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ドライスキンのお子さんに、スキンケアはとても大切です。Text by うめき皮膚科 院長 梅木 薫
アトピー性皮膚炎は慢性的に湿疹を繰り返す疾患で、皮膚の乾燥とバリア機能異常があり、そこへ様々な刺激が加わって生じると考えられています。以前は妊娠中の母親や出生後の子供の食事制限が行われることもありましたが、現在は経口よりもドライスキンや湿疹のある皮膚から経皮的にアレルゲンが入ることで、段階的にアレルギー(アトピー性皮膚炎→食物アレルギー→喘息→アレルギー性鼻炎)になりやすいことがわかり、ドライスキンのあるお子さんは早くからスキンケアが必要と考えられるようになってきました。スキンケアを行う上で重要な点が3つあります。一つ目は、保湿剤はティッシュが軽くつくくらいたっぷりと塗ることです。できれば保湿剤は、エモリエント(ワセリンなど)より保湿効果の高いモイスチュアライザー(ヘパリン類似物質、尿素、セラミドなど)を選択してください。炎症を起こすので擦り込まずに、皺に沿って均一に伸ばして下さい。もう一つは、炎症があるところは抗炎症剤を使用することです。赤いところや痒いところだけではなく、鳥肌のように毛穴に一致した固い丘疹があるところも、皮膚の下には軽い炎症があると言われているので、そこにも抗炎症剤を外用しましょう。抗炎症剤の代表的な薬はステロイド剤ですが、最近は2歳以上でも使用できる薬も出てきていますので、軽い炎症ならばそちらを使用することもできます。そして最後が最も大事な点ですが、すぐに抗炎症剤を止めないことです。同じ場所に炎症を繰り返すことが多いので、同じ場所に少しずつ期間を開けながらでも抗炎症剤は継続して下さい。現在の痒みそして将来のアレルギーを避けるために、ドライスキンのお子さんは早めに外用治療を受けていただきたいと思います。
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脳を鍛えるText by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
入試が終わり、新たな学生生活に希望を膨らませている方、再度挑戦しようという方、さまざまな決意の方々がいらっしゃるでしょう。さて、学生でなくても、最近は衰えがちな「脳力」を何とか維持しようと、大勢の方が「脳を鍛える」ことに関心を抱いておられます。
はたして「脳を鍛える」とはどういうことでしょうか?リハビリテーション(以下、リハビリと言います)の観点から脳を鍛えるということを考えてみます。事故や病気の後遺症で、手足の運動機能などには問題がなくても、記憶力が低下したため仕事ができないとか、感情の抑制が出来なくて他人とうまく付き合えない方たちがいます。このような状態(高次脳機能障害といいます)に対する記憶のリハビリの要点を紹介します。環境を整える:記憶には高い集中力が必要で、多くの人には静かな環境が大切です。一部の人では、音楽などが聞こえたほうが集中できることもあります。いろいろな方法を使う:記憶を助けるためには、言って聞かせるだけではなく、書いたものを持たせる、本人に復唱させる、自分でメモを書き取らせる、あるいはレコーダーなどで声による指示が聞けるようにします。繰り返し伝える:このような色々な方法を使った上に、それらを繰り返すことが重要です。簡単なものから始める:初めから難しいことに挑戦せず、簡単なことをできるように努力します。複雑な仕事も、手順を分けて一つずつ進める:一連の仕事を一気にさせるのではなく、段階を一つずつ踏んでいきます。これらをご覧になって何か気がつきませんか? 当たり前のことだと思われたでしょうか?これらは勉強や楽器の練習、スポーツのトレーニングなどと全く同じだということに気がついたでしょうか?勉強もスポーツも、環境を整え、簡単な課題から難しい課題へと進み、色々な方法を用いながら、繰り返すことで身についていきます。結局、現代までの人類の歴史の中で当たり前と思われる、これらの方法以外に「脳を鍛える」方法は見出されなかったのです。 |
『噛(か)む』ことと『食育(しょくいく)』Text by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
人間が持っている歯の形は、前歯は切るに適した肉食のための形、奥歯は、すり潰すための臼(うす)の形をしているため草食に適しております。石塚左玄が著書「食物修養論」で、人間は穀物食動物だと述べていますように、肉食獣に比べると切るための筋肉も弱く、また、草食動物の牛などに比べると、食道から直腸までの消化管の長さが、短く草食動物と言う事もできません。最近良く『食育』という言葉を耳にしますが、村井弦斎は小説「食道楽」下巻に「小児には徳育よりも知育よりも体育よりも食育が先き」とすでに書いております。食育基本法が平成十七年六月十日に成立しましたが、その内容はー一、食の大切さを知る。
二、食の現状を知る(自給率の向上)。 三、生産者と消費者の信頼関係から地域の発展を目指すーなどです。また、米国人、フレッチャーが提唱しているフレッチャーイズムのなかで、空腹を感じたときだけ食べ、十分に噛み砕き、すり潰し、唾液と混ぜることが、健康に大切であると述べています。石塚左玄、村井弦斎、フレッチャーに共通していることは、玄米など自然の食品を加工せず、丸ごと食べること、よくすり潰してから飲み込むことの重要性を唱えていることです。最近、開咬(かいこう)と呼ばれる、前歯がかみ合わない子が多くなっていると言われますが、歯並びが悪く噛む力が弱いと、口周囲の筋肉の発達が弱くなり、唇を閉じられない開咬状態になってしまいます。口が半開きになってしまい、口で呼吸し、鼻呼吸ができづらくなりアデノイドや鼻炎になりやすくなります。当然ですが、痛い虫歯があるとよく噛むことは無理ですし、よく噛める状態を作ることが、攻撃的・排他的な行動を抑制し、イライラが減ったり、キレにくくなり、ひいては、感謝の気持ちを引き起こします。顎(あご)・歯・頬(ほお)・唇・舌の正しいバランスが、食事をおいしいと感じさせ、満足感、心の豊かさを引き起こし、充実した生活を送れるようになるでしょう。『食育』の入り口は、「歯、口、噛むこと」から始まります。 |
内視鏡とAIText by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
最近AI(エーアイ)という単語を耳にする機会が増えています。AIとは「人工知能」の略称でコンピューターが人間に代わって思考や判断をするもので、多様な分野でその応用が始まっています。将棋の名人とAIの対局なども話題になりましたが、医療分野も例外ではありません。AIはすでにレントゲンやCTなどの画像を的確に診断できるようになっており、レントゲンではすでに製品化され導入している医療機関もあります。そして今、胃や大腸の内視鏡検査の世界にもAI導入の波が来ています。内視鏡検査では進行がんのような大きな病変はあまり診断に苦労しませんが、早期がんの場合はサイズが小さい上に一つ一つ顔つきも違い、さらに周囲の正常部分との境界が分かりずらいことも珍しくないため、専門医でも発見や診断が困難な場合があります。それは例えるなら複雑な模様が描かれた絵の中から特別な形を見つけ出す作業であり、長年の経験が必要となります。人間では膨大な時間を要する多数の症例の画像をAIは効率よく短時間で学習し、診断能力を身につけます。そして検査の時にはモニター画面の画像をAIが分析し医師の診断を補完します。具体的には1.異常病変の発見、2.発見した病変が良性か悪性かの判定、3.病変の範囲の判定、をリアルタイムに支援することでより早く正確な診断が可能となるため、結果的には患者さんの負担軽減につながっていきます。学術の世界でも内視鏡検査におけるAIの有用性を報告する論文がすでに多数出ており、その評価は高まってきています。大腸の内視鏡ではすでに製品化が始まっており、胃の製品などは間もなく実現する見通しです。今後内視鏡のAIが普及していけば、よりすばやく的確にがんを発見・診断できるようになるものと期待されます。
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乳がん検診には『きっかけ』が必要?Text by 北美原クリニック 乳腺センター 早川 善郎
皆さんが病院に行くのは、何か気になる症状がある場合と思います。症状がなければ普通は行きません。検診というのは、症状がない状態で体に異常がないかどうかを大まかに調べるものです。怪しい部分があれば精密検査が必要になります。乳がんになる女性は年々増加しており、生涯において11人に1人が乳がんになると言われています。検査はしておかなければならないと、多くの女性は思っています。しかし、何らかの症状がないと「つい後で・・・」となってしまいがちで、その気持ちも理解できます。乳がん検診の目的は、症状のない、自覚していない状態で早期の異常を見つけ、最終的には乳がんで亡くなる人を減らすことです。欧米に比べ日本での乳がんの死亡率が下がらないのは、「検診」の受診率が低いことも一因と考えられています。家族・親戚や知り合いの人が乳がんになったり、メディアで乳がんの情報があったり、無料クーポン券が届いたりなど、検診には何らかの“きっかけ”があると、受けてみようという気持ちになるのかと思います。現在、多くの市町村では検診クーポンや隔年での検診補助などを行っており、それらを利用するのも良いと思います。また、職場で行う定期的な検診でもいいでしょう。女性にとって、乳がんは常に気をつけなければならない病気になっています。思い立った時に面倒がらずに受けてみてください。また医療者側も、受診者がいつでも気軽に受けることのできる体制をとっていくことが必要と思います。
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