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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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多汗症・ワキガの治療Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
多汗症の治療で、日常生活に支障をきたさない方法として2つの方法があります。
ひとつは麻酔の要らない注射だけで済む有効期間が6ヶ月程度の治療方法で、『BOTOXなどボツリヌスA毒素』(ボツリヌス毒素は眼科では斜視の治療に使用され、整形外科では斜頚の治療に使用されている薬剤です。)による治療法です。 この治療方法の特徴は2〜3日で効果が著明に現れることです。もうひとつの治療方法は『絶縁針による電気分解法』で麻酔をする必要はありますが、有効期間が長く、同様の方法を繰り返し行うことにより効果が増していく方法です。これらの方法はメスを使用しないため、傷跡もなく、翌日からシャワーも可能で、日常生活に支障をきたしません。多汗症とワキガで強く悩んでいる方や一回でワキガや多汗症を治療したい方には、数ミリ切開で行う『クアドラカッターによる汗腺を強力に吸引しながら切除する方法』をお勧めします。 この治療では、デスクワーク程度の仕事は翌日から可能ですが、10日間程度のわきの固定が必要になります。 キズは小さいので、術後の傷跡は目立ちません。また、保険適応のワキガ治療の方法もありますが、固定期間が10〜14日で安静が必要で、傷跡は医療施設によって異なります。ワキガ・多汗症は自分で考えているよりも軽度な症状であることがあります。 自分だけで悩まずに専門医に相談、診察を受けて適切な治療方法を選択することが大切です。 |
目薬でも治らない目の不快感は?Text by 藤岡眼科 藤岡聖子
目の乾き、かすみ、涙目、ゴロゴロする、しょぼしょぼする、などの不快感は、60歳以上になるとほとんどの方が感じているようです。実は、これは涙と深い関係があります。健康な目は、下まぶたにたまった涙がまばたきによって持ち上げられ、眼球の表面を覆います。
歳を取ると涙の量が少なくなったり、涙の質が悪くなったりするために充分に眼球表面を潤すことができなくなるのが「ドライアイ」です。目の乾きがあるとこすれる原因になり、先に述べたような不快感が出るので、眼球表面を保護する点眼薬をつけなくてはなりません。 「ドライアイ」は目をつぶっていると症状が軽く感じるのがポイントです。それに比べて目をつぶってもずっと不快感がとれない病気に「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」というものがあります。 人は1日に1~2万回もまばたきをしているので、歳を取るにつれ結膜(白目の表面の薄い膜)のたるみができてしまうのです。 結膜のたるみができてしまうと、このたるみが邪魔をして下まぶたに涙がたまることができなくなり、涙があふれたり、涙が正常に眼球表面を覆えなくなり、乾き目になったりします。 この「結膜弛緩症」は軽い症状の場合は、ドライアイと同じような点眼治療でも効果がありますが、不快感が続いている場合にはたるんだ結膜を縮める手術が効果的です。 表面麻酔をして痛みを感じなくしてから、たるんだ結膜の部分に熱を加えて縮ませることができます。 これは切開して縫い縮める方法よりも術後の痛みも少なく、外来で10分前後で終了する手術方法です。 下まぶたのすぐ内側に透明な膜のような物がたるんで見える方、目の不快感が取れない方は、結膜弛緩症かもしれませんので一度眼科を受診してみてはいかがでしょうか。 |
白内障の自覚症状と対策Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
白内障は目の中の水晶体が濁ってくる病気です昔は手術に伴う合併症の問題もあり、手術を先延ばしにして物が見えないくらいに視力が低下してから手術を行う、という考えが一般的でした。
しかし、現在では患者さんの職業や生活状態に応じて、いつでも手術ができるようになっています。眼内レンズも健康保険の適応になっていますから、さらに治療が受けやすくなりました。白内障の自覚症状 白内障のほとんどは両目に起こってきますが、左右の程度に違いがある場合も少なくありません。ただ、両目では互いに見えにくい部分を補ってしまうので、チェックする時は片目を閉じて行いましょう。■視力低下 少しずつ細かい文字が見えにくくなります。老眼と異なり眼鏡をかけても良く見えません。■まぶしい 光りが水晶体で乱反射するため、明るいところに出るととても眩しく感じます。照明が煌いて見えたり、夜に車を運転すると対向車のライトが気になることがあります。■かすみ目 濁りが中心部に及ぶと、目の前に霧がかかったようにぼやけて見えます。進行するといっそうぼやけてきます。■物が二重三重に見える 核とその周辺の屈折率に違いが出てくるため、片目で見ていて物が二つにも三つにも見えたりします。ただし、両目で見て二つに見える場合は外眼筋まひも考えられます。■明るいところで見えにくい 光の乱反射や眩しさによって、明るいのに見えにくくなります。また明るいと瞳が縮まるため、水晶体の真ん中の白内障では余計見えづらくなります。■暗いところで見えにくい 水晶体が濁るため光の入る量が減り、暗いところではより見えづらくなります。■一時的に近くが見えやすくなる 核の濁りが強くなり屈折率が高まると遠くは見えにくいのですが、近くが見えやすくなる場合があります。老眼の人では老眼が良くなったと誤解する人もいます。これは一時的なもので、そのうち全体に見えにくくなります。対策 自覚症状があったらまず眼科を受診してください。白内障かどうか、他の病気がないかどうか、当面の対策はどうしたらよいかなどを専門医に相談しましょう。 |
高度近視と視力検査Text by くどう眼科クリニック 釜石 清隆
「私、目が悪いから視力は測りたくない」という患者さんが時々いらっしゃいます。そういう患者さんの多くは「高度近視」の方です。高度近視は強い度の近視のことで、確かに裸眼視力は良くありません(例えば0.04、0.05など)。しかし、裸眼視力が悪くても矯正視力がしっかり出れば視力に関して“目が悪い”ということにはなりません。矯正視力はその人の物を見る最良視力値であり、矯正視力=視力という考え方が眼科では一般的です。但し、高度近視の人は眼球の作りが大きく、そのため、目の奥の膜が萎縮していたり、薄かったりと正常な目の大きさの人に比べ病気になるリスクが高くなります。矯正視力の低下は何かの病気のサインかもしれません。眼科でしっかり視力検査をうけ、自分の矯正視力を知っておくことも、目を守る大切なことなのです。
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メタボリックシンドロームと目Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
最近メタボリックシンドロームという言葉をよく聞くようになりました。太っている人のことを「メタボだね」と略する言い方が定着していますが、では、メタボって何でしょうか?肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満―特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)―が原因であることがわかってきました。
このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』といい、何でも横文字にするのは日本人の悪い癖ですが、簡単に訳すとメタボリック【新陳代謝】、シンドローム【症候群(=病気の集まり)】という意味です。これらの病体は目にも色々な病気を引き起こします。特に眼底に出血を来して、目がかすんで視力が低下してしまうことが多いのです。 例えば、高血圧では眼底に出血や白斑(はくはん=白いしみ)、視神経の浮腫(ふしゅ=腫れ)を起こす高血圧網膜症(こうけつあつもうまくしょう)を来します。 高脂血症は眼底の動脈硬化を来すため、隣りを走っている静脈を圧迫して血がしみ出してしまう病気、網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)を起こすこともあります。 この病気になると、ある日突然視力が低下して、目の前の半分くらいが暗くぼやけるようになってしまいます。 一番怖いのは糖尿病でしょう。 糖尿病でもやはり出血や白斑を来しますが、目の中間部に出血する硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)を起こして突然見えなくなったり、網膜の上にクモの巣のような膜が張ってくると網膜剥離(もうまくはくり)を起こしたりして放っておくと失明することもある状態にまでなることがあります。内科の先生の所に行く前に、目がかすむと最初に眼科にお見えになる例も多々あります。 そういう場合、すぐに内科と連携を取って治療しなければなりません。 |








