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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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肝斑(かんぱん)Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
頬に生じるシミには肝斑、雀卵斑(そばかす)、日光性黒子(ほくろ)、脂漏性角化症、色素沈着型皮膚炎などがありますが、今回は肝斑についてお話します。肝斑は今まで30~40歳代の女性の頬に好発する茶褐色のシミで、女性ホルモン、紫外線、経口避妊薬などが原因であると言われていました。しかし、最近では顔のマッサージやダブル洗顔など極度な皮膚の機械的刺激によって生じる炎症性のシミが肝斑になっていくと言われるようになってきました。治療は従来、トラネキサム酸、ビタミンCなどの内服薬処方でしたが、症状によっては、ビタミンC誘導体によるビタミン導入(イオントフォレーシス)、Qスイッチレーザーによるレーザートーニングなどを行います(※保険が適用されない場合がございますので病院にてご確認ください)。そして日常の顔のマッサージはやさしく、洗顔は泡洗顔でこすらないように心掛けてください。
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刺青Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡
刺青とは入れ墨のことです。欧米では刺青はかなり一般的で、俳優、歌手、スポーツ選手などにも多く見かけます。また、日本でも多く見かけるようになりました。昔のような暗いイメージではなくなってきているようです。しかし、日本ではまだ欧米ほど社会的に認知されてはいないようで、銭湯、温泉、プールなどで、入場を制限されることもあるようです。入れ墨を消したい方も形成外科の外来に来られます。刺青を取るのは、入れる時ほど簡単ではありません。刺青はレーザーで簡単に取れると思われがちですが、レーザーが効くのは黒い色だけです。しかも、1回で取れるものは、自分で入れたような本当に浅いものだけです。1回レーザーを当てると一度やけどのような状態になるので、次にまたレーザーで治療できるのは2〜3ヶ月先になります。ですから1年に数回しかできません。機械で入れたり、彫り師が手彫りで入れたようなものは深いので、何年もかかることがあります。しかも、黒い色が取れたとしてもまったく普通の皮膚になるわけではなく、白く抜けたりして刺青の形が残ってしまうこともあります。レーザーで、色だけを消して、きれいな皮膚にするのは難しいのです。レーザーで取れないもの、早く取りたい場合には外科的な方法もあります。小さいもの、細長いものは切除して、縫い合わせる方法が簡単です。大きなものは植皮といって皮膚を植える方法もあります。外科的な方法では必ず傷跡が残りますし、ある程度の時間もかかります。また、刺青の除去は、基本的に保険の対象外で、治療費は自己負担となります。
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夜間頻尿についてText by むとう日吉が丘クリニック 武藤 雅俊
泌尿器科を受診される患者さんの中で夜におしっこに起きることで悩まれている方は実に多いです。しかも長年我慢されている方も多いのが特徴です。夜間頻尿とは、夜眠りについたあと排尿のために1回以上起きなければならないという悩みがあり、そのことで日常生活に支障をきたしている状態をいいます。夜間頻尿は年齢を重ねるごとに増加し、夜間の排尿回数も増え著しく生活の質を低下させます。夜間頻尿は前立腺肥大症が原因の男性の病気だと思われがちですが、女性の患者さんも多く、男女差はほとんどありません。夜間頻尿は慢性的な睡眠不足を引き起こします。そのため、日中の眠気で日常生活に多大な支障をきたします。また、夜に暗い中トイレに行く回数が増えることは、転倒による怪我や骨折の危険が増えます。これらは寝たきりの原因になることもあります。原因は多岐にわたっております。本来尿は日中に多く作られますが、年齢とともに、心臓や腎臓の働きが低下すると、夜間に尿量が多くなってしまいます。また、尿量を減らす抗利尿ホルモンの分泌リズムが変化し日中に尿が少なくなり、その分夜間に尿量が多くなることも原因のひとつです。水分摂取も適度な量であれば問題ありません。しかし過剰摂取することにより、一日の尿量自体も多くなりその分夜間の尿量も増えます。バランスを考えた水分摂取をおすすめします。睡眠障害で、目が覚めるからトイレに行くという方も多く存在します。睡眠障害の原因も不眠症、睡眠時無呼吸症候群、むずむず足症候群(脚を中心に強いかゆみや痛みなど虫が這うような不快感が起こり、じっとしていられなくなる病気)など多岐にわたります。夜間頻尿という症状は多くの原因もしくはその組み合わせで生まれた結果で、実はかなり複雑な疾患なのです。
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虫さされにご用心 〜マダニと重症熱性血小板減少症候群〜Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
城岱スカイラインと言った峠道をドライブすることがあります。七飯本町から大沼に抜けるとっても景色の良い道です。すると、道ばたに止まっている車がいます。何をしているのか不思議だったのですが、どうやら山菜採りをしているようです。そういう方が、眼科を受診することがあります。目の縁に虫が付いているというのです。診察してみると、確かに茶色い虫が付いていますが、皮膚からは胴体が垂直に出ていて足がもぞもぞと動いていることがあります。マダニです。マダニは通常2mmくらいの小さな虫ですが、皮膚は硬く、なんといってもその強力なあごを皮膚に差し込んで体を固定するため、手で抜こうとしても簡単には取れません。皮膚にくっついたまま、人間の血を吸うため体がだんだん大きくふくれあがってきます。下手に抜こうとすると、あごを皮膚の中に残したまま頭部がちぎれるため、残った頭部のため皮膚が炎症してきて、赤く腫れ上がってきます。アルコールや消毒液をかけるとマダニがいやがって皮膚から離れていくという方法もあるようですが、必ずしも成功する方法ではないようです。眼科を受診した場合、手術用のベッドに横になっていただいて、顕微鏡を見ながらピンセットを使って注意深く皮膚から引き離していきます。ただ、やはり頭部がちぎれてしまうことがあるため、あごが皮膚に残らないように、周囲の皮膚を含めて手術用のメスやハサミを使って取り除かなければならないことも多いようです。最近、新聞やテレビで良く報道される病気があります。マダニから感染したウィルスのために嘔吐や下痢、頭痛を引き起こし、最悪の場合死亡することもある<重症熱性血小板減少症候群>という病気です。山菜採りやハイキングに出かけて、まぶたに何か付いていたら、無理してとらずにまず眼科を受診してみましょう。
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顔面けいれんと三叉(さんさ)神経痛Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
患者さんから時々耳にする言葉に「顔面神経痛」というのがあります。昔のことは知りませんが、少なくとも私が脳外科を学び始めてからは、正式名称として、このような病気は聞いたことがありません。一方、顔面けいれん(正しくは半側顔面けいれん)と三叉神経痛という病気があります(さらに紛らわしいものに、顔面神経麻痺というのもあります)。おそらく、顔面神経痛という言葉は、これらの言葉が混同されて広まったのではないかと考えます。今回は顔面けいれんと三叉神経痛についてお話します。顔面けいれんは、自分の意志とは関係なく、顔がピクピクとけいれんする病気です。三叉神経痛は顔が痛くなる病気で、歯科治療のとき、歯の神経に触られた時の刺すような鋭い痛みが、顔に生じます。顔面けいれんと三叉神経痛は、症状は違いますが、症状が出るメカニズムは似ています。基本的にはどちらも、頭の中で顔面神経、三叉神経それぞれの神経を血管が圧迫しているために、刺激を受けて勝手に顔がピクついたり、顔が痛くなったりするのです。したがって、根本的な治療は、手術でこれらの神経と血管の接触を離してやることになります。しかし、どちらの病気も命を脅かすものではありませんので、頭の手術をためらう患者さんも多くいらっしゃいます。そこで代わりの治療法として、飲み薬によるものや、放射線照射、注射による方法などがあります。それぞれの治療方法には長所と短所がありますので、どの治療法を選ぶかは、お医者さんと相談するとよいでしょう。命に危険がない病気といいましたが、顔のけいれんは外見に影響するために、社会生活に大きな影響がありますし、三叉神経痛は、「歯の痛み」と同じ(歯の神経も三叉神経です)ですので、どんなに辛い痛みであるかは、すぐに想像できます。ごく稀に脳腫瘍が原因となることもありますので、まずは脳外科でキチンと診断を受けることが治療の第一歩です。つらい症状を我慢しないで脳外科に相談してください。
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