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コラムを読む

陥入爪(かんにゅそう)

陥入爪というのは、爪の端が食い込んでいることで痛くなる病気です。多いのは足の親指の爪です。爪が食い込んでいるために痛みが出たり、爪を切るときに端まで切ることが出来ずに爪の端が尖って残ってしまい、そこが刺さって痛くなってきます。ひどくなると肉芽(にくげ)という組織が盛り上がってきて、痛くて歩行にも支障を来すようになります。軽度であれば、爪の切り方に気をつけて爪を伸ばすようにしたり、テープで爪の端をとめて爪と皮膚の間を広げるようにすると痛みが出にくくなります。また、ワイヤーを爪につけて伸ばす方法もありますが、時間がかかったり、再発することもあります。爪の食い込みが強い場合や、何回も繰り返す場合には手術をしなくてはなりません。手術の方法にもいくつかあります。爪母という爪を作っている組織が爪の根元にあります。食い込んでいる部分の爪母をフェノールという薬品で焼いてしまう方法や直接切除してしまう方法があります。こうすると爪は多少細くなりますが、食い込んだ部分の爪は生えなくなり痛みは出なくなります。フェノールで焼く方法は簡単なのですが、再発することもあります。切り取ってしまう方法は手術後は疼痛がありますが、確実な方法です。術後は1~2日でぬらしたりできます。また、巻き爪というのもあります。これは爪の端だけでなく爪全体が丸まってくるもので、正確には陥入爪とは異なります。巻き爪は変形は強いのですが、痛みがないことも多いのでそのままにすることもあります。上から押さえたりして疼痛があるとき手術をすることもあります。手術は爪全体を一度取ってしまって爪床という部分を平らになるようにしなくてはなりません。少し大変な手術になります。
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老眼の方! いいですよ! 遠近両用コンタクトレンズ!!

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
早い人では40歳代になると、老眼が始まります。老眼とはカメラに例えれば、オートフォーカス機能が壊れてきて、遠くにも近くにもピントが合わなくなっている状態です。そこで、遠くも近くも見やすくなるように助けてくれるのが遠近両用メガネです。しかし、いろいろな事情でメガネだけでは困る方には、遠近両用(多焦点)コンタクトレンズ(以下CL)があります。これは、2週間タイプと1日タイプがあります。ただし、乱視が強い方は、乱視&遠近両用を兼ね備えたCLは存在しないので、見えづらいかもしれません。老眼を感じ出したら、まずは眼科を受診し、老眼鏡や遠近両用メガネを処方してもらいましょう。それから、遠近両用(多焦点)CLを試してみるのはよいと思います。CLは、心臓のペースメーカーと同じ高度管理医療機器ですから、専門の眼科医にご相談下さい。
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70歳代の8人に1人に潜む緑内障

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
先日、岐阜県多治見市に於いて40歳以上の方を対象に大がかりな緑内障の住民検診が行われました。受診した方の数は1万7千人に上ります。その結果として、40歳以上の方の5・8%(17人に1人)に緑内障が認められました。ところが、そのパーセンテージも年齢が上がるに連れて増加してゆきます。40歳代ならば2%台なのに対し、70歳代ならば実に13%(8人に1人)の方が緑内障になっているという結果になりました。さて、それでは緑内障と言う病気はどんな病気なのでしょうか。カメラのフィルムにあたる網膜には、一面に視神経がはりめぐらされています。その視神経が、太い1本の束となって脳へ向かうところを、視神経乳頭といいます。緑内障は、この視神経乳頭が眼球内側から押し潰されることで凹みができ=陥凹、正常に機能する視神経が減少する病気です。一度失われた視神経は、二度と元に戻りません。病気の進行とともに、見える範囲が徐々に狭くなり=視野欠損、最悪のケースでは、光を失うことになります。視神経が痛められる大きな原因は、眼圧が高過ぎる状態「高眼圧」です。高眼圧は、空気を無理につめてパンパンに固くなったボールのようなものです。しかし、眼圧が正常でも、視神経乳頭が陥凹することもあります。それは高齢者の場合、視神経乳頭の構造が相対的に弱くなる(眼圧に対する感受性が強過ぎる)ためです。緑内障治療の最初のキーポイントは、早期発見です。40歳を過ぎたらできるだけ眼底検査を受けるようにしましょう。緑内障は早期発見と適切な治療により、多くのケースでは、一生十分な視野・視力を保つことができるようになっています。緑内障は途中まで、自覚症状がほとんどありません。一旦視野の異常が起きたら後戻りはできないのです。眼圧コントロールの必要性をよく理解し、欠かさずに通院しましょう。
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北海道は札幌を主体に新型コロナウイルス感染者が、増加しています。

Text by はら内科クリニック 院長 原 信彦
初心に戻り、マスク着用、手指の消毒、換気、三密を避ける、を励行しましょう。それでも、風邪をひくことはあります。まず、ご自身の平熱を確認しましょう。朝と夕方熱を測りましょう。体調がすぐれないときは、仕事を休む、他者とは会わない。その上で発熱、咳等症状があったら病院を受診する事になります。今は、コロナ感染の広がりを受け、医療機関は、空間的もしくは時間的に一般の患者さんと風邪の患者さんを区別しなければなりません。いままでの様に、いきなり外来受診して、風邪で咳が出て熱も出ていますというのは困ります。かかりつけ医がいる方は、そこへ電話して下さい。かかりつけ医のいない方は、保健所のホームページ函館市では受診相談センター(0120‐568‐019)へ電話しましょう。医療機関を受診する際には、お薬手帳もしくは服用している薬自体をお持ち下さい。受診する方は、コロナ感染を恐れ少しパニックになってる方もおられます。自分が、いつから、どの様な症状が有り、今辛い症状は何なのか、メモして受診する事をお勧めします。今後、コロナ感染の検査として、鼻の入り口をご自身で綿棒で擦る鼻腔での検査、唾液でのPCRが、徐々に行える様になります。検査の結果、コロナ陰性となったときについて、ホットする気持ちはわかりますが、100%正しい検査は有りません。過去の報道からも分かる様に、はじめ陰性でも、症状続いて再検査したら陽性になる事もあります。コロナ感染の検査が陰性でも、または、コロナの検査をしないで風邪と診断されても、症状が出て、10日経過して、かつ、3日間、症状が無くなっていれば、風邪でもインフルエンザでもコロナでもほぼ感染力はなくなっています。今冬は、風邪を引いたら10日程度お休み頂ける世の中である事を望みます。また、コロナ感染者を誹謗中傷しない、詮索しない。そのかわり感染したら正しい情報を保健所に伝えてください。早くワクチンが完成して笑い飛ばせる世の中が戻ればと思っています。
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男性の性(12)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
精巣で生まれた精子は、長い長い道のりを経てようやく卵子との待ち合わせ場所である卵管にたどり着き、さらにそこで48〜72時間生きているのと比べ、卵巣から排出された卵子は、わずか7cmほどの距離を自力ではなく卵管運動によって運ばれて待ち合わせ場所に着きますが、そこで元気なのはわずか12時間くらいしかありません。
卵子と精子が待ち合わせ時間にピッタリ合えば問題はないけれど、そうでない場合、精子は卵巣から卵子が排卵され卵管まで運ばれてくるのを辛抱強く、場合によっては36〜48時間も待つことになります(子供を作ろうとするならば、排卵日に合わせて性交するよりも排卵日の1〜2日前に性交した方が妊娠の確率は高い)。
僕が昔待たされた6時間なんかざらということになります。このように、性交後受精までの2〜3日間の短い期間でみると、精子(オトコ)の方が待つ確率がかなり高いことになりますが、もっと長い目で精子と卵子の関係を眺めてみると、初潮から閉経までの数十年間、卵子は毎月一度、いつ来るかもしれない精子を、たったひとりで(たった1個で)卵管という待ち合わせ場所で待っていることになります。
卵子にしてみれば最初に待ち始めてから、5年後10年後にやっと精子に出会うくらいが普通で、場合によっては20年以上、さらにはとうとう最後まで待ちぼうけを食わせられることも稀ではありません。毎回毎回デートに遅刻してくるオンナと待たされて煙草や酒の量が増えるオトコ、待ち合わせ場所で36〜48時間卵子が到着するのを待つ精子。『あみん』が“待〜つわ、いつまでも待〜つ〜わ”と歌うオンナと、“男は船で女は港”と口笛吹いてオンナを待たせておくオトコ、毎月一度、数十年間、卵管で待つ卵子といつそこにたどり着くかもしれない精子、どちらも精子卵子時代からの宿命、といえば、こじつけが過ぎるでしょうか?
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