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コラムを読む

イントラレーシックを賢く受けるために

Text by 吉田眼科病院 吉田 紳一郎
今回は、イントラレーシックを受ける時に知っておいて欲しいポイントがあるので、その辺のことをご紹介していきましょう。まずは、イントラレーシックがどんなものなのかですが、これについては何度か原稿を書いていますので簡単に説明すると、コンピューター制御のフェムトセカンドレーザーを用いてフラップを作る方法で行なったレーシックのことを言います。メリットは、従来のレーシックより視力矯正率が高くなり、目標の視力までの回復が早く、合併症がおこりづらくなったことなどがあげられております。このフェムトセカンドレーザーというのは特に最近その進歩が著しく、飛躍的に可能性が広がっており、眼科領域では角膜移植・白内障手術にも応用されております。そのほかではガラスやダイヤモンドの加工などにも応用されているそうです。次に、治療を受けるにあたり良いポイントだけではなく、良くないこともしっかり把握しておきたいものです。まず、ひとつめにドライアイの症状が出る可能性があげられます。次にハロー・グレアです。ハローとは街灯などの光源周辺にボワァ~と滲んだような光の輪が見える現象で、グレアとは照明の光がギラギラ見える現象を言います。これらの症状は時間の経過とともに数ヶ月で改善されます。この外にもまれですが不正乱視やフラップのトラブルなどが起こる場合もあります。そして最後に、賢く受けていただくために一番重要となるコストが気になるところでしょう。しかし、ここでご紹介しておきたいのは手術料金ではなく生命保険や医療保険の利用です。自費診療であるレーシックを受ける場合でも手術給付金というお金がもらえることがあります。最近ではレーシック手術に対して保険が下りる会社が減ってきていると聞きますが、それでも出ている方がいることも確かです。保険加入している方は適用出来るか確認してみるのが良いでしょう。場合によっては手術代分の給付金が出たというケースもあるそうですよ。そのほかに、医療費控除でも該当になる方がいらっしゃると聞きますので、そちらも確認してみるのも良いかも知れませんね!より安全に、より負担が少なく治療を受けられればそれに越したことはありませんからね。さぁ~これを読んだ賢いあなたならイントラレーシック、どうなさいますか?
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新型コロナワクチンと集団免疫

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
日本ではコロナ感染者が急増(8月中旬執筆時点)し、緊急事態宣言も延長となりました。2月に始まったワクチン接種はコロナ禍終息の切り札と期待され実際7月以降は高齢者の感染や死亡は減少しましたが、まだ決定的な効果とは言えないようです。その原因として、緊急事態宣言の長期化やオリンピックにより人流の抑制ができなくなっていること、ワクチン不足による若年者層への接種の遅れ、水ぼうそう並の感染力を持ちワクチン効果が低下するとされるデルタ株のまん延、など複数の要素があげられます。海外に目を向けると、ワクチン接種率が75%と高いイギリスでは接種による「免疫の壁」を試す実験としてすべての行動制限の解除が行われました。開始2週間後の時点ではデルタ株の感染者が急増したものの死亡率の低下が続いており、ワクチン効果の表れと考えられています。一方感染予防効果については、アメリカで発生したクラスターの分析ではデルタ株が9割を占めさらに感染者の7割がワクチン接種終了者でした。変異株に対するワクチンの感染防止効果については報告によりばらつきがありますが、ファイザー社は先日同社のワクチンの3回接種によりデルタ株に対する中和抗体価が大幅に増強される研究データを公表しました。イスラエルでも感染の再拡大が止まらずファイザーワクチンの3回目接種がすでに始まっています。ドイツも9月から開始の予定で、日本でも来年の追加接種に向けて検討が始まりました。有効な治療薬が開発されるまではワクチンに期待するしかありませんが、はたして狙い通り集団免疫が獲得できるか否かはまだ不透明な状況と言えます。コロナ前の生活に早く戻りたいと誰もが願っていますが、ワクチン接種率が上がっても当面はマスク・手洗いなどの個人防護策は続ける必要がありそうです。
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脳波検査の復権

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
以前、この欄の「脳を鍛える」話で、脳を鍛えるには繰り返すしかないと書きました。実は、「鍛える」目的でなくても、「繰り返す」ことで「身に付いてしまう」ことがあります。脳は何億という神経細胞が電気信号を伝える回路の塊です。脳の神経細胞の回路は、繰り返し電気信号が流れることにより、信号が流れやすくなります。これが「繰り返す」ことで、知識や技術が身に付く基本原理です。ところが、厄介なことに都合の悪い事まで身に付いてしまいます。その代表が「てんかん」です。「てんかん」の発作は、脳の一部から異常な電気信号が生じ、それが広がることで、けいれんを起こしたり、意識を失ったりします。発作を繰り返すほどに出やすくなってしまいます。この広がりを抑えるのが薬の働きです。「てんかん」には、ネガティブなイメージがついて回りますが、新薬が次々に開発されている上に、一生薬が必要とは限らないことも、これまでの経験で分かっています。時には、異常な信号の発生源が特定できて手術で完治することもあります。脳の電気活動を見る目的で行われるのが脳波検査ですが、「てんかん」の異常な電気信号を見るのに、この検査が大変役に立ちます。しかし、近年は、断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)といった形を見る検査方法が発達してきた一方、脳波は判読が難しく、重症の頭部外傷や脳卒中の後遺症を除けば、成人してからの「てんかん」の発症は少ないと考えられていたため、脳波を検査することが減ってきていました。ところが最近、脳波計もデジタル化して見やすくなり、再び注目されています。特に成人、それも高齢者では想像以上に、「てんかん」発作が起きていることが分かってきています。一時的な意識障害、一過性のまひなど、脳卒中の前触れを疑わせるものの中に「てんかん」が潜んでいるらしく、脳疾患急性期の脳波検査が再び注目されています。CT、MRIで脳の形は見やすくなりましたが、働きを見るには、古くからの脳波検査がまだまだ必要です。
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粉瘤(ふんりゅう)

Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 院長 大村 勇二
粉瘤はニキビの大きくなったようなもので、炎症がないときは皮下にコロコロしたしこりができる皮膚の病気です。ときに細菌によって炎症が起き赤く、熱を持って腫れてきます。治療方法は小さければ、炭酸ガスレーザー、大きくなったときは切除です。初期症状でしこりに白い内容物があり、ニキビをつぶす感覚で、自分で内容物を取り出す方がいます。このようなことを繰り返すと細菌が繁殖して大きな膿瘍(膿の塊)を形成して痛みが出現して、治療に時間がかかり、日常生活に支障をきたします。治った後も赤黒い外見上支障のある傷跡を残したりします。もし、「粉瘤かな」と思ったら、病院を受診することをお勧めします。手術になることもありますが、薬で治めることもあります。
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)について

Text by 江口眼科病院 森 文彦
加齢黄斑変性は欧米では中高年の視覚障害の原因の第一位ですが、日本では緑内障や糖尿病網膜症がその上位で、あまり注目されていませんでした。近年、日本でも患者が増加し、滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑変性に対する人工多能性幹細胞(iPS細胞)の網膜移植の臨床研究が世界で初めて始まり、注目されるようになりました。眼に入ってきた光は、角膜や水晶体、硝子体を通り、網膜の上で像を結び、見ることができます。この網膜の中心にある黄斑は、重要な細胞が集中し、この部位に障害が生じると、視機能は大きく低下します。滲出型加齢黄斑変性は、網膜色素上皮の下に病的な新生血管ができ、血液中の成分が漏れ出て、黄斑部の神経網膜が障害されるものです。その症状は、初期は見ようとする部分がゆがんだり、ぼやけたりし、進行すると急激に重篤な視力低下を起こすことです。この現在の最も有効な治療は抗VEGF薬療法です。これは新生血管を成長させる血管内皮増殖因子(VEGF)を抑える薬を硝子体に注射する方法です。やや高価で継続した複数回の投与が必要な治療ですが、視力の改善の効果があり、有効な治療といえます。他に光線力学的療法があり、この2つの単独あるいは併用療法が現在行われています。しかし、病状が進行した場合、治療にかかわらず視機能の改善に限界があるのが現状です。今回始められるiPS細胞の臨床研究では、患者の腕から採取した皮膚組織を使って、iPS細胞を作製し、網膜に穴をあけて病的な新生血管や色素上皮を取り除き、この部位にiPS細胞から網膜色素上皮細胞に変化させたシートを移植するものです。これは将来の治療につながるという意味では非常に期待がもたれます。しかし、今回の研究はあくまで安全性に関する研究であり、視機能の改善の検討はその先になります。現状を冷静にとらえて、早期に病気を発見し、現在の治療を開始、継続することが重要と考えます。
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