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コラムを読む

貧血といわれたら

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
健康診断などで貧血の診断を受けたことがある方もいらっしゃると思います。貧血とは、血液中の赤血球の中にある、酸素を運ぶ役割のヘモグロビンの濃度が低下した状態を指します。症状としては目まい、立ちくらみ、息切れ、疲れやすい、などがありますが、症状が出るのはかなり進行してからになります。ただしここにあげた症状は貧血でなくてもしばしば起こりうるので、「貧血をおこした」と患者さんが診察室で表現しても実際には本当の貧血はなかった、ということはよくあります。貧血の原因はいろいろありますが、大きくは①血液そのものの病気(白血病など)、②慢性疾患(腎臓病や肝臓病など)や加齢に伴うもの、③鉄やビタミンなどの血液(赤血球)を作るための原料不足によるもの、に分けられます。その中で最も多いのは鉄不足による貧血、いわゆる鉄欠乏性貧血で、貧血全体の約60〜80%を占めるといわれています。鉄不足は偏食による栄養不足や胃切除後の吸収不良などでも起こりますが、これらの特別な事情がなければ、現代の日本で普通の食事をしている限り鉄の摂取不足になることは少ないと考えられます。むしろ多いのは何らかの出血によって赤血球が減り、その結果赤血球に含まれていた鉄分が体内から失われたケースで、例えば鼻出血、歯茎の出血、痔出血、月経なども原因となります。特に問題となるのは消化管(胃や腸)からの出血です。目に見える程の出血(吐血・下血)があればすぐに気付いて病院を受診すると思いますが、肉眼では分からない程度の出血がじわじわと続いた結果貧血となり、それがきっかけで進行した胃がんや大腸がんが見つかるケースは決して珍しくありません。貧血と診断されたら放置せず、一度胃カメラや便潜血検査(大腸がんの検査)を受けることが大切です。
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点眼の仕方

Text by はこだて港町眼科 松下 知弘
〇正しい点眼の仕方をご存じですか?突然ですが、正しい点眼の仕方を知っていますか?眼科で治療といえば「点眼」です。教わったことはないけれど、なんとなく子供のころから自分なりにやっていた、なんてことはありませんか?目尻から流し込んだり、ぱちぱちしたり…。正しく点眼をしないと効果が減少するどころか副作用ばかりが目立ってしまうことがあります。点眼薬の種類はたくさんあり容器の形も違いますが、正しい点眼の仕方は基本的にはどの点眼薬も同じです。〇点眼方法の実態少し古いデータになりますが、患者を対象とした点眼の実態調査の結果を示します。・目薬をさし過ぎている(2滴以上)…33.5%・点眼後に「目をぱちぱちさせている」など、適切な点眼を行っていない…94.2%・目薬が鼻やのどの方に流れて薬の味を不快に感じる…38.8%・目薬が目から流れ出て後始末が面倒と感じている…35.9%・目薬が目の中にうまく入らず、目の外に落ちてしまう…35.2%・点眼容器がまぶたやまつげに接触する…41.1%・開封後1カ月以上経過した点眼を使ったことがある…38.6%・十分間隔をあけずに複数の目薬を点眼している…37.2%〇正しい点眼の仕方まぶたやまつげに触れないように1滴だけ点眼薬を目に垂らし、しばらくまぶたを閉じて目薬が鼻やのどの方に流れないように目頭を軽く押さえることが大切です。目をぱちぱちする必要はなく、まぶたに残った余分な目薬はティッシュペーパーなどで拭き取ってしまって構いません。点眼の種類によっては点眼後に目の周りを洗い流したほうがいい場合もあります。複数の目薬をさす場合は、5分以上あけてから次の目薬をさすと効果的で、間隔が短いと最初の目薬が洗い流されてしまい、効果が減少してしまいます。点眼の仕方が気になる方は、一度、眼科医にご相談ください。
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姿勢と眩暈(めまい)

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
眩暈は、体のバランスをとる機能の異常から生じますが、この体のバランスには、耳(内耳というところ)や目の働きに加えて、実は体を支える筋肉も重要な働きをしています。つまり首や背中、足腰の力の入り加減で、体の重心がどちらに傾いているのか、判断されます。筋肉は力を出すだけではなく、どのくらいの力が入っているかの情報を脳に送っています。このために、首のコリや、腰痛から眩暈を生じることがあるのです。手に拳大の石を持ったとき、腕を真っすぐに保つと力を入れなくても安定しますが、手首を曲げたり、腕を傾けると、腕や肩に力が入ります。この状態が長く続けば腕や肩が疲れてしまいます。デスクワークなどでうつむいてばかりいると、首に力が入りっぱなしです。年を取ると、背中が丸くなってきますから、前を見ようとして、アゴが突き出て、首は後ろに曲がります。やはり首の後ろに力が入ります。強い力を入れた後、力の加減がうまくいかなくなった経験があるでしょう。重いものを持った後、字を書こうとするとペンが軽いために文字が大きくなったり、あるいは手が震えたりすることがありますが、長時間、不自然な姿勢を取った後とか、緊張した時間が長かった後など体を支える筋肉群の緊張が異常になり、体がどちらに傾いているのか、分からなくなります。明るくて周囲がよく見えれば、体の傾きは目で分かりますが、夜間、床に就いたときなど、体が沈むような感覚や体が回るように感じたりします。また、トイレに起きて暗い廊下を歩くとき、体の揺れを強く感じる場合があります。このような眩暈はMRI検査や耳検査をしても異常は見つかりません。原因がはっきりしない眩暈の中にはこのようなものがあると思われます。こんな時、筋肉の緊張を正常に戻すために、デスクワークの合間や、就寝前のストレッチをお勧めします。また、そうならないために、日ごろから、正しい姿勢を心掛けることが大事です。
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)に対する新しい治療

Text by 江口眼科病院 昌原 英隆
眼科では最近、加齢黄斑変性に対する新しい治療が始まっています。加齢黄斑変性とは加齢が原因で眼のフイルムの働きをする網膜に変性が起こることで、「歪んで見える」「中心が暗い」などの症状を引き起こします。これまで光線力学的療法というレーザー治療が行われてきましたが、今年の3月より日本でも加齢黄斑変性治療薬であるラニビズマブの硝子体注射による治療が始まりました。ラニビズマブは大多数の患者さんで視力の維持だけでなく視力の回復が証明された初めての薬剤で大いに期待されています。治療は通院にて月1回ラニビズマブを白眼の部分から眼の中心の硝子体という場所に注射し、これを3カ月間繰り返します。その後は、検査結果や症状をみながら必要に応じて注射することになります。気になる症状がありましたら眼科医へ相談してみて下さい。
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高血圧をやっつけろ!

Text by はら内科クリニック 原 信彦
今年から、日本高血圧学会が高血圧のガイドラインを変更しました。
内容は、さらに血圧を低く管理することです。なぜ血圧を下げるのでしょうか?それは、健康に長生きしたいからです。
血圧を下げることにより、脳卒中・心筋梗塞による死亡リスクを減らすことが出来ます。
具体的には、血圧をたった2mmHg低下させると脳卒中になる率が約6%、心筋梗塞は約5%低下するそうです。
また、血圧が120mmHg以下の人に比べると140mmHg以上の人は脳卒中・心筋梗塞による死亡リスクが3倍以上になります。
これらのデータをもとに、血圧をより低く管理することが必要になりました。
皆さんに出来ることは、まず、血圧測定をすることです。
測らなければ自分の血圧が正常なのかどうかもわかりません。
初期の高血圧患者さんは自覚症状は全くありません。
「頭も痛くないし大丈夫」と思わずに、まずは自宅で血圧を測定してみましょう(血圧計は腕に巻くタイプ・オシロメトリック法という測定方法のものが良いです)。今回のガイドラインの改訂で自宅での血圧は、若年・中年者は、125/80mmHg未満、高齢者135/85mmHg未満が目標となりました。
この数字は医師である僕がみても厳しいなと思います。
時間をかけて少しずつ目標に近づけること、そして、より血圧を下げるという意識を持つことが必要になります。漫然と血圧のお薬を飲むだけではなく、自分で出来ることをしてみましょう。
まずは減塩です。
日本人の食塩摂取の平均は11gですが、6gを目標にしましょう。
具体的には、味噌汁・スープは1日1回だけにする。漬け物を出来るだけ避ける。
減塩醤油を使ったり、ポン酢やレモン汁等で代用する。
次に、体重を4~5kg減量させると血圧も低下しますよ!運動は散歩程度で構いません。
日常生活で車は駐車場の端に止めるとか、買い物は歩いていくことなどから始めましょう。この春、何か一つでも出来そうなことから始めてみませんか!?
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