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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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血管拡張性肉芽腫(けっかんかくちょうせいにくがしゅ)Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡
血管拡張性肉芽腫という名前はすごいのですが、良性の皮膚の腫瘍です。体に急にできてくる赤い皮膚の腫瘍で、よく血管のかたまりなどといわれることもあります。あまり大きくはなりません。直径は5mm~2cmくらいで、色は赤色か暗赤色で、柔らかくて盛り上がっています。基部がくびれていることもあります。男女ともに発症しますが、子どもや若年者、または妊婦の方にも多いようです。子どもでは顔に多く、大人では四肢や体幹に多いようです。急にできてきて大きくなりますが、だいたい2~3週間で大きさは一定になります。痛みやかゆみなどの症状はありませんが、血管のかたまりですので、傷つけると出血しやすく、出血するとなかなか止まりません。腫瘍の表面にカサブタが付いたり、ジクジクしたりしていることもあります。悪性の皮膚腫瘍との鑑別が必要なこともあります。原因としては、細かいキズや感染が引き金となって毛細血管が反応して拡張してきたものです。妊婦に多いことからエストロゲンによる血管の拡張が原因と考えられています。血管拡張性肉芽腫であれば、自然に治ることはほとんどないので、何らかの治療が必要になります。治療は小さいものは、電気メスなどで焼いてしまいます。大きなものは切って取ることになります。十分に取らないと再発することもあります。電気メスで焼いたり、切除したりするときは局所麻酔が必要になります。ごく小さいものであれば液体窒素で患部を凍らせて壊死させ、新たな皮膚が下から再生してきて押し上げることにより、患部をカサブタ状にして治すこともありますが、数回の治療が必要になることもありますので、専門の医師にご相談ください。
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『しあわせ』な矯正歯科治療Text by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
昨年今年と、当院で矯正歯科治療を受けた口蓋(こうがい)裂患者さんの資料を整理して某大学の大学院生と一緒に指導を含めて論文にまとめており、昨年は1編、今年も3月に提出予定です。一応わたしもその大学の非常勤講師となっておりますが、若い院生と一緒に論文を書いていると、自分も本当に勉強している感じがしております。矯正歯科の技術は、その人独自のものであるという面もあることから、矯正歯科に携わる歯科医の中には自分の技術を「芸術」とか「アート」と表現する人も少なくありません。しかし「医学が科学の一分野である」ということは、万人が認めるところであり、矯正歯科学を含めた歯科学も当然科学の一分野です。最近EBM(EvidenceBasedMedicine)という言葉が良く使われています。聖路加国際病院の福井次矢先生は「〝適切な診療〟とは、つまるところこれまで行われてきた研究についての質の高いエビデンス(検証結果)を医療従事者が知っているかどうかにかかっている。治療効果・副作用・予後の臨床結果に基づき医療を行うというもので、専門誌や学会で公表された過去の臨床結果や論文などを広く検索し、時には新たに臨床研究を行うことにより、なるべく客観的な疫学的観察や統計学による治療結果の比較に根拠を求めながら、患者とも共に方針を決めることを心がけるべきだ」と述べております。矯正歯科の分野のなかで、口唇顎口蓋裂児(こうしんがくこうがいれつじ)の治療は、15年以上にわたり歯科医と患者さんが関わりあう治療ですので、医学の進歩の把握やEBMの実践、高度な治療技術の習得が当然必要です。しかし治療により得られた結果が、患者さんおよびその周りの家族の方々に喜んでもらえたか、その患者さんの「しあわせ」に関与できたかどうかを数値で測ることは不可能ですが、謙虚に考え、受け止め、考え続けなければならない問題です。
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男性の性(14)Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
僕には3人の子供がいますが、3人とも飛行機で片道20時間以上かかる海外旅行の約10ヵ月後に生まれました。
旅行中または帰国後すぐに受精したと考えられます。『当直明けの子ども』という言葉は、新婚の(または結婚予定の)医者が当直して徹夜で働いて翌日も仕事に追われ、夜へとへとになって帰宅すると身体精神ともに疲れきっているのに、なぜか陰茎はカチンカチンになって新妻(またはフィアンセ)とコトに及ぶため、予定外の子供が出来てしまう、と医局の先輩から聞きました。餓死者が何万人も出る国や戦争・内乱中の国で人口が爆発的に増加したり、日本でも食事は芋2切れまたはハコベ・豆かす・脱脂粉乳、世界最貧国といわれた戦後数年間に団塊の世代と呼ばれる日本の有史以来最大の人口増加があったことをみると、どうも人間のオスは飢餓のような種の保存に危機的な状況が来ると性欲が亢進するのでは?と思ってしまいます。 とは言っても一人一人は種の保存を意識して性交している訳ではないので、危機的状況では性欲が亢進する何か直接的な理由がありそうです。性と食の求道者を多数輩出したフランスでは『眠るために食べ眠るためにセックスする』と言われているそうです。 危機的状況では個体の生命維持にとって必要な睡眠が妨げられます。 確かに腹ペコでは眠れないし空襲警報や地震が頻発する時などはぐっすり眠ることは出来ません。当直明けで眠いのに神経が高ぶって眠れずアルコールの力を借りて前後不覚になるまで飲んでしまうこともあります。 逆に腹一杯食べると容易に眠くなるし、性交して果てたあとは深い眠りにつきます。 こうしてみると、いつでも満腹になるまで食べることが出来て自然災害や戦争の心配もほとんど無い現代日本社会ではオトコの性欲が低下するのも当たり前?なのかもしれません。(つづく) |
糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)Text by 江口眼科病院 鈴木 裕太
近年、患者数の増加が著しい病気の一つに糖尿病があります。糖尿病の合併症の一つ、糖尿病網膜症は、糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害受け、視力が低下する病気です。実際には糖尿病を放置している人が少なくなく、毎年多くの人が視力を失い、成人の失明原因として非常に大きな比率を占めています。ここで注意しなければならないのは、糖尿病網膜症は進行しても視力の低下などの自覚症状がほとんどないということです。放置していると、ある日突然、目の前が真っ暗になったとあわてて病院に駆け込み、糖尿病網膜症がかなり進行した段階で起きる硝子体出血や網膜剥離と診断され、失明に至ることもあります。糖尿病と診断されたら、定期的な眼科受診を忘れないでください。検査・治療を続けていれば、糖尿病が原因で失明することは、多くの場合防げるのですから。
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目薬でも改善しない目の不快感は?Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
目の乾き、かすみ、涙目、ゴロゴロする、しょぼしょぼする、などの不快感は、60歳以上になるとほとんどの方が感じているようです。実は、これは涙と深い関係があります。健康な目は、下まぶたにたまった涙が、まばたきによって持ち上げられ、眼球の表面を覆います。歳を取ると、涙の量が少なくなったり、涙の質が悪くなったりするために、充分に眼球表面を潤すことができなくなるのが「ドライアイ」です。目の乾きがあると、こすれる原因になり、先に述べたような不快感が出るので、眼球表面を保護、または抗炎症の点眼をつけなくてはなりません。「ドライアイ」は、目をつぶっていると症状が軽く感じるのがポイントです。それに比べて、目をつぶってもずっと不快感がとれない病気に「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」というものがあります。人は一日に1~2万回もまばたきをしているので、歳を取るにつれ、結膜(白目の表面の薄い膜)のたるみができてしまうのです。この結膜のたるみができてしまうと、このたるみが邪魔して、下まぶたに涙がたまることができなくなり、涙があふれたり、涙が正常に眼球表面を覆えなくなり、乾き目になったりします。この「結膜弛緩症」は、軽い症状の場合は、ドライアイと同じような点眼治療でも効果がありますが、不快感が続いている場合には、たるんだ結膜を縮める手術が効果的です。表面麻酔をして痛みを感じなくしてから、たるんだ結膜の部分に熱を加えて縮ませることができます。これは、切開して縫い縮める方法よりも術後の痛みも少なく、外来で10分前後で終了する手術方法です。下まぶたのすぐ内側に透明な膜のような物がたるんで見える方・目の不快感が取れない方は、結膜弛緩症かもしれませんので、一度眼科を受診してみて下さい。
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