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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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男性の性(10)Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
昨年大晦日の紅白歌合戦には25年ぶりに女性デュオの『あみん』が出場し、1982年最大のヒット曲『待つわ』を歌ったそうですが、1982年頃、僕は女にふられてばかりの大学5年生で、その歌を聞いたことはあったけれど、そんなにヒットしたとは知りませんでした。
『あみん(アミン)』といえば、食人大統領の異名を持ち、ボクシング・アフリカヘビー級チャンピオンでもあった2mを越す大男、当時、アントニオ猪木との異種格闘技戦の噂もあった、大虐殺を行ったと言われるウガンダの独裁者アミンを思い浮かべてしまい、『待つわ』を歌っていた方には『変な名前の歌手だなあ』くらいの興味しかありませんでした。 歌の世界では『待つわ』にしても三木聖子・石川ひとみが歌った『待ちぶせ』にしてもオンナの方が待っているイメージが強く、演歌ではさらに“男が船で女は港”的な歌詞が多いけれど、1982年ちょうど僕は、旅先でのデートの待ち合わせで6時間待たされた苦い経験があり(当時は携帯電話もなく知らない土地での待ち合わせではただ待つしかなかった)、だいたいその頃の僕は(今でもそうだけど)、いつも待たされるのはオトコの方だと思っていたので、オンナから『待つわ』などと言われても『ケッ』と思ってしまうひねくれ者でした。 文学界きってのモテ男だった、吉行淳之介はエッセイの中で待ち合わせの心得として『25分待ってタバコを一服し、それでも相手が現われなければ立ち去る、そうしなければオトコとしての面目が立たない』という旨を書いていて、吉行淳之介といえどもやはりオンナには度々待たされていたんだなあと少し安心します。 まあ、オンナの方は出かける時に、服や靴を選んだり髪を整えたり化粧をしたり爪を塗ったり首輪耳輪腕輪指輪足輪などを装着したりで、オトコと違って手間がかるんだなあ、と最近は多少は解っては来たけれど、当時はそういうところまで思いをはせるゆとりがなかったのだと思います。(つづく) |
まぶたの病気(2025年 函館メディカルガイド掲載)Text by 藤岡眼科 理事長・院長 藤岡 達彦
日々の診療で、まぶたの病気の患者さんを診察することがよくあります。1、眼瞼下垂症2、眼瞼内反症3、眼瞼腫瘍(良性、悪性)4、眼瞼痙攣5、眼瞼皮膚炎、そのほかたくさんの病気があります。1、眼瞼下垂症は上まぶたが上がりづらくなる病気で、まぶたの皮膚がたるんでいる場合と、まぶたを上げる筋肉が弱って上がらなくなる場合があります。この2つが合併していることもあります。原因は加齢によることが多く、ハードコンタクトレンズの長期装用によることもあります。眼瞼下垂による見づらさがあれば治療の適応になります。治療は手術的に行います。2、眼瞼内反症は、まぶたの皮膚がクルンと眼球側に内反してまつ毛が眼球に触れて傷になり異物感が出ます。乳幼児期に発症することがあり、成長とともに改善されることもありますが、手術的治療が必要になることもあります。高齢者になってからの発症は症状が強い場合、手術が必要になります。3、眼瞼腫瘍(できもの)は、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。良性のものには、いわゆるものもらいといわれる霰粒腫、麦粒腫がありますが、まぶたの腫れ、圧痛があります。治療は眼科医処方の点眼で様子をみますが、切開が必要となる場合があります。悪性腫瘍は基底細胞癌、扁平上皮癌、脂腺癌、悪性黒色腫などがありますが、まぶたの辺縁に腫瘤ができ、良性腫瘍はツルンとしているのに対して腫瘤がいびつで不整な感じです。ものもらいだと思って点眼してもなかなか治らないと思っていたら脂腺癌だった、という例もあります。4、眼瞼痙攣は、自分の意思とは関係なく不随意にまぶたをギュッと閉じてしまう状態のことで、内服で改善しなければボツリヌス毒素のまぶたへの注射が有効なことが多いです。5、眼瞼皮膚炎は、まぶたのかゆみや発赤、かさつきの症状があり、原因は空気の乾燥や化粧品、薬剤や植物のアレルギーなどが考えられます。目のまわりの皮膚はとても薄いので目のまわりに使用して良いお薬を塗布するようにしましょう。以上、まぶたが下がってきた、まつ毛が眼球に触れている、まぶたの腫れ、できもの、かさつきなどがありましたらお近くの眼科をぜひ受診してみて下さい。
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足が痛くなる内科の病気Text by 榊原循環器科内科クリニック 榊原 亨
歩いているうちに足が冷たくなってくる、もっとひどい時は、ふくらはぎが痛くなり、びっこを引く病気があります。血管の動脈硬化により、足先まで血が巡らなくなる病気で、閉塞性動脈硬化症というのが、正式な病名です。
軽症の間は、足の冷感やしびれ感程度の時期もあります。 段々足の皮膚の色が蒼白になり、歩行時に足の筋肉痛を生じますが、休むと改善するので、我慢してしまう人が多いです。 さらに、重症になると安静時にも痛くなり、つま先が黒く炭のようになり、壊疽や潰瘍ができます。高齢、高血圧、糖尿病、喫煙など動脈硬化の進みやすい状態があると、動脈の内側に、主に脂肪などが張り付き、動脈の中が狭くなります。 狭い血管を通って、血液は足に流れにくくなりますが、狭い場所では、血が固まるような物質が出てきて、ますます、血管が詰まりやすくなったり、炎症が起こって、血管が狭くなったりと悪循環に陥ります。 足の血管でもこのような状態ですから、閉塞性動脈硬化症の人では、頭や心臓の血管にも同様の硬化症があり、脳梗塞や心筋梗塞を生じることが5~6倍増えるのです。検査としては、両腕と両足の血圧を同時に測って比較する方法で十分発見可能です。 簡便に手足の4箇所で同時血圧を測る装置がありますので、5分もあれば結果が出ます。 この検査で異常が見られたら、循環器の詳しい検査を行います。 必ず、歩行距離で重症度を判定しますので、運動負荷試験などを行います。 「歩いたときに足が痛くないこと」は、第1の治療目標です。 運動療法薬物療法風船を使ったカテーテル血管形成術やバイパス手術の3つの治療方法があります。重症度によくあった治療を選ぶことが大事です。さらに、心筋梗塞・脳梗塞の予防や、病変の再発を予防することも治療目標になります。実際、足の痛みを訴えて受診した人では、心臓や首の動脈が細くて梗塞を起こしそうな所を発見されることが多いのです。 |
風に当たると涙が出てきますText by 清水眼科クリニック 清水 信晶
空気が冷たくなる冬場や風が強くなる春先になると、外出時に涙が増えるという方が多くなります。涙は涙腺(るいせん)から出てきて目を潤すと、目頭にある涙点(るいてん)から鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の穴に捨てられます。そのどこかが狭くなると涙目になってしまいます。また、白目の表面の結膜(けつまく)がたるんでくると涙点を抑えて涙目になったり涙がくっつくので不快感が出てきます。治療法としてはまず涙の量を減らす点眼薬を使ったり、風が目に当たらないようなカバーの付いた保護眼鏡をかけてみます。涙点や鼻涙管が狭い場合には切って広げたり、シリコンチューブを入れて狭くなっているところを広げる手術をします。白内障の方は目がぼやけるのを涙のせいに感じる場合もあります。
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動悸(どうき)-胸がドキドキしたらText by 小笹内科医院 小笹 明
動悸とは、胸がドキドキ脈打つのを感じることで、心悸亢進(しんきこうしん)ともいいます。正常者でも不安・興奮・運動時には感じられますが、安静にすると元の状態に戻ります。問題になるのは平静時でも動悸を感じる場合です。安静にしていても動悸を感じる時は心臓病、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症、貧血、発熱時などが考えられます。一番多いのは心臓病によるものですから24時間Holter(ホルター)心電図、超音波検査、胸部X線写真などで心疾患の有無を確認します。血液検査では貧血の有無、甲状腺機能のチェックを行います。また、明らかな器質的(きしつてき)心疾患が無いにもかかわらず強く動悸を感じる心臓神経症があり、鑑別が必要です。動悸は重大な病気が原因になっていることもあり、また原因が分かれば治療により改善しますので、動悸が続く時は病院を受診し精査することが必要です。
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