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コラムを読む

飛蚊症(ひぶんしょう)

Text by 江口眼科病院 力石 洋平
日常生活で「虫が飛んで見える」、「ゴミが見える」というようなことはありませんか?これは「飛蚊症(ひぶんしょう)」といわれる症状です。この「飛蚊症」は大きく分けると、「生理的なもの」と、「病気からくるもの」に分けられます。「生理的なもの」では、「後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)」といって目の中に入っている「硝子体」というゼリー状のものが年齢とともに濁ってきたり、縮んだりすることで虫が飛んでいるように見えることがあります。「病気からくるもの」では、目の奥の「網膜(もうまく)」に孔(あな)が空いてしまう「網膜裂孔(もうまくれっこう)」や、その網膜がはがれてしまう「網膜剥離(もうまくはくり)」など、レーザー治療や手術が必要なものまでさまざまあります。飛蚊症の症状がある場合は自分で判断せずに早めに近くの眼科を受診しましょう。
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緊張したときに脇や手のひらに急に汗をかき始める精神性発汗

緊張したときに脇や手のひらに急に汗をかき始める精神性発汗や一般的な日常生活でわきのケア(多汗症・ワキガ)で困っている方が意外と多いのです。また、臨床的に医師が多汗症・ワキガではないと診断しても、自分は『多汗症だ』『ワキガだ』と思い悩んでいる人がいます。このような悩みは精神的ストレスとなります。そのため、人前や人ごみなどの周囲に他人がいるような状況に遭遇すると汗をかく量が増加し、症状が悪化。次第にそのような状況に遭遇しないようにしたいがために消極的になってしまいます。そうすると、その消極的なことが新たなストレスとなり・・・という悪循環ができあがってしまいます。この悪循環を本人の納得した方法で解消してあげることが必要です。そして、悩んでいる方の中には少なからず多汗症とワキガを混同してしまっている場合があります。多汗症はエックリン腺から分泌される汗の量が多い状態のことを言い、そこから分泌される汗は無臭です。脇や手のひらに急に汗をかき始める精神性発汗は精神的に緊張しやすいから発汗しやすいのではなく、わずかな緊張でも発汗してしまうという汗の腺の発汗閾値の低さ(汗のかき易さ)が原因です。ワキガは、においを出すアポクリン腺が異常に多い状態をいいます。この腺から分泌される汗は中性脂肪や脂肪酸やコレステロールなどの脂肪を含みます。やがて汗に含まれる脂肪が皮膚の表面で分解され、いやなにおいの低級脂肪酸に変わります。ですから多汗症とワキガはまったく別の状態です。これらの症状に対する適した治療法はそれぞれの方々の仕事、生活様式よって異なります。手術痕の問題、治療時間・治療期間も治療法によって異なります。最近よく行なわれている多汗症・精神性発汗の治療法として、ボツリヌスA型毒素による治療があります。汗の腺は交感神経であるコリン作動性神経の刺激で発汗するため、ボツリヌスA型毒素を注入することでコリン作動性神経がブロックされて、汗が急激に抑えられます。有効期間には個人差はありますが、約6ヶ月の効果があります。この治療の特徴は麻酔を必要とせず、短時間(30分程度)で治療が可能なことです。このほかに腋窩多汗症・ワキガでは、電気分解法、吸引切除(クアドタカッター)、昔ながらの剪除術などの治療方法があります。悩む前にまずは、医師にお気軽にご相談ください。そして、具体的な対策をたてましょう。
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まぶたのふちにニキビのような小さな塊が

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
まぶたに1~2mmのプチプチしたニキビのような塊(かたまり)ができる方がおります。まぶたの際(きわ)にできる黄色っぽいものは「マイボーム腺梗塞(こうそく)」、皮膚の表面にできる白っぽいものは「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」といいます。マイボーム腺梗塞は脂肪の分泌腺の先端がつまって(梗塞=つまる)黄色い塊になるのですが、だいたいは自然につぶれてしまいます。時に、中の脂肪が固まって大きくなると赤目(結膜・けつまく)の方に破れて飛び出してきて急な痛みを生じることがあります。その時には麻酔の目薬を付けて針などでほじくり出してあげると簡単に治ります。皮膚の表面にできる稗粒腫は、中にケラチンという白っぽい脂肪のような成分がたまってくるのですが、美容的に気になる時には麻酔をして針で突っついてあげるとすぐに絞り出すことができます。
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泌尿器科とは?

ひにょうきか・・・未だに馴染みのないかたも多いと思います。「ひ」は秘密の”秘”ではなく、分泌の”泌”です。「し尿器科」も間違いです。シモの方、あるいは性病専門?そうではありません。腎臓、尿管、膀胱、前立腺など尿に関するすべての臓器に関する専門科です。また、受診してみたいのにどんな診察や検査をするのか、よくわからず不安だ。陰部をだしたり恥ずかしいと尻込みしているかたも多いかと思います。症状によりますが、局部そのものを露出しないと診察できない場合は、とても少ないです。多くの場合は、一般的な採尿と腹部エコー検査で大丈夫です。泌尿器科医は聴診器のかわりにエコーを多用することで、多くの情報を得ることができます。肛門から指をつっこむような羞恥心を抱く診察も、ぼくはめったなことでは必要ないと考えます。恥ずかしいことも苦痛もありませんので、もっとお気軽に泌尿器科医へ相談してみてください。
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加齢性白内障だけでは、失明しません!

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
水晶体が白く濁る白内障になると、視力が低下してきます。先天性白内障(風疹など)・外傷性白内障・糖尿病白内障・アトピー白内障・併発白内障(ぶどう膜炎など)・その他(放射線やステロイド薬剤)などいろいろな原因で白内障になりますが、最も多いのは加齢によるものであり、60歳を過ぎると少しずつ加齢性白内障が出てくるようになります。症状は①かすんで見える②まぶしくなる③暗くなると見えにくい④二重・三重に見える⑤老眼鏡なしで近くが見えやすくなる、などです。水晶体には神経や血管がないので、痛みや充血はおきません。加齢性白内障は病気ではなく、初期は進行予防の点眼薬で様子をみて、症状が強くなったら手術をして視力を取り戻すことができます。加齢性白内障ですぐに失明はしないので安心して眼科を受診して下さい。ただし、進み過ぎてからでは手術ができなくなることもあるので、定期的に眼科で進行度合いを検査することをお勧めします。
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