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歯科における無痛治療について!

歯科治療を受けた経験のある方にとって、歯科治療中の痛みは「イヤ」なもので、歯科へ行こうと思っても、痛みを思い出すと足が向かない原因の一つでもあります。現在、麻酔液の進歩や良い抗菌薬のおかげもあり、麻酔を行うことによって、痛みをほぼ感じずに治療できます。しかし、その麻酔の注射自体が「痛い、怖い」という声を良く耳にします。ここでは、痛みの少ない麻酔注射方法についてご紹介いたします。①表面麻酔の使用(注射の前に、軟膏の様な物を1分くらい置くことで、除痛できます)②麻酔液を適温に温める(体温近くまで温めることで、除痛できます)③細い注射針の使用④電動麻酔注入器の使用(麻酔液の注入する圧を軽減でき除痛できます)現代の歯科医院では、このように痛みが少なく、患者様が楽に麻酔できるように、種々の努力をしています。ただ、今後行われる治療の説明など、医師と患者様とのコミュニケーションが良好なことが安心した治療を受けられる要因の一つでもあります。歯科医院でも説明の努力はしていますが、何か不明な点や疑問点などあれば先生やスタッフに聞いて頂き安心した治療を受けて頂くのをお勧めいたします。
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ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぎましょう

Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
Hibワクチンと肺炎球菌ワクチン、子宮頸がん予防ワクチンが来年からの公費接種となることが決まりました。不活化ポリオワクチンは9月から単独での接種が始まり、11月からは三種混合ワクチンと一緒になった4種混合ワクチンとして接種が出来る予定となっています。ようやく世界水準のワクチンレベルに追いつきつつあるのですが、未だに知られていないのはB型肝炎の予防ワクチンです。このワクチンの目的はB型肝炎ウイルスによるがんの予防です。現在、B型肝炎ワクチンは母親がB型肝炎ウイルスに感染してキャリアとなっている人に限って、母子感染を予防するという目的で行われています。しかし、世界はすでにすべての子供達にB型肝炎ワクチンをするようになっていて、世界177カ国で生まれた直後からのワクチン接種が始まっています。B型肝炎ウイルスには3つのタイプがあることが知られていて、今まで日本で広まっていたのは子供のうちに感染してしまうと将来がん化することが懸念されていました。最近首都圏などで広まっているタイプは成人になって感染しても肝臓がんを発症しやすいと言われ、このタイプが主流になって来ました。通常の日常生活では感染に至ることは稀ですが、家族内での感染や性的接触による感染などは知られております。ワクチンは成人になってからも可能ですが、乳幼児期に接種したものは抗体の獲得に優れていると言われ、多くの国では3種混合ワクチンの中に不活化ポリオワクチンと一緒になった5種混合やHibワクチンも含めた6種混合ワクチンという形で普及しています。日本では残念ながら任意接種扱いで1回5,000円程度で3回の接種が必要です。でも、これによって将来の癌のリスクの一つは防ぐことが出来るのですから、おたふくかぜや水ぼうそうとともに子供のうちに必要なワクチンとしてご両親にぜひ理解していただきたいと思っています。現在、2ヶ月からHibワクチンが始まりますので、それに合わせてB型肝炎ワクチンもぜひ接種するようにしましょう。
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その検査MRI?

Text by 望ヶ丘医院 田中 慈雄
CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)の検査を受けられたことがありますか?これらの検査は機械の進歩や普及によって、だいぶ気軽に受けられるようになりました。ですが、患者さんにお聞きすると、それがCTだったのかMRIだったのかわからない、とおっしゃる方が少なからずおられます。過去にどのような検査を受けたか、ということは日常診療上、時に重要な情報となり得ますので、CT、MRIの簡単な区別の仕方をお話ししましょう。機械の外見は、経験のある方はだいたい「大きな釜のような機械」と表現されます。正面から見ると両手を広げたくらいの大きな機械の中心に丸い穴があって、ここに患者さんが入っていきます。ドーナツの中に入っていくような感じがしたらCTです。ちくわの中に入っていく感じだったらMRIです。MRIのなかにはサンドイッチの中身になったような感じになる機械もあります。また、検査中、トントントン、ドガガガガガ、ブィーン、ブィーンと言ったような、工事現場にいるような大きな音がしたらMRIです。耳栓やヘッドホンなどで、音をやわらげるようにしているのですが、やはり聞こえます。CTではモーターの音と、X線がでるときにピピピピという音がするくらいで、耳栓の必要性はありません。このところの技術革新で、音がかなり小さくなったMRIが出現しましたが、これはまだそれほど普及していません。他にもいろいろ区別の方法があるのですが、紙幅の関係上全てを紹介できません。それでもこの外見と音で大部分は区別できると思います。蛇足ですが、MRI検査では金属、磁気カードなどを検査室に持っていってはいけません。時計は狂い、クレジットカードは使用不能になります。当然、ペースメーカーの患者さんは検査自体が受けられません。
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春の眼科検診での視力と色覚検査

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
新学期を迎え、眼科医が学校健診のため小・中学校を訪れます。視力検査を含め、目の病気が疑われれば、専門医を受診するようにと書かれた健診の結果用紙を子どもたちは学校から頂いてきます。その中で特に注意しなければならないのが小学校一年生の視力検査の結果でしょう。小学校一年生にとって視力検査は初めての経験で、やり方も良く理解できていないのかも知れません。そのため本来の視力より低く出ただけ、ということもあります。しかしながらこの年齢で検査結果が悪い場合、遠視や乱視が原因のお子さんも多く見受けられます。そして、遠視や乱視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この一年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復出来なくなってしまうこともあるため、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。簡単に言うと、近視は少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントが合った画像が目に入るので弱視になることはありません。それに対し強い遠視や乱視の場合は近くも遠くもピントが合わず、常にぼやけています。いつもはっきりしない画像しか見ていないため、放置するとメガネで矯正しても視力がでない弱視になってしまったり、また、斜視を来すこともあります。色覚検査は現在、希望者のみ行われています。プライバシー保護のため一人一人が別々に検査を受けられるようになっています。先天性色覚異常は男性で5%と、おおよそクラスに1名いる換算になります。小学校に上がると消防車の写生を全員でしたりと色使いにも色覚異常の生徒ははっきりと現れることになります。美術以外の教科でも先生が黒板に書いた字が見づらい、学校の掲示物が読みづらいなどの不具合が出ることもあります。小学生のうちにぜひ色覚検査も受けてみることを勧めます。健康診断で視力検査の結果が悪いときには放置せず、必ず専門医の精密検査を受けましょう。
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浅い褥瘡(じょくそう)と深い褥瘡(じょくそう)

褥瘡というのは「床ずれ」のことです。これは、寝たきりや、それに近い状態の患者さんに起こります。体が骨など人の体の硬い部分と寝具などの間に皮膚、脂肪、筋肉がはさまれて血液が流れなくなり、体の組織が死んでしまうことによってできてきます。
健康な人の場合は寝返りしたりするのでこのようなことは起こりません。
そして、組織のダメージの度合いによって褥瘡は深くなっていきます。浅い褥瘡というのは、皮膚が赤くなっているだけのものや、水疱(すいほう)になっているもの、表皮だけが剥けた状態のものです。
このような褥瘡であれば、圧迫を避け、きちんと治療をすることで時間がかからずに治すことができます。
ただし、できたばかりの褥瘡は、赤くなっているだけのように見えても、実は深い褥瘡であるということもあり注意が必要です。
これは皮膚、脂肪、筋肉など組織の種類によってダメージに対する強さが違うために起こってくると考えられます。
圧迫によるダメージに一番弱いのは皮膚であり、次に筋肉、一番強いのが脂肪です。
圧迫されてすぐにダメージを受けるのは皮膚です。
でもそこで圧迫がなくなると、ダメージを負うのは皮膚だけで浅い褥瘡ですみます。
しかし、さらに圧迫が続くと次にダメージを負うのはもっとも深いところにある筋肉です。
その場合、はじめは外から見ると赤くなっているだけで浅い褥瘡のように見えます。
でも、2~3週間してくると皮膚は黒くなり褥瘡はさらに深くなってきます。
はじめは浅い褥瘡のように見えて、実は深い褥瘡であった、ということが起こります。寝たきりやそれに近い患者さんの場合は、褥瘡のできやすい部位に注意をしてあげて、赤くなっていたりしたら、まずは圧迫を避けるなどの処置が必要になってきます。
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