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糖尿病あれこれ

Text by はら内科クリニック 原 信彦
これから忘年会・クリスマス・お正月、嫌でも食べる機会が増え、体重も増えそうな気配がします。日本人の糖尿病は、盆と正月に悪くなると言われています。こんな時に、あれこれ考え、できることから実践しませんか?まずは食事について。時代は低糖質。ご飯1膳=うどん1玉=6枚切りの食パン1枚半=角砂糖14個分の糖質です。角砂糖に換算されると、とても怖い感じがします。ここで言いたいのは、この程度の糖質は普通の生活で十分消費できるので、ここに糖質を重ねないようにするのがポイントです。まずは500mℓペットボトルの清涼飲料水。角砂糖17個程度の糖質を含んでいます。これは不要ですよね!あとは、外食時のセットメニュー、ラーメン+半チャーハンなど、確かに魅力的ですが、追加した炭水化物が、さらに角砂糖を追加していることになります。角砂糖を20個もいれた紅茶は飲めないですよね?炭水化物の重ね食いにはご注意を!運動について。以前は20分以上かけないと脂肪燃焼しないと言われていましたが、現在では10分の運動を繰り返すことでも効果があると分かってきています。目標は30分を週5日もしくは10分3回を5日間。ハードルが高ければ少なくてもかまいません。バス停1駅手前!少し歩きましょう!また有酸素運動ではなくても筋トレも効果があり、血糖値が下がりやすくなります。歩くのが苦手であれば室内で腹筋や腕立て伏せ、ラジオ体操またはストレッチをして背中の筋肉を大きく動かすのも効果的です。これから雪が降るので、転倒の危険もあり、室内での運動もお勧めです。最後に毎日体重計に乗りましょう。1日2回の測定がお勧めです。少しでも増えると食事の見直しができて、あまり体重が大きく増えたりしなくなります。体重は、量らないと、あっという間に2~3㎏簡単に増えますよね?体重が2㎏増えたら2ℓのペットボトルが自分の体についたことになります!このようにしてダイエットのモチベーションを維持し頑張りましょう。あきらめないこと、少しずつでも変えていけば時間とともに良くなるはずです。そう!明日からではなく、今日からスタートしましょう!
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歯並び、噛み合せの治療時期について

乳歯は、胎生六週ころに歯の芽がおかあさんのおなかの中で、出来始め、子供が生まれてから六ヵ月目で下の前歯が生え始めます。永久歯は、第一大臼歯(だいきゅうし)が胎生三ヵ月ころ歯の芽が出来始め、六歳ころに歯肉をわって口の中に出てきます。そうしてこの歯が根を含めて完全に出来上がるのは、おおよそ十歳です。また、親知らずといわれる第三大臼歯を除いたすべての永久歯が生えそろうのは十三歳以降です。従って、永久歯のみを対象にする矯正歯科治療であれば、十三歳以降が望ましいと考えられます。しかし、反対咬合(こうごう)や、上顎前突(じょうがくぜんとつ)のうち、歯の向きだけでなく歯が生えて来る土台となる骨に、問題がある場合にはより早い時期から治療が開始されます。つまり、骨がまだ成長している時期より治療が始まり、可能であれば下顎(かがく)前突の場合には、下あごの骨が大きくならないように抑えたり、上顎前突の場合には、より大きくなるようにコントロールを試みます。骨のコントロールは成長している間は、可能であると考えられていますので、七歳ころ前歯が生えそろったころより始まります。しかし、その程度が著しく強い場合には、乳歯の時期から始めることもまれですがあります。一般的には以上のとおりですが、バラエティが多いことから、個々の歯列不正を十分把握し、すべての面を可能な限り考慮し、最もよい治療時期を決めることが必要です。また、歯並びの治療は、永久歯が生えそろってしまえば何歳でも治療は可能ですが、美しい笑顔が描かれているポスターには、必ずきれいな歯並びが写っておりますように、審美性も歯科矯正治療の目的の大きな部分を占めております。かつ、この治療は、普通は一生に一度しか受けませんので、治療時期については社会性も考慮にいれ、十分考える必要があります。歯科矯正治療を受けられるかどうかは、治療時期を含めて、患者さんが治療後によくなった状態を喜んでいただけるかどうかの価値観によると考えております。
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子供の歯並びと矯正治療

Text by 大内歯科医院 大内 英樹
日本人の子供たちの2人に1人は歯並びが悪く、矯正治療が必要であるといわれています。しかし、悪い歯並びの影響や矯正治療について、正しく理解されている方は少ないようです。矯正治療とは
出っ歯や受け口、八重歯など悪い歯並びや噛み合わせを、矯正装置を使って正しい歯並びにする治療を言います。入歯や差し歯で治すのではなく、矯正装置の力で歯を動かして治します。どうして矯正治療が必要なのか
健康・美容・精神面それぞれに必要があります。まず、悪い歯並びや噛み合わせは、お子さんの顎の形や顔立ちに影響を及ぼします。歯垢がたまりやすく、虫歯や歯槽のう漏の原因にもなりやすいのです。また、悪い歯並びを、学校でからかわれたり、お子さんが成人するにつれ、本人も気にするようになり、精神面で暗くなりがちです。国際化が進む現代社会において、美しい笑顔できちんと自己主張できることが重要な資質であり、口もとの印象の善し悪しが、大きくものを言ってくるものと思われます。矯正装置とは
以前、1本1本の歯に大きな金属性のバンドを取り付けていましたので、かなり目立っていましたが、現在はセラミックなどの透明な材質の部品を用い、症状に応じて歯に接着し、形状記憶合金製ワイヤー等にしなやかな弾性を利用して歯を動かしますので、目立たず治療できるようになってきました。治療費と矯正相談について
残念ながら現在のところ、「生れつきの顎の病気や、顎に著しい変形があり外科手術を併用する」以外は健康保険で治療することはできません。治療費は治療方法、治療期間によって異なりますので、ご本人とご家族の方に来院して頂き、歯並びの状態を拝見してから、ご説明することになります。治療を始めるかどうかについては、後日、ご本人、またはご家族の方に、ご連絡していただくことになりますので、お気軽にご相談ください。
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乗り物酔い

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
行楽シーズンになりましたね。旅行に出かける方も多いのではないでしょうか。でも、乗り物酔いになってしまうとせっかくの旅行も台無しですね。古代ローマ帝国の皇帝シーザーや映画「アラビアのロレンス」のモデルとなったトーマス・エドワード・ロレンスも乗り物酔いに悩まされていたそうです。では、乗り物酔いはどうして起こるのでしょうか。私たちは普段の動作やさまざまな乗り物からの感覚情報を経験として脳に記憶しています。乗り物に乗ったとき、入ってくる感覚情報がこれまでの経験や記憶のパターンから予測される感覚情報と一致しないと情報処理に混乱が起こり乗り物酔いが引き起こされると考えられています。従って経験パターンが豊富なほど乗り物酔いが起こりにくくなると言えます。普段からできるだけ多彩な身体の回転運動や振動運動を体験し、感覚情報のパターンを記憶させておくことが乗り物酔いの予防につながります。しかし、すべての乗り物に適応できる運動や訓練を行うことは難しいので具体的には以下の様な予防対策をしていただくとよいと思います。出発前:①前日に十分な睡眠をとる。②軽く食事をとり空腹を避ける。脂肪分の多い食事を控える。③乗る前に排便を済ませる。④体を圧迫する様な衣服を避け、ネクタイやベルトをゆるめる。⑤酔いやすい人は乗車30分前に酔い止めを服用する。移動中:①揺れの少ない座席を選ぶ。②後ろ向きの座席を避けて進行方向が見える前の方の座席に座る。③遠くの景色を眺めるようにする。④読書やスマートフォンの操作を避ける。⑤寝るように心掛ける。
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コレステロール論争

Text by 関口内科 関口 洋平
平成22年9月、脂質栄養学会から「長寿のためのコレステロールガイドライン2010年版」が発表されました。その内容は、中年〜高齢の一般集団では、コレステロール値の高い方が低いよりも癌死亡率や総死亡率が低いので、コレステロール値を下げる医療や食事指導は誤りである、というものでした。この発表により、コレステロールに関する認識が覆され、治療中の患者さんや一般の方々の間に大変な混乱を招きました。この発表に反対の立場をとる日本動脈硬化学会は、同年10月に次のような声明をだしました。肝臓疾患や癌患者などの低栄養状態の人達のコレステロール値はそもそも低値であり、そのような状態の良くない人達を含めた一般住民の統計から「コレステロール低下療法は誤りである」としたのは、コレステロールが最初から低値であるという事と高値から低下させる事を混同して論じており、国民に誤解を与えるというものでした。90年代から最近までに報告された幾つかの臨床試験では、悪玉コレステロール(LDL)値を下げると動脈硬化を基にする疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)の発症が減少するという、科学的に信頼性の高い評価を受けています。さらにそれらの試験結果から、二次予防(1回心筋梗塞を起こした人が2回目を起こさないための予防)では、LDL値は出来るだけ低値へ下げる方が良く、一次予防(まだ発症していない人の予防)では、動脈硬化リスク(男性、高血圧、糖尿病、喫煙、低HDL、冠動脈新患の家族歴)を多く合わせ持っている人ほど下げる方が良いとされています。また、75才以上の高齢者や女性の一次予防に関しては議論の多いところですが、LDLとHDL(善玉コレステロール)の比や頚動脈エコー検査などで個々の病態を検討し、リスクが高い場合は下げる方が良いと言われています。現在治療中のかたは、食事療法や内服治療を突然中止したりせず、不安がある場合は医師に相談しましょう。
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