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白と緑と黒

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
名前が似ている眼の病気に、白内障、緑内障、黒内障があります。白内障は、眼球の中にある水晶体(カメラのレンズに相当)が濁る病気で、徐々に視力低下を来たします。進行を完全に止める薬剤はまだ開発されていませんが、手術をすることで、低下した視力を取り戻すことが可能です。緑内障は視野が欠ける病気で、末期になると視力も低下します。40才以上では20人に1人の割合で罹患(りかん)していると報告されています。失った視野を回復させる治療法はありませんが、適切な点眼加療で進行を止めることが可能ですので、できるだけ早期に治療を始めることが大切です。一過性黒内障とは、急に片目が見えなくなる、または視野が欠け、数分から数十分で回復する病気です。首や頭の血管に原因があることが多く、神経内科的、脳神経外科的な検査が必要です。
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舌下免疫療法 ~ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の方へ~

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
舌下免疫療法の対象としてダニによるアレルギー性鼻炎が追加になりました。免疫療法とは原因物質(アレルゲン)を投与していくことにより、アレルゲンに暴露された場合に起こる症状を緩和する治療法です。対象は12歳以上の方です。アレルゲン錠剤を舌下に1分間含み、その後服用するという方法で行います。初回は病院で、以後は毎日1日1回ご自身で行います。2週間かけて徐々に増量していき維持量になったら3年以上継続することが必要です。この治療法の注意点は①アナフィラキシーショック等の強いアレルギー反応が起こる危険性がある。②治療医は関連学会の講習を修了している者で副作用発症時に迅速に対応できる医療施設、あるいは対応できる医療施設と連携している医療施設でなければならないことです。興味がある方は耳鼻咽喉科にお尋ね下さい。
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夏場に多い尿管結石の痛み発作

30~50才といった働き盛りの男性に多い尿管結石ですが、近頃の暑い夏場は発汗が多くなり尿も濃縮しがちとなり結石が育ちやすいため、痛み発作に注意は必要です。急に転げ回るような激痛が、下腹部から左右どちらかの脇腹や背中にかけての範囲のいずれかの場所に感じたら、尿管結石の痛み発作の可能性があります。左右どちらかの下腹部だけとか背中だけということが多いです(いわゆる腰痛のようなからだの中心ということはありません)。治療後5年以内の再発率が20~50%と高率なので、予防や再発防止も重要です。まずは十分なカルシウム摂取。昔は結石のもとになるため食べないように言われましたが、逆であることがわかっています。ほかに重要なのが、十分な水分摂取や就寝前2~3時間は食事をとらないなどで尿の濃縮を防ぐことがありますので、参考にしてみてください。
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口臭について

Text by かも歯科クリニック 加茂 勝巳
皆さんは自分の口臭や他人の口臭が気になったことはありませんか?20代の働く男女のアンケートの結果では、あらゆる臭いの中で口臭が最も不快であると答える人が最も多く、86%の人が自分の口臭を気にすることがあると答えています。口臭の存在は、社会生活をしていく上で、一番重要な人間同士のコミュニケーションの障害となります。また、少しの臭いでも気になり始めると、人と接することに消極的になってしまうかもしれません。さらに重要なことは、口臭の存在を放置しておくことは、歯周病の進行を促進してしまうということです。口臭、それはエチケットの問題だけではなく、口腔内の健康を維持するためにはどうしても解決しなければいけない重要な課題なのです。口臭の種類には次のものがあげられます。1.口腔内が原因の臭い歯周病、虫歯、歯垢、歯石、唾液の異常(口呼吸による乾燥など)2.生理的な臭い人間の生理現象(起床時、空腹時、生理の時、緊張した時など)3.飲食物の臭い食べ物が消化吸収され血管の中に入り肺でガス交換されて出てくるもの4.精神的な臭い実際にはそれほど口臭は無いのに気にしすぎている場合5.内科的疾患からの臭いこれらのようにいくつかの原因が考えられますが、9割は口の中に原因があるといわれています。口臭は一日中均一ではなくバイオリズムによって変化します。朝起きたばかりや空腹時、緊張時には口臭は強くなり、飲食をすると唾液が分泌されて口臭は弱まります。また、口呼吸の人は唾液による自浄作用が少なくなるため、口臭は強くなります。口腔内を清潔にすることや歯周病、虫歯を治療することによって口臭の絶対的な強さを抑えることは大切ですが、口臭のバイオリズムを把握し、セルフコントロールできるようにすることが口臭治療の最大の目的と考えられます。気になる方はかかりつけの歯科に相談してみて下さい。
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目元を洗う新習慣! リッドハイジーン!

Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
「ハイジーン」とは「清潔にする」という意味であり、「リッドハイジーン」は「目元を洗う=眼瞼清拭」のことです。皆さん髪の毛を洗う習慣はありますが、毎日まつ毛は洗っていますか?実は目の周り、まつ毛の根元も意外に汚れているのです。目の縁のまつ毛の根元にマイボーム腺という脂肪の分泌腺があり、涙に油分を与えて涙の蒸発予防や、涙の安定を保つ働きをしています。ここに汚れがたまるとマイボーム腺の働きが悪くなり、目のゴロゴロ感・痒み・かすみ・ものもらい・ドライアイ症状などさまざまなトラブルを引き起こします。女性の場合はエクステ・つけまつ毛・マスカラ・アイラインなどで不衛生になりますし、男性も不衛生な状態からマイボーム腺が機能しなくなることもあります。そして不衛生になったマイボーム腺付近には0.4mm以下のまつ毛ダニがすみつくことも多くなります。実際、日本人の5人に1人にまつ毛ダニがいると言われております。まつ毛ダニがいると目の縁が赤く腫れて痒くなったり、まつ毛が抜けたり、切れたりもします。このように、まつ毛の生え際周囲が不潔になると、色々な不調を引き起こすので目の周りを清潔にするリッドハイジーンが大変重要です。目の周りの皮膚は身体の中で1番薄い皮膚で、大変傷つきやすいので、オイルクレンジングなどでゴシゴシこするのは禁物です。女性はなるべく濃いアイシャドウ・アイライン・マスカラ・つけまつ毛・エクステなど控えて、自分のまつ毛が傷まないような手入れをして、近づいて見られても、いつも美しい目の周りの健康を保っていくのがよいと思います。そのためのリッドハイジーンの専用アイテムもあります。目の周りの病気のみならず、美容の面からも大切なリッドハイジーンの正しいやり方などについては、専門医にご相談ください。
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