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浅いシミ、深いシミの治療アプローチ

シミには皮膚の浅いところにあるシミと深いところにあるシミとに分けられ治療方法が異なります。治療方法を間違えるとかえって色素が濃くなりますので、注意深い診断と適切な治療が必要です。浅いところの代表的シミには老人性色素斑、脂漏性角化症など、深いところのシミには肝斑などがあります。シミの深さによって様々な治療法があり、かかる費用も様々です。大切なことは個々の治療方法について専門医と十分に相談したうえで、治療を受けていただくことです。また、その補助的な方法として、ビタミン、アミノ酸、ミネラルをバランスよく摂っていただき、肌の栄養環境を整えることがキーポイントです。例えば、栄養環境の悪い砂漠で、植物に光りを照射しても変化がないように、環境をオアシス化してから照射すれば、芽も葉も生えて来ます。肌のためにはバランスのとれた食事と規則正しい生活が必要であることは言うまでもありませんが、サプリメントの摂取など、皮膚の栄養環境を整えるためビタミン、アミノ酸、ミネラルをより積極的に摂っていただくための方法もアドバイスできますので、医師にご相談ください。
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翼状片(よくじょうへん)について

Text by 江口眼科病院 井関 萌
「黒目の一部が濁ってきた」「白目の目頭側がいつも充血する」というようなことはありませんか?それは「翼状片」という病気かもしれません。翼状片とは、結膜(白目の表面を覆う半透明な膜)が、角膜(黒目)の中心に向かって入り込んでくる病気です。症状は初期のうちは充血や異物感、進行すると乱視の進行、視力低下を来します。原因は明らかではありませんが、農業や漁業などの屋外で働く人に多く、紫外線が関係しているとされています。初期のうちは経過観察で問題ありませんが、進行した場合には手術が必要となります。手術は局所麻酔で行い、角膜(黒目)に入り込んだ翼状片を切除します。手術時期が遅れると、手術をしても見づらさが残ってしまうこともあるため、気になる方は一度眼科受診をお勧めします。
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春、学校健診の季節ですが

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
新学期を迎え、我々眼科医も学校健診のため小・中学校を訪れます。視力検査を含め、目の病気が疑われれば専門医を受診するようにと、健診の結果用紙を子供達は学校から頂いてきます。その中で特に注意しなければならないのが小学校一年生の視力検査の結果でしょう。小学校一年生にとって視力という検査は初めての経験で、やり方もよく理解出来ないかも知れません。大勢のお友達の中で検査に集中出来ないこともあるでしょう。そのため検査結果が実際より悪くなりA(1.0以上)にならないと言うこともあります。しかしながらこの年齢では結果が悪い場合、遠視の場合が多く見受けられます。そして、遠視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この1年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復出来なくなってしまうこともある、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。簡単に言うと、近視は近くは見えて遠くがピントがぼやけてしまう状態です。少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントがあった画像が目に入るので弱視になることはありません。それに対し遠視の場合、もし度数が強ければ近くも遠くもはピントが常にぼやけてしまいます。いつもはっきりしない画像しか見えていないため、視機能(ものを見る力)が発達することができなくなります。そのため放置するとメガネで矯正しても1.0が出ない弱視になってしまうことがあります。また、斜視を来すこともあるのです。子供の視力は生まれたときは0.01しか有りませんが、次第に発達して4~5歳で1.0となり、視力が完成すると言われています。ですから6歳になっている小学校1年生は視力にとって非常に大事な時期といえるのです。視力の結果が悪いとき、斜視の疑いがある場合には必ず専門医の精密検査を受けましょう。
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目に液体が入った時

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
洗剤や漂白剤、仕事で扱う薬品などが目に入ると、液体中の化学物質により目がやけどします。具体的には目の表面やまぶたの裏がただれ、炎症が起こります。化学物質のなかには、眼表面のバリアーを壊して深くまで浸透し、視力障害を残す物もあります。どの化学物質も、接触時間が長くなればなるほど傷害が強くなる点がポイントです。そのため、運悪く目に液体が入ったときは、すぐ病院に行くのではなく、できるだけ早く流水で目を洗いましょう。水道水でかまいません。できれば10分以上洗眼して下さい。目をつぶっていては意味がないですよ!実際に行うと10分は長く感じると思いますが、その後を左右しますのでがんばって下さい。洗眼を終えた後に、眼科を受診しましょう。目に液体を入れた本人は慌てていますから、周りにいる人がぜひアドバイスしてあげて下さい。
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感染性胃腸炎に注意しましょう

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
感染性胃腸炎はウイルスや細菌などの微生物が原因となって起こる感染症で、発熱、腹痛、嘔吐、下痢が主な症状です。食物が原因の場合は「食中毒」とか「食あたり」などともよばれますが、嘔吐で空気中に飛散したり人の手への付着を介して微生物が口から入って起こる場合もあります。原因微生物としては黄色ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌、ウエルシュ菌、ロタウイルスなど多くの種類がありますが、中でも感染力の強いノロウイルスはウイルスの数が10~100個という少数でも感染が成立するとされておりしばしば食中毒の集団発生の原因となります。最近では新型コロナウイルスも原因の一つにあげられます。報告により差がありますが概ね新型コロナウイルス感染者の5%程度が胃腸炎症状を呈すると考えられ注意が必要です。どの微生物が原因であるかは、食べた物の内容や摂取から発症までの時間などの情報からある程度推定できる場合もありますが、確定するには便から微生物を検出する必要があります。しかしほとんどの感染性胃腸炎は自然に治る傾向が強く数日で治癒する場合が多いので、特に成人の場合多くは実際には検査は行われていません。治療は整腸剤の内服や水分補給・点滴など対症治療が基本となります。胃腸炎における嘔吐や下痢は生体の防御反応でもあるので、無理にそれらを止める治療は行わない方が良いとされています。抗菌薬が有効な細菌が原因の場合でも全例で投与するわけではなく、小児や高齢者のような悪化しやすい方や重症例で必要に応じて投与を検討することになります。なおウイルスに有効な薬剤は今の所ありません。夏は感染性胃腸炎が多い季節です。予防のために手洗いは石鹸でこまめに行い、食品の衛生管理には十分気をつけましょう。
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