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コラムを読む

白目がまぶたからはみだして・・・

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
例年函館の花粉症で強い症状を起こすのが、6月から7月にかけての雑草の花粉症です。外出の後、目がかゆくなった・白っぽい目やにが出るという症状がみられるようになります。これは、アレルギー性結膜炎(けつまくえん)=花粉症の症状ですが、目をこすりすぎると白目の表面の皮=結膜〈けつまく〉が腫(は)れてまぶたからはみ出してくる場合もあります。これをアレルギー性結膜浮腫(けつまくふしゅ)といいます。治療は、抗アレルギー剤の点眼薬(てんがんやく)に弱いステロイドの点眼薬を加えて処方すると、ほとんど一晩で引いてしまいます。
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赤い尿がでたら

赤い尿は、ご存知のとおり血尿といいますが、二種類あります。自分の目でみてはっきりと赤いことがわかる肉眼的血尿と、みためは正常ですが検診や病院の検査でたまたま指摘される顕微鏡的血尿です。どちらも何らかの病気が潜んでいるサインを示していることがあります。さて、検診などで尿潜血反応が陽性で、2次検査を受けるように勧められる場合があります。厳密にいえば、顕微鏡的血尿とは違いますが、潜む病気を見落とさないようにしようという観点からみれば、これも顕微鏡的血尿に含めて結構です。ちなみに、尿は腎臓で作られ、尿管という細い管を通って膀胱に貯まります。そして尿道を通り排泄されます。これらの経路を尿路と言います。尿路のどこに異常があっても、最終的にでてきた尿は赤くなります。尿が出始めから終わりまで赤いか、終わり頃だけ赤いかなど色調の変化があるかどうかは、尿路のどこから出血しているか予想の参考になるので、気にしてみてください。(女性の場合は、そこまでみるのは難しいことがありますが。)顕微鏡的血尿の場合は?尿路の腫瘍や、慢性腎臓病のサインであることがあります。慢性腎臓病は進行すれば慢性腎不全にいたる注目されている病気です。とくに心配する病気がなくても、尿潜血だけ陽性になるかたがいます。肉眼的血尿の場合は?膀胱炎でも血尿は起こりますが、注意しないといけないのは血尿以外の症状がないときです。(例えば排尿時の痛みや頻尿など)これは膀胱腫瘍など重大な病気のサインであることが多いです。腫瘍があっても、血尿は自然に止まります。病気が治ったかと勘違いして放っておくかたがいますが、その間に腫瘍は成長するので治療が難しくなることがあります。いずれの場合でも、潜む病気を見逃さないように専門医の受診をお勧めします。
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安静狭心症(あんせいきょうしんしょう)ってどんな病気?

Text by 北美原クリニック 遠藤 明太
また寒い冬がやってきました。この時期は狭心症をお持ちの方には辛い季節といえそうです。狭心症は心臓の血管(冠状動脈)が狭くなり、血液の流れが十分ではなくなることで胸に症状が現れる病気です。この病気には大きく分けて2つのタイプがあることはご存知でしょうか。ひとつは動脈硬化に伴い冠状動脈の一部が細くなり主に運動時に胸痛が起こる労作狭心症で、もうひとつはある種の刺激を受けると冠状動脈が急に狭くなるために主に安静時に胸痛が出てしまう安静狭心症です。安静狭心症の原因は、冠動脈の攣縮[れんしゅく/スパスムともいう、血管の痙攣(けいれん)で細くなること]によって起こるといわれています。この攣縮は特に寒さの刺激に敏感で、冬になると発作の回数が増えてくると言われています。他に精神的ストレスや過換気でも誘発されることがあります。雪が降ると、朝早くから家の前で除雪をされる方が増えると思いますが、安静狭心症は寒いところでの作業時にも起こりやすいと考えられています。安静狭心症なのだから安静のときだけに起こると思われるかもしれませんが、寒さの刺激が加わると動き始めに症状が現れることがあるのです。無理な除雪をして胸が苦しくなり、救急車で運ばれてはじめて狭心症の診断を受ける方も実際にいらっしゃいます。安静狭心症の発作は持続時間が15〜20分といわれており、治まると全く症状がなくなることから、一回の発作だけでは病院で受診されない方が多いのもこの病気の診断を難しくしているのかもしれません。安静狭心症の診断には心電図、24時間ホルター心電図、冠動脈CTなどが必要です。治療にはカルシウム拮抗剤を使用しますが、人によって効き方が違いますので主治医とよく相談しながら治療されるのがよろしいと思います。寒いところに出たときや早朝安静時に胸が苦しくなったときには、この病気のことを思い出していただきたいものです。
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あなたの目の症状、ドライアイかもしれません

Text by 藤原眼科 藤原 慎太郎
「眼が疲れる」、「眼が乾いた感じがする」という症状を感じたことはありませんか?
その症状、もしかするとドライアイかもしれません。ドライアイは目を守る役割をする涙の量が足りなくなったり涙の性質のバランスが崩れたりすることによって、目の表面に障害(傷)が生じる病気です。パソコンやTVゲーム、細かい作業によって目が乾いていると感じる時は、まばたきの回数が減少して涙の量が減っている場合があります。乾燥した目は目の表面に傷がつきやすくなり、そのままにしておくと目の表面だけでなく、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性があります。重症のドライアイは、中年女性を中心に多く見られる「シェーグレン症候群」を伴っている場合があります。
以下の方は要注意です!パソコンを長時間使う方コンタクトレンズを使用している方半年以内に屈折矯正手術を受けた方エアコンを長時間使う方夜更かしする方旅行や出張の多い方花粉症の方車の運転をよくする方ご高齢の方ドライアイの症状は、目の乾きだけでなく疲れ目、痛み、光がまぶしい、視力が落ちてきた、目が重い、涙が止まらないなど様々です。それが一過性の不調なのか、眼球の表面に障害が起きているためなのかは、眼科でのきちんとした検査なしに判断することはできません。放置しておくと知らないうちに症状が悪化し、合併症を引き起こすことがあります。ドライアイには、専門的な治療が効果的です。おもな治療には点眼薬によるものと涙の排泄口である涙点を閉鎖する方法があります。ドライアイは生活習慣や他の病気などにより涙の量だけでなく質が変わってしまうことで起こる病気ですから市販の目薬で水分を補うだけでは症状が改善しない場合もあります。また市販の目薬や水道水による洗眼はかえって病状を悪化させてしまうこともあります。
少しでも気になったら眼科医に相談してみましょう。
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インフルエンザ菌b型による髄膜炎を予防するワクチンが始まります

Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
皆さん、細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)という病気をご存知ですか?これは何らかの原因で細菌が脳を覆っている髄膜という部分に感染して起こる病気で、発熱や頭痛、嘔吐、乳児の場合は不機嫌などの症状や状態の後、進行すると痙攣や意識がなくなるという強い症状をあらわします。
その多くは6カ月から1歳くらいまでのお子さんで、細菌性髄膜炎に罹った5%は亡くなり、20%に麻痺や知能障害などの後遺症が残るといわれています。
日本では年間におよそ600人のお子さんがこの病気に罹り、苦しんでいるものと推測されています。細菌性髄膜炎の原因で多いのはインフルエンザ菌b型、肺炎球菌、髄膜炎菌などで、現在世界中で使われているインフルエンザ菌b型に対するワクチンが日本でもようやく12月から使用できるようになります(あくまでも現段階では予定です)。インフルエンザ菌は皆さんがよく知っているインフルエンザワクチンでは防げません。
紛らわしい名前ですが、インフルエンザワクチンで防げるのはインフルエンザ・ウイルスによる症状で、インフルエンザ菌b型(細菌ですのでウイルスとは違います)には、専用のワクチンが必要なのです。間違えのないように関係者はHib(ヒブ)ワクチンと呼んでいます。このワクチンは、生後3カ月から使い始める事ができるワクチンで、3種混合ワクチンと同じ日に行うことが可能です。
6カ月までに始める事ができたお子さんは初回4週間毎に3回と、概ね1年後に1回の計4回。
7カ月以降、1歳までに始める場合は初回2回と概ね1年後に1回。
1歳以降に始める場合は1回接種することになっており、5歳までが対象とされています。
ワクチンに伴う大きな副作用はありません。このワクチンはまだ任意接種で行うワクチンとされておりますので、接種料金などは実施する各医療機関にお問い合わせください。
お金のかかるワクチンですが、ぜひ将来のあるあなたの大切なお子さんのために積極的にワクチンを接種してください。
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