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二重瞼

今回は二重の手術方法についてお話します。二重まぶたの手術方法には埋没法、部分切開法と切開法があります。埋没法は一般に『プチ』、『クイックメソド』と呼ばれている方法で、少量の麻酔を行ない、細い糸によって二重にする方法です。施術時間は10分程度で、腫れが少なく、傷跡も残らない方法です。二重まぶたのアイプチなどでまぶたが赤くかぶれて、小じわになったり、ごわごわになっているけれどもアイプチやめられない方の治療にもなります。術後の経過は、まぶたの腫れは2~3日程度、腫れ気味(人から見ればあまり腫れていないように見えるが本人は腫れていると感じる状態)は7~10日程度です。また、まれにまぶたが青くなることがありますが7~10日程度で消えます。コンタクトの装着は翌日から出来ます。部分切開法は腫れぼったいまぶたの方が行なう方法で、まぶたに麻酔を行い、まぶたの一部分を小さく切開して脂肪を切除する方法で、埋没法に比べ少し腫れの程度です。切開法は腫れぼったいまぶたであったり、まぶたにたるみがある方が行なう方法で、まぶたに麻酔を行い、まぶたの脂肪を切除したりする方法で、埋没法や部分切開法に比べ腫れの程度が強い方法です。二重まぶたの手術を受けたい方は腫れなど術後の経過や注意事項をお聞き気になった上で手術を決めましょう。
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白目が黒目に入ってくる~翼状片(よくじょうへん)

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
白目(結膜:けつまく)が三角形の形をして目頭(めがしら)側から黒目(角膜:かくまく)の中に入ってくる病気があります。それを翼状片(よくじょうへん)と言います。大きくなってくると充血しやすくなるために目立ってきます。放っておくと角膜の中央部まで伸びてくるため瞳孔(どうこう)を覆ってしまい、ものが見えなくなってしまいますから、大きくなったらやはり切り取らなければなりません。でも、伸びてくるスピードはとっても遅いため、角膜に入り始めてから中心部に達するには十年以上かかるでしょう。点眼液で多少充血を抑えることはできても、伸びることを完全に抑えることはできません。角膜は本来透明でなければならないのですが、切り取った部分は多少なり白く濁りが残ることもありますし変形して乱視が出ることがあるため、なるべくなら瞳孔に達しないうちに切り取ることが必要です。一般的に角膜のふちと中心部の中間くらいまで大きくなると充血も強くなり目立ってくるので、手術することが多いようです。手術は翼状片を切り取ったところに正常な結膜を寄せてきて縫いつける手術をするのですが、手術した後また再発する場合も数%はあります。手術のあとはしばらくの間はゴロゴロして一時的に充血が強くなります。
翼状片のように、白目(結膜)と黒目(角膜)の境目に何かが出来ていて充血する病気があります。よく見ると結膜に少し盛り上がったところが出来て、そこを中心に充血しています。それを瞼裂斑(けんれつはん)、充血して結膜炎を起こした状態を瞼裂斑炎(けんれつはんえん)と言います。この瞼裂斑は翼状片の初期のようにも見えますが、角膜の中には入ってくることはありません。大きさも小豆大くらいまでしか大きくならないことが多いのですが、充血した時には点眼液を使って充血を抑えてあげます。ごくまれに盛り上がってゴロゴロ感が強くなる場合があり、その場合には手術することもあります。
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冬季は、ドライアイが辛いですね!

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
室内も乾燥しやすい冬季は、ドライアイの症状が出やすい時期です。ドライアイの症状としては、眼が乾くだけではなく、疲れる・痛い・充血・痙攣・涙が出る・目が開けていられない・などの場合もあります。日本では、オフィスワーカーの3人に1人がドライアイといわれており、パソコン作業により年々増加しています。対策としては①目を休める、②睡眠不足をなくす、③加湿器などで部屋の湿度を保つ、④コンタクトレンズの人は時間や期限を守り、入れっ放しにしない、⑤濃いアイメイクで涙の油分を分泌する腺(穴)が塞がれないようにする、⑥たばこの煙を避ける、などがあげられます。ドライアイがひどくなると、目の表面に傷がついていることがありますから、眼科を受診して、症状に合った点眼を処方してもらいましょう。
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心不全について

日本では、がんが死因のトップです。しかし、高齢者では心臓病・脳卒中で亡くなる人の数は、がんとほぼ同じで、超高齢者になると、心臓病・脳卒中で亡くなる人の方が、がんより多くなります。男性の平均寿命は81歳、女性では87歳と、世界2位の高さです。介護を受けずに、元気に生活できる健康寿命は、男性で9年、女性だと12年、平均寿命より短くなります。人生の最後に、10年近く、誰かの介護を受ける必要があるのですが、その原因の第一位は脳卒中で、心臓病と合わせると、要介護になる原因の4分の1を占めています。心臓病が悪くなると、(元の病気は心筋梗塞、弁膜症、心筋症などいろいろですが)心不全になります。心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。全国で、心不全のために入院する人は、2017年には年間26万人でした。35年には、132万人になると推計されています。日本の人口は減少していますが、超高齢化が進むために、心不全の人は増えていきます。心不全の治療は進歩しているのですが、5年生存率は60%程度で、良くならない種類の病気です。心不全は、4段階のステージに分類されています。(A)危険因子はあるが、心臓病のない人(B)心臓病はあるが、心不全症状のない人(C)心不全症状がある人(D)軽い動作で心不全症状が出る人。ステージCやDでは、息苦しさや疲労感などの症状が軽くなることを目指すので、治癒するということはありません。AやBの段階で、病気が進むのを予防するのが、心不全の治療としては良い方法です。危険因子とは、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などです。普段からかかりつけ医とよく相談しながら、減塩をする、体重を管理する、適度な運動習慣を身に付ける、適切な薬の処方を受けることが肝心と思われます。重い病気になると、治療は難しくなりますが、予防的な治療は、毎日根気よく続ければ、重病になるのを防いでくれます。
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高齢者の『てんかん』

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
「てんかん」と聞くと、気を失い、口から泡を吹き、全身が硬直する姿を思い浮かべるでしょう。でも、これが全てではありません。脳は一種の電子回路ですが、その回路が暴走すると「てんかん」になります。脳は、場所により働きが違いますが、どこが暴走するかで、いろいろな形の発作が起きます。側頭葉てんかんというタイプは、行動の途中で突然、一点を見つめて行動を止め、片手はまさぐるように動き、口はモグモグと動かします。持続は短いですが、完全に回復するまで数分かかります。全身けいれんのような派手な症状はありませんが、意識はなくなり、その間の記憶が途切れるため、「物忘れ」として医療機関を受診することがあります。発作の様子が担当医に伝わらないと、認知症として治療されることがあります。当然、発作は止まりません。また、「てんかん」は、子供の病気、又は生まれつきのものと思っていませんか?実は、高齢になると「てんかん」の発症が増えるのです。近年、高齢者の運転による交通事故が問題になっていますが、その中にてんかん発作によるものがあると考えられます。本人に自覚がなく、他人から指摘されても、大人が「てんかん」になるとは思わないので、病気であることを認めず、運転を止めません。高齢者の「てんかん」は薬がよく効くと言われており、早期診断が望まれます。診断には、脳波がよく使われますが、最近では、発作後数時間以内に、MRI検査で脳血流の変化を捉えると診断できることが注目されています。しかし、何といっても、診断の鍵は発作の様子です。目撃者の話が大事なのですが、現在では、スマートフォンによる発作の様子の動画記録を見れば、一目瞭然で診断できます。また、本人も納得します。発作の場に出合ったら、冷静に記録していただければと思います。
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