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ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぎましょうText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
Hibワクチンと肺炎球菌ワクチン、子宮頸がん予防ワクチンが来年からの公費接種となることが決まりました。不活化ポリオワクチンは9月から単独での接種が始まり、11月からは三種混合ワクチンと一緒になった4種混合ワクチンとして接種が出来る予定となっています。ようやく世界水準のワクチンレベルに追いつきつつあるのですが、未だに知られていないのはB型肝炎の予防ワクチンです。このワクチンの目的はB型肝炎ウイルスによるがんの予防です。現在、B型肝炎ワクチンは母親がB型肝炎ウイルスに感染してキャリアとなっている人に限って、母子感染を予防するという目的で行われています。しかし、世界はすでにすべての子供達にB型肝炎ワクチンをするようになっていて、世界177カ国で生まれた直後からのワクチン接種が始まっています。B型肝炎ウイルスには3つのタイプがあることが知られていて、今まで日本で広まっていたのは子供のうちに感染してしまうと将来がん化することが懸念されていました。最近首都圏などで広まっているタイプは成人になって感染しても肝臓がんを発症しやすいと言われ、このタイプが主流になって来ました。通常の日常生活では感染に至ることは稀ですが、家族内での感染や性的接触による感染などは知られております。ワクチンは成人になってからも可能ですが、乳幼児期に接種したものは抗体の獲得に優れていると言われ、多くの国では3種混合ワクチンの中に不活化ポリオワクチンと一緒になった5種混合やHibワクチンも含めた6種混合ワクチンという形で普及しています。日本では残念ながら任意接種扱いで1回5,000円程度で3回の接種が必要です。でも、これによって将来の癌のリスクの一つは防ぐことが出来るのですから、おたふくかぜや水ぼうそうとともに子供のうちに必要なワクチンとしてご両親にぜひ理解していただきたいと思っています。現在、2ヶ月からHibワクチンが始まりますので、それに合わせてB型肝炎ワクチンもぜひ接種するようにしましょう。
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アンチエイジングと矯正歯科Text by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
先日、東京、御茶ノ水で開催された日本成人矯正歯科学会のテーマは、「アンチエイジングと矯正歯科」でした。
同時に開かれた「イーラインビューティフル大賞」に女優の釈由美子さんが選ばれ、学会を華やかなものにしました。 一般にアンチエイジングを日本語で言えば「抗老化」「抗加齢」。 美容整形分野では、しわや肌の若返り、スキンケアや医学的治療により、外部から皮膚そのものをケアすることで、よく使われておりました。 現在、歯科の分野では、抜けた歯の部分に、取り外しタイプの入れ歯や、周りの歯を削らない人工歯根療法(インプラント)などにより、歯を増やすことや、黄ばんだ歯、若いときに治療し変色した歯を、ホワイトニングにより、歯を削らずに美しい歯に回復させる場合に使われ始めております。しかし、アンチエイジング治療を受けようと考える患者さまの多くは、若く見せたい、昔の自分に戻りたい、という強い気持ちをお持ちの方々と感じております。 したがってサプリメントやホルモン補充療法などの、内部から全身的に若返りを図る方法、つまり全身的な老化防止策が、最近脚光を浴びてきました。歯科に関して言えば、見せかけだけではない、親知らずなどあまり利用されていない歯を、他の部分へ移植したり、歯槽膿漏により弱った歯茎をブラッシングやスケーリングにより進行を抑え、より健康にすることがすでに行われております。 またこれらに加え、最近では、より積極的に、GTR法や人工骨移植など、歯槽膿漏の手術による、骨再生療法などが手がけられてきております。 今回の学会の特別講演の一つであったプラセンタ(胎盤エキス)治療などと組み合わせたり、高齢者への矯正歯科治療とインプラントを同時に行い、若い頃より良い歯並びを手に入れることによる根本的なアンチエイジング治療が手がけられてきております。 |
最近の目の周囲やほうれい線のしわの治療Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
しわの治療にはRFによる高周波治療や、レーザーピーリングがよく行われています。とくにRFによる高周波治療は、痛みも少なく施術後の赤みも少ないため、化粧ももちろん可能で日常生活に支障はありません。レーザーピーリングはシワのほかに皮膚の肌理(きめ)、にきび跡、毛穴の気になる方に有効な治療方法ですが、痛みがあるのが問題です。RFの治療を行いながら、従来から行われているヒアルロン酸注入や、ボトックス注射による治療方法を行います。また、部分的に表情筋を引き締める薬用の化粧品を使用します。治療回数は治療方法によって異なりますので、専門医より十分に説明をうけて頂きます。シワの治療においても、予防は大切です。治療後も紫外線予防と老化予防のスキンケア、ビタミンCを中心にサプリメントを摂取することを心掛けてください。
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病状に対してわかりやすい説明を心がける 骨粗しょう症の予防・診断・治療に努めるText by 江端整形外科医院
函館市亀田支所にほど近い江端整形外科医院。初代院長の江端章氏が開設してからすでに40年を超えるが、古くから通っている患者はいまだに多い。2008年には2代目となる江端済(わたる)院長が着任した。江端院長は函館中央病院などで、主に変形性膝関節症など膝の疾患、整形外科領域の腫瘍に関する治療に携わってきた。同医院は膝関節、腰痛など整形外科疾患全般や関節リウマチの診断、各種リハビリテーション、骨粗しょう症の検診・治療などに対応している。「きちんとした診断を行うよう努め、病状に関してわかりやすくていねいにご説明するよう心がけています。またどこの科を受診したらいいかわからないという患者さんの相談にも応じ、適切なアドバイスができるよう努めています」と、江端院長は話されました。手術が必要と思われた場合は、函館中央病院や函館五稜郭病院などと病診連携を利用して紹介している。腰椎牽引器や神経障害に有効な低周波治療器、マイクロ波治療器などの物理療法を中心に疾患の緩和や改善、リハビリを実施している。「骨粗しょう症の予防や進行させないための治療を積極的に行い、少しでもADL(日常生活動作)を改善して、現在の生活を維持できる診療を目指しています」と話す。
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ピロリ菌をやっつけろ!Text by はら内科クリニック 原 信彦
胃潰瘍(かいよう)・十二指腸潰瘍の原因として、ヘリコバクター・ピロリ菌が発見され、二〇〇〇年十一月より、ピロリ菌の除菌治療が行われてきました。多くの患者さんが、この治療の恩恵を受け、潰瘍の再発・再燃から解放されました。しかし、残念なことに二〇%前後の患者さんには効果はありませんでした。原因は、ピロリ菌を除去する抗生物質が効かない、いわゆる耐性菌の出現でした。日本ヘリコバクター学会では「ヘリコバクター・ピロリ感染が胃癌(がん)を含む様々な疾患の発症に深く関与していることが明らかになってきており、本邦においてヘリコバクター・ピロリ除菌療法の徹底を図り、ヘリコバクター・ピロリ感染を撲滅していくことは、胃癌をはじめとする消化管難治性疾患の発症予防に極めて重要かつ重大なことである」と位置づけ、ピロリ菌を撲滅させる研究がなされていました。その結果、新たな治療が今年の八月に承認され、現在加療できるようになりました。これを「二次除菌治療」と呼んでいます。以前の治療(一次除菌)が不成功だった方に、この二次除菌を行い、八十五~九十%前後の方々が除菌に成功しています。治療は、一次除菌薬剤のクラリスロマイシンを、メトロニダゾールという薬剤に一種類変更しただけです。ただし、この二次除菌を行う方は、新たな耐性菌の出現を避けるために一次除菌が不成功だった方のみ限定となります。主な副作用は、一次除菌のときとほぼ同様で下痢・軟便です。また、気をつけなければいけないのは、二次除菌の薬は酒と相性が悪く、除菌治療期間の一週間は禁酒が必要になります。これからの季節は、忘年会・新年会があると思いますので、二次除菌治療を希望の方は、急がず正月が明けてからじっくりと治療に取り組んではいかがでしょうか?
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