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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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白内障Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
白内障は、目の中の「水晶体」が濁る病気です。おおまかに、加齢によるものとその他の白内障に分けられます。圧倒的に多いのが加齢性の白内障で、早ければ40歳代から始まり、70歳ではほぼ全員に白内障がみられます。「水晶体」はカメラのレンズに相当する器官のため、これが濁ることによりまぶしく感じる、明るいところで見づらい、逆に暗いところで見づらい、霧がかかったようにぼやける等の症状が現れます。ただ視力に関しては、濁り方の違いにより初期から視力が下がるタイプや、進行しても視力が良いタイプまでさまざまです。「白内障です」と言われたら、何もせず経過観察するか、点眼薬または手術による治療を選ぶことになります。点眼薬は進行を遅らせる効果は期待できますが、決して進行を止めるものではありません。各自の日常生活において不便を感じるようになったら手術を考える時期です。
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頭痛を見直すText by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
日本では、片頭痛よりも肩こりなどによる緊張型頭痛が多いと言われていましたが、実は片頭痛で悩んでいる方が大勢いることが分かってきました。日本社会では「頭痛ぐらい我慢しなさい」という雰囲気が強いのですが、我慢しすぎるとかえって鎮痛剤が効かなくなることもあります。早く的確な診断と適切な治療を行うことが大事です。有効な薬も開発されています。診断には、腫瘍(しゅよう)や脳卒中などの病気がないことを確認しなければなりません。そのためには頭痛に詳しい医師の診察と検査を受けることが大事です。片頭痛は、小さなお子さんにもあります。その場合、お母さんにも片頭痛があることが多いようです。お子さんが頭痛を訴えるとき、我慢を強いていませんか?お母さんご自身も頭痛で悩んでいませんか?もう一度見直してみましょう。
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小学校入学前にもMR(麻しん・風疹混合)ワクチンを打ちましょうText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
今年は、予防接種のやり方に大きな変化がありました。それは、小学校入学前の一年間(年長さんの時)に、MR(麻しん・風疹混合)ワクチンをするようになったことです。今年の四月にこれまで一歳から七歳半までが対象だった麻しんと風疹のワクチンが、一歳から二歳までのMRワクチンに変更になりました。この時に、年長さんの時にもう一回MRワクチンを打つことが定められたのですが、四月の時点では一歳から二歳の間にMRワクチンを打った人だけが対象と、打つ子供の制限がありました。全国の小児科医はこの変更に猛反対をし、六月に急きょ、これまで麻しんワクチンや風疹ワクチンを単独で受けたお子さんにも対象を広げることが決まりました。最近、麻しんや風疹の流行はほとんどなくなりました。しかし、流行がほとんどなくなったために、ワクチンを一回打ったら一生大丈夫ではなくなりました。ワクチンを受けた子供が何年か経って抵抗力が落ち、麻しんの流行にさらされる危険性が増しています。このため、もう一回ワクチンを打って抵抗力をつけなければなりません。麻しんは今でもインフルエンザ以上に子供の命を奪う恐ろしい感染症です。また、風疹の流行があると、生まれてくる赤ちゃんに心臓や目、耳の病気をもたらすことが知られています。これらの流行をなくするためには、ひとりひとりが自分を守るためと、まだ見ぬ命を守るためにワクチンをしていかなければなりません。行政は広報に努めましたが、年長さんの接種率はまだまだ低いようです。来年の就学前までに忘れずにワクチンを受けるようにしてください。たとえば北斗市や七飯町ではワクチンの接種券が郵送されています。函館市のお子さんは各医療機関に接種券がありますので、それを利用すればワクチンは無料です。役場に問い合わせてみてはいかがでしょうか。あなたの大切なお子さんをぜひこのワクチンで守ってあげてください。
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春からのダイエットText by はら内科クリニック 原 信彦
冬が終わり、春物の服を着た時に「あっ」と思ったあなた!サンサン(3・3)運動を知っていますか?「体重3kgの減量・3cmのウエスト短縮」。2006年の日本肥満学会の宣言です。この妥当性は、メタボリックシンドロームからの脱出率の差で理解することができます。3kgの減量ができた方はメタボから76%脱出(未達成は46%)、ウエスト3cm短縮達成者は73%(未達成者は45%)です。また、血圧・血糖・脂質の併存疾患ゼロへの改善は、3kg達成群で46.9%(未達成群13%)3cm短縮達成群では44%(未達成群では11%)とかなり良いデータを示しています。医学では、BMI値25以上を肥満といい、そのうえで健康障害(高血圧等)を合併しているときに肥満症と呼びます。BMIとは、体格指数(BodyMassIndex)といい、体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったものです。体重68kg、身長1.65mでは、68÷(1.65×1.65)=25となります。食事療法については、主にエネルギー制限食と糖質制限食があります。エネルギー制限食とは、バランスの良い食事を全体的に量を減らして食べる方法です。BMIが25~30では25Kcal×標準体重、BMI30以上なら20Kcal×標準体重で摂るべきカロリーを求めます。糖質制限食とは、最近注目を集めている食事療法で、ごはん・パン・うどんといった炭水化物(糖質)を非常に少なくしてタンパク質・脂質を主体にして食事をする方法です。たとえば、食事量に制限をせずに糖質を制限しただけの方が、脂質を少なくカロリーも制限した食事よりも体重減少に成功したという報告もあり、短期的には効果が良い報告が多いようです。しかしながら、いまだに脂質異常の悪化や長期的なデータについては懐疑的な部分が多く、極端な糖質制限は現時点では勧められません。私見としては、一時的に糖質制限を利用し、少し減量できたらカロリー制限に移行するのが良いのかもしれません。3kg・3cmと数字を聞くと、なんとなく達成できそうな気がしますね。いずれにしてもダイエットに王道なし!今日からがんばりましょう!
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今年の感染症の振り返り(2024年12月ハコラク掲載)Text by たからまち総合診療クリニック 院長 玉置 耕平
新型コロナ5類感染症移行して約1年半。函館市内の観光名所には活気が戻ってきました。大型客船入港や円安の影響もあってか訪日観光客も見かけます。普段の生活でマスク着用する方も少なくなり、新型コロナ流行前の「いつもの日常」が戻ってきた、そんな感じがします。2024年も年末に差し掛かりました。今年の函館の感染症流行を振り返ると大人は新型コロナの流行が主体でした。小児は溶連菌性咽頭炎、咽頭結膜熱、新型コロナなど多数みられましたが、特に手足口病の流行が印象に残っています。手足口病は3〜5日間の潜伏期間を経て口の粘膜・手のひら・足の甲または裏などに2〜3㎜の水疱性の発疹が現れます。発熱は約3分の1にみられ、一般的には軽症で経過し、発疹も3〜7日程で痂皮(かさぶた)を残さずに消失します。感染予防には手洗い、咳エチケットが有効です。発疹が消えた後も3〜4週間は便にウイルスが排泄されるため、特に手洗いは重要です。函館では8月〜9月頃に一度流行がみられましたが、函館保健所の報告では10月時点でも警報継続となっています。2回かかってしまったという方もいらっしゃるので、一度かかったとしても注意が必要です。また、各医療機関でインフルエンザワクチン接種も開始となっています。今年の特徴として鼻にスプレーするタイプのワクチンが国内でも正式に接種できるようになりました。適応は2歳以上19歳未満となっています。函館では接種可能な医療機関が少なく、ワクチンの種類や費用など従来のワクチンと異なる部分があります。接種を考えている方は一度かかりつけ医療機関にご相談ください。これからインフルエンザ流行時期に入っていきます。23年度の冬は2種類のインフルエンザに加え新型コロナも流行しました。中にはその3つ全てにかかってしまい苦労された方もいらっしゃると思います。今年度の冬がどのようになるかまだまだ予想がつかない状態ですが、手洗い・咳エチケット・必要であればマスク着用など十分な感染対策を行っていきましょう。
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