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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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赤くなっても大丈夫:結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
「少しチクッとした後、鏡で見たら白目が真っ赤になっていましたが、見え方に変化はありませんでした」皆様こんな経験ありませんか?目やに等がなく「あかんべ」をしても下まぶたの裏側が充血していなければ、それは結膜下出血と言い、あまり心配いりません。結膜下出血が起こる原因は完全には解明されていませんが、結膜弛緩(しかん)症といって白目が加齢に伴って弛(ゆる)んできたり、内科で血液を固まり難くするお薬を使用していると出血を起こし易いと言われています。放置しても約1~2週間で出血は吸収され、重大な病気の前駆(ぜんく)症状であることは極めて稀(まれ)です。一つだけ注意が必要なのは白目の充血との区別です。充血とは血管の中の血液が滞(とどこお)って血管が太く腫れ上がった状態で、眼に炎症が起きている兆候です。この様な症状は眼科での精査が必要となります。
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粉瘤Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
顔面、頚部、肩、背中などに日常よくできるできものとして粉瘤という皮膚の病気があります。触ると少し弾力性のある皮膚の下のしこりで、大きさは直径0.5~5cm様々です。強く押すとかゆ状の臭い内容物が出てきます。顔面の場合、気になるしこりで触っていると炎症が起き化膿して発赤、熱感、痛みを生じます。原因は毛穴がふさがって皮脂腺が袋状に膨らみ皮脂や角質などが詰まったためですが、それが臭いにおいを放ちます。治療は抗菌剤、消炎鎮痛剤では完治出来ませんので、しこりが炎症を起こす前に外科的に皮膚の下のしこりを袋ごときれいに取り除きます。傷跡も目立ちません。炎症が起こって赤くはれ上がっていう時には、まず、腫れあがったブヨブヨした中心部をメスで切って排膿させ、痛みを治め、抗菌剤、消炎鎮痛剤を内服していただき、炎症が落ち着き小さく限局したしこりの部分を切り取ります。炎症が起こってからの治療は時間がかかり傷跡も目立つことが多く、また、治療を中途半端で中止すると、再発したときにより大きなしこりが出現することがありますので、専門医の指示に従ってください。特に顔面などでは炎症がないしこりの状態で治療を受けましょう。治療期間は炎症のない粉瘤を摘出する場合は1週間程度ですが、炎症が起こってからでは2週間以上かかります。治療は健康保険にて行います。詳細は形成外科の専門医にご相談下さい。
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空気が乾燥しています。ドライアイにご注意Text by 清水眼科クリニック 院長 清水信晶
冬になり空気が乾燥してくるとお肌もかさかさしてきますが、目もシブシブ・ショボショボして疲れやすくなってきます。これは目を潤している涙が奪い取られてしまうためです。このような状態をドライアイ(乾き目)といいます。症状がひどくなると表層角膜炎(ひょうそうかくまくえん)や結膜炎を起こして目の表面に傷をつけた状態にもなってしまいます。疲れ目を訴える人の約6割はドライアイが関係しているという調査もあります。「目が疲れやすい/目が乾いた感じがする/目がしょぼしょぼする/目がゴロゴロする/目が重い/目が痛い/なんとなく目に不快感がある/目ヤニが出る/目が赤い/まぶしい/目がかゆい/物が霞んで見える/涙が出る」このうち五つ以上あてはまれば、ドライアイかもしれません。ドライアイには次のような要因があげられます。○空気の乾燥(目の表面から涙液が蒸発しやすくなります)○瞬きが少ない(読書やパソコン操作に集中していると、瞬きの回数が減ります)○コンタクトレンズの装着(コンタクトレンズが水をはじくために、目が乾燥することがあります)○シェーグレン症候群(中年の女性に多い病気で、目や口、鼻などの粘膜が乾燥し、関節痛が起きることもあります)ドライアイの治療には、○点眼薬で目を潤す。(保水効果のあるヒアルロン酸や涙を増やすという薬を点眼する)○涙点とよばれる涙を鼻に排出する小さな穴に特殊なプラグを刺し込む手術をして塞いでしまえば、涙を眼球表面に長く留めることができます。○フード付き眼鏡の利用(眼鏡の脇から涙が蒸発するのを防ぎ、小さな加湿器タンクがついているドライアイ専用眼鏡カバーで涙の蒸発を防ぎます)、などがあります。
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コロナウイルスワクチン接種についてText by はら内科クリニック 院長 原 信彦
いよいよ65歳以上の方のワクチン接種がはじまりました。ここで、現在使用されているワクチンについておさらいしましょう。まず、接種間隔は、3週間が基本です。2回目を打ちそびれた場合はできるだけ早く打ちましょう。1回目の接種と2回目の接種では、副反応の発生頻度に差があります。先行接種の全年齢集計では①37.5度以上の発熱について、1回目3.3%2回目38.4%(中には38度以上の方もいます)と高率でした。発熱する場合は、翌日が一番多く3日目にはほぼ解熱しています。②接種部位の痛みについて、1回目2回目ともに90%程度と高率です。これも接種翌日が、最も多く3日目には改善してきます。③疲労感・倦怠感については、2回目で全体で7割。④頭痛は、2回目で5割の頻度となります。若年・女性に頻度が多くみられました。65歳以上の2回目接種時は、副反応は発熱9%・頭痛20%・全身倦怠感38%となりました。これらの副反応はワクチンが免疫をつけるための反応といわれています。発熱については、当日から翌日にかけて上がり通常数日以内で治ります。一人暮らしで心配な方は、発熱・疼痛に備えてかかりつけの先生や薬局で熱冷ましや痛み止めを処方・購入し、食欲低下等に備えレトルトパックの食材やスポーツ飲料等をあらかじめ購入しておき脱水を予防しましょう。医療機関もがんばっています。通常外来・発熱外来・ワクチン接種は、院内で15分待機・病院内を混まないよう等努力していますので、接種予定がまだの方も今しばらくお待ちいただくようお願いします。原稿を書いている5月15日現在、最新の話題は、横浜市立大学医学部の発表で、このワクチンは、現時点での変異ウイルス英国型・南アフリカ型・ブラジル型・インド型に対しても中和抗体ができるそうです。期待して待ちましょう。
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『噛(か)む』ことと『食育(しょくいく)』Text by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
人間が持っている歯の形は、前歯は切るに適した肉食のための形、奥歯は、すり潰すための臼(うす)の形をしているため草食に適しております。石塚左玄が著書「食物修養論」で、人間は穀物食動物だと述べていますように、肉食獣に比べると切るための筋肉も弱く、また、草食動物の牛などに比べると、食道から直腸までの消化管の長さが、短く草食動物と言う事もできません。最近良く『食育』という言葉を耳にしますが、村井弦斎は小説「食道楽」下巻に「小児には徳育よりも知育よりも体育よりも食育が先き」とすでに書いております。食育基本法が平成十七年六月十日に成立しましたが、その内容はー一、食の大切さを知る。
二、食の現状を知る(自給率の向上)。 三、生産者と消費者の信頼関係から地域の発展を目指すーなどです。また、米国人、フレッチャーが提唱しているフレッチャーイズムのなかで、空腹を感じたときだけ食べ、十分に噛み砕き、すり潰し、唾液と混ぜることが、健康に大切であると述べています。石塚左玄、村井弦斎、フレッチャーに共通していることは、玄米など自然の食品を加工せず、丸ごと食べること、よくすり潰してから飲み込むことの重要性を唱えていることです。最近、開咬(かいこう)と呼ばれる、前歯がかみ合わない子が多くなっていると言われますが、歯並びが悪く噛む力が弱いと、口周囲の筋肉の発達が弱くなり、唇を閉じられない開咬状態になってしまいます。口が半開きになってしまい、口で呼吸し、鼻呼吸ができづらくなりアデノイドや鼻炎になりやすくなります。当然ですが、痛い虫歯があるとよく噛むことは無理ですし、よく噛める状態を作ることが、攻撃的・排他的な行動を抑制し、イライラが減ったり、キレにくくなり、ひいては、感謝の気持ちを引き起こします。顎(あご)・歯・頬(ほお)・唇・舌の正しいバランスが、食事をおいしいと感じさせ、満足感、心の豊かさを引き起こし、充実した生活を送れるようになるでしょう。『食育』の入り口は、「歯、口、噛むこと」から始まります。 |








