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眼瞼下垂(がんけんかすい)を治して明るい視界を!!

Text by 藤岡眼科 藤岡聖子
眼瞼下垂とは、上まぶたが下がり視界が狭くなり、物が見づらくなる状態をいいます。先天性と後天性があり、後天性では神経・筋肉・腱膜の異常で起こります。アトピー・逆さまつげ・花粉症・長時間のパソコン使用・女性の化粧などで目をこする人に早く現れます。症状が悪化すると、おでこの筋肉を使ってまぶたを上げようとするため、首から肩にかけての筋肉も緊張し、頭痛・肩こり・吐き気・めまいなども起きてきます。下がり具合がひどい場合は手術が必要となることがあります。最近では、炭酸ガスレーザーで手術を行う施設もあり、メスでの切開に比べ、出血や術後の腫れも少なく傷の治りも早くなっています。手術後1週間で傷も落ち着き、まぶたが自然に上がるようになり、視界が明るくなります。目をつぶり、両人さし指で両方の眉毛の上を強く押さえて、まぶたがうまく開かなければ、眼瞼下垂の可能性があります。眼科を受診し、相談をしてみて下さい。
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脳のハザードマップ作り(2025年11月ハコラク掲載)

Text by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税
皆さん、脳ドックはご存じでしょう。脳の病気は治すのが難しいので、発病前に見つけようと始まりました。「脳ドック」は、検査の種類を選べることもありますが、脳や脳血管のMRI検査などの画像検査が中心です。脳の病気予防の多くは「生活習慣病」の予防と同じなので、画像検査以外に普通の健康診断のように血液検査や心電図検査なども行うのが一般的です。最近は、認知症対策として、簡単な認知機能検査が加わることもあります。料金は検査内容により変わりますので、何が心配なのかを考えて申し込むといいでしょう。費用に対して、さまざまな補助が受けられることもありますが、基本的に保険診療ではなく、自費になることに注意してください。自覚症状がある場合は、保険診療で脳神経系の診療科を受診してもいいでしょう。昔、健康診断「体のハザードマップ作り」と呼んだことがあります。検査は万能ではありませんが、体の弱点を見つけ、対策を立てていくことが病気予防につながることを強調しました。脳ドックは「脳のハザードマップ作り」と言えます。毎年健康診断を受けながら、見つかった異常に対して、何も対策を取らない方がいらっしゃいます。毎回「何か生活改善をしましたか?」と聞くと「何も」という答えが返ってきます。当然、検査結果も変わりません。考え方は人それぞれですが、検査は検査であって、治療ではありません。検査で異常が見つかったら、何か対策を立てなければ、病気予防の役には立ちません。今年、大雨のため、地下駐車場が水浸しになったニュースがありましたが、その後の報道よると、水の侵入を防ぐ止水板が動かないことは何年も前から分かっていたとのこと。このニュースを聴きながら、健診は真面目に受けるけれど、何も生活改善の努力をしない、その方を思い出しました。せっかく検査を受けたならば、その結果を生かすようにしてほしいと思います。
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下眼瞼のしわ・くぼみ

下眼瞼のしわは20歳代から気にし始める人もいるほど気になる部分です。
また、下眼瞼の『しわやくぼみ』は目の下の影を増強して疲れたイメージを与えることがあります。
一般に皮膚の薄く乾燥しやすい方は細かく浅いしわができやすく、一方弾力性のある保湿性のある柔らかい皮膚の方はしわにはなりにくいのですが、しかし、強いストレス、急激なダイエット、そして紫外線予防など肌の老化予防を怠るとかえって深いしみやたるみが生じます。美容外科では以前、局所麻酔下にて下眼瞼の除皺術が主体でしたが、最近ではヒアルロン酸、コラーゲン・脂肪注入などの注入治療、レーザーピーリング(MAXPEEL)・IPL・RF(フォトRF)などを中心にした中顔面のスキンリジュビネイション(しわとしみの改善・老化予防対策と治療)、日常のサプリメントやビタミンA・Cの誘導体中心にしたエンビロン薬用化粧品のスキンケア指導を行います。治療をはじめるにあたり、下眼瞼の『しわ・くぼみ』の原因を理解して頂いた上ではじめます。
その原因はまず、第一に加齢による皮膚の中のコラーゲン線維の萎縮や変性による弾性の低下です。
また、下眼瞼は特殊な部位で、加齢に伴い目の周囲の筋肉(眼輪筋)・頬の筋肉(笑筋、頬筋)の萎縮、眼輪筋の緩みに伴う眼窩脂肪の突出、そして皮膚の弾性の低下や皮下脂肪の減少によって頬に凹凸が生じるために『しわやくぼみ』が目立ち始めます。最近、よく行われる治療はヒアルロン酸注入とMAXPEEL(レーザーピーリング)を併用して行う方法です。
ヒアルロン酸注入は1〜2週間で2回程度の施術が必要ですが、しわを浅くするだけではなく頬の張りが感じられ、肌のくすみも改善して、化粧のりがよくなります。
下眼瞼の『しわ・くぼみ』はひとつの原因で起こるのではありません。
改善するためにいくつかの予防と治療を行うことが必要です。
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インフルエンザについて(2023年11月ハコラク掲載)

Text by たからまち総合診療クリニック 院長 玉置 耕平
新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、今年もインフルエンザが流行の兆しをみせています。今後の動静を見守る必要はありますが函館でも例年通り、もしくは例年より早く、流行が始まる可能性があります。インフルエンザの初期症状は新型コロナと似ており、喉の痛み、鼻汁、くしゃみや咳といった一般的な「かぜ」症状に加え関節痛や筋肉痛、倦怠感や悪寒などの全身症状を呈することが多いです。症状だけでインフルエンザと新型コロナとを鑑別することは困難です。インフルエンザを発症した方の中には肺炎や脳症などの重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方もいます。その重症化予防に大きな役割を果たしているのがワクチンになります。インフルエンザワクチンは接種後2週間後から効果が出始め、約5カ月効果が持続します。ワクチンには二つの効果があり、「発症予防」と先ほども挙げた「重症化予防」があります。「発症予防」についてはある程度の効果は認められていますが、ワクチンを打てば確実に発症を防げるというほどではありません。むしろ「重症化予防」の方が重要で、65歳以上の施設入所中の高齢者を対象にした国内の研究では、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。小児についても同様で、ワクチン接種により重度のインフルエンザのリスクが減少したという報告があります。WHO(世界保健機関)では重症化リスクのある方、または重症化リスクある方への感染予防のため、妊娠中の女性や6ヶ月〜5歳の小児、65歳以上の高齢者、慢性疾患のある方、医療従事者へのワクチン接種を推奨しています。これから本格的なインフルエンザ流行時期に突入し、新型コロナワクチンの秋冬接種も開始されます。引き続き感染対策と行いつつ、これらワクチンの接種をご検討ください。なお、今回のコラムは2023年9月時点での情報を元に作成しております。情報が更新される可能性があるため、実際に接種する際は一度かかりつけ医にご相談ください。
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新時代に入ったリウマチ治療

関節リウマチは、手足の関節が腫れて痛み、進行すると関節の機能障害をきたす原因不明の疾患です。
これまでは治療しても十分な改善が得られず、関節破壊を食い止められないこともしばしばでした。
しかし、ここ数年の間に治療効果の高い画期的な薬が次々と開発され、状況が一変しました。これらは「生物学的製剤」と呼ばれるもので、現在4種類の薬が使われています。
有効率は約80%と、従来の薬に比べてはるかに高く、日常生活に不自由がない程度まで改善することもあります。また、関節破壊を抑える効果も高いことがわかっています。
ただし、問題点がないわけではありません。
免疫を抑える働きが強いので感染症のリスクが高まること、非常に高価であることなどです。有効性・安全性・経済性を十分考えて上手に使用すれば、患者さんにとって大きな福音となるでしょう。
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