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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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結膜下出血Text by 江口眼科病院 友寄 乃裕
「結膜下出血」という病気をご存じでしょうか。結膜(白目を覆う透明な膜)の下の細い血管が切れて出血し白目の部分が真っ赤に染まる状態のことです。症状としては軽い痛みや異物感を訴える方もいますが無症状のこともあります。原因は、せきやくしゃみ、目の周りのケガなどさまざまですが思い当たる誘因がない場合も多いです。治療としては目薬などをつけるといったことはせずに血液が自然に吸収されるのを待つことになります。1〜2週間ほどで出血は引きますが、出血量が多いと時間がかかる場合があります。基本的に眼科にかかる必要はない状態ですが、①強い痒みや痛み、目やになどの症状が強いもの。②外傷によるもの。③頻繁に出血を繰り返すもの。これらに当てはまる場合は眼科での診察を受けてください。
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歯を白く保つために気をつけることText by にしかわ歯科本通りクリニック 西川 卓志
①ステイン沈着予防、除去効果のある歯磨剤(しまざい)を使用する。②炭酸飲料や酸性の食品の過剰な摂取は注意。③着色しやすい飲食物(コーヒー、紅茶、お茶、カレー、トマトソース、チョコレート、赤ワイン、合成着色料を使用した食品、キムチ、色の濃い果物)の摂取後は早めにブラッシングする。④洗口剤に含まれるポピドンヨードやグルコン酸クロルヘキシジンは沈着しやすいので表記をみるようにしてから購入する。⑤口腔(こうくう)内の乾燥は色が沈着しやすいので、唾液が出づらい方は歯科医師に相談する。⑥歯科医院にて定期的に歯のクリーニングを行う。上記の注意点を行っても、歯の黄ばみや色が気になる方は、ホワイトニングを行える歯科医院に相談してみて下さい。
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新型コロナとインフルエンザの動向(2024年4月ハコラク掲載)Text by たからまち総合診療クリニック 院長 玉置 耕平
2023年5月、新型コロナが季節性インフルエンザと同等の5類感染症に位置付けが変わりました。なかなか会うことのできなかった家族や友人との交流ができるようになり、国内・国外問わず大勢の観光客が多く訪れるようになり、函館に活気が戻ってきたように感じます。さて、新型コロナが5類感染症になって初めての冬がきました。函館では23年7月〜9月にかけて新型コロナの流行(いわゆる第9波)があり、12月頃から感染者数が再度増加し24年2月時点でもその勢いが続いています。一般的な風邪症状(のど・せき・はな)に加えて倦怠感や節々の痛みを伴うことが多く、インフルエンザとよく似ています。感染数は大人の割合が高めですが、子どもは罹患しないというわけではないので注意が必要です。また、インフルエンザは22年度から増えはじめ、今年度はコロナ禍前に匹敵する勢いとなっています。今年は複数のインフルエンザが相次いで流行していることが特徴で、これまでに少なくとも2種類のA型と、24年2月時点で主流となっているB型の計3種類が確認されています。インフルエンザは種類が異なると再度罹患してしまうことがあります。A型の後にB型に罹患する可能性はもちろん、同じA型でも種類が異なれば罹患する可能性があります。「今年は1度かかったら大丈夫」という訳にはいかないようです。更に今年は溶連菌性咽頭炎の感染も広がっています。小児の感染が主ですが、その両親にも感染する例が多いです。症状としては「38度以上の発熱」、「のどの痛み」を伴うことが多く、子どもが食事を嫌がるといった声がよく聞かれます。もし溶連菌性咽頭炎と診断された場合は、処方された抗菌薬をしっかり飲み切ることが重要です。症状がなくなったから途中で止める、といったことがないようにご注意ください。24年2月時点での流行情報に基づき記事を作成しています。流行状況については市のHPに掲載されているため、気になった方は確認してみてください。もし発熱症状が出た場合は最寄りの医療機関にご相談いただければ幸いです。
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目薬でも治らない目の不快感は?Text by 藤岡眼科 藤岡聖子
目の乾き、かすみ、涙目、ゴロゴロする、しょぼしょぼする、などの不快感は、60歳以上になるとほとんどの方が感じているようです。実は、これは涙と深い関係があります。健康な目は、下まぶたにたまった涙がまばたきによって持ち上げられ、眼球の表面を覆います。
歳を取ると涙の量が少なくなったり、涙の質が悪くなったりするために充分に眼球表面を潤すことができなくなるのが「ドライアイ」です。目の乾きがあるとこすれる原因になり、先に述べたような不快感が出るので、眼球表面を保護する点眼薬をつけなくてはなりません。 「ドライアイ」は目をつぶっていると症状が軽く感じるのがポイントです。それに比べて目をつぶってもずっと不快感がとれない病気に「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」というものがあります。 人は1日に1~2万回もまばたきをしているので、歳を取るにつれ結膜(白目の表面の薄い膜)のたるみができてしまうのです。 結膜のたるみができてしまうと、このたるみが邪魔をして下まぶたに涙がたまることができなくなり、涙があふれたり、涙が正常に眼球表面を覆えなくなり、乾き目になったりします。 この「結膜弛緩症」は軽い症状の場合は、ドライアイと同じような点眼治療でも効果がありますが、不快感が続いている場合にはたるんだ結膜を縮める手術が効果的です。 表面麻酔をして痛みを感じなくしてから、たるんだ結膜の部分に熱を加えて縮ませることができます。 これは切開して縫い縮める方法よりも術後の痛みも少なく、外来で10分前後で終了する手術方法です。 下まぶたのすぐ内側に透明な膜のような物がたるんで見える方、目の不快感が取れない方は、結膜弛緩症かもしれませんので一度眼科を受診してみてはいかがでしょうか。 |
高齢者の『てんかん』その2Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
前回、高齢発症の「てんかん」患者さんが、認知症として治療されることがあるということを書きました。今回は、最近、老年医学や認知症診療の専門家の間で話題になっている、もっと分かりづらい、本人はもちろん、そばで見ている家族にも分からない「発作」について書きます。「一過性てんかん性健忘」と呼ばれているものです。主に初老期以降に発症し、短時間から数日にわたって、繰り返し記憶の抜け落ちを示す病気です。この記憶が途切れている期間、患者さんは正常な行動をします。例えば、友人と普通にゴルフをしたのに、後日、その記憶が抜けていることに気付くというものです。しばしば「今日は何曜日?」というような質問を繰り返します。発作が持続する(非けいれん性発作重積と言います)と、記憶のない期間は数日に及ぶこともあります。正常な時と、発作の時とのギャップや、目覚めの頃に発作を起こすことが多いことから、睡眠時に行動異常を起こすことがあるレビー小体型認知症に間違われる恐れがありますが、MRIなどの画像検査や、通常の認知機能検査(記憶力の検査など)では、異常が見られません。そのため、認知症の前段階(MCIと呼んだりします)とされることもあります。脳波検査で側頭葉に異常な波を見つけることが診断の決定打になります。治療は、他の高齢者の「てんかん」と同じように、抗てんかん薬が有効とされています。途切れた記憶が戻ることはありませんが、発作が抑えられれば、記憶が抜けてしまうことは避けられます。ちょっと変わった「てんかん」について書きましたが、アルツハイマー病などの認知症に、「てんかん」が合併することもあります。認知症を疑ったら、認知機能検査やMRIなどの画像検査だけでなく、脳波検査も必要です。
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