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コラムを読む

痔と直腸がん

Text by 北美原クリニック 岡田 晋吾
いわゆる痔という言葉にはイボ痔、切れ痔などさまざまな病態が含まれています。ここでは各病態の説明は割愛しますが、ある程度の年齢以上の人間であれば、程度の差はあるものの痔疾があると考えてもらって良く、決して恥ずかしいと思う必要はありません。しかも生活習慣の改善や適切な薬物治療により、手術をしないで症状が治まる方がほとんどです。怖いのは痔と自己判断して症状があっても、肛(こう)門科を受診されない方です。進行直腸がんの約60%の患者さんは、痔と思って放置されていて、症状が重くなってからやっと肛門科を受診される方です。専門医であれば外来における簡単な診察で、70~80%の直腸がんは診断でき、内視鏡検査をすれば、ほぼ100%診断可能です。ご家庭で痔かな?と悩まれるなら、ぜひ専門医にご相談されることをお勧めします。
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赤ちゃんの哺乳について

Text by 北斗歯科クリニック土永 浩史
10カ月にも及ぶ長い妊娠期が終わって出産を無事に終えた後は、生まれてきた赤ちゃんが健康であることがお母さんの何よりの願いです。オギャーと泣いて元気な子であることが分かるとお母さんの気持ちはホッとします。そして、元気にお母さんの乳首を吸っている我が子の姿を見ると、大変だった妊娠期間を忘れさせてくれることと思います。生まれたての赤ちゃんは健康であれば、お母さんのおっぱいを吸うことができます。しかしこの当たり前に思える動作ですが、いつどこで覚えたのでしょうか?おっぱいを吸う動作は思った以上に複雑なものです。赤ちゃんは頬や口唇のあたりを刺激すると、刺激を受けた方向に口唇を向けて乳首を探し、口唇と舌を使ってお口の中に乳首を引っ張ってきます。これらの動作は反射的に行っており、探索反射および口唇反射といわれております。赤ちゃんの頬をお母さんの指で触ると、指をパクッとくわえることがあるかと思います。この頃の赤ちゃんの上顎の口蓋は真ん中がくぼんでいて、乳首をとらえて吸うために適した形となっております。舌を前後に動かし、乳首をしごいて乳汁を吸います。これを吸啜(きゅうてつ)といいます。その後、乳汁を喉の奥(咽頭部)まで送って飲み込みます。これを嚥下(えんげ)といいます。これらもまた反射により行われます。これらの動作は、実はお母さんのお腹の中にいるときからみられるものです。胎生8週頃には口の周りを触れる刺激を与えると、頭や体を刺激した方へ向ける動作を始め、胎生12週頃には嚥下運動、胎生24週頃には吸啜運動を行い始め、この後には自分の指を吸ったり、羊水を吸引していると考えられています。赤ちゃんはお母さんのお腹にいるときから、おっぱいを吸う準備をして、頑張っています。そう考えるとおっぱいを吸う赤ちゃんの姿は違う形で見えてくるかもしれません。
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口の渇きが気になったら

「最近、食べ物の味が感じられない」「舌ががさついて痛い」「ビスケットやパンが飲み込みにくい」「口臭がする」「ネバネバする」「ニッコリ笑った時に口が戻りにくい」「乾燥する感じが1ヵ月続く」年を取るにつれ、唾液が出にくくなり、口の中の渇き悩んでいる人は少なくありません。口の環境悪化は歯周病や虫歯のリスクを高まめるだけでなく、糖尿病など全身の病気にも関係していることが分かってきました。唾液減少の原因は、加齢より生活習慣にあります。口のうるおいを保つ生活習慣を身につけましょう。口のうるおい保つ生活習慣◎口の中を清潔に。柔らかめの歯ブラシで歯と舌をきれいに洗う◎食事は良くかんで。暴飲暴食はしない◎食事は楽しい仲間とリラックスして◎口呼吸はせずに、鼻で呼吸するように心がけて◎姿勢よく。前かがみにならない◎適度な運動でストレス発散。1日20分ほど歩く
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LEDディスプレイから出る『ブルーライト』は何が悪い?

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
最近、ブルーライトカット眼鏡が売り出されていますが、ブルーライトとは、バックライトにLEDを使う液晶モニターから多く発せられている光です。モニターは明るいほうが見やすいと思われがちですが、明るいとブルーライトがいっぱい入っているわけで、それが「眼精疲労」を引き起こします。また、肌にとっても、紫外線同様に悪影響を及ぼし、くすみやクマができると言われています。一方、ブルーライトによる良い面もあります。ブルーライトは、身体のリズムにも関係しています。海外旅行の時差ボケを解消するためには、太陽の光を浴びた方が良いのですが、これは「明るい=朝=目覚める」「暗い=夜=眠る」という体内のリズムに大きな影響を与えているのです。このリズムにちゃんと従い、昼間に太陽の強い光を浴びると、夜ぐっすり眠れます。しかし、現代社会では、朝から晩まで長時間パソコンやスマホなどをずっと触っているので、パソコンを長時間やった後に寝ようと思っても寝付けないことがあります。ご自分では、頭を長時間使っていたからだと思うでしょうが、実は長時間ブルーライトを見ていたせいで、まるでずっと昼間の明るい中にいるように体内リズムがなってしまい、今が夜だとは認識できなくなってしまうせいなのです。この体内リズムの崩れによって「①睡眠障害②肥満③がん④精神不安定」などの影響がでます。また、20年前に比べると、LEDディスプレイの普及により、あらゆるデジタル機器からブルーライトを知らぬ間にたくさん見ているので、目にも影響があり「①網膜へのダメージ②目の疲れ③目の痛み」などを引き起こします。以上のことから「パソコン作業は、なるべく長時間しないように控える。ディスプレイの輝度を調整する。ブルーライトカットのフィルターやメガネを使用する」などして健康的な生活を送れるように心掛けましょう!!パソコンやスマホ使用の多い方で症状がある方は、眼科にご相談下さい。
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メタボリックシンドロームと目

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
最近メタボリックシンドロームという言葉をよく聞くようになりました。太っている人のことを「メタボだね」と略する言い方が定着していますが、では、メタボって何でしょうか?肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満―特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)―が原因であることがわかってきました。
このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』といい、何でも横文字にするのは日本人の悪い癖ですが、簡単に訳すとメタボリック【新陳代謝】、シンドローム【症候群(=病気の集まり)】という意味です。これらの病体は目にも色々な病気を引き起こします。特に眼底に出血を来して、目がかすんで視力が低下してしまうことが多いのです。
例えば、高血圧では眼底に出血や白斑(はくはん=白いしみ)、視神経の浮腫(ふしゅ=腫れ)を起こす高血圧網膜症(こうけつあつもうまくしょう)を来します。
高脂血症は眼底の動脈硬化を来すため、隣りを走っている静脈を圧迫して血がしみ出してしまう病気、網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)を起こすこともあります。
この病気になると、ある日突然視力が低下して、目の前の半分くらいが暗くぼやけるようになってしまいます。
一番怖いのは糖尿病でしょう。
糖尿病でもやはり出血や白斑を来しますが、目の中間部に出血する硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)を起こして突然見えなくなったり、網膜の上にクモの巣のような膜が張ってくると網膜剥離(もうまくはくり)を起こしたりして放っておくと失明することもある状態にまでなることがあります。内科の先生の所に行く前に、目がかすむと最初に眼科にお見えになる例も多々あります。
そういう場合、すぐに内科と連携を取って治療しなければなりません。
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