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前歯の位置と笑顔の関係

笑顔が素晴らしいポスターでは、上唇(うわくちびる)が、大きなU字型をしており、歯ぐきは見えず、歯のカーブは唇よりはやや小さいU字型をしています。顔を横から見ると、鼻の先端とあごを結んだ直線(E―ライン)より唇が接するか、やや後退しております。矯正歯科治療で歯並びを直す場合、かみ合わせを治すのはもちろんですが、口の周りの組織の調和を考えた治療目標を立てます。この歯の位置を目標位置まで動かすため、従来はヘッドギアやチンキャップなどを使用しておりましたが、インプラントを利用して、以前よりも目的の位置に動かすことへの本人の負担も軽減され、早く治療が終えられるようになってきています。老化を含めた歯槽膿漏や、骨や筋肉の変化などから矯正歯科治療後、歯は安定したところをさがして自然に移動し、さらに安定します。従いまして、歯と周りの調和がとても大切なのです。
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血圧管理が基本

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
病院を受診した時、ほとんど必ず血圧測定を受けると思いますが、この血圧の重要性がまだ十分に理解していただけていないようです。血圧が高くても自覚症状がないせいでしょうか、薬を自己判断で中止する方をよく見かけます。血管がつまらないように「血液をサラサラにする」薬を飲んでも、血圧が高いままでは、逆に脳出血の危険が高まります。糖尿病で血糖に気を配っていても、高血圧があれば糖尿病による眼や腎臓の合併症の危険は低下しません。また、血圧の薬は「一度飲んだら、止められない」という誤解をしている方も多いようです。塩分摂取量を減らし、日常生活に運動を取り入れるなど生活習慣を改善することで、血圧が下がれば薬は止められます。脳梗塞(こうそく)、心筋梗塞など生活習慣病の予防に、高血圧の治療は非常に大事なのです。
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アトピー性皮膚炎とステロイドについて

Text by やなせ皮フ科クリニック 梁瀬 義範
アトピー性皮膚炎を代表とする、皮膚疾患の治療において、切っても切り離せない薬に「ステロイド」があります。ステロイドは悪の代名詞のように言われ、その治療を拒否する方も少なくありません。ステロイドは副腎皮質ホルモンと呼ばれる物質の一種で、血液によって常に体内を循環し、さまざまな臓器や細胞に働きかけ、身体にいろいろなストレスが加わった時に体調を整える重要なホルモンです。このステロイドには炎症や免疫を抑える強い働きがあります。1952年にステロイドが皮膚疾患にも効果のあることが明らかになり、アメリカで外用剤が開発されました。アトピー性皮膚炎におけるステロイド外用療法の位置づけは、専門医がきちんと治療すれば副作用を最小限に抑えて最大の効果を発揮できる治療と言えます。しかし根本治療ではなく、あくまでも炎症を抑える対症療法です。ステロイド外用剤に対する患者さんの最大の不安はその副作用でしょう。ステロイドの内服や注射を全身に長期にわたり大量に使用すると、副腎機能が低下する、糖尿病を悪化させる、骨がもろくなる、風邪などの感染症にかかりやすくなるといった副作用が生じることがあります。このステロイドの内服や注射による全身的な副作用と外用剤による局所的副作用が混同されているようです。ステロイド外用剤による皮膚における副作用は大きく分けて2つに分かれます。1つはホルモンとして直接皮膚に影響する副作用で、もう1つは炎症や免疫を抑えるために起こる感染症の副作用です。例を挙げると、(1)毛が増えて多毛になる。
(2)皮膚が赤くなる。
(3)毛細血管が拡張する。
(4)皮膚が萎縮して薄くなる。
(5)ニキビが発生する。
(6)ヘルペスウィルス感染症、水イボが発生する。
(7)水虫やすでにある細菌感染症が悪化する。
などがあります。但し、これらの局所的副作用はステロイド外用剤を塗ると必ず起こるわけではありません。大量に長期間使用した際に起こる事があるものです。ではなぜ「ステロイドは怖い」のでしょうか?以前「ステロイドの何が怖いのか?」という趣旨のアンケートが行われました。その回答はリバウンド、病状が悪化する、効果がなくなる、皮膚の色が黒くなる、ステロイドなしではいられなくなる、子供がアトピーになる、副腎機能が低下する、体に蓄積される、奇形児が生まれる、ムーンフェイスになる、白内障になるなどでした。しかしこれらの回答は患者さんの誤った思い込みなのです。治療目標を達成するためにステロイド外用剤のもつ意義は小さくありません。しかしステロイドはアトピー性皮膚炎を治す特効薬ではありません。あくまでも皮膚の炎症を抑える薬です。うまく薬を使用しながら、症状をコントロールしていく必要があるのです。
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胃がん撲滅元年

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
今年は胃がん診療に大きな動きが2つあり胃がん撲滅元年ともいわれています。1つ目はヘリコバクター・ピロリ菌(以下ピロリ菌)診療の保険適応の拡大です。ピロリ菌は胃の中に住んでいる細菌で、もともとは胃・十二指腸潰瘍の原因菌として発見されました。その後は血液の病気など多様な病気の原因でもあることが明らかとなり、保険で治療できる病気の種類は増えています。そんな中、今年の2月には慢性胃炎でもピロリ菌の保険診療が認可となりました。ピロリ菌は慢性胃炎を引き起こしてそこから胃がんの原因になっていくと考えられています。従って、胃炎のうちに除菌を行って胃がんの発生を予防し、胃がんの死亡率を下げることが期待されています。保険診療上の注意点は、事前の内視鏡検査が必須条件となっており、そこで胃炎の存在が確認されたらピロリ菌の有無を調べる検査に進みます。もし陽性であれば、希望により除菌治療を行うことになります。2つ目ですが、特に腹部症状がないなど保険でのピロリ菌診療ができない方は、『ABC検診』(胃がんリスク検診)が推奨されています。この検診はピロリ菌と、胃粘膜の萎縮を反映するペプシノゲンを同時に測定するもので、血液だけで調べることができます。検査結果の組み合わせから胃がん発生の危険度によりいくつかのグループに分けられ、除菌を勧めたり、今後の適正な胃がん検診間隔を推奨するなどしてがん予防に生かす方法です。これまで胃がん検診といえばバリウム検査が主に用いられてきましたが、今後は胃がんになりやすい人とそうでない人を選別してその後の対応を決めていくこの方法が主流になっていく可能性もあります。函館市では、この検診は今年度から特定健診のオプションとしても受けることができるようになりましたので、是非活用しましょう。以上の新たな2つの動きは、がんの中で患者数の最も多い胃がんの撲滅に大きく寄与することが期待されています。
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美肌とアミノ酸とサプリメント

美しい肌を常に望んでいる方は、早急な効果と可能性の高い変化を期待し、追求します。お肌のバランスは肌の保湿、保温など潤い調節(皮脂、汗、毛穴)にあり、この調節機能には自律神経(交感神経、副交感神経)が働いています。ノルアドレナリン、セロトニン、アドレナリン、アセチルコリンなど脳内伝達物質はビタミンB群を介して各種アミノ酸から造られています。一般に各種アミノ酸は『肉、魚、穀物』からタンパク質として摂取していますが、100%吸収されるわけではなく、吸収率は食べ物の種類や胃や腸の状態によって変化します。アミノ酸サプリメントは、タンパク質と違い、胃などが悪い栄養吸収障害のある方でも、短時間で効率的に吸収され栄養バランス改善の助けとなります。たとえば、複合アミノ酸サプリメントに含まれているトリプトファンはビタミンB6を介してメラトニンを産生させ睡眠の質を改善するとともに、老化予防に必要な成長ホルモンの分泌を促進させます。体重の減少だけを考えるダイエット、栄養のバランスを考えない偏った食べ物だけを摂るダイエットなど、ストレスの多い環境でこのようなバランスの悪いダイエットで栄養障害を起こすと、自律神経障害が起こり、美しい肌の障害となります。アミノ酸サプリメントはすぐに吸収され、ロスが少ない(タンパク質は消化吸収されるまでに2~3時間かかりますが、アミノ酸は30分~1時間で効率的に吸収されます)。また、肌の状態が悪く栄養障害が予想される方には有効です。また、アミノ酸サプリメントを摂取する場合はビタミンC、E、B群を摂ることを勧めます。生理のある女性の場合は、症状に応じて鉄サプリメントが必要な時があります。サプリメント外来は、自分の血液を採って数値にし、栄養状態を評価しながら老化予防、美肌維持をしていく予防治療方法です。
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