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コラムを読む

痛くない中耳炎(ちゅうじえん)~滲出性(しんしゅつせい)中耳炎~

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
今回は滲出性中耳炎という「痛くない中耳炎」で滲出液という液体が貯まってしまう中耳炎についてお話します。滲出性中耳炎は小学校入学前のお子さんとお年寄りに多い病気です。
症状は軽い難聴や耳閉感(耳がつまった感じ)ですが痛みがないため気づきにくく放置されていることがよくあります。
主に風邪、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎などで鼻と耳の交通が悪くなって耳の換気が悪くなることで起こります。
鼻の調子が悪い状態が続いているお子さんは滲出性中耳炎になっている可能性があります。
鼻の病気に伴って起こることが多いので鼻の状態を的確に把握して鼻の治療をしっかり行うことがポイントです。
多くは薬で改善しますが改善しない場合は鼓膜切開や鼓膜換気チューブ留置を行うこともあります。心当たりのある方は耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
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アレルギー性結膜炎の原因(アレルゲン)を調べてみませんか?

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
アレルギーは、通年性と季節性のものがあります。通常、通年性アレルギーはハウスダストなど年間を通じて空気中にある物質により起こり、鼻炎症状が強く、目の症状は軽いことが多いです。一方、季節性のアレルギーは一定の時期に出現する花粉などが原因で起こるアレルギーであり、皮膚のかゆみ・鼻水・くしゃみ・涙目・目の充血など、目にも症状が強く出ることがあります。季節性アレルギーはいわゆる花粉症ですが、地方によって植物の種類や、花粉の飛ぶ時期が違います。北海道地方ではスギ花粉の飛散がきわめて少なく、シラカンバやテンサイが花粉症の原因物質(アレルゲン)として見られます。しかし、ここ道南地方は唯一スギ花粉の飛散が見られる土地で、すでにスギ花粉の飛散が始まっています。花粉症のアレルゲンとして4〜6月はスギ・シラカンバ・ハンノキ・ヒノキ・イネ、7〜9月はイネ・ヨモギ・ブタクサ・テンサイなどの花粉の飛散が多いとされています。しかし、温暖化により今までは東北地方の花粉アレルゲンだったアカマツ・りんごなどが道南地方では4〜6月に飛散するようになってきています。また、口腔アレルギー症候群といって、(左下の)花粉症がある方が、(右下の)果物、野菜などを食べた時に、花粉症と同じ症状になるのに加え、口腔内にピリピリ感が発症することがあります。口に入った途端にのどの腫れや痒みで気づくのですが、蕁麻疹や喘息など重症化しやすいので注意が必要です。よって、重症化を回避するためにもアレルギー性結膜炎になったことのある方は、1度自分のアレルギーの原因をちゃんと血液検査で調べておくことをおすすめいたします。シラカンバ→りんご・もも・さくらんぼイネ科→トマト・メロン・スイカ・オレンジよもぎ・ブタクサ→メロン・スイカ・りんご・セロリ
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リハビリのコツ?

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
先日、もうすぐ還暦の親しい医師(A氏とします)が椎間板ヘルニアの顕微鏡を用いた手術を受け、今もリハビリと格闘しています。その様子を見聞きしながら、脊椎の病気のリハビリのコツ(?)を考えてみました。手術直後は、術前とは見違えるような調子の良さで、手術の効果に感心しました。しかし、医者が患者になると、なまじ知識があるため、最低の患者になるといいます。A氏の場合、リハビリのために入院期間を少し延ばすよう勧められましたが、早く診療に戻りたいと、術後4日で退院、復職しました。通常、脊椎の手術では術後に、背中の安静を保つためにコルセットなどを使用しますが、背中の固定により筋力が低下し、体も硬くなります。A氏も、コルセットを着けていた間は絶好調でしたが、1カ月後にコルセットを緩め始めたところ、腰を中心に体幹の筋肉が衰え、足が上げられず靴下も履けなくなりました。手術直後の好調さは消え、悪戦苦闘することとなりました。そばで見ていても、僅かな期間で体力が衰えることに驚きました。ご高齢の方なら、もっと弱ったでしょう。さて、A氏の療養生活から気づいたリハビリの注意点は以下の4点です。①主治医や理学療法士の指示をよく聞く(我流は禁物)A氏は退院する際に、理学療法士からリハビリのメニューや注意を書いたものを渡されましたが、十分に利用しませんでした。②焦らない「過ぎたるは及ばざるが如し」で、回復を焦って強すぎる運動をすると、病気の再発の危険性が高くなる上、いわゆる「揉み返し」による余計な筋肉痛や関節痛が回復の邪魔をします。③3歩進んで2歩下がる回復の道は長く、真っ直ぐではありません。小さな尾根を上り下りしながら頂上にたどりつくイメージです。④気長に毎日続ける前二つと通じますが、「千里の道も1歩から始まること」を信じて、継続することが大事です。「365歩のマーチ」の歌詞みたいですが、結局、リハビリに近道はないのです。
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頚部のスキンケア

頚部(首)は皮膚が薄く、耳の後ろから襟足にかけてはシャンプーや化粧品による接触性皮膚炎など肌のトラブルが起こりやすい部位です。顔面と同様に紫外線を浴びやすいので光老化であるシミ・シワが生じやすく、日ごろからのスキンケアが必要です。
また、皮膚の老化として頚部(首)や脇などに30歳頃から細かい米粒状の小さい皮膚腫瘍が生じ、加齢とともに増加して、ときには褐色から黒色のいぼ状になることもあるアクロコルドンという皮膚腫瘍があります。一般には自覚症状はありませんが、時々掻痒感(かゆみ)があることで気づくことがあります。
多くは小さい老人性疣贅の始まりと言われ、良性の小さな皮膚腫瘍ですのでそのままになり首全体に増加して、悩んでおられる方や肌の老化現象だと思い諦めている方もいらっしゃいます。治療方法はレーザー治療や冷凍凝固治療で保険診療によって行います。
具体的にはひとつひとつをCO2レーザーか液体窒素にて除去します。
痛みについて心配される方もいらっしゃいますが、除痛の方法もいろいろありますので医師と相談の上、お選び下さい。施術後の経過は数日間の発赤と7〜10日程度のかさぶたが生じます。
その後の炎症性色素沈着予防と紫外線予防のためのスキンケアを行うことで、頚部の皮膚の色調や質感が改善します。治療後の日常生活は治療部位が小さい場合、外観上問題はありませんが、頚部全周にある場合、頚部をカバーする必要が生じますので、治療日程を医師と相談の上決めてください。
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まぶたが腫れました

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
『瞼(まぶた)が腫れました』と眼科を訪れる患者さんは非常に多くいらっしゃいます。一番多いのはやはりものもらいでしょう。瞼の縁には脂肪の分泌腺がいっぱい並んでいてそこが炎症を起こして赤く腫れて痛みを伴います。これを霰粒腫(さんりゅうしゅ)または麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と言いますが、特に函館では[めっぱ]と言い、関西地方では[めばちこ]と言うようです。腫れ始めて2〜3日のうちにお薬を使うとお薬だけで引く場合もありますが、数日たってしまった場合は切開して膿を出さないと引かない状態になってしまいます。一度炎症を起こしたけれど引いてきたので放っておいたところ、内側(赤目の方)にでこぼこした物が飛び出してくることもあります。これは霰粒腫性の肉芽(にくげ)と言い、痛みが無くてもお薬では引かないので切除が必要になります。突然瞼全体が腫れて痛みや赤みが無くて少しぷくぷくした腫れ方をQuinke浮腫(クインケふしゅ)と言います。血管からの水分が異常に漏れ出すのが原因で抗アレルギー剤を使うと引いてきます。朝、瞼(まぶた)が腫れたけれど昼から少し引いてきたという方に意外と多いのがいつもより枕が低かっただけだったという場合です。しかし、足のすねも腫れているという時には内科的な病気がないかも調べてみる必要があります。両上瞼の目頭よりがぽこっと腫れている方も多くいらっしゃいますが、これは年齢的なことが多くあります。脂肪の付き方でそう見えることが多いのですが、黄色く平坦な状態の場合は仮性黄色腫ということもあります。赤く腫れた中心部にぷつんと茶色い点がある場合もあります。痛痒かったりする時には虫さされの場合もありますが、よく見るとダニがくっついていることもあります。一見ものもらいのように腫れていて切った物を検査に出してみると腫瘍、特に高齢者の場合悪性腫瘍と言うこともありますので、まず眼科で診てもらいましょう。
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