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コラムを読む

目に良い食べ物

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
最近、私の食生活が乱れているため、目に良い食べ物について調べてみました。ルテインは水晶体や網膜の中央である黄斑部に存在し、水晶体や網膜のダメージを軽減する効果が期待される物質です。ホウレンソウやケール、ブロッコリーなどに多く含まれます。ビタミンEは老化を防ぎ、また、血流を良くする効果が期待されます。これにより、疲労緩和にも役立つ可能性があります。ビタミンEを含む食品は多く、ラッカセイ、アーモンド、モロヘイヤ、ウナギ、スジコ、抹茶などです。ビタミンCも目の老化を防ぐ効果が期待されます。ピーマン、パセリ、レモンなどに多く含まれます。食品は偏ることなくバランスよく摂るのが基本です。これらの食材の効果に過度に期待するのは禁物ですが、食べていないなと気づいたらぜひ一品加えてみて下さい。
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皮膚腫瘍外科

皮膚腫瘍外科は皮膚や軟部組織の腫瘍(しこり)を外科的に治療します。この治療を行うのは形成外科、皮膚科、整形外科で、皮膚の広範囲または筋肉などの深部にある腫瘍以外は日帰り手術が可能です。対象になる皮膚軟部の腫瘍は母斑、血管腫、粉瘤、脂漏性角化症、脂肪腫、眼瞼黄色腫、眼瞼汗管腫、石灰化上皮腫、血管拡張性肉芽種などがあり、手術件数の多い皮膚軟部腫瘍は母斑、脂漏性角化症、粉瘤などです。母斑は一般的にほくろと言われ、色調は茶色から黒色、平坦なものや盛り上がっているものなど形態は多様です。脂漏性角化症は加齢とともに日光がよく当たる顔面や頚部に生じる茶色から黒色のいぼ状の盛り上がった形態です。粉瘤は皮下にしこりとして現れ、感染を起こすと赤く腫れ上がります。感染が生じる前に切除すると傷痕も小さく、再発の可能性が少なくなります。皮膚腫瘍外科では頻度は少ないですが、皮膚がん(基底細胞がん、有棘細胞がん、悪性黒色腫など)との鑑別が重要です。一般的に日帰り手術の流れは初診で診察、診断、血液検査、手術の説明をして、手術日を決めますが、色素疾患である母斑や脂漏性角化症などでは、腫瘍の出現時期、自覚症状、色素の濃淡など視診し必要であればダーモスコープという拡大鏡で診断して切除方法を決めます。このため母斑など色素性疾患の皮膚腫瘍でレーザーによる切除を希望する方がいらっしゃいますが、レーザーで母斑を蒸散させると、病理診断ができない問題があるため、母斑などの治療では皮膚がんとの鑑別を兼ねた切除することを勧めます。皮膚や軟部組織腫瘍の手術はほとんどが良性の腫瘍ですが、腫瘍が急激に増大したり、出血やかゆみを繰り返したり、色調に濃淡があり均一でない場合は自己判断せずに受診しましょう。
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片頭痛

Text by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税
「働き方改革」が叫ばれるこの頃ですが、昔程ではないまでも「頭痛で仕事を休むなんて」というような社会的空気に負けて、頭痛を我慢している方が、まだまだ多いかもしれません。最近は頭痛に限らず、痛みは積極的に治療する傾向にあります。痛みのメカニズムが解明されてきて、我慢した結果、痛みに敏感になることが分かってきたからです。たかが頭痛と思わずに、ぜひ、医療機関に相談して下さい。典型的な片頭痛では、脈拍に一致した拍動性の激しい痛みと強い吐き気で、体の動きに伴って痛みが増強するという特徴があり、しばしば仕事や学校を休まざるを得なくなります。しかし、持続は長くても3日、多くの場合は一晩寝れば落ち着いてしまうため、一人で我慢していらっしゃるのではないでしょうか。非常に特徴的に聞こえる症状ですが、頭痛と吐き気という組み合わせは、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍などの生命に危険を及ぼす病気と似ています。したがって、確定診断には検査で器質的疾患のないことの確認が必要とされています。治療には幾つもの有効な薬があります。但し、それらで片頭痛の痛みが完全に取れる訳ではありません。そこで、痛みが消えない患者さんに「痛いけど、寝込まずに仕事はできる」のような「痛みのためにできなかったことができるようになること」を治療目標にするよう勧めています。国際疼痛学会による「痛み」の定義には、体の感覚だけでなく、心が関わるということが書かれています。「痛み」は、体に危険が迫っていることを知らせるサインと考えられますが、その原因や、迫っている危険が分からないことによる不安が「痛み」を強くします。逆に、不安が減れば、「痛み」が軽くなることもあります。片頭痛の本当の原因、メカニズムには未解決のところがたくさんあります。診断がついても、問題解決とはいきませんが、頭痛で困っている方は、一人で悩まずに医療機関に相談することで不安が減るのではないでしょうか。
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男性の性(18)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
大手のコンドームメーカーが昨年行った世界41カ国30万人以上の成人性交回数調査によると、日本人は年平均45回(月平均3.75回)で41か国中最下位、40位のシンガポール年平均72回や、41カ国平均の年平均102回にも大差で、1位のギリシャ年平均138回(月平均11.5回)、前回1位で今回5位のフランス年平均120回(月平均10回)の3分の1程度しか性交していないという驚きの結果(日本人にしてみれば他国の性交回数が多すぎるのが驚き)が出ました。全体としては肉食中心の欧米の回数が多く、穀物食中心のアジアで回数が低い結果でした。この結果を素直に見ると、前回、男性の性(その17)で述べた、恋愛・セックスに淡白な草食系・草食男子という言葉は単なるイメージだけでなく、実際の食生活と性行動を反映している言葉だ、という仮説が当たっていたことになります。それでは次に昔と今の日本人の性生活を比べてみます。江戸時代の貝原益軒著『養生訓第62章交接の回数と年令』には『人、年二十の者は四日に一たび泄らす。三十の者は八日に一たび泄らす。四十の者は十六日に一たび泄らす。五十の者は二十日に一たび泄らす・六十の者は精をとじて泄らさず。もし体力さかんならば、一月に一たび泄らす。』とあります。60歳代を便宜上30日に1回として計算してみると、20歳代から60歳代の至適射精回数は貝原益軒先生によると平均15.6日に1回、月平均1.92回となります。精を泄らす=射精回数と性交回数は厳密には違うので、自慰がタブー視されていた江戸時代では性交回数は射精回数より若干多いことが予想され、推奨性交回数は月3回程度と推定されます。江戸時代より現代は月に1回程度性交回数が増えていますがこの分が肉食が増えた分と考えると、今も昔も体質的に日本人はセックスに淡白なのかも知れないなあ、と思います。(つづく)
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遠近両用コンタクトレンズと老眼

Text by 清水信晶院長
眼科の診療は、ほとんどが顕微鏡を覗きながらの診察になりますが、涙目の検査をする時など、肉眼で患者さんにすごく近づいて行うことがあります。50歳を超えると、そのように近づいて検査する時、患者さんの目を見るのが辛くなってきてしまいました。老眼のはじまりです。近視用のコンタクトをしている方で老眼になってくると面倒くさくなってきてやめてしまう方も多く見受けられます。しかし、最近では「遠近両用コンタクトレンズ(以下CL)」という物があり、遠くから近くまではっきり見ることが出来るようになってきました。はたして遠近両用CLの仕組みはどうなっているのでしょうか?遠近両用CLはあの小さいコンタクレンズの中に、遠くが見える度数と近くが見える度数が同心円状に並んでいます。そして、遠くにピントのあう光と近くにピントのあう光の二つの光が常時目に入ってくるのですが、遠くを見ようと思った時・近くを見ようと思った時、それぞれに目的の光情報を頭の中でピックアップして、いらない光情報を半分カットしています。それ故逆にピントの合っていない光情報も、常に目の中に入っているためちょっとにじんだ様に感じられてしまいます。ですからレンズの大きな普通の眼鏡に比べて全てがすっきりというわけにも行かないのが実情です。それでも数日するとその見え方にも慣れてきて違和感が次第に消えていきます。自分も初めて遠近両用CLに替えてみたときには、近くの文字がぐっと見やすくなり、診察の時も患者さんの目がよく見えるようになりました。最近は「ゴルフをするのにスコアカードが見えない」、「老眼鏡をかけるのはファッション的にかっこわるい」ので遠近両用CLを希望しますというような、50歳になってCLを初めて使う方も増えてきます。
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