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コラムを読む

怖い口呼吸

Text by かも歯科クリニック 加茂 勝巳
いつもポカンと口を開いている状態、人相としてもあまり良くありません。それだけではなく、実は生活習慣病を引き起こすとまで言われているのです。空気中には様々な菌や有害物質が存在していますが、口で呼吸しているとそのまま悪い物が体内に入り込んでしまい、様々な病気を引き起こす可能性があるのです。口呼吸の原因はズバリ、唇の力の衰えです。子供の頃、哺乳瓶で育った方は特に要注意です。ではどのようにして唇の力を鍛えたら良いのでしょうか?一番簡単にできる方法は、ペットボトルに100ccほど水を入れて、下を向いて唇で咥(くわ)える方法です。1分程度できれば合格です。また歯医者さんではリップトレーナーという器具も売っています。唇を鍛えると口臭が消えたり、いびきが改善されたり、小顔になったりと嬉しいおまけが付いてくることもあります。是非、唇を鍛えましょう。
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歯科における院内感染対策

最近、歯科での院内感染拡大を懸念する報道がありました。「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針」(厚生労働省)を基に衛生管理のチェック項目を考えてみました。1.患者さんごとにグローブを交換していたか?(スタッフを含む)2.患者さんごとに治療用イスを清掃していたか?3.患者さんごとに口腔(こうくう)内に入る器具を滅菌していたか?4.滅菌できない物、コップやエプロンなどは使い捨ての物を使用していたか?歯科は血液や唾液に触れる機会が多く、院内感染のリスクが高いと言われ、特にB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVウイルスなどの感染が危惧されます。衛生管理は患者さんから見えづらいですが、医療の根幹とも言うべき重要な仕事の一つです。何か疑問点などがあれば、先生やスタッフに尋ねるなど、安心して治療を受けることをお勧めします。
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糖尿病の気がある、と言われていませんか?

Text by はら内科クリニック 原 信彦
日本人は、欧米人に比べインスリン分泌が弱く糖尿病になりやすいといわれ、今や40歳以上の5人に1人は糖尿病かその予備軍であるといわれています。背景としては、ここ10年くらいの総カロリー摂取量は変わらずに、自動車の保有台数と脂肪の摂取量が増えています。つまり、食事量ではなく食事の質が変化し、かつ歩かなくなったことが一因といえます。糖尿病はどんな病気でしょうか?血糖値が高くなる病気なのですが、全身の細い血管を壊していく病気と思って下さい。長い年月をかけ、あまり症状を出さずに、徐々に血管を傷害していきます。脳に起れば脳梗塞、心臓に起れば狭心症・心筋梗塞、眼に起れば眼底出血のため視力低下し、腎臓に起れば腎不全となり透析が必要になります。これが、サイレントキラーと呼ばれるゆえんです。

それでは、どうすれば糖尿病を早期に発見できるのでしょうか?糖尿病の初期には自覚症状はありませんので、まず採血して調べることです。その採血にもコツがあります。糖尿病の初期の段階では、空腹時には正常で、食後の血糖値だけが高くなることが多いのです。その為、糖尿病が心配で受診される際は、食後1~2時間後の血糖値を調べてもらって下さい。そこで少し高いようならば、改めて糖尿病の精密検査を受けましょう。糖尿病の精密検査は、糖負荷試験と呼ばれ、空腹で行う検査です。空腹で受診し、空腹時に血糖値を取り、その後甘いブドウ糖液を飲んでもらい、30分後、1時間後、2時間後にそれぞれ血糖値を測定する検査です。合計4回採血され2時間かかる検査ですが、これで糖尿病かどうか診断します。境界型と呼ばれる糖尿病と正常者の間に位置する人=糖尿病予備軍であれば、体重を5%程度低下させ、1日30分運動すると糖尿病になるリスクを減らすことができます。最近太り気味で糖尿病が心配な方は、まずは食後血糖から調べてみませんか?
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腎性貧血をご存知ですか?

Text by 北美原クリニック 秋濱 寿賀子
腎臓の病気は、比較的ゆっくりと経過することが多く、その初期にはほとんど自覚症状がないことが多いです。健診等で採血結果や検尿で、腎臓の機能障害を疑われても、はっきりとした自覚症状がないために、医療機関を受診せずに時間が経過してしまっていたという方も少なくありません。腎臓は尿をつくる(老廃物を追い出す機能)臓器として一般的に知られていますが、その他に赤血球をつくるホルモン(エリスロポエチン)を出したり、骨を作るためのビタミンDを作ったり、血圧を調整したりする重要な臓器です。血液中の赤血球は、骨髄の中にある細胞が、腎臓から出るエリスロポエチンというホルモンの刺激を受けてつくられます。腎臓の機能が悪くなると、このエリスロポエチンが出なくなってしまうために、赤血球が十分につくられず、貧血になってしまう状態を「腎性貧血」といいます。また、貧血には、体内の鉄が欠乏して起こる「鉄欠乏性貧血」がありますが、「腎性貧血」とは原因が違い、治療法も異なります。「鉄欠乏性貧血」は一般的に鉄の摂取不足、胃や十二指腸の潰瘍や、痔、胃癌や大腸癌、また女性では月経等が原因となります。赤血球は体のすみずみに酸素を運ぶ役割がありますので、「腎性貧血」がすすむと、疲れやすい、動悸・息切れといった症状が出ることもありますが、比較的ゆっくりと進行するため、体がその症状に慣れてしまっていて気が付かないこともよくあります。また、貧血のためにさらに腎臓の機能が悪化したり、心臓の働きも低下することがあります。「腎性貧血」には、エリスロポエチンの分泌不足を補うために薬物療法が行われています。腎機能障害は貧血治療等の定期的な通院が必要な疾患ですので、症状がはっきり出ていなくても、検査値の異常がある場合は、もよりの医療機関にご相談ください。
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どんな胸痛?

「狭心症の胸の痛みって、どんな胸痛?」と、時々、質問されます。「こんな症状なら、狭心症です」と答えられるような、キーワード一発で診断がつくことは、残念ながらありません。狭心症は「胸が痛くなる」というのが、そもそもの定義だったのですが、痛くないこともあるので、参考程度に胸痛の話をします。心臓の筋肉に血液を送る冠動脈に動脈硬化が起こり、血液の通路が狭くなったり、血栓で詰まったりして、十分に心筋へ血液が行き渡らないことが、胸痛の原因になります。典型的には、胸の真ん中の奥の方に、「締め付けるような」、「熱い鉄の棒を押し込まれたような」不快感を自覚します。5~10分で改善するなら、血行が改善して心筋に傷がつかずに済んでいるのですが、20~30分続くようだと、心筋梗塞に進展します。命とりです。最初の症状を例えるならば、寒い朝に出かけるとき、家を出た玄関先で、「胸を圧迫される」、「わしづかみにされるような」胸痛を感じるのですが、少しゆっくり歩くようにすると、次第に良くなって治まる(労作性狭心症)。あるいは、朝方、布団の中で、もう起きようかという頃に、「胸をギュッとつかまれたように」胸痛を自覚する(冠攣縮性狭心症)。でも、「背中が痛い」と思う人もいますし、左肩の方に向かう放散痛だけを感じて、「左肩が痛い・だるい」、「左の歯が痛い」と言う人もいます。高齢になると、または、糖尿病を患っていると、胸痛の自覚がないことがしばしばあります。「胸がヒリヒリして何となく具合が悪い」、「歩くと息切れがする」「吐き気がする」「めまいする」「食欲がない」というようなさまざまな症状で見つかることもあります。症状だけで簡単にわかる病気ばかりではないので、病院では検査をするわけです。「なんか変だな」と思ったら、一人で判断せずに、医師に相談してみてください。
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