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つらいですね! ドライアイ!

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
◎ドライアイとは涙の量が減り、涙の質が変化して、目が乾いた結果、さまざまな症状が起きる病気のことです。日本のビジネスマンやOLの4分の3が潜在的ドライアイ患者で1600万人以上と考えられています。①本当のドライアイとは「目の乾き」を俗にドライアイと言いますが、診断名としての「ドライアイ」は、医師がいろいろな検査をしてから診断するものです。逆に実際ドライアイの人でも「目の乾き」の自覚症状が全くない人もいるのです。②ドライアイ簡単チェック10秒間まばたきをせずに目を開けていられますか?開けていられなくて、「目の乾き」「目の疲れ」「かすみ」の症状があれば、ドライアイを疑います。③眼精疲労と共通の症状「かすみ」「まぶしさ」「充血」など眼精疲労と症状がたいへん似ています。④ドライアイ特有の症状「ゴロゴロする」「目の乾き」は眼精疲労にはなく、ドライアイの症状です。⑤ドライアイの原因いろいろありますが…バッチリのアイラインが涙の成分の油の分泌腺をふさいでしまい、蒸発しやすい涙になってしまうことも大きな原因と言われています。またソフトコンタクトレンズは、自分の涙を吸ってしまうので、「シリコンハイドロゲル」等の水分の蒸発を抑える素材のレンズがおすすめです。その他、まばたきに影響する眼瞼痙攣(がんけんけいれん)や結膜弛緩(しかん)症・加齢・ストレス・内服薬の副作用も原因になることがあります。⑥こんなあなたも要注意コンピューター作業が多い人(4時間以上)・車の運転が長い人・ゲームや携帯を長くする人・冷暖房の効き過ぎた部屋にいる人などもドライアイになりやすいのです。⑦まとめドライアイは、その人の状態に合った点眼薬を使わないと症状が悪化する場合がありますから、必ず眼科医の処方した点眼薬で治療しましょう!!
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脱メタボ宣言

Text by はら内科クリニック 原 信彦
これからの季節、忘年会・クリスマス・お正月と行事が満載です。また雪が降ってくると外での運動もできなくなります。今年も懲りずに年末脱メタボ宣言しましょう。①運動脈拍が100~120回/分、10~30分程度の運動がオススメです。②減塩味噌汁をのむ時は漬け物を食べない。漬け物を食べたときは味噌汁を飲まない。いずれも3食のうち1回だけにしましょう。③お酒日本酒なら1合、焼酎半合、ビールは中瓶1本、ワイン2杯、ウイスキーダブル1杯程度で我慢我慢。④体重管理まずは毎日測りましょう。1日1~2回の測定を毎日続けることにより、自分の体重の把握・体重の増減が分かり、その時に食事を見直す機会ができます。1日で1㎏増えたら「何で?どうして?何食べた?」自問自答を繰り返すことにより自分の食事の問題点がわかります。同様に、毎日食べたものを寝る前に思い出してメモしてみましょう。意外に朝からの食事を全て間食も含め思い出すのは難しいものです。若い方なら食べるたびに写メを撮ってみましょう。1日に意外に食べ過ぎていることに気がつきます。現体重の3%の低下で血糖値・中性脂肪・血圧の低下が認められます。60㎏なら1.8㎏です。また5.5%の体重減少では、なんと糖尿病予備軍の方の糖尿病発症率が58%低下します。60㎏の方で3.3㎏。決して不可能な数字ではありません。⑤喫煙5年間の禁煙で心筋梗塞・脳梗塞になる確率が下がります。また、受動喫煙の悲劇もあり、当院の患者さんにも数名、ご主人がヘビースモーカーで、奥さんが肺がんになっています。その時に「私は何も悪いことをしていないのに何で?」と皆さんが仰っていました。最後に、メタボリックドミノという言葉を知っていますか?ドミノ倒しのように内臓肥満というドミノが倒れることから始まり、高血圧・高血糖・高脂血症→動脈硬化→糖尿病発症・慢性腎臓病→糖尿病性腎症・網膜症・神経症とドミノが倒れ、総崩れて、心筋梗塞・心不全・脳卒中・下肢切断・失明へと進んでいく危険性があります。最初はたかが内臓肥満なのですが、その後は取り返しのつかないたくさんの病態につながっていくのです。さあ今日から始めましょう。脱メタボ宣言!まずは実践あるのみ。
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乗り物酔い

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
行楽シーズンになりましたね。旅行に出かける方も多いのではないでしょうか。でも、乗り物酔いになってしまうとせっかくの旅行も台無しですね。古代ローマ帝国の皇帝シーザーや映画「アラビアのロレンス」のモデルとなったトーマス・エドワード・ロレンスも乗り物酔いに悩まされていたそうです。では、乗り物酔いはどうして起こるのでしょうか。私たちは普段の動作やさまざまな乗り物からの感覚情報を経験として脳に記憶しています。乗り物に乗ったとき、入ってくる感覚情報がこれまでの経験や記憶のパターンから予測される感覚情報と一致しないと情報処理に混乱が起こり乗り物酔いが引き起こされると考えられています。従って経験パターンが豊富なほど乗り物酔いが起こりにくくなると言えます。普段からできるだけ多彩な身体の回転運動や振動運動を体験し、感覚情報のパターンを記憶させておくことが乗り物酔いの予防につながります。しかし、すべての乗り物に適応できる運動や訓練を行うことは難しいので具体的には以下の様な予防対策をしていただくとよいと思います。出発前:①前日に十分な睡眠をとる。②軽く食事をとり空腹を避ける。脂肪分の多い食事を控える。③乗る前に排便を済ませる。④体を圧迫する様な衣服を避け、ネクタイやベルトをゆるめる。⑤酔いやすい人は乗車30分前に酔い止めを服用する。移動中:①揺れの少ない座席を選ぶ。②後ろ向きの座席を避けて進行方向が見える前の方の座席に座る。③遠くの景色を眺めるようにする。④読書やスマートフォンの操作を避ける。⑤寝るように心掛ける。
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男性の性(21)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
『性に目覚める頃』というと「ふるさとは遠きにありて思ふものそして悲しくうたふもの」の詩人・室生犀星の小説を思い浮かべる人がいるかもしれませんが、思春期「春を思う時期」の[春」を「性」に置き換えれば、『性に目覚める頃』というのは『思春期』とほぼ同じ意味と考えてよさそうです。ところで、その思春期の始まり、つまり『性に目覚めた時』はいつか?というと、女子では『初潮』というはっきりした徴候があり、昔は(今でも?)家で赤飯を炊いてお祝いしたりして非常に開放的であり、初潮以後は生理用品を携帯したり、その頃から乳房や臀部が発達して、見た目にも、「おそらくそうだろう」と世間的にも認知されるわけですが、男子の場合は、女子の初潮に当たる精通現象(最初の射精)が夢精にせよ自慰にせよ秘密裏に(つまりコッソリと)処理されることが多く、またその発来時期も、初潮のように熟柿が枝から落ちる如き自然な発来とはやや趣を異にしていて、最初の射精が思春期の始まりと一致しない場合が多々あります。陰茎・陰のう・精巣(睾丸)・陰毛の発達も衣服に覆われているため外見上は判断しにくく、背が伸び喉仏が出てきて声が低くなりヒゲがうっすらと(文字通り産毛に毛の生えた程度)生えてくると、「おそらくそうだろう」と判断されますが、精通現象については推測するしかないわけです。つまり、女子では『性に目覚めている』かどうかは、外見や行動から比較的容易に判断できるのに対し、男子では外見ではそう見えても、実際はまだ最初の射精がなく、まだ性に目覚めていない場合もあるということです。昔、花街や花柳界に生まれた男の子は、周りにその道のプロの女性が大勢いるため、筆下ろし(初体験)が極めて早く、初めての性交で初めて射精、ということが珍しくなかったそうです(羨ましい)。また江戸時代の大奥のように、将軍とその正室が年少の場合、正室にきちんと性技指導をする役職があったそうですから、男側がまだ性に目覚めていなくても、それなりに何とかなっていたようです。(つづく)
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脳動脈瘤の自然歴

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
病気の「自然歴」とは、その病気を放っておいたらどうなるかということです。病気は、何でもかんでも治療するわけではなく、自然に治るものや、治らなくても生活に支障なく、寿命を全うできると思われるものもあります。一方、治療にも危険が伴うことがありますので、放っておいた場合の危険と、治療に伴う危険とを天秤にかけて治療するかどうかの判断をします。脳動脈瘤は破れると半数の方が命を落とすとも言われる恐ろしい病気です。また命が助かっても、多くの方が障害を残します。その恐ろしさ故に、かつては検査で偶然見つけた動脈瘤に対して、積極的に手術する傾向がありました。しかし、治療には危険が伴いますから、そのような姿勢に対する批判の声も多数ありました。また、MRIなどの診断機器の発達に伴い、動脈瘤が発見されることが増えてくる一方で、昔から動脈瘤の自然歴が不明でした。そうした中、1998年に発表された欧米の研究結果では、脳動脈瘤の破裂の危険性が、年率0.05%と予想外に低かったため、大変な議論となりました。そこで日本脳神経外科学会が中心となって、2001年から新しく研究を開始しました。その研究結果が、つい最近発表されました。全体としての破裂リスクは年率1%程度と、実際に破裂脳動脈瘤を扱っている脳外科医の実感と一致する結果でした。さらに動脈瘤の場所や大きさ、形による危険性の違いも示されました。これまで脳ドックなどで動脈瘤が見つかった場合、治療をどうするか相談するのに、しっかりした根拠に基づくデータがなかったために、脳外科医も困っていました。今回の研究方法には、まだまだ議論の余地があります。しかし、その判断を下すための材料として、今までの研究報告よりもしっかりとした根拠が示されたものと考えます。個々の患者さんについては、個別の状況から治療方針を決めなければなりませんが、医師として、患者さんに説明するとき、これまでよりも自信をもってお話ができるようになりました。
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