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コラムを読む

新型コロナウイルス対策=眼科医の立場から

Text by 藤岡眼科 副院長 藤岡 聖子
世界中で感染が広がっている新型コロナウイルスですが、拡大防止には各自が感染しない・感染を広めないという意識をもって行動することが大変重要です。ウイルスは目に見えないので本当に怖いです。誰が感染者か見えません。マスクをしていても感染者と会話をすれば数分で感染すると言われています。私達も知らぬ間に感染していても症状が出ていないだけかもしれません。ですから、マスクをする意味はうつらないためではなく、むしろ自分の身体に入り込んでしまったかもしれないウイルスを他者にうつさないためなのです。ウイルスは、涙や鼻・口の粘膜から感染する場合もあります。指先は大変汚れているので、目や鼻は、手で触らないで下さい。結膜炎+風邪症状が強い場合は、眼科受診をされても、流行り目との区別もつかないのが現状ですから外出を控えて下さい。頻回の手洗いが感染予防に効果的です。食事をする会合や大人数の集会では、感染のリスクが大変高いです。不要不急の外出は控え、他者にうつさないためのマスク装用という意識も持って、行動しましょう。
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大腸カプセル内視鏡

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
年輩の方なら1966年公開のSF映画「ミクロの決死圏」をご存知の方も多いと思います。医療チームを乗せた潜航艇を縮小して体内に注入し、脳の内部から治療を行うという当時大変話題となった米国の傑作映画です。しかし今、実際に人間は乗っていないなどの大きな違いこそあるものの、当時は夢物語であった技術が現実のものとなりつつあります。カプセル内視鏡といって、薬のような形をした小型のカプセルを飲み、便と共に排泄されるまでの間に胃腸の中をくまなく撮影し、体表に装着した装置に送信するものです。送信された画像をモニターで確認して診断します。小腸用には2007年に実用化され保険認可もされていましたが、今年1月に大腸でも保険適用となりました。適用症例に条件がついているためすべての方に使えるわけではありませんが、小腸と比べると大腸は疾患人口が大変多いため、日常の大腸診療は大きく変貌すると思われます。これまでの肛門からの大腸内視鏡検査は痛みを伴うこともあり、また恥ずかしいなどの理由で進んで受けたいと思う方が少ないのが現状でしたが、カプセル内視鏡の場合はそのような問題を克服できることになり、大腸がん死亡率の低下を目指して検診への応用なども期待されています。もちろんまだ開発されて日の浅い検査法なので、洗浄機能がないので下剤の量が多く必要となる、国内の治験では6%ほどの見落としがある、カプセルは使い捨てなので検査費用が高くなる、などの問題点もあります。また何か病変が発見された場合はまだ映画のように治療はできませんので、ポリープの切除などは、これまで通り肛門から内視鏡を挿入して治療する必要があります。SF映画もいつの日かは現実のものとなるという見本のような技術といえますが、今後はさらに診断も治療も可能な超小型医療ロボットへ進化していくことでしょう。医療は日進月歩で患者さんの体の負担の少ない方向へと進んでいるのです。
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メディカルスキンケアシステム 〜シミ・シワ対策・美肌を維持するために〜

肌を若返らせても、その肌を維持しなければ、台無しです。『メディカルスキンケアシステム』は若返りの治療(セルリバイブ・ジータ、フォトフェイシャル、レーザーピーリング)と同時に、『サプリメント』と『ドクターメイドのエンビロン化粧品』を使用し、自分の肌の栄養環境を整えて、効果を実感して頂くための治療方法であり、そして、美肌を維持するための治療方法です。美肌、肌のアンチエイジング(若返り)の治療は栄養環境を整えないで治療しても、満足して頂く効果が実現しないことが考えられます。そのため、中からの『ビタミン、ミネラル、アミノ酸の補給』と、肌の外からの『ビタミンAとCの補給』は、肌の代謝を高めて張りのある美しい肌を保つために必要です。エンビロンの『メディカルフェイシャルトリートメントシステム』は、早期に効果を実感できるスキンケアで、最先端の皮膚浸透性の高いビタミンAとC(紫外線で傷ついた皮膚の細胞のDNAを修復する)をイオン導入や超音波導入で効率よく送り込み、ホームケアでは修復困難な肌のダメージを、より短期間に修復し健康な肌へ導きます。癒されながら、皮膚科学の研修を受けたディプロマによるオーダーメイドのトリートメントシステムをお受けになりませんか。
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寒くなると涙目? 乾き目?

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
冬場は空気が乾燥してきますが、それに加え暖房を入れるとなおさら室内の空気が乾燥します。そうすると目が乾く、ショボショボするという患者さんが急に増えてきます。乾き目=ドライアイの患者さんには2種類あります。涙が根本的に少ないタイプと涙は普通の量なのに乾き目になってしまうタイプです。前者は重症になるとシェーグレン症候群と呼ばれ、涙の他に唾液も少なくなって口も渇く病気です。治療は、保湿成分のヒアルロン酸や涙の量を増やす点眼液をさします。後者は結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)と言って、白目の表面の皮=結膜がだぶついてくることによって涙が目の表面で安定しなくなり蒸発しやすくなってしまうという病気です。治療は点眼薬を用いますが改善しない場合は、だぶついた結膜を引っ張って伸ばして縫い付ける手術をします。乾き目には、ドライアイ用のメガネも有効です。スキーのゴーグルのようにレンズ・フレームと顔の隙間を埋めるパッドがあり涙の蒸発を防いでくれます。また、加湿器の役目をする水タンクが付いて目を潤してくれます。逆に冬場は涙目になるという患者さんも増えてきます。涙点が小さくなってしまう病気「涙点狭窄症(るいてんきょうさくしょう)」の患者さんは、冷たい風に当たると涙が増え、それが目の外に捨てられなくなるので涙があふれてしまうのです。また、涙点だけではなく、目頭から鼻にかけて通っている涙の下水管=鼻涙管(びるいかん)自体が詰まってしまっている病気が「鼻涙管閉鎖症(びるいかんへいさしょう)」です。これらの場合、まず涙を減らす目薬を使ってみますが、効き目が少ないようならば、涙点切開術や涙道チューブ挿入術などの涙目の手術をする必要があります。涙目を軽減するために目に冷たい風を当てないという意味では、前述の縁の付いたメガネも有効だと思います。
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病は気から?天気から?

Text by 関口内科 関口 洋平
「先生、お天気が悪いと、頭痛や目まいや肩凝りを感じるのは私の思い込みのせいでしょうか…」と、高血圧で通院しているAさんが聞いてきました。どうやら長年の経験で、天気が崩れ始めると体調も悪くなるとのことでした。天気の変化で体調を崩す病態は気象病と呼ばれ古くから研究されています。気象病は自律神経系の調節が乱れることで発症します。人間は大気圧という圧力で常に体全体を押しつけられていますが、天候が崩れ気圧の低下が始まると、押す圧力が緩み自律神経のバランスは交感神経から副交感神経優位へと変化します。気圧の低下が大きいと、血管やリンパへの圧力が弱まり血行が悪くなり、またヒスタミンなどの過剰分泌も起こります。これら一連の変化は、頭痛、目まい、肩凝り、古傷の痛み、眠気、倦怠(けんたい)感、鼻炎、ぜんそく、アトピーなどの悪化を引き起こします。また、脳卒中などの重篤な疾患も気象と関連しています。2016年のイスラエルの研究報告では、2日前の低気圧が深部脳出血の発症と関連していました。また2012年9月の函館市の脳卒中患者を調べた研究(平成29年道南医学会報告)では、脳卒中の発症は①発症3日前の午後から前日の朝までの高い気温②前々日と前日の高い家庭心拍数③前日と当日の低い気圧④前日から翌日にかけての気温急降下と家庭血圧急上昇―などと関連していました。つまり、先に高い気温による脱水状態、次に気圧低下による副交感神経優位状態、そこで気温が急降下し交感神経優位状態へ急転換と血圧急上昇、この一連の気象と体の変化が脳卒中を発症させやすくしたと考えられます。Aさんが感じていたように、天気の変化は気持ちの浮き沈みだけでなく自律神経系を変動させさまざまな病態を引き起こし、時に脳卒中のような重篤な疾患の発症にも関わることがあるのです。近年は異常気象が多発し気温や気圧の変動が激しいので、気象の変化に細やかに気を配り対処して生活することが大事になります。
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