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血尿について

今回も身近な話題について書いてみたいと思います。血尿には、ご自分で見てはっきりと赤いことが分かる肉眼的血尿と、見た目は正常ですが検診や病院の検査でたまたま指摘される顕微鏡的血尿の2種類があります。肉眼的血尿の色調は、出血の場所や程度により様々です。鮮やかな赤、赤ワインのような赤、どす黒い赤、茶色など。高熱時や水分摂取の少ない時の濃い黄色尿や薬剤による着色尿は血尿ではありません。いずれの血尿も何らかの病気が潜んでいるサインを示していることがあります。一番注意が必要なのは、痛みや頻尿などの自覚症状がない肉眼的血尿です。膀胱などの腫瘍によることが多く、いったん血尿が出ても自然に止まるため、病気が治ったと思い、そのまま放置する方もいます。その間に病気は進行するので、難しい手術や治療が必要になってしまいます。たまたま尿検査をした時に、潜血反応が陽性で、2次検査を受けるように勧められることもあります。慢性腎臓病、腎炎などの内科的疾患や膀胱や腎臓の腫瘍の初期症状のこともありますので、どんな血尿の場合でも、ご自分の判断だけでなく、一度はお近くの専門医の受診をお勧めします。
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白目が黒目に入ってくる~翼状片(よくじょうへん)

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
白目(結膜:けつまく)が三角形の形をして目頭(めがしら)側から黒目(角膜:かくまく)の中に入ってくる病気があります。それを翼状片(よくじょうへん)と言います。大きくなってくると充血しやすくなるために目立ってきます。放っておくと角膜の中央部まで伸びてくるため瞳孔(どうこう)を覆ってしまい、ものが見えなくなってしまいますから、大きくなったらやはり切り取らなければなりません。でも、伸びてくるスピードはとっても遅いため、角膜に入り始めてから中心部に達するには十年以上かかるでしょう。点眼液で多少充血を抑えることはできても、伸びることを完全に抑えることはできません。角膜は本来透明でなければならないのですが、切り取った部分は多少なり白く濁りが残ることもありますし変形して乱視が出ることがあるため、なるべくなら瞳孔に達しないうちに切り取ることが必要です。一般的に角膜のふちと中心部の中間くらいまで大きくなると充血も強くなり目立ってくるので、手術することが多いようです。手術は翼状片を切り取ったところに正常な結膜を寄せてきて縫いつける手術をするのですが、手術した後また再発する場合も数%はあります。手術のあとはしばらくの間はゴロゴロして一時的に充血が強くなります。
翼状片のように、白目(結膜)と黒目(角膜)の境目に何かが出来ていて充血する病気があります。よく見ると結膜に少し盛り上がったところが出来て、そこを中心に充血しています。それを瞼裂斑(けんれつはん)、充血して結膜炎を起こした状態を瞼裂斑炎(けんれつはんえん)と言います。この瞼裂斑は翼状片の初期のようにも見えますが、角膜の中には入ってくることはありません。大きさも小豆大くらいまでしか大きくならないことが多いのですが、充血した時には点眼液を使って充血を抑えてあげます。ごくまれに盛り上がってゴロゴロ感が強くなる場合があり、その場合には手術することもあります。
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目薬の正しい使い方

Text by くどう眼科クリニック 院長 工藤 勝利
このような時期です、手洗いをいつもより念入りに行っていることと思いますが、点眼する前にも手をよく洗い、手指についている雑菌を除去します。上を向き、指で下まぶたをひき開けて点眼します。薬の汚染を防ぐため、点眼容器の先がまつげやまぶた、目に触れないように注意しましょう。点眼後約1分間、静かに目を閉じ目頭を軽く押さえます。この時、薬をいきわたらせるためと眼球を動かす必要はありません。2種類点眼する場合は、5分以上間隔を空けましょう。まぶたがただれるのを防ぐため、周りにこぼれた点眼液はティッシュペーパー等で取り除きます最後にキャップをしっかり閉め、付属の保存袋に保管します。容器に記載されている使用期限はあくまで未開封の状態を指しています。開封後は約1カ月を使用期限と考えるとよいでしょう。
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頚部の多発する小腫瘍:アクロコルドン

皮膚の老化として頚部(首)や脇などに30歳ごろから細かい米粒状の小さい皮膚腫瘍が生じ、加齢とともに増加して、ときには褐色から黒色のいぼ状になることもあるアクロコルドンという皮膚腫瘍があります。一般には自覚症状はありませんが、時々掻痒感(かゆみ)があることで気づくことがあります。多くは小さい老人性疣贅の始まりとも言われ、良性の小さな皮膚腫瘍ですのでそのままになり首全体に増加して、悩んでおられる方や肌の老化現象だと思いあきらめている方もいらっしゃります。治療方法はレーザー治療や冷凍凝固治療で保険診療によって行います。具体的にはひとつひとつをCO2レーザーか液体窒素にて除去します。痛みについて心配される方もいらっしゃりますが、除痛の方法もいろいろありますので医師と相談の上、お選びください。施術後の経過は数日間の発赤と7~10日程度のかさぶたが生じます。その後の炎症性色素沈着予防と紫外線予防のためのスキンケア行うことで、頚部の皮膚の色調や質感が改善します。治療後の日常生活治は治療部位が小さい場合、外観上問題はありませんが、頚部全周にある場合、頚部をカバーする必要が生じますので、治療日程を医師と相談の上きめてください。
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