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ブルーライトは、何が悪い??Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
最近、ブルーライトカット眼鏡が売り出されていますが、ブルーライトとは、LEDをバックライトに使う液晶モニターから多く発せられている光です。モニターは明るいほうが見やすいと思われがちですが、明るいとブルーライトがいっぱい入っているので、「眼精疲労」を引き起こします。また、肌にとっても紫外線同様に悪影響を及ぼし、くすみやクマができると言われています。20年前に比べると、LEDディスプレイの普及により、あらゆるデジタル機器からブルーライトを知らぬ間にたくさん見ているので、「①網膜へのダメージ②目の疲れ③目の痛み」などを引き起こします。以上のことから「パソコン作業はなるべく長時間しないように控える。ディスプレイの輝度を調整する。ブルーライトカットのフィルターやメガネを使用する」などして、健康的な生活を送れるように心掛けましょう!!
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緑内障についてText by 吉田眼科病院 目谷 千聡
緑内障とは、視神経が障害され視野(正面を向いて前方を見つめた時に上下左右の見える範囲)が狭くなったり、部分的に見えなくなる目の病気をいいます。眼球に一定の張りを与えて形を保つ圧力のことを眼圧(がんあつ)といいますが、房水(ぼうすい)という眼内の水分がこの役割を担っています。房水は、毛様体(もうようたい)というところから生産され、目の中を循環しながら組織に栄養を与え、最終的には隅角(ぐうかく=房水の出口)を経て血管に流れ出ていきます。この流れがスムーズである限り、眼圧は一定に保たれています。ところが、房水が排出される隅角が目詰まりを起こすと、目の中の房水が多くなりすぎて目がパンパンに張ってしまいます。これが、眼圧が高い状態です。急激に眼圧が上がると視神経はすぐに傷つきます。また、眼圧がそれ程高くなくても、上昇している期間が長ければ徐々に傷ついていきます。眼圧の正常範囲は10~21mmHgとされていますが、視神経がどのくらいの眼圧に耐えられるかは個人差によります。実際、眼圧が正常なのに緑内障をわずらっている人が緑内障全体の半数以上を占めています。ですから、眼圧が正常でも決して安心はできません。多くの緑内障は、初期の段階では自覚症状はほとんどありません。実際、視野障害が起きていても視線を動かすなどして無意識に両方の目で補い合って物を見ているため、自分では視野障害に気付かないことが多いのです。また、視力は末期まで良好に保たれるため、視力を測っても緑内障が発見されないこともあります。現在、日本では四十歳以上の十七人に一人が緑内障に罹患(りかん)しており、自覚症状がないために緑内障患者さんの約九〇%が治療を受けていないといわれています。早期発見、早期治療のため、何も症状がなくても、一度は眼科検診を受けることをお勧めします。
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胃食道逆流症についてText by はら内科クリニック 原 信彦
食生活をはじめとする生活様式の欧米化により、近年日本人の胃食道逆流症増加しています。名前の通り、胃液が、食道からのどにかけて逆流するために様々な症状を引き起こします。一般的には、胸焼け・すっぱい水があがる・ご飯が詰まる感じがするなど。変った症状では、のどの違和感・不快感、声のかれ、慢性の咳、胸痛なども起こることがあります。この病気は、症状はあっても胃カメラでは異常がない方が30~40%程度いるという困った疾患です(以前は、胃カメラで異常がないため、神経症と誤診されていたケースもあります)。症状と胃カメラの所見が合わないケースでは、24時間pHモニタリングという検査を行うのが一番よいとされています。しかし、この検査は、鼻から細いコードを飲み込み、その状態で24時間過ごしてもらう検査のため、通常行う検査としては不向きです。このため、胃カメラで所見がなく、この疾患を疑う場合、治療と診断をかねて、PPIテストを行います。これは、プロトンポンプインヒビター(頭文字をとってPPI)といわれる胃酸の分泌を抑える薬を服用するだけです(新薬ではなく、胃潰瘍・十二指腸潰瘍治療に用いられています)。薬は、1日1回の服用で済み、副作用もほとんどありません。胃食道逆流症の場合、内服後症状は改善し、中止後再発することが多いことで診断がつきます。このPPIテストの注意点は、胃カメラで病状を確認することです。つまり、胃カメラで他の病気がなく、PPIが効果ある場合に初めて胃食道逆流症と診断がつきます。そうしなければ、同じ症状でも、食道ガン・胃ガン・胃潰瘍等の疾患を見逃してしまいます。最近では、胃カメラも細くなり、また、以前つらい思いをした方には、鎮静剤を用いた方法でリラックスして検査を行うことが可能です。これらの症状に思い当たる方は、消化器専門医への受診をおすすめします。
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鼻の調子が悪く、いつまでも治りません。単なる風邪ではないのでしょうか?Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
症状が2週間も続くならアレルギー性鼻炎の可能性も。子どもの場合には続発する中耳炎も心配。早期受診が大切冬といえば風邪の季節ですが、その中で一見風邪の症状だと思っていたものが、実はアレルギー性鼻炎による症状の悪化である場合が意外と多く見られます。風邪だと思っても、症状が2週間も続くようであれば何らかの慢性的な状態が考えられます。また、必ずしもアレルギー性のものではない場合もあるため、いずれにしても医療機関で検査してみる必要があります。通年性のアレルギーは基本的にハウスダストやダニが原因で、すでに鼻は過敏な状態にあります。そこに冬場は寒暖差や湿度差が激しいなどの物理的刺激が多くなるため、鼻の調子が悪くなりがちになるのです。経験的に秋口から寒くなって、乾燥が進む季節に入ると調子を悪くして不安定な状態に陥る人が多いので、その季節から注意が必要です。ただアレルギー性鼻炎の発症を予防することは難しく、すでにアレルギー性鼻炎と診断されている人であれば、事前に薬を飲むなどの対策もとれますが、既往症がない人ではいかに初発症状を見逃さず、少しでも早く専門医を受診することが大切といえます。特に注意しなければならないのは、子どものアレルギー性鼻炎で、意外と放置された状態のままの子どもが多いのです。鼻の状態が悪いと風邪をひきやすく、またアレルギーなどで鼻の状態が常に悪ければ、いずれ鼻の機能がまったく失われてしまいます。例えば鼻から空気を吸った際に、鼻の中で粉塵(ふんじん)や細菌を取ったり、空気を加湿化し肺に送るという大事な機能がまったく破綻してしまうわけです。当然あらゆる感染症にも罹りやすくなってしまいます。さらに鼻の状態が悪いと、結果的に中耳炎にも罹りやすくなるのです。中耳炎が子どもに多いのも、そういったことが関係していて、多くの場合、風邪から鼻の調子を悪くしてしまい、続発的に中耳炎を起こしているのです。そのため中耳炎の発症も冬場に多く見られます。その意味では、中耳炎の治療のポイントは、鼻の状態のコントロールにあるということがいえるわけです。また、治療には抗生物質の適切な使用が重要です。一般的風潮として抗生物質は敬遠されがちですが、特に幼少期に起こす中耳炎や鼻炎の細菌の種類は決まっていますので、その動向を見極めて適切な抗生物質を選び使用することで、それぞれの症状も速やかに改善されます。耳鼻科は基本的に感染症外来です。風邪も感染症ですので、鼻の調子が悪いなどの症状が長く続く場合や、特に学童期以下の子どもの場合には、まず耳鼻科への受診をお勧めします。
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ビスフォスフォネート系薬剤を服用しての注意点~顎骨壊死について~Text by 北斗歯科クリニック 土永 浩史
医科で処方されますビスフォスフォネート系薬剤は、悪性腫瘍(癌)の骨への転移、悪性腫瘍による高カルシウム血症、骨粗鬆症に用いられています。
近年、これが顎骨壊死に関わっているとの報告が相次いでいます。この顎骨壊死はビスフォスフォネート系薬剤を投与されている患者様にまれに起こり、顎の骨が部分的に腐った状態になり、口の中の細菌が感染します。 その場合、 ①口の中の痛みや腫れ、膿が続いている ②歯茎に白い硬いものを感じる ③歯がグラグラする ④下唇のあたりがしびれる などの症状が現れます。こういったビスフォスフォネート系薬剤による骨壊死は顎の骨以外では見られなく、特に下の顎に起こりやすいと言われています。 口の中の粘膜は傷つきやすく、口の中の細菌が顎の骨に感染する可能性が他の骨に比べ高いためだと考えられています。また、ビスフォスフォネート系薬剤を投与されている患者様が抜歯などの口の中の外科治療をした場合も顎骨壊死が生じる原因に挙げられています。ビスフォスフォネート系薬剤は、悪性腫瘍、骨粗鬆症の治療に非常に有用です。 こういった顎骨壊死のリスクがあるので、服用されている患者様はかかりつけの歯科医にあらかじめ伝えておくことが必要です。 そして、どうしても抜歯などの治療が必要であれば、ビスフォスフォネート系薬剤を処方している医師と薬剤師と歯科医が連携を取った上で治療を進めてもらった方が良いでしょう。先ほども述べましたとおり、この顎骨壊死は頻度としてはまれに起こるものですが、ビスフォスフォネート系薬剤を投与されている患者様はそのリスクを減らすためにも、口の中を清潔に保ち、定期的な歯科クリニックでの口腔清掃をすることをお勧めします。 |








