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コラムを読む

片頭痛の新しい治療薬

Text by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税
今でも社会には「頭痛ごときで仕事や学校を休むなんて」という空気があると思います。そのために我慢を強いられている方も少なくないでしょう。片頭痛は慢性頭痛の代表で、日常生活に支障をきたす厄介な病気です。しかし、トリプタン製剤の発売後、片頭痛の治療は随分改善されました。予防薬が3種類ほどあり、選択肢の幅も増えています(新薬ではありませんが、健康保険上の適用が拡大されています)。ただし、トリプタン製剤は、それまでの頭痛薬に比べ、有効性の高い薬ですが、服用のタイミングを選ぶ(頭痛の早い段階で飲むのが良いとされている)こと、全ての患者さんに有効ではない上に、使いすぎると薬物乱用による難治性の頭痛を起こすことがあります。予防薬も、万能ではない上に、痛みのない日も毎日服用しなければなりません。最近、新薬がいくつか発表されました。発作予防のための注射薬は、国内で3製品が出ています。月1回の注射で済みます。さらに、頭痛発作時の内服薬も新たに出ました。これは従来のトリプタン製剤と異なり、服薬のタイミングを選ばないのが特徴で、痛み始めでも、痛みが強くなってからでも効果があるといいます。片頭痛のメカニズムはだいぶん解明されてきましたが、根本原因はいまだ不明です。今の治療は、対症療法的で、完全には発作を予防できませんし、全ての患者さんの痛みをゼロにするには至っていませんが、治療の選択肢が増えたことは、患者さんやわれわれ医師にとって、大変うれしいニュースです。これまで、頭痛を我慢していた方、従来の薬で満足できずに治療を諦めてしまっていた方は、改めて医療機関で相談することをお勧めします。
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ビタミンC摂取はしみ・しわに本当に効果があるのか

寒い日々が続いていますが、これから夏に向けて、紫外線が強くなってくる季節です。
女性にとって、美肌の大敵は紫外線です。紫外線は肌のメラニン色素を産生させ、これを消去するシステムを低下させるシミの原因で、また、コラーゲン繊維を酸化し変性させたりするしわの原因でもあります。
紫外線予防として、一般にはUVカットの化粧品やクリームを使用しますが、サプリメントとして、ビタミンCを摂取することは紫外線によって出現するしみ・しわ(光老化)の予防・治療として極めて有効です。しかし、日本人の42%の方がビタミンCの摂取が100mg以下で、日常の食生活のみでしみ・しわ(光老化)の予防・治療の摂取することは難しく、少なくてもサプリメントとして300〜1000mgのビタミンCを2〜3回/日に分けて持続的な摂取をすることが必要です。また、ビタミンCはからだの細胞・細胞膜・DNAの酸化を防ぐビタミンで、代表的抗酸化物質ビタミンEやコエンザイムQ10と相乗作用を発揮します。
また、毎日持続的に大量摂取(1000〜2000mg)しても安全なビタミンです。私たちの体も鉄が錆(酸化)びてくるのと同様に老化という形をとり錆(酸化)びてきます。
老化予防のサプリメントとして、美肌対策として、ビタミンCそして代表的抗酸化物質ビタミンEやコエンザイムQ10を摂取してみませんか。
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P・M・T・Cって何?

Text by かも歯科クリニック 加茂 勝巳
PMTCって聞いたことがありますか?P…プロフェッショナル(歯科衛生士による)M…メカニカル(道具を用いた器械的な)T…トゥース(お口の中の)C…クリーニング(お掃除)のことです。どんなに頑張って歯磨きをしていても磨き残しはあるものです。特に歯の隙間や歯茎との境目、歯並びの悪い所についたバイオフィルム(ヌルヌルした細菌の塊)を完全に落とす事は出来ません。そこで自分自身のブラッシングに加えて診療室での定期的なお口の中のお掃除が必要なのです。PMTCをする事によって本来の歯の色を取り戻し、歯茎も健康になり、虫歯の予防にもなります。長い間病院にかかりにくいお口を保つためにも定期的なPMTCをお勧めします。詳しくはお近くの歯科医院にご相談下さい。
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よくある良性皮膚腫瘍 ~石灰化上皮腫(せっかいかじょうひしゅ)と眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)

■石灰化上皮腫皮膚の下に石灰のような硬いものができる良性の皮下腫瘍です。毛母腫ともいわれ毛根から発生してくる腫瘍です。比較的若い人に多く、小児の眼の周囲、腕、頚などによく見られます。通常は特に症状はなく、皮膚の下にコリコリとした硬いものが触れるだけです。時に炎症を起こすこともあり、そうなると痛みが出てきます。この腫瘍は良性で、ゆっくりと大きくなってきますが、自然に治ることはありません。また、軟膏や内服薬で治ることもありません。細菌が入って化膿すれば腫れてきます。治療法は、手術による切除が普通です。年齢と腫瘍の大きさによりますが、小学生低学年以下では全身麻酔が必要なこともあります。それ以上でしたら局所麻酔でも可能です。■眼瞼黄色腫まぶたにできる黄色い皮膚腫瘍です。上のまぶたの内側に出ることが多く、中年以降の年齢に多く見られます。高脂血症、抗コレステロール血症の方に出やすいといわれています。炎症を起こしたりすることもないので、痛みなどの症状は特にありませんが、徐々に腫瘍が大きくなってきます。この腫瘍も良性ですが、薬での治療はできません。治療は手術による切除です。まぶたという場所ですのであまりに大きいものはそのまま縫合できなくなり、植皮などが必要になることもあります。また、良性ですが、再発の多い腫瘍ではあります。
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まぶたがぴくぴくします

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
瞼(まぶた)がぴくぴくすることがよくあります。
自分で感じていても他の人の目からは分からない程度の弱いものはミオクローヌスといいます。
もっとひどくなると目が開けにくくなるので他の人にも分かるようになります。
パチパチと早いウィンクをしようとしても、そういう方はウィンクできずに閉じたままになってしまいます。
こういう状態を眼瞼痙攣(がんけんけいれん)といい、顔面神経の異常です。
顔が引きつってしまうようになった状態を顔面痙攣といいます。
強いものだとまず脳神経に異常がないか調べる必要があります。
顔面神経のそばに走っている動脈の拍動が顔面神経に伝わって瞼や顔が引きつってしまうことがあるからです。治療としては、弱いものだとビタミン剤の飲み薬を処方して二週間程度で治ってしまいます。
もっと強い症状の場合、神経を軽い麻痺状態にして痙攣を止める注射を顔面の皮膚にします。
ただ麻痺状態になるので歯医者さんで麻酔して治療した時のように顔が動きにくいような感覚になることがあります。
顔全体が引きつるような症状の場合、顔面神経と動脈を引き離して拍動の刺激が伝わらないようにする手術をする必要があります。逆に顔の力が抜けてしまうのが、顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)です。瞼や口角(こうかく=唇のはじの部分)が下がってしまうと、逆に反対側の目や唇がつり上がっているように見えます。
食べ物がかみにくくなったとか、水を飲むと口から漏れて来るという症状が出てきます。
目も閉じにくくなり、瞼に隙間が空くために目が乾燥してしまう兎眼性角膜炎(とがんせいかくまくえん)により、涙目になってしまいます。
まずは脳神経外科で検査をして、眼科では目が乾燥しないように点眼薬や目の中に入れる軟膏を処方します。
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