■ご訪問者数:29456095
在宅クリニック函館日吉  カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

コラムを読む

汗管腫(かんかんしゅ)

汗管腫というのは眼の周りに多発するブツブツとした発疹です。女性に多く、主に思春期以降にできてきます。大きさは米粒くらいで、数個からもっとたくさん集まってできることもあります。色は皮膚と同じ色です。眼の周り、特に下のまぶたに多く見られますが、額や頬にできることもあります。特に痛みやかゆみなどの症状はありませんが、自然に治ることもありません。悪性ではないですし、悪性化することもほとんどないので治療しなくてもよいのですが、多発して細かいブツブツになるため、整容的な面で問題になることもあります。治療法は、焼いてしまうという方法があります。ただ、麻酔が必要になりますし、1回で取れないこともあります。広い範囲の場合には何回かに分けて治療することもあります。焼いてしまった場合、2週間くらいカサブタになって取れますが、しばらく赤みは残ります。化粧はできますのである程度隠すことはできます。汗管腫に似たものとしてエクリン汗嚢腫(のうしゅ)というものがあります。これは、女性に多く、やはり眼のまわりに米粒くらいの大きさのブツブツがたくさんできます。でも、汗管腫は一年中変化しませんが、エクリン汗嚢腫は冬は良くなりますが、夏になると出てくるという特徴があります。エクリン汗嚢腫は、焼いてもまた出てきたりして、汗管腫よりも治療は困難な事が、多いようです。やはり似たものとして、稗粒腫(はいりゅうしゅ)というものもあります。これも女性の眼の周りに多く見られますが、単発していることが多いようです。これは、小さく切開して、中の袋を出してしまうと取れます。麻酔をしなくてもできます。
続きを読む

不整脈とめまい

めまいを起こす原因はいくつかありますが、不整脈でもめまいを起こします。不整脈のために起こるめまいは失神の寸前であり、時には突然死の前兆を意味することもあります。脈が非常に遅くなってしばらく心臓が止まる場合や、脈が速くなる不整脈の場合にも起こります。こんな時には、血圧が急激に低下するために脳に血が廻らないのと、全身の脱力が同時に起こり、血の気が引く感じがします。たいていは数秒間でもとに戻り、動悸や冷や汗がでます。数秒で戻らないと意識を失って倒れ、30秒以内に意識が回復します。もっと長く続くと突然死に至る可能性が出てきます。脈が遅くなる不整脈は多彩にありますが、代表的なものは洞機能不全症候群や高度な房室ブロックで、心臓の電線が切れて心室が動かなくなる状態です。3秒以上心臓が止まるとめまいがしてきて、5秒を超えると失神するようになります。10秒くらいの心停止ではけいれんも始まります。自律神経のアンバランスなどの一時的な原因なら治ることも多いのですが、進行する心臓病の場合にはペースメーカー(心臓を電気刺激して動かす機械)を植え込む手術が必要なこともあります。心臓は全身に血液を送り出す水鉄砲のようなものと考えてみてください。たっぷりと水を吸い込んでギューっと押し出すと、たっぷりと水をとばすことができます。これをすごく速くすると、吸う時間もなくなれば押し出すこともできないので、水を飛ばすことはできません。1分間に200回以上の脈になると心臓も血を送り出せなくなり、めまいを起こします。心室頻拍、心室細動と呼ばれる心臓がけいれんするような不整脈では、すぐに自然停止しなければAEDでの電気ショックが必要であり、突然死の原因になってしまいます。正確に診断するためには、めまいの原因に不整脈を疑うことから始まります。心電図や、ホルター心電図と言う24時間の心電図検査が欠かせない検査です。突然の失神で骨折して何年もたってから不整脈に気付くこともあります。このようなめまいや失神には注意をしてください。
続きを読む

病は気から?天気から?

Text by 関口内科 関口 洋平
「先生、お天気が悪いと、頭痛や目まいや肩凝りを感じるのは私の思い込みのせいでしょうか…」と、高血圧で通院しているAさんが聞いてきました。どうやら長年の経験で、天気が崩れ始めると体調も悪くなるとのことでした。天気の変化で体調を崩す病態は気象病と呼ばれ古くから研究されています。気象病は自律神経系の調節が乱れることで発症します。人間は大気圧という圧力で常に体全体を押しつけられていますが、天候が崩れ気圧の低下が始まると、押す圧力が緩み自律神経のバランスは交感神経から副交感神経優位へと変化します。気圧の低下が大きいと、血管やリンパへの圧力が弱まり血行が悪くなり、またヒスタミンなどの過剰分泌も起こります。これら一連の変化は、頭痛、目まい、肩凝り、古傷の痛み、眠気、倦怠(けんたい)感、鼻炎、ぜんそく、アトピーなどの悪化を引き起こします。また、脳卒中などの重篤な疾患も気象と関連しています。2016年のイスラエルの研究報告では、2日前の低気圧が深部脳出血の発症と関連していました。また2012年9月の函館市の脳卒中患者を調べた研究(平成29年道南医学会報告)では、脳卒中の発症は①発症3日前の午後から前日の朝までの高い気温②前々日と前日の高い家庭心拍数③前日と当日の低い気圧④前日から翌日にかけての気温急降下と家庭血圧急上昇―などと関連していました。つまり、先に高い気温による脱水状態、次に気圧低下による副交感神経優位状態、そこで気温が急降下し交感神経優位状態へ急転換と血圧急上昇、この一連の気象と体の変化が脳卒中を発症させやすくしたと考えられます。Aさんが感じていたように、天気の変化は気持ちの浮き沈みだけでなく自律神経系を変動させさまざまな病態を引き起こし、時に脳卒中のような重篤な疾患の発症にも関わることがあるのです。近年は異常気象が多発し気温や気圧の変動が激しいので、気象の変化に細やかに気を配り対処して生活することが大事になります。
続きを読む

涙道内視鏡(るいどうないしきょう)を用いた新しい治療

Text by 江口眼科病院 昌原 英隆
冬になると涙が多いと気付かれている方も多いと思いますが、涙の分泌は冷たい刺激でより出やすくなっているからです。涙目の原因はいろいろあり、調べても原因がはっきりしない症候性流涙症も多いです。しかし一方で、涙が目から鼻へ流れる道である涙道が詰まった「涙道閉塞症」の治療に「涙道内視鏡」が登場し、従来の治療に比べて、安全で成功率が高い治療が可能となってきています。以前は、ブジーという針金で手探りで詰まった箇所を開通させていましたが、いまでは「涙道内視鏡」により、モニターを見ながら治療することもできるようになりました。また最近では、「鼻内視鏡」という鼻から涙道の開口部を見ることのできる内視鏡と組み合わせて治療することもでき、治療法は従来と比べて進歩しました。気になる症状がありましたらお近くの眼科医に相談してみて下さい。
続きを読む

大腸がん発見の新兵器

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
大腸がんは日本で最も多くの人がかかるがんです。死亡数では肺がん、胃がんについで第3位ですが、女性に限ると死亡数も第1位となっています[※1]。その大腸がんを発見する手段としては、便に血液が混じっていないかを調べる便潜血検査や肛門から内視鏡を挿入する大腸内視鏡検査などがあります。大腸内視鏡検査が最も確実な発見手段ですが、一方で検査を受ける方の身体的負担が大きく、羞恥心も働くため積極的に検査を希望する方が少ないのが実情です。そのような中2012年に大腸CT検査が保険診療で可能となりました。この検査は、あらかじめ目印となる造影剤を混ぜた前処置食を食べてCTを撮影し、がんやポリープと紛らわしい便(目印を含んでいる)を画像処理で消去することで、より鮮明な大腸画像を構築できるようになったものです。前処置としての下剤の服用や、肛門から細いチューブを入れて炭酸ガスを注入するなどが必要ですが、それでも内視鏡検査に比べると体への負担は小さくなっています。国内での研究では直径6mm以上の大きさのがんやポリープのおよそ90%が検出できるとされており、直径1cm以上の病変に対しては内視鏡検査に匹敵する精度があるとされています[※2]。検査をうける場合の注意点としては、この検査で異常が疑われた場合はあらためて内視鏡検査を受ける必要がある、ポリープ切除などの処置はできない、などがあげられます。この検査は現時点で保険の適用が「他の検査で大腸悪性腫瘍が疑われる患者」に限定されており、無症状の方が検診目的に保険でこの検査を受けることはできません。便潜血検査が陽性などで「要精査」判定となった場合の次の検査としての役割が期待されています。函館市内でも実施している医療機関がありますので、大腸内視鏡検査をためらっている方は検討してみるとよいでしょう。「※1」国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計(人口動態統計)」[※2]第10回消化管先進画像診断研究会発表
続きを読む

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科