呼ぶことからこの病名がついています。この病気の原因は、はっきりとわかっていません。再発を繰り返す扁桃炎(へんとうえん)や虫歯・歯周炎、副鼻腔炎(ふくびくうえん)などの細菌感染との関連や金属アレルギーとの関連が指摘されていますが、現段階では確実とは言えません。しかし、扁桃腺の摘出や歯科金属の除去・変換といった歯科治療などで、症状が改善する方がいらっしゃるのも事実です。一般的な治療は、外用療法になります。ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬を使用します。時として内服治療を行う場合もあります。エトレチナートやシクロスポリンという薬を使用したり、ミノサイクリンという抗菌薬を服用したりすることもありますが、副作用の心配があり、その使用にあたっては慎重に検討する必要があります。ビチオンというビタミン剤や漢方薬の内服が有効な場合もあります。また病変部に紫外線のA波を照射する治療方法(PUVA=プーバ)もあり、良好な治療成績を挙げています。「掌蹠膿疱症」は、水虫や手荒れと間違えられることがあります。治りづらい症状がある場合、一度皮膚科を受診してみてはかがでしょうか。
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