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コラムを読む

口臭ケアをされている方へ

Text by 北斗歯科クリニック土永 浩史
人とのコミュニケーションを取る方法には様々なものがあります。欧州の国には挨拶代わりにキスを交わすほど、人との距離感が近い国がある一方、日本人はコミュニケーションの際にそれより一定の距離を維持する傾向があります。そのためでしょうか、そういった距離感が近い文化がある国の人は、口臭ケアに敏感であるという話を耳にします。そうはいっても、近年我々日本人もやはり口臭ケアをされている方は多くなっています。口臭対策として市販の洗口液(例:コンクールF、リステリン®、モンダミン等)を使用されるケースが多いようです。洗口液に含まれることがある塩化亜鉛や二酸化塩素、カテキンは、口臭の主成分である揮発性硫黄化合物に作用し、口臭の減少が期待されます。また、同じく洗口液に含まれることがあるグルコン酸クロルヘキシジン(CHG)やセチルビリジニウム塩化物(CPC)は、口臭の主成分を産生する口腔細菌への殺菌作用のため、口臭の元を断つ効果が期待されます。しかし、洗口液を使っても効果が実感できなく、やめてしまった方もいらっしゃると思います。前回のコラムで掲載しましたが、口臭を根本的に減らすには歯科医院で原因を診断し、それが歯周病や虫歯等であれば治療し、口腔清掃が不良である場合は歯に付いた汚れを歯ブラシ等で除去し、舌の上にある舌苔を舌ブラシ等で除去する必要があります。洗口液の効果が期待できるのは、プラークコントロールができている状態で使うことです。一番効果的なのは歯科医院で専門的口腔清掃を行った後に、洗口液を使い続けることです。口臭対策を希望する方のほか、虫歯になりやすい方や歯周病対策が必要な方、お口が渇きやすいという感覚をお持ちの方など、様々なケースがございます。洗口液をお使いいただく場合、歯科医院でご自身にどの洗口液が合っているかをご相談されるのもよろしいかと思われます。
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C型肝炎が、飲み薬で治る可能性があるって本当ですか?

Text by はら内科クリニック 原 信彦
はい、本当です。今年の9月より、ダクラタスビル、アスナプレビルという2種類の薬が発売されました。それぞれC型肝炎ウイルスに直接働き、ウイルスの複製・増殖を阻止する薬剤です。この2種類を併用し24週飲むことで80~90%(※1)の方がウイルス学的に治癒しているという画期的な薬剤です。しかしながらC型肝炎の患者さん全員にはまだ使えません。使用できるのは、ウイルスのタイプがセログループ1(ジェノタイプ1)型で、C型慢性肝炎・C型肝硬変(代償期)の患者さんだけです。そのなかで対象者は、①インターフェロン治療ができない人(貧血・血小板減少症・うつ病・高齢など)②インターフェロン治療を行ったが副作用で治療を中止した人③インターフェロン治療を行ったけど効果不十分でウイルスが消えなかった人です。副作用については、使用した患者さんは、インターフェロン治療より非常に楽だったと話されています(風邪症状、頭痛、肝機能異常、発熱等がありますが、インターフェロン治療よりはるかに副作用は少なく弱いものです)。また、87%(※1)の患者さんが治療を中止することなく完遂できています。ただし、弱点もあります。治療前のC型肝炎ウイルスに変異があると効果が半減することが分かっています。また、インターフェロン治療と同様に高価な治療であるため、国からの補助があります(ウイルス肝炎インターフェロンフリー治療の申請が通れば、1か月の治療費の総額が1~2万円で収まります)。また、今後さらに新しい薬の開発も行われており、期待されております。ただし、現状肝機能障害が進行している患者さんで今回の条件に合わない方は、現在のインターフェロン・リバビリン・シメプレビルの3剤併用療法で90%(※1)近い効果がありますので、やみくもに新薬を待つのではなく、インターフェロン治療を受けることをお勧めします。(※1)日本肝臓学会2014年9月ガイドラインより抜粋
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肝斑(かんぱん)

頬に生じるシミには肝斑、雀卵斑(そばかす)、日光性黒子(ほくろ)、脂漏性角化症、色素沈着型皮膚炎などがありますが、今回は肝斑についてお話します。肝斑は今まで30~40歳代の女性の頬に好発する茶褐色のシミで、女性ホルモン、紫外線、経口避妊薬などが原因であると言われていました。しかし、最近では顔のマッサージやダブル洗顔など極度な皮膚の機械的刺激によって生じる炎症性のシミが肝斑になっていくと言われるようになってきました。治療は従来、トラネキサム酸、ビタミンCなどの内服薬処方でしたが、症状によっては、ビタミンC誘導体によるビタミン導入(イオントフォレーシス)、Qスイッチレーザーによるレーザートーニングなどを行います(※保険が適用されない場合がございますので病院にてご確認ください)。そして日常の顔のマッサージはやさしく、洗顔は泡洗顔でこすらないように心掛けてください。
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ロービジョンケアについて

Text by 江口眼科病院 金井 敬
皆さんは「ロービジョン」という言葉をご存知でしょうか?さまざまな原因で通常のメガネやコンタクトレンズによる矯正、手術などの治療を行っても見え方の改善が難しい状態を言います。私たちの眼は、視力や視野などのさまざまな視機能で物を見ています。先天的あるいは後天的に角膜や水晶体、網膜、視神経から脳に至るどの部分が障害されても物が見えにくくなり、日常生活に不自由を生じてしまいます。具体的には角膜疾患や白内障、糖尿病網膜などによりまぶしくて歩きにくい、かすんで字が読めない、テレビが見にくい、人の顔が判別出来ないなどの症状があります。また加齢黄斑変性などの網膜中心部の疾患では視野の中心が暗い、ゆがむなどにより読み書きができにくくなります。緑内障や網膜色素変性などでは視野が狭くなり歩きにくい、物を探せない、人や物にぶつかるなどの症状で生活しづらくなります。このような治療の困難なつらい症状をさまざまな方法で少しでも緩和させる事を「ロービジョンケア」といいます。まぶしさには遮光眼鏡、字の読みにくさにはルーペや拡大読書器、視野の狭さにはアイムーブメントトレーニングなど患者さん一人一人のニーズに合わせてケアを行います。これらは全て健康保険で受けることが出来ます。また、さらに視覚障害の強い患者さんに対するケア方法として音声時計、音声パソコン、音声図書などの音声を使ったケアもあります。場合によっては見えにくい眼を酷使し疲弊するよりも音声を使う方が良い事もあります。今後日本は超高齢化社会を迎え、医療の進歩によって見えやすくなる患者さんばかりではなく、残念ながら「ロービジョンの方」も増加すると言われています。既に前記の症状などでご本人やご家族にお困りの方がいらっしゃいましたらぜひ「ロービジョンケア」を受けて下さい。日常生活の改善や諦めていた趣味や生きがいが再び見つかるかもしれません。
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ノドの違和感~逆流性食道炎

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
ノドの違和感はアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、咽頭喉頭炎、感冒などの鼻、ノドの炎症性疾患、咽頭がん、喉頭がんなどの腫瘍性疾患、バセドー病や橋本病などの甲状腺疾患など様々な疾患で起こりますが、具体的な疾患が見当たらず症状のみがある患者さんもいらっしゃって耳鼻咽喉科医泣かせの症状でもあります。そんな中、最近注目されているのが逆流性食道炎です。胸焼けや食道病変を伴うのが普通ですがそれらの症状、病変を伴わない例もあります。咽頭、喉頭などの粘膜は酸に弱く炎症を起こしやすいと言われておりノドの違和感を訴える患者さんに逆流性食道炎が認められ、咽頭や喉頭粘膜に炎症性変化が確認されたことで注目されるようになりました。鼻やノドに疾患が見当たらずノドの違和感がある場合は逆流性食道炎を疑ってみることも必要と思います。
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