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コラムを読む

健康診断の結果を確認していますか?

Text by 北美原クリニック 秋濱 寿賀子
健康診断などで、血液検査や尿検査を行うと、普段あまり見慣れない検査項目の羅列で、見どころが分からない、と思ったことはありませんか?腎臓の病気は、比較的ゆっくりと経過する場合があり、初期段階ではほとんど自覚症状がなく、検査をして初めて発見されることもあります。検査方法は腎臓病の種類によっても異なりますが、一般的な健康診断で行われる尿検査や血液検査は、慢性腎臓病(CKD)の早期発見のきっかけになり、隠れている腎臓病を見つけることができます。尿検査では主に尿中にたんぱく質や血液が漏れ出ていないかを検査します。通常、正常な腎臓であれば、尿中にタンパク質が出ることはありませんが、腎臓に何らかの障害があると、体に必要な成分であるタンパク質が尿中に排泄されてしまいます。また尿中に血液が混ざっている場合、腎臓や尿管、膀胱(ぼうこう)などに何らかの病気があることが疑われます。運動等でたんぱく尿や血尿が誘発されることがありますので、再検査が必要です。血液検査では、「血清クレアチニン」をみます。「血清クレアチニン」は、血液の中にある老廃物の一種です。本来であれば、尿中に排出されますが、腎臓の働きが悪くなると、尿中に排泄されずに血液中にたまっていきます。そのため「血清クレアチニン」の値が高いということは、腎臓がうまく働いていないと判断できます。この「血清クレアチニン」の値を年齢と性別で補正した値がeGFR(推定糸球体濾過量)です。eGFRは腎臓が体に必要ない老廃物を尿中へ排泄する能力を示していて、このeGFR値が低いほど腎臓が悪いということになります。尿検査でタンパク質や血液がみられたり、血液検査でクレアチニン値やeGFR値に異常を認めるような場合は、症状はなくとも腎臓の病気が隠れている可能性がありますので、最寄の医療機関にご相談ください。
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歯磨きの補助用具について

Text by かも歯科クリニック 加茂 勝巳
みなさんは毎日、歯を磨いていますか?ほとんどの方が磨いていると答えるでしょう。歯磨きの他にデンタルフロス、歯間ブラシなどの補助的清掃用具を毎日使っている方はどうでしょうか?もしかしたらあまり多くはいないかもしれません。歯ブラシを使う他になぜ補助用具が必要なのでしょうか。歯垢や食べカスは目に見える歯の表面や裏側だけでなく歯ブラシがなかなか届きにくい、歯と歯の間にたくさん溜まっていきます。もし、適切な補助用具を使わず毎日、歯と歯の間に食べカスが溜まり続けたらどうなってしまうでしょうか。おそらく、その部分から虫歯や歯周病や口臭が引き起こる事が考えられます。歯ブラシだけで磨いた場合は約50%程しかプラークを除去できませんが、そこにフロスなどの補助用具を併用することでプラーク除去率は90%まで上がります。プラークの細菌は24時間たたないと悪さをしないのでゆっくりと時間の取れる夜の歯磨き時間に補助用具を使った清掃を行うと良いでしょう。デンタルフロスは、弾力のある細い繊維の束でできている糸を歯の間に入れて繊維の束で歯の間の汚れを巻き取るようにして取り除く道具です。糸だけのタイプとホルダー付きのものと2種類あります。ホルダー付きのものは奥歯に使いやすいので、初心者の方にオススメです。歯間ブラシは、歯と歯の間に隙間が大きく開いている場合や、ブリッジの所などに使用すると効果的です。歯間ブラシにはL字に曲がったタイプとストレートタイプがあります。最初は難しく感じますが、慣れれば簡単に行えるようになります。太さ色々ありますので自分に合ったサイズを使いましょう。合わないサイズを使ってしまうと歯茎を傷つけることがあります。事前に歯科医院で自分のサイズを選んでもらって正しい指導を受けましょう。今日から、歯ブラシの他に補助用具をプラスしてみてはいかがでしょうか?
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目が開きづらい方は…眼瞼下垂(がんけんかすい)かも?

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
眼瞼下垂とは、上まぶたが下がり、楽に目が開かなくなってくるために視界が狭くなり、物が見えづらくなる状態をいいます。眼瞼下垂には、①先天性②後天性があります。①先天性眼瞼下垂は、生直後からみられ、あごを上げて下目づかいで物を見るようになります。②後天性眼瞼下垂は、神経・筋肉・腱膜の異常などでおこります。神経や筋肉の異常による眼瞼下垂は、動眼神経麻痺や重症筋無力症などの全身疾患と関連がある場合もあるので、特に注意が必要です。腱膜の異常による眼瞼下垂は、加齢による場合が多いのですが、ハードコンタクトレンズの装用者にもよくみられます。また、目をよくこすってしまう人にも現れることがあり、その原因としてアトピー・逆さまつげ・花粉症・長時間のパソコン使用・女性のメイクなどが考えられます。症状が悪化すると、額(おでこ)の筋肉を使ってまぶたを上げようとするため、首から肩にかけての筋肉も緊張し、頭痛・肩こり・吐き気・めまいなどもおきてきます。眼瞼下垂かどうかのチェック方法として、目をつぶり、両人さし指で両方の眉毛の上を強く押さえてみて、まぶたがうまく開かなければ眼瞼下垂の可能性があります。まぶたの下がり具合がひどい場合は、手術が必要になることがあります。手術後は約1週間で傷も落ち着き、まぶたが自然に上がるようになり、視界が明るくなります。せっかく視力がよいのに、眼瞼下垂があるために視界が暗く感じている方は結構いらっしゃいます。目が開きづらい、まぶたが重く感じて視界が暗く感じるなどの症状がある方は、一度ご相談下さい。
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夏に向けての美容形成

五稜郭大村美容形成クリニックって何をやっているのですか???
漠然とした質問ですが、一番大切かもしれません。治療の対象は小さい子供のあざやケガからご高齢のしみやしわ、たるみ等…そして抗加齢治療(肌の老化予防)です。治療はまず、ご本人のお話をお聞きしてから、治療方針のお話をして、保険治療・自費治療・年齢・仕事・生活形態によって治療の方針が異なります。
はじめての診察では約30分程度かかります。では、年齢別にどのような治療をしているかお話をしましょう。小さい子供は青あざ・赤わざなど、中学生から高校生になってくると、ニキビ・多汗症・ワキガ・二重まぶた。
成人・大学生は脱毛・ピアス・ニキビ・ニキビ跡・毛穴ケアー・多汗症・ワキガ・二重まぶた。
30〜40才代は脱毛・しみ・しわ・毛穴ケアー・多汗症・ワキガ。50才からはしみ・しわ・たるみなど最近話題になりつつあり、これから一般的になっていくアンチェイジング治療(抗加齢治療)が行われています。また、徐々に暑くなってくるこれからの季節は脱毛や多汗症・腋臭症の治療が多くなってきます。
脱毛は最近、フォトRFやレーザー脱毛が主体で、ワキなどは両側で10分程度で安全・迅速に行えます。
同時にフォトRFは肌の美白などスキンケアーにもなります。そして、ワキの多汗症・腋臭症に関して効果はほとんどですが、傷がなく、短時間で治療ができ、日常生活に支障をきたさない電気分解法や同様に短時間でできるBTXA(眼科で斜視、整形外科では斜頸などの治療に使用されるボツリヌスA型毒素)を使用した安全で無麻酔の多汗症の治療がよく行われるようになって来ました。
十分な効果を期待する方は、どうしても1〜2週間の安静固定が必要な治療方法になります。『しみ・しわの治療はレーザー治療、何でもレーザー治療』というのは過去のお話で、現在様々な医療機器を用いた治療や優秀な機能性化粧品を使用したスキンケアーが行われ、これからはアンチェイジングを中心に健康維持と老化予防を柱とした楽しみながら行う多角的な一環治療が行われていくでしょう。
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あなたは、あと何年目を使いたいですか? 〜角膜内皮細胞〜

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
洞爺に行ってきました。今朝(10/14)、洞爺湖越しに見える羊蹄山はきれいに雪化粧していました。ところで…羊蹄山から出た光は私の眼のなかの、角膜、前房水、水晶体、硝子体を通過したのち光を感じる網膜に到達し、網膜から脳に信号が届けられます。光の情報が正確に網膜まで届くためには角膜、前房水、水晶体、硝子体は透明でなければなりません。ちなみに水晶体が濁った状態が白内障です。今回の主役、角膜内皮細胞は、角膜を透明に保つ役割を担った細胞です。角膜の主成分はコラーゲンで、コラーゲン線維が整然と並ぶことで透明性を維持しています。角膜の裏側には前房水があり、常に角膜内に前房水からの水分がしみこんできます。角膜内の水分が過剰になるとコラーゲンの並びがくずれ透明性を失うため、過剰な水分を角膜内皮細胞せっせと排出しています。角膜内皮細胞は生まれた直後には35万~40万個あるとされ、年齢とともにゆっくり減少していきますが、眼が障害を受けると大きく減少します。角膜内皮細胞には再生する能力はないため、障害を受けるたびに減る一方です。正常眼では1平方mmあたり3000個ありますが、減少して500個以下になると角膜は透明性を失い、濁ります。角膜内皮細胞は、角膜を透明に保つ役割を担っているのに、再生しないという点で、最も大切にしなければいけない細胞のひとつなのです。角膜内皮細胞を減らす原因は、眼のけが、緑内障発作やぶどう膜炎などの病気、眼の手術、コンタクトレンズの不適切な使用が知られています。最近、コンタクトレンズのなかでもカラコン(カラーコンタクトレンズ)による眼障害問題になっています。一般的なコンタクトレンズは眼に悪影響の少ない材質になっていますが、現在中高生のあいだに広まっているカラコンは粗悪なつくりのものが多く、よほど厳密に管理していかないと角膜内皮細胞を減らしていきます。そうはいうものの、未成年者は将来のことよりも今現在のことを重視するのはある程度理解できます。子供達の眼を守るのは、子供達の将来を考えられる家族、教育関係者、医療従事者の責任です。
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