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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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屈折と調節Text by 江口眼科病院 良田 浩氣
眼はよくカメラに例えられます。実際に眼球は角膜と水晶体というレンズによって光を曲げて、網膜というフィルムで光を受け取り、脳に映像を送っています。カメラには焦点距離というものがあり被写体との距離が合わなければフィルムに光が集まらずピンボケしてしまいます。人間の眼にも同様にレンズの屈折によって網膜に光が集まる焦点距離があります。網膜に焦点を結ばないとカメラと同様にピンボケした映像しかみることが出来ません。しかし、水晶体を厚くすることで光の曲がり方を変える調節という機能が人間の眼には備わっています。調節をしない状態で遠方からの光が網膜に焦点を結ぶものが正視、5mより近い所からの光が焦点を結ぶものを近視、どの距離からの光も網膜上に焦点を結ばないものを遠視と呼びます。乱視とは、光の入る場所によって光の曲がり方に差ができる為に焦点距離にブレが出ることを言います。健康な眼であっても、成長期や加齢によって、屈折と調節も変化していきます。成長と共に近視になっていけば遠くは見えづらくなり、加齢による調節力の低下で老眼になれば手元が見えづらくなって来ます。光が網膜に集まりにくいために起こる見えづらさは、眼鏡やコンタクトレンズで光の曲がり方を矯正すれば改善することがほとんどです。しかし、年齢とともに変化するのでレンズ作成後も自分の眼とあっているのか定期的にチェックしていただくことをお勧めいたします。また、眼鏡などで屈折を矯正しても見えづらさが改善しにくい場合、白内障や網膜の病気などによって見えづらくなっていることもありますので、そのような時には一度眼科を受診してください。
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脳動脈瘤の自然歴Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
病気の「自然歴」とは、その病気を放っておいたらどうなるかということです。病気は、何でもかんでも治療するわけではなく、自然に治るものや、治らなくても生活に支障なく、寿命を全うできると思われるものもあります。一方、治療にも危険が伴うことがありますので、放っておいた場合の危険と、治療に伴う危険とを天秤にかけて治療するかどうかの判断をします。脳動脈瘤は破れると半数の方が命を落とすとも言われる恐ろしい病気です。また命が助かっても、多くの方が障害を残します。その恐ろしさ故に、かつては検査で偶然見つけた動脈瘤に対して、積極的に手術する傾向がありました。しかし、治療には危険が伴いますから、そのような姿勢に対する批判の声も多数ありました。また、MRIなどの診断機器の発達に伴い、動脈瘤が発見されることが増えてくる一方で、昔から動脈瘤の自然歴が不明でした。そうした中、1998年に発表された欧米の研究結果では、脳動脈瘤の破裂の危険性が、年率0.05%と予想外に低かったため、大変な議論となりました。そこで日本脳神経外科学会が中心となって、2001年から新しく研究を開始しました。その研究結果が、つい最近発表されました。全体としての破裂リスクは年率1%程度と、実際に破裂脳動脈瘤を扱っている脳外科医の実感と一致する結果でした。さらに動脈瘤の場所や大きさ、形による危険性の違いも示されました。これまで脳ドックなどで動脈瘤が見つかった場合、治療をどうするか相談するのに、しっかりした根拠に基づくデータがなかったために、脳外科医も困っていました。今回の研究方法には、まだまだ議論の余地があります。しかし、その判断を下すための材料として、今までの研究報告よりもしっかりとした根拠が示されたものと考えます。個々の患者さんについては、個別の状況から治療方針を決めなければなりませんが、医師として、患者さんに説明するとき、これまでよりも自信をもってお話ができるようになりました。
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3代に渡って厚く信頼される歯科医院 「説明と同意」を徹底した診療で地域に貢献Text by にしかわ歯科本通りクリニック
にしかわ歯科本通りクリニックは亀田本町に開院してから約40年、現在の場所に移転してから20年と、長年にわたり地域の歯科医療に貢献してきた。さらに「地域医療として患者さんとのコミュニケーションを深めることを重視した診療」をベースに、「説明と同意」を徹底した診療システムを確立させ、患者が納得し満足を得られる歯科医療の提供を目指している。デジタルレントゲンを用い治療経過の記録撮影を行い、これまでの治療記録と比較しながら、より分かりやすい説明に取り組んでいる。歯周病をはじめとする歯科全般のほか、インプラントや審美歯科、予防歯科、小矯正にも対応し、インプラントは世界シェアNo1のノーベルバイオケア社製を採用。同社サティフィケート授与者が在籍するなど、安心した治療を提供する体制を整えている。また障害者歯科にも力を入れており、施設への往診や、同医院に通院する患者も少なくない。さらに国内外屈指の技工所、早稲田トレーニングセンターの協力のもと、より高いレベルの審美歯科の要望にも応えている。平日は20時30分まで、土曜日は17時まで診療しており、送迎サービスも行うなど、通院するのに便利と好評である。
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美容外科の肌の若返り治療の変遷Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
肌のハリを取り戻す若返り治療はシワ取りの手術(フェイスリフト)、コラーゲンやヒアルロン酸の注射、ボトックス注射、IPL(光治療)RF(高周波)のフォトフェイシャルなど治療方法は年々変化しています。施術後の経過で化粧が出来て日常生活に支障がない方法が主流になってきましたが、持続期間が約6ヶ月であったり、たびたび治療を受ける必要があるため、効果が確かでかつ、効果持続期間が長いシワ取り(フェイスリフト)の手術は今でも行われています。最近では自分の血液の白血球と血小板を利用した最新皮膚再生治療(セルリバイブ・ジータ)が注目されています。血液中の各種の細胞成長因子を含んでいる血小板を濃縮して気になる部位に注入する方法で、今までにない自然なふくやかさを再現でき、顔の若返りには最適です。効果持続期間も2~3年と長いことが大きな特徴です。まず、ご本人の血液を特殊な採血管(米国FDAの承認済み)に採取して遠心分離することで、白血球を含んだ濃縮した血小板を採取することが出来ます。従来の皮膚再生治療(PRP)に使用された血小板の濃度よりも3~5倍濃度が高く、白血球を混合することで細胞遊走性(細胞を集める性質)を高めるため、従来の皮膚再生治療(PRP)では効果の発現が遅く、成績がまちまちであった問題が改善され、効果出現が速く安定した成績が期待できます。注入時の痛みはヒアルロン酸、コラーゲン注入より少なく注入は短時間で済みます。採血から注入までの時間は40分程度です。細胞成長因子を追加したセルリバイブジータでは洗顔、化粧はでき、軽度の赤味や腫れが7~10日認められますが、その後今までにない自然な外観が再現されます。これからの肌の若返りの治療は効果持続期間が長く満足度の高い最新皮膚再生治療を行いつつ、日常生活に溶け込むような違和感のない、高出力医療機器でシミ・シワ・肌のきめなど多様な治療予防効果のあるIPL(光治療)RF(高周波)のフォトフェイシャルを選択することになります。また、細かなニーズにあったマイルドな肌老化予防を気をつけた各種ビタミンの補給と従来から行われている注入方法を選択していく予防治療になって行きます。
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今年の感染症の振り返り(2024年12月ハコラク掲載)Text by たからまち総合診療クリニック 院長 玉置 耕平
新型コロナ5類感染症移行して約1年半。函館市内の観光名所には活気が戻ってきました。大型客船入港や円安の影響もあってか訪日観光客も見かけます。普段の生活でマスク着用する方も少なくなり、新型コロナ流行前の「いつもの日常」が戻ってきた、そんな感じがします。2024年も年末に差し掛かりました。今年の函館の感染症流行を振り返ると大人は新型コロナの流行が主体でした。小児は溶連菌性咽頭炎、咽頭結膜熱、新型コロナなど多数みられましたが、特に手足口病の流行が印象に残っています。手足口病は3〜5日間の潜伏期間を経て口の粘膜・手のひら・足の甲または裏などに2〜3㎜の水疱性の発疹が現れます。発熱は約3分の1にみられ、一般的には軽症で経過し、発疹も3〜7日程で痂皮(かさぶた)を残さずに消失します。感染予防には手洗い、咳エチケットが有効です。発疹が消えた後も3〜4週間は便にウイルスが排泄されるため、特に手洗いは重要です。函館では8月〜9月頃に一度流行がみられましたが、函館保健所の報告では10月時点でも警報継続となっています。2回かかってしまったという方もいらっしゃるので、一度かかったとしても注意が必要です。また、各医療機関でインフルエンザワクチン接種も開始となっています。今年の特徴として鼻にスプレーするタイプのワクチンが国内でも正式に接種できるようになりました。適応は2歳以上19歳未満となっています。函館では接種可能な医療機関が少なく、ワクチンの種類や費用など従来のワクチンと異なる部分があります。接種を考えている方は一度かかりつけ医療機関にご相談ください。これからインフルエンザ流行時期に入っていきます。23年度の冬は2種類のインフルエンザに加え新型コロナも流行しました。中にはその3つ全てにかかってしまい苦労された方もいらっしゃると思います。今年度の冬がどのようになるかまだまだ予想がつかない状態ですが、手洗い・咳エチケット・必要であればマスク着用など十分な感染対策を行っていきましょう。
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