
- 症状で探す
- 病院名で探す
- 診療科目で探す
- 地図で探す
- キーワードで探す
背中
自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
函館市・七飯町・北斗市
|
その他の道南地方
|
医科の診療科目 |
歯科の診療科目 |

ビスフォスフォネート系薬剤を服用しての注意点~顎骨壊死について~Text by 北斗歯科クリニック 土永 浩史
医科で処方されますビスフォスフォネート系薬剤は、悪性腫瘍(癌)の骨への転移、悪性腫瘍による高カルシウム血症、骨粗鬆症に用いられています。
近年、これが顎骨壊死に関わっているとの報告が相次いでいます。この顎骨壊死はビスフォスフォネート系薬剤を投与されている患者様にまれに起こり、顎の骨が部分的に腐った状態になり、口の中の細菌が感染します。 その場合、 ①口の中の痛みや腫れ、膿が続いている ②歯茎に白い硬いものを感じる ③歯がグラグラする ④下唇のあたりがしびれる などの症状が現れます。こういったビスフォスフォネート系薬剤による骨壊死は顎の骨以外では見られなく、特に下の顎に起こりやすいと言われています。 口の中の粘膜は傷つきやすく、口の中の細菌が顎の骨に感染する可能性が他の骨に比べ高いためだと考えられています。また、ビスフォスフォネート系薬剤を投与されている患者様が抜歯などの口の中の外科治療をした場合も顎骨壊死が生じる原因に挙げられています。ビスフォスフォネート系薬剤は、悪性腫瘍、骨粗鬆症の治療に非常に有用です。 こういった顎骨壊死のリスクがあるので、服用されている患者様はかかりつけの歯科医にあらかじめ伝えておくことが必要です。 そして、どうしても抜歯などの治療が必要であれば、ビスフォスフォネート系薬剤を処方している医師と薬剤師と歯科医が連携を取った上で治療を進めてもらった方が良いでしょう。先ほども述べましたとおり、この顎骨壊死は頻度としてはまれに起こるものですが、ビスフォスフォネート系薬剤を投与されている患者様はそのリスクを減らすためにも、口の中を清潔に保ち、定期的な歯科クリニックでの口腔清掃をすることをお勧めします。 |
再生医療とリハビリテーションText by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
京都大学山中教授のノーベル賞受賞以来、iPS細胞による再生医療に対する期待が高まっています。一部の病気で臨床試験が間もなく開始されるという報道もあり、いよいよ現実味が出て来ました。こうした状況を受けて、患者さんの中には「もうすぐ再生医療が実用化されて、自分の脳卒中後遺症は細胞を移植すれば治る。だから、リハビリなんか止める」という人が出て来ました。果たして、iPS細胞から作った神経細胞(正しくは神経幹細胞)を移植すれば、脳の病気は何でも治るのでしょうか?リハビリは不要になるのでしょうか?答えは「ノー」です。脳は、よくコンピューターに例えられます。脳卒中で脳が大きく壊れた時、これに再生医療技術を用いるのは、いわば、パソコンを「リカバリー」して、買ってきた時の状態に戻すことに似ています。実際には、買ってきたパソコンは色々なプログラムが入って、初めて使えるようになります。例えば、脳梗塞で脳の一部が障害された状況を思い浮かべます。病気の範囲が小さくて、パソコンでいえば「回路の一部が切れた」程度ならば、細胞移植だけで回復する可能性は大きいでしょう。しかし、病気に侵された範囲が広い場合、事は簡単ではありません。神経回路が回復しても、それまでの人生で身に付けたこと(プログラム)は、もう一度脳に覚えさせなければなりません。別の例えで言えば、体が自動車で、脳がドライバーだとします。ドライバーが病気になったなら、ドライバーを交代させれば良いはずですが、交代ドライバーとして移植された細胞は、まだ運転の仕方を知らない子供のようなものです。手足は自在に動かせますが、運転操作は練習で身につけなければなりません。この練習こそ、リハビリテーションです。残念ながら、再生医療が実現しても、何の努力もなしに元通りになるということは期待しない方がいいでしょう。むしろ、リハビリは益々重要になってくると思われます。
|
黒目に白目がかぶさる? 翼状片(よくじょうへん)Text by 江口眼科病院 小島 正裕
翼状片とは球結膜(白目)が三角状に伸び、角膜(黒目)の上にかぶるようになる病気です。原因ははっきり分かっていませんが、紫外線やホコリなどによる慢性的な刺激といわれています。自覚症状は、初期にはごろごろとした異物感や充血を伴う程度ですが、少し進行してくると角膜がゆがみ、乱視が出てきます。さらに進行してくると視力の低下を認めます。初めのうちは経過を観察しますが、進行してくると手術が必要となります。手術は角膜にかぶった翼状片の切除を行い、さらに再発予防のため、結膜移植や細胞増殖を抑える薬剤の使用、または放射線治療を併せて行います。自覚症状がある、鏡を見て白目がかぶって見える、人によく白目が赤いといわれるなど気になることがありましたら、眼科で相談してみてはいかがでしょうか。
|
メガネを作る時は、先に眼科受診を!!Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
ひとくちにメガネと言っても、遠用なのか、近用なのか、遠近両用なのか、度数決定の際にどこを見たくてメガネが必要なのか、が、とても重要です。日々の診察で、使用中のメガネが見づらいとおっしゃる患者さんがたくさんいらっしゃいます。例えば、パークゴルフをする方で遠くと4~5m先にあるカップが見たいのに、遠近両用の近く部分が30cmにピントが合うようなメガネでは見えるはずがありません。また、車の運転はしないので、テレビなど家の中の物が見えて、新聞が読めればいいという方には中近両用メガネがよさそうです。それなのに、はるか遠くがバッチリ見える強すぎる遠近両用メガネをかけているせいで、頭痛・肩こり・眼痛、しまいには、めまい・吐き気などの眼精疲労(疲れ目)の症状を起こしていることも大変多いのです。ご自分では、十分見えていると思っていても、眼科の診察を受けることによって、60歳を過ぎると多くの方に出てくる加齢性の白内障や失明原因疾患の緑内障・加齢黄斑変性・糖尿病網膜症などを早期に発見することができます。ですから、メガネを作る時には、まずは眼科で視力検査やその他の検査をして目の病気がない事を確認してから、眼鏡処方箋を眼科医に書いてもらい、眼鏡店に行くのがいちばん安心な方法と言えます。眼鏡処方箋の発行に別料金は発生しませんので、お気軽に申し出て下さい。近年のパソコンやスマホの普及により、画面に使用されているLEDが放つブルーライトが直接網膜に到達してしまうことで、目に障害を引き起こすことも分かっています。メガネを作る時には、ブルーライトカットのレンズを選ぶのもよいでしょう。眼科医が、患者さんの年齢・職業と、その方にとって見たい距離はどこなのかを考慮して、心地よい見え方のメガネを処方するためには、患者さんも遠慮なくどういう目的のメガネを希望しているのかを伝えましょう。
|
過敏性肺臓炎という病気をご存知ですか?Text by ききょう内科クリニック 蓮沼 晶子 院長
一般的な肺炎は細菌やウイルスなどの病原体が肺に感染することによって引き起こされる炎症ですが、過敏性肺臓炎はそれ自体病原性や毒性を持たないカビや、動物性蛋白質などの有機物・あるいは化学物質などを繰り返し吸い込んでいるうちに肺が過剰反応を示すようになり、アレルギー性の炎症が生じて引き起こされます。過敏性肺臓炎の症状は発熱や咳・呼吸困難感・だるさなどです。喘鳴(呼吸のたびにぜいぜいする)を伴う方も多く、レントゲン写真上は淡い炎症像を認めます。抗原の多くは患者さんの自宅や職場に潜んでいるため、その環境から離れると症状が軽快・消失し、再びその環境に戻ると悪化します。このような状態が続くと肺に繊維化と呼ばれる不可逆的な変化が生じ、慢性的な咳や呼吸困難感で悩まされることになります。日本でよくみられる過敏性肺臓炎には以下のものがあります。①夏型過敏性肺炎:高温多湿になる夏季に発症しやすく、冬季にはみられません。湿気の多い古い家屋を好むトリコスポロンというカビが抗原です。②農夫肺:北海道や岩手県などの酪農家にみられ、干し草のなかの好熱性放線菌というカビが抗原です。③換気装置肺炎(空調肺、加湿器肺):清掃を怠ったエアコン(空調)や加湿器に生じたカビ類を吸い込むことによって発症します。④鳥飼病:鳩やインコなどの鳥類を飼育している人、あるいはその周囲で暮らしている人に発症します。抗原は鳥類の排泄物にふくまれる蛋白質といわれています。⑤職業性の過敏性肺炎:キノコ栽培業者がキノコの胞子を吸入して生じる過敏性肺炎やポリウレタンの原料であるイソシアネートを吸入して生じる過敏性肺炎などが知られています。北海道では農夫肺・キノコ栽培者の肺炎が多いです。治療法は抗原からの回避とステロイドホルモン剤です。頻度の高い疾患ではありませんが熱や咳などの症状が繰り返される方は過敏性肺臓炎を起こしていることがあります。
|








