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乾き目なのに涙目 ~結膜弛緩症(けつまつしかんしょう)~

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
白目(強膜:きょうまく)の表面は結膜(けつまく)という薄い膜で覆われています。その結膜は黒目(角膜:かくまく)から始まって外側へ伸び、数㎝外側でUターンして赤目(眼瞼:まぶた)の表面から瞼の縁まで戻ってきます。両手で薄い透明なビニール袋を持っている状態を想像してみてください。そのビニール袋の中に涙がたまっていて瞬きをする度に角膜の表面を涙が覆って潤してくれます。年齢とともにこの結膜がゆるんでだぶついてきてしまう方がいます。この状態を結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)と言います。結膜弛緩症になるとゆるんできた結膜は上の方に上がってきて、下瞼の縁からはみ出して角膜の上まで飛び出して、下瞼の縁から白目の固まりが盛り上がって見えるようになっています。この状態になると、結膜の折り返し部分に涙をためることが出来ないため涙があふれて涙目になってします。でも逆に、折り返し地点に涙がちゃんとたまっていないということは瞬きをしたときに涙が黒目を綺麗に覆うことが出来ず、すぐに涙が蒸発してしまうということです。ですから、結膜弛緩症の方の問診票を見ると、「涙が多い」と「目が乾く」の両方に丸がついている場合がよく見られます。そのほかに、シブシブする、イズい、目やにがたまる、涙が目尻にあふれるので目尻の皮膚が肌荒れする、といった症状も出てきます。治療法としては、結膜を引っ張って張りを持たせた状態で強膜に縫い付ける結膜縫合術(けつまくほうごうじゅつ)を行います。程度の軽い場合には引っ張って強膜に縫い付けますが、程度の重い場合には結膜やその下にあるテノン膜を切り取ってから縫い付ける場合もあります。涙目だけれど乾き目、シブシブする、朝目やにがたまっているという方は一度眼科を受診して結膜の状態をチェックしましょう。
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脇の悩み

脇の悩みには脇の多汗症とわきが(腋臭症)の2種類があります。脇の臭いは、わきがだと思って来院される方が多いため、脇の多汗症とわきがの違いを説明する必要があります。脇の多汗症は汗が過剰に出てしまう状態で、特に臭いはありませんが、時間がたつことで雑菌が繁殖して臭いを放つ場合があります。わきがは遺伝的な要素が強く、汗をかかなくても脇から独特の臭いが発生します。脇の多汗症とわきがで悩んでいる方は、臭いや黄ばみ、汗の量、人に言われたことによって気になり出すというのがほとんどです。この悩みが症状にかかわらず、日常生活に支障を生じさせます。治療方法は異なりますので、専門医(形成外科専門医・皮膚科専門医)を受診して、脇の多汗症かわきがかの診断が必要です。自分が考えていた症状名と診断にギャップが生じることがあります。脇の悩みの治療方法は、自費治療と保険治療があります。自費治療には、注射、手術、超音波、レーザーなどがありますが、最近は保険で多汗症の塗布治療を行う方法もあります。この方法は、脇の汗を出す指令をブロックする薬を脇に塗り、汗を抑えます。一方、わきがの治療は、原因となるアポクリン汗腺のある皮膚を切除縫合する方法と皮下を削り取る皮弁法がありますが、入院が必要です。治療の効果、安全性、治療期間、有効期間、費用など自分のライフスタイルに合った治療を選びましょう。脇の悩みは他人にはあまり言えませんが、軽症でも多汗症やわきがで非常に困っている方が多いので十分専門医と相談して納得した治療を受けて下さい。
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リハビリのコツ?

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
先日、もうすぐ還暦の親しい医師(A氏とします)が椎間板ヘルニアの顕微鏡を用いた手術を受け、今もリハビリと格闘しています。その様子を見聞きしながら、脊椎の病気のリハビリのコツ(?)を考えてみました。手術直後は、術前とは見違えるような調子の良さで、手術の効果に感心しました。しかし、医者が患者になると、なまじ知識があるため、最低の患者になるといいます。A氏の場合、リハビリのために入院期間を少し延ばすよう勧められましたが、早く診療に戻りたいと、術後4日で退院、復職しました。通常、脊椎の手術では術後に、背中の安静を保つためにコルセットなどを使用しますが、背中の固定により筋力が低下し、体も硬くなります。A氏も、コルセットを着けていた間は絶好調でしたが、1カ月後にコルセットを緩め始めたところ、腰を中心に体幹の筋肉が衰え、足が上げられず靴下も履けなくなりました。手術直後の好調さは消え、悪戦苦闘することとなりました。そばで見ていても、僅かな期間で体力が衰えることに驚きました。ご高齢の方なら、もっと弱ったでしょう。さて、A氏の療養生活から気づいたリハビリの注意点は以下の4点です。①主治医や理学療法士の指示をよく聞く(我流は禁物)A氏は退院する際に、理学療法士からリハビリのメニューや注意を書いたものを渡されましたが、十分に利用しませんでした。②焦らない「過ぎたるは及ばざるが如し」で、回復を焦って強すぎる運動をすると、病気の再発の危険性が高くなる上、いわゆる「揉み返し」による余計な筋肉痛や関節痛が回復の邪魔をします。③3歩進んで2歩下がる回復の道は長く、真っ直ぐではありません。小さな尾根を上り下りしながら頂上にたどりつくイメージです。④気長に毎日続ける前二つと通じますが、「千里の道も1歩から始まること」を信じて、継続することが大事です。「365歩のマーチ」の歌詞みたいですが、結局、リハビリに近道はないのです。
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インフルエンザの流行が始まりました

Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
いつもより早い雪の訪れはインフルエンザの流行も舞い込んでいるようです。私のところには過去20年分の函館やその周辺のインフルエンザの流行状況の記録が残っております。それによりますと、インフルエンザが流行期に入ったと判断されるのが11月中であったのは、今年も含めて過去10年で5回です。そのうち新型インフルエンザの流行で秋口からの流行が多かった2009年と10年を除けば3回となります。1993年から2007年までは全くありませんでしたので、だんだんと早くなっているのは統計上にも表れています。流行の規模から見ると15~16年シーズンは大規模な流行でしたが、それ以外の年は同程度の流行となっています。例年、11月に流行が始まった年は大きな流行にならないというのがここ最近の傾向ですが、今年はワクチン接種が少ないので、その傾向が続くかどうかはまだ分かりません。今年の流行ですが、札幌市の衛生研究所の報告ではN1H1pdmが優勢、東京都の衛生研究所の報告ではA香港型が優勢となっております。今シーズンのワクチンは、当初品不足が心配されましたが、多くの医療機関でワクチンを早めに終了したことも影響しているのか、ここにきてある程度の量を確保できるようになりました。特に、65歳以上の定期接種対象者は接種期間が1月末までに延びたこともあり、接種が済んでいない対象者の方はかかりつけの先生とご相談の上接種されるようお願いいたします。子どもの接種に関しては、札幌の流行状況から判断すると、ワクチンの効果は十分あるものと考えられます。保育園や幼稚園、学校などに通っているお子さんを中心にできるだけ早く、希望される方は打つようにお願いいたします。接種間隔は3週間が理想ですが、本格流行が迫っていますので、かかりつけの先生とご相談ください。
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ドライアイの患者さんは増えています

Text by 江口眼科病院 昌原 英隆
暖房を使用するこの時期になると目の不快を感じる方は『ドライアイ』の可能性があります。ドライアイとは様々な原因によって涙や目の表面に慢性的な異常が生じ、目の不快感を引き起こします。
「目が乾く」と感じる人は意外に少なく、なんとなく目に違和感がある、目が疲れるというような漠然とした症状の方が多いです。
冬場の暖房使用時は湿度が下がるため、特に目の表面が乾燥しやすくなります。また、睡眠中は涙がほとんど分泌されないため「朝起きた時に目があけにくい」という症状や、涙の量が午前中は多く午後から徐々に少なくなるため「夕方になると目の調子が悪く、つむりたくなる」などの症状も典型的です。市販の点眼薬や洗浄液の乱用は、かえって症状を悪化させることもありますので、気になる症状がありましたらお近くの眼科医に相談してみて下さい。
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