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ニキビについて

Text by やなせ皮フ科クリニック 梁瀬 義範
最近ニキビの傾向は変化してきております。これまで、一般にニキビは「青春のシンボル」と言われ、思春期の10代に見られました。しかし最近は20代~30代にかけてのニキビの患者さんが増え、40代の患者さんも珍しくありません。また以前は脂性肌の患者さんが多かったのですが、局所的に乾燥部分を持った混合肌の患者さんも増加しています。ではなぜ20代後半過ぎの、いわゆる大人のニキビが増えてきたのでしょうか?自然環境、生活環境の変化が、かなり影響していると言わざるをえません。年々強くなっていると言われる紫外線、この紫外線により、肌は大きなダメージを受けます。炎症を起こしたり、細胞のDNAが損傷を受けたりし、皮膚の正常な機能を狂わせます。また気密性の高い住環境は肌の乾燥を助長します。肌の乾燥は、すなわち皮膚のバリア機能低下を意味し、肌の美しさを損なうばかりか、様々な肌のトラブルを引き起こします。食生活の変化も大きな要因の一つです。動物性食品の多い欧米型食事が定着し、動物性脂肪をたくさんとるようになって、脂質の代謝が悪くなっています。これもニキビ人口を増やしていると言えます。ストレスも見過ごせません。ストレスが過剰になると表皮にある角質の異常角化(角質が厚くなることをさしています)が起こります。これがニキビやシミ、くすみの原因になりえます。このように様々な要因が重なり、年齢を問わず肌のトラブルに悩まされる人が増え、ニキビもそうしたトラブルの一つとして増加しています。ニキビの予防と治療のなかで、先にも示しましたが食生活との関連があります。まず大切なのは、言うまでもなく規則正しいバランスのとれた食事をすることです。
更にその中でも
1.ビタミンを摂る
2.食物繊維を摂る
3.飲酒を控える
4.甘いものを控える
5.脂っこいものやナッツ類を控えるということが重要です。1番のビタミンの中で、ビタミンA、B2、B6、Cが大切です。納豆やうなぎ、レバー、いわし、緑黄色野菜等をお勧めします。勿論、、ニキビと食事との関連は個人差が大きく、一概に食事だけを気をつければ良いわけではありません。皮膚科専門医を受診し適切なアドバイスと治療を受ける事が大切です。
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聴診器と心雑音

病院で診察を受けるとき、まずは、聴診器を胸に当てられます。心臓の動く音を聴いたり、呼吸音を聞いたりします。心音で言うと、心臓の中を血液が通り抜けるときに、心臓の弁に狭い所があると、雑音が聞こえるようになります。川に水門があるとザーッと音がするのと同じです。弁の閉じが悪いと逆流する音が聞こえます。弁は、肺からきれいな血液が全身に流れていくように付いている心臓の水門のようなものです。年齢を重ねると動脈硬化のように弁も厚くなって開きが悪くなったり、閉じが悪くなったりします。小さい雑音や騒がしい場所では心雑音を聞き逃すことが多くなります。心エコー(魚群探知機の小型版)では、心臓の形や動き、弁の形を見ることができます。血液の流れに色を付けて見ることもできるので、聴診器で聴きにくい雑音も逃すことはありません。音波を当てるだけなので、体に害はありませんから繰り返し行え、動いているところを観察するので、心臓の働きが非常に良く解ります。このような方法で見つけられる心臓の弁に異常がある状態を弁膜症と呼びます。当初は自覚症状がありませんが、次第に、階段などで息切れがしやすくなったり、疲れやすくなったり、夜、おしっこに起きるようになります。不整脈も出やすくなります。心肥大が起これば心室性の不整脈が、他に、脳卒中の原因になる心房細動も出やすくなります。足がむくむ、座ると楽だが寝ると苦しい心不全になると入院が必要な場合もあります。薬で良くならないほど心不全が悪ければ、適切な時期に弁を取り替える手術が必要な種類の病気です。アメリカで心不全による死亡を防ぐ薬を試験しています。一年間で10%前後の死者がでましたが、同様の調査を日本で行うと、もとの病気の違いのためかもしれませんが、1%程度の死者で、かなり良く治療できていました。アメリカでは二~三カ月ごとに診察をしますが、日本では二~四週間ごとに診察をします。「注意深い観察と細やかな治療が心不全の治療には必要です」というお話でした。
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いつもどのようにして目薬をさしていますか?

Text by くどう眼科クリニック 七尾 奈津子
まず目薬をさす前にしっかり手を洗いましょう。汚れた手や指で容器の先に触れてしまうと、目薬の汚染の原因になります。そして目薬をさす時は下まぶたを引いて目薬を目の中に入れましょう。目やまつ毛に容器の先が触れるのも汚染の原因になります。1回に入れる量は1~2滴でも大丈夫です。その後はしばらく目を閉じるか、目頭を押さえましょう。目薬が目にとどまる効果があります。目からあふれた目薬は清潔なガーゼやティッシュで拭き取りましょう。その他にも目薬を貸し借りしない、2種類以上さすときは5分以上間隔をあける、開封後の使用期限はほとんど1カ月なので気をつけるなど注意事項はいろいろとあります。今後目薬を使う際に参考にしていただき、目の健康のお役にたてればと思います。
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尿酸値と生活習慣病

Text by 関口内科 関口 洋平
「先生、いったい尿値はどのくらいまで下がればよいですか?」と、高血圧と糖尿病で通院しているAさんは神妙な顔で聞いてきました。どうやら、以前に痛風の病歴があり整形外科の先生から尿酸値を下げる薬を処方してもらっているのだが、もう足は痛くないので薬をやめてみたいとの相談でした。尿酸は体の中で産生されて尿中へ排せつされることによって、その量は常に一定に保たれています。しかし、産生と排せつのバランスが崩れ血液中の尿酸値が上昇し7・0㎎/㎗以上の状態が持続すると、尿酸は関節内に結晶として出現し、蓄積した尿酸結晶は激痛を伴う痛風発作を引き起こします。尿酸は温度が低いほど血液中に溶けきれなくなるので、足先などの体温が低い部分の関節に痛風発作が多いわけです。体温が35度以下になっても尿酸がしっかり血液に溶けている状態を維持するためには、尿酸値を6・0㎎/㎗以下にすることが勧められます。また、尿酸は血管壁を障害するため、動脈硬化による疾患(心筋梗塞や脳梗塞)、腎臓病、心不全などとも関連しています。尿酸値の高い人が高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を合わせ持っていると、尿酸による血管障害をさらに増悪させることが分かっています。しかし高血圧や糖尿病では、尿酸値が低すぎても心筋梗塞や脳梗塞の発症が増加すること(Jカーブ現象)も知られています。そのため、尿酸値の管理目標値は5~6㎎/㎗とするのが最適です。まさにAさんのような場合は、高血圧と糖尿病などの生活習慣病の治療と並行して尿酸値のコントロールがとても重要です。夏場は水分を多めに取ること、野菜や海草を取り尿をアルカリ化させること、アルコールやプリン体を取りすぎないこと、適度な運動をして減量することなどに努め、必要時には適量な薬剤を服用し、食生活、運動、薬物治療などの総合的な治療管理を継続していくことが大切です。
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正常な尿回数、頻尿(ひんにょう) とは?

さて、1日の正常な排尿の回数というのはどのくらいなのでしょう?水分の摂取量にもよりますが、起きている間にだいたい7〜8回が通常です。これより回数が多いと頻尿といいます。また、夜間は睡眠を十分にとれるように、尿を作ることを控えるようにできています。夜間に一回でも排尿のために起きるようなら、頻尿の症状がでてきていると考えます。頻尿をきたす原因となる病気は、男性なら前立腺肥大症、女性なら過活動膀胱(ぼうこう)が代表的ですが、気をつけないといけないのが薬剤の副作用によっても頻尿になることがあるということです。抗精神薬、不整脈やアレルギーに対する薬による頻尿があります。症状や経過をよく聞かせていただき、簡単な検査をするだけでも、頻尿の原因の見極めや治療ができます。是非、お近くの泌尿器科を受診してみてください。
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