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インフルエンザについて(2023年11月ハコラク掲載)

Text by たからまち総合診療クリニック 院長 玉置 耕平
新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、今年もインフルエンザが流行の兆しをみせています。今後の動静を見守る必要はありますが函館でも例年通り、もしくは例年より早く、流行が始まる可能性があります。インフルエンザの初期症状は新型コロナと似ており、喉の痛み、鼻汁、くしゃみや咳といった一般的な「かぜ」症状に加え関節痛や筋肉痛、倦怠感や悪寒などの全身症状を呈することが多いです。症状だけでインフルエンザと新型コロナとを鑑別することは困難です。インフルエンザを発症した方の中には肺炎や脳症などの重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方もいます。その重症化予防に大きな役割を果たしているのがワクチンになります。インフルエンザワクチンは接種後2週間後から効果が出始め、約5カ月効果が持続します。ワクチンには二つの効果があり、「発症予防」と先ほども挙げた「重症化予防」があります。「発症予防」についてはある程度の効果は認められていますが、ワクチンを打てば確実に発症を防げるというほどではありません。むしろ「重症化予防」の方が重要で、65歳以上の施設入所中の高齢者を対象にした国内の研究では、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。小児についても同様で、ワクチン接種により重度のインフルエンザのリスクが減少したという報告があります。WHO(世界保健機関)では重症化リスクのある方、または重症化リスクある方への感染予防のため、妊娠中の女性や6ヶ月〜5歳の小児、65歳以上の高齢者、慢性疾患のある方、医療従事者へのワクチン接種を推奨しています。これから本格的なインフルエンザ流行時期に突入し、新型コロナワクチンの秋冬接種も開始されます。引き続き感染対策と行いつつ、これらワクチンの接種をご検討ください。なお、今回のコラムは2023年9月時点での情報を元に作成しております。情報が更新される可能性があるため、実際に接種する際は一度かかりつけ医にご相談ください。
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顔の輪郭の若返り、新しいたるみ治療のアプローチ、自分の血液で治療する皮膚再生治療「セルリバイブジータとシルエットリフト・フォトRF」

最近は顔の若返り治療(顔のしわ・たるみ・眼の下のくま治療)の『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療)』に並行して、頬やあごのたるみに『シルエットリフトやフォトRF(光高周波治療)』を行うことでフェイスリフトなどの手術でしかできなかった『顔の輪郭の若返り』が可能になってきました。『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療)』は自分の血液を採って注入まで40分程度で行え、効果持続時間が2〜3年と今までのヒアルロン酸やコラーゲン注射(6ヶ月程度)と比べ数倍持続することが特徴で、現在一番よくおこなわれている方法です。この方法の利点は2日程度の赤みはありますが、化粧が施術後2時間後よりできて、日常生活に影響が少なく、腫れも軽く、効果出現が早くその変化に不自然さがないことです。また、自分の血液を使用するため安全性が高い方法です。そしてフェイスラインを改善させてより一層の頬やあごのたるみ改善『顔の輪郭の若返り』には『シルエットリフトやフォトRF(光高周波治療)』を行うことになります。早期に自分の目で効果がわかる特殊な糸で頬の弛みを改善させる『シルエットリフト』はすぐに変化を実感できる方法です。治療と治療行程、経過、効果、今後の予防についてアンチエイジングの立場から説明させて頂きます。また、『フォトRF(光高周波治療)』はシミ・シワに有効な『オーロラ』と、シワ・タルミに有効な『リファーム』があり、治療を選択することができます。これらの治療は日常生活に影響がなく安全に受けられる若返り治療です。治療をお受けになる場合は十分に治療計画をお聞きになり、ご納得した上でお決めください。
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視野の中心がゆがむ中高年の病気~黄斑円孔(おうはんえんこう)

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
網膜の中心部は視力がとても鋭敏な所で、「中心窩(ちゅうしんか)」と呼ばれています。その周囲直径1.5~2ミリメートルの範囲は、濃い黄色の部分があって「黄斑(おうはん)」と呼ばれます。目の中間部にある透明な「硝子体(しょうしたい)」が年齢とともに収縮してゆく「後部硝子体剥離(はくり)」が起きるとき、影響がこの黄斑部に及ぶと黄斑円孔が引き起こされます。黄斑円孔は中心窩の網膜に丸い穴(孔)があいてしまう病気です。穴自体は直径一ミリメートルに満たない、とても小さなものですが、最も視力が鋭敏な部分にできるため、大きな影響が現れます。完全な穴が形成されてしまうと、視力は矯正視力でも0.1前後になってしまいます。自覚症状として、初めは物が歪(ゆが)んで見え、進行すると視野の真ん中だけが見えなくなります。物がつぶれて見える、テレビを見ると人の顔だけが見えない、などがよく聞かれる訴えです。この病気は硝子体の収縮が関係して起きるので、60代を中心に起こります。黄斑円孔は10年ほど前までは有効な治療法がありませんでした。しかし今では手術によって視力を取り戻せるようになっています。手術はまず硝子体を切除します。その後特殊なガスを目の中に注入して、術後はうつ伏せの姿勢を2週間ばかり取ります。そうすると、グリア細胞という周囲の細胞をつなぎ合わせる働きをする細胞が現れ、円孔が小さくなっていき、円孔をふさいでくれます。中心窩の組織が修復されるとともに、術後の視力はゆっくりと回復していきます。1回の手術で8~9割の人は、不自由なく暮せるレベルの視力に戻ります。手術の合併症として多いのが白内障ですが、高齢者の場合すでに白内障を持っている場合も多いので、黄斑円孔の手術と同時に白内障の手術もしてしまいます。片目ずつ目をふさいでみて、物を見る中心に歪みやぼやけを感じる方は一度眼底検査を受けてみて下さい。
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屈折矯正手術、最近の話題

Text by 吉田眼科病院 岡田 佳典
皆さんの中には今より少しでも見えるようになりたいと考えている方が多いと思います。特に、現在メガネやコンタクトレンズを使用している方は、なおさらでしょう。それを可能にしたのがレーザー屈折矯正手術、いわゆるレーシック(LASIK)です。レーシックについては以前にこのコーナーでも取り上げられたと思いますが、エキシマレーザーを用いて近視をはじめ遠視や乱視を矯正する手術の事です。実際、この手術を受けたほとんどの方が1.0前後の裸眼視力を得ており臨床的に満足できる方法といえます。ただ、まったく問題がないわけではありません。これは何故でしょうか?実は、視力とは涙液層(涙の膜)・角膜・水晶体・網膜といった眼球全体が関与しているため、一般に言われている近視・遠視や乱視だけではなく、一人一人違った眼球全体からみた歪み(収差)・光の量を調節する瞳の大きさ(回折力)・物を見るための細胞の数(視細胞密度)のバランスが保たれている必要があります。これに対し、レーシックに限らずメガネやコンタクトレンズを含めた今までの屈折矯正は角膜表面のみで考えられており、また収差による影響によって、にじむ感じや夜間視機能の問題が起きるといわれています。したがって、この収差をも消すことができれば、より安定した視力が得られる訳です。その方法がウェーブフロントです。この方法は、従来のレーシックに加えて波面センサーという個々の症例の収差を解析できる装置を用いて、より精密に個々にあった照射(カスタム照射)を行うものです。そうすることによって従来の術式では不可能であった(1)不正乱視の治療

(2)にじむ感じや夜間の視力低下などの改善

(3)理論的には無収差に矯正できるため裸眼視力2.0以上のいわゆるスーパービジョンも可能になると考えられています。メガネやコンタクトレンズで不満のある方は、一度眼科医にご相談してみてはいかがでしょうか?
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目の病気の回復について

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
今回は、目の病気がどこまで回復するのか4つほど紹介します。○先天色覚異常いくつか区別しにくい色がありますが、決して色が分からないのではありません。そのため、日常生活で不自由を感じることはほとんどないでしょう。ただし、本人や家族、学校関係者が自覚しておくことは大切です。残念ながら、有効な治療法はありません。○白内障治す薬はありませんが、手術により落ちた視力を元に回復させることが可能です。○緑内障視野が狭くなる病気です。失った視野を戻すことはできませんが、進行を抑えることが可能です。そのため早期からの治療が望まれます。○翼状片黒目(角膜)上に白目の結膜組織が侵入してくる病気です。手術で取り除くことができますが、角膜に不整な場所が残るため、視力に影響が出る前に治療する必要があります。
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