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コラムを読む

健康保険が適用される皮膚レーザー治療

レーザー治療は特定の単一波長のパルス光線を設定した非常に短い照射時間(1/100万〜数億秒程度)で皮膚に当てる治療法です。医療用のQスイッチレーザーは非常に正確緻密強靭な機器で、1秒間に数百万から数億回繰り返し照射する治療機器ですので、一般に言われている光治療とは規格が異なります。レーザー治療は自費の治療が多いのですが、皮膚疾患で単純性血管腫、苺(いちご)状血管腫、毛細血管拡張症では『色素レーザー治療』、また、太田母斑、外傷性色素沈着症などは『Qスイッチアレキサンドライトレーザー、Qスイッチルピーレーザー、Qスイッチヤグレーザー』、扁平母斑の治療では『Qスイッチルピーレーザー』が保険治療の対象になっています。これらの治療方法は1回の治療では改善せず、改善に要する治療期間が数年かかることもあります。まず、形成外科、皮膚科を受診して相談して下さい。
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)に対する新しい治療

Text by 江口眼科病院 昌原 英隆
眼科では最近、加齢黄斑変性に対する新しい治療が始まっています。加齢黄斑変性とは加齢が原因で眼のフイルムの働きをする網膜に変性が起こることで、「歪んで見える」「中心が暗い」などの症状を引き起こします。これまで光線力学的療法というレーザー治療が行われてきましたが、今年の3月より日本でも加齢黄斑変性治療薬であるラニビズマブの硝子体注射による治療が始まりました。ラニビズマブは大多数の患者さんで視力の維持だけでなく視力の回復が証明された初めての薬剤で大いに期待されています。治療は通院にて月1回ラニビズマブを白眼の部分から眼の中心の硝子体という場所に注射し、これを3カ月間繰り返します。その後は、検査結果や症状をみながら必要に応じて注射することになります。気になる症状がありましたら眼科医へ相談してみて下さい。
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暑くなってきたので水の話

夏、暑くなると汗をかくことが多くなりますね。動脈硬化で血管に狭い所がある人では、脱水状態になると血液がドロドロと濃くなり、血管が詰まる病気である脳梗塞や心筋梗塞になり易くなって、命取りになることがあります。それほどひどくなくても、脱水状態ではひどく喉が渇いて体がだるくなります。では、一体、水はどれくらい摂れば良いのでしょうか?成人男性では、体内の水分は体重の約60%になります。人間の体は多数の細胞の集まりですが、このうち、細胞内の水分が水全体の四分の三で、細胞外の水分は4分の1です。水代謝は、この水分の出入りですが、家計簿と同様に、出る分が多ければ脱水(赤字)になり、入る分が多ければ(黒字)、組織間液が増えて、浮腫(むくみ)になります。収支は取れていなくてはなりません。体に入る水分は、大まかには、食事に含まれる水分(普通の食事で1.2リットル)と飲む水の合計です。体から出る水分は、汗と尿と便の水分です。汗については、流れる汗に加えて、目に見えずに蒸発する不感蒸泄(ふかんじょうせつ)がありますので、一日に0・8リットル位は不感蒸泄しています。皮膚呼吸と言われていたもので、これがないと体温が上昇します。風邪などで、熱が出ると一度につき1リットル不感蒸泄が増えると考えられます。水代謝として調節を受けるのは、飲水量と尿量です。体の水分が減少すると口渇感を感じて水を飲みたくなります。体の水分が増えると、尿を多く出して、浮腫が出るのを防ぎます。脱水状態では、尿の出が減り、体から血液の汚れを捨てることができず、汚れで血液が濃くなります。1日に1・5リットル位の尿が出るのが、平均的です。体の水分が充分にあるためには、尿が良く出るように水分をたっぷり(1~1.5リットル)摂ると良いことになります。塩分の摂りすぎや、心臓、腎臓の働きが悪い場合には、浮腫になりますので、異常を感じるようなら、早めの検査が勧められます。暑い夏の日差しの中を出かけるときには、1本、水を持って歩くのも良いかもしれません。
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自宅で血圧を測りましょう!

Text by はら内科クリニック 原 信彦
病院や健康診断でドキドキして測る血圧~これだけでは高血圧の診断・治療は不十分です。病院だけで血圧測定をしていると、白衣高血圧と呼ばれる病院で測定するときだけ高くなる現象や、逆に仮面高血圧と呼ばれ、病院では正常であるが自宅で血圧が高い状態を見逃してしまいます。その結果、正しい血圧を知らないで薬を飲むと血圧が下がりすぎたりしてめまいを訴えたり、逆に血圧が正常だと思っていても実は不十分だったということになりかねません。2004年の日本高血圧学会のガイドラインでも、この家庭血圧測定が大きくとりあげられています。装置は上腕カフ・オシロメトリック法を用いたものが推奨されています。測定部位は、手首や指先のものではなく、上腕部分で測定するものが良いです。測定時間は朝と夜の1日2回。朝は、起床一時間以内、排尿後、服薬前、朝食前に座位1~2分安静にしてから測定。夜は、就寝前に座位1~2分安静にしてから測定します。腕の高さは、枕やタオルを使ってできるだけ心臓の高さに合わせましょう。測定回数は、朝晩少なくとも1回ずつ、できるだけ連日測定しましょう。ここで問題なのは、測定回数が決まっていないことです。朝1回だけ測るのか、2~3回測定して平均値を出すのか?この疑問については、未だ学会でも答えが出ていません。ですので、血圧の数字を直接高い低いと一喜一憂するのではなく、朝と晩でどちらが高めか?いつもより高くなっているのか?というような傾向を見ることが大切です。また、自宅で測定する血圧で、135/80mmHg以上は確実な高血圧として降圧治療の対象とする、となっています。昔に比べ血圧を低めに維持することが非常に大切であるというのが現在の高血圧治療の考えです。僕が医師になったときは血圧が160/90mmHgを超えたときから治療開始することになっていましたから意外に厳しい数字ですよ!「血圧が高めだけど…病院へ行くのは…」というそこのあなた!まずは、自分で血圧を測ってみてはいかがですか?
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男性の性(28)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
勃起機能改善薬(ED治療薬)についてのお話の第3回です。前回は現在日本で認可されている、バイアグラ・レビトラ・シアリス(PDE5阻害薬)は狭心症などで処方されるニトログリセリンなどの硝酸剤とは絶対に併用してはならない、場合によっては血圧が急激に低下して死亡することもある、自分が狭心症であることも硝酸剤を服用していることも知らない患者さんも多くいる、というようなお話をしました。今回は、狭心症と診断されたこともなく、もちろん硝酸剤等も服薬していない人でも注意しなければならない点についてお話します。狭心症ではなくても、現代人は程度に差はあれ、なんらかの病気を抱えていますが、特に高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、腎機能低下、のある人は、いつでも狭心症の発作を起こす可能性があると言えます。性行為は本来は生殖が目的なので生理的な行動ですが、人類は生殖目的以外の性行為もいつからかは知りませんが(『汝、姦淫するなかれ』と十戒~旧約聖書にあるのでずいぶん昔からだと思いますが)するようになり、生殖以外の目的にはいろいろありますが、お互いの快楽の追求、というのがもっとも多いと思います。快楽の追求というのは歯止めが効きにくいものなので、場合によっては心臓に過剰な負荷となり性交中に狭心症や心筋梗塞の発作を起こすことも考えられます。この場合、医療機関を受診して(あるいは搬送されて)、PDE5阻害薬を使用していたことを担当医に伝えることが出来ればいいのですが、意識がなかったり朦朧としていたりで、そのことが伝わらないと、担当医は狭心症発作の診断で硝酸剤を投与し、悲劇的な結果になることも予想されます。硝酸剤は飲み薬や舌下薬だけでなく貼り薬やスプレー・注射薬など多種あり意識がなくても投与可能です。こういった事故を防ぐためには、性交の相手にPDE5阻害薬を服用していることを伝えておくことが必要です。
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