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コラムを読む

動悸(どうき)-胸がドキドキしたら

Text by 小笹内科医院 小笹 明
動悸とは、胸がドキドキ脈打つのを感じることで、心悸亢進(しんきこうしん)ともいいます。正常者でも不安・興奮・運動時には感じられますが、安静にすると元の状態に戻ります。問題になるのは平静時でも動悸を感じる場合です。安静にしていても動悸を感じる時は心臓病、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症、貧血、発熱時などが考えられます。一番多いのは心臓病によるものですから24時間Holter(ホルター)心電図、超音波検査、胸部X線写真などで心疾患の有無を確認します。血液検査では貧血の有無、甲状腺機能のチェックを行います。また、明らかな器質的(きしつてき)心疾患が無いにもかかわらず強く動悸を感じる心臓神経症があり、鑑別が必要です。動悸は重大な病気が原因になっていることもあり、また原因が分かれば治療により改善しますので、動悸が続く時は病院を受診し精査することが必要です。
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多焦点眼内(たしょうてんがんない)レンズ

Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
白内障手術の最近のトピックは、多焦点眼内レンズが先進医療として2008年に承認されたことです。
従来用いられてきた単焦点眼内レンズは若い頃に見ていたように全ての距離に焦点が合うのではなく、ある一点にピントが合うレンズでした。多焦点眼内レンズは眼鏡無しで遠くの景色が見えると共に、手元の文字にもピントが合う仕組みを有しています。
眼鏡無しで全ての距離が見える訳ではありませんが、遠くと近くが見えることで眼鏡に依存しなくなり、日常生活は非常に楽になります。
多焦点眼内レンズはその精密なデザインから高価であるため保険適応外です。
先進医療を行う施設として認められた医療施設では多焦点眼内レンズ挿入術は自費負担となりますが、手術前後の診療は保険適応となります。
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シルエットリフト〜フェイスラインをすっきりさせる頬の若返り法

頬の弛みを改善する(フェイスラインをすっきりさせる)治療方法として手術によるシワ取り(フェイスリフト)が美容外科ではよく行われました。そして、フォトフェイシャルなど光治療(IPL)と高周波(RF)を使用した3~5回の施術ですぐ化粧ができて日常生活に支障がないフォトRFリファームが行われています。現在では、より早期に自分の目で効果が分かる特殊な糸で頬の弛みを改善させる『シルエットリフト』、自分の血液を利用した細胞成長因子で目の下、口の周囲を改善させる『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療法)』が行われています。『シルエットリフト』は施術後1日程度で化粧、洗顔は可能で、日常生活に支障が少なく、すぐに変化を実感できる方法です。この治療法は、特殊な吸収性のコーン構造と生体に吸収される素材の特殊な糸を用いて皮下組織を引き上げて、フェイスラインをすっきりさせる頬の若返り法です。従来のフェイスリフトより負担が軽く、短時間で優れた引き上げ効果を実現します。術後の随伴症状として軽度の腫れ:2~3日口を開けたときの突っ張り感:1週間随伴症状:刺入点の赤み、青さ、痛みまた、『シルエットリフト』に『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療法)』を併用する方法は、目の下の弛みやほうれい線を改善させる顔面若返りの優れた方法です。治療の流れは、治療が効果的であるかを診察させて頂きます。その上で、ご本人に適した治療方法、その治療経過、注意事項等を説明させて頂きます。治療方法によって、経過、注意事項等が異なりますが、施術はすべて入院することなく、術後患部を15~30分程度安静ののち帰宅できます。詳しくは専門医にお尋ねください。
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乳がん検診には『きっかけ』が必要?

皆さんが病院に行くのは、何か気になる症状がある場合と思います。症状がなければ普通は行きません。検診というのは、症状がない状態で体に異常がないかどうかを大まかに調べるものです。怪しい部分があれば精密検査が必要になります。乳がんになる女性は年々増加しており、生涯において11人に1人が乳がんになると言われています。検査はしておかなければならないと、多くの女性は思っています。しかし、何らかの症状がないと「つい後で・・・」となってしまいがちで、その気持ちも理解できます。乳がん検診の目的は、症状のない、自覚していない状態で早期の異常を見つけ、最終的には乳がんで亡くなる人を減らすことです。欧米に比べ日本での乳がんの死亡率が下がらないのは、「検診」の受診率が低いことも一因と考えられています。家族・親戚や知り合いの人が乳がんになったり、メディアで乳がんの情報があったり、無料クーポン券が届いたりなど、検診には何らかの“きっかけ”があると、受けてみようという気持ちになるのかと思います。現在、多くの市町村では検診クーポンや隔年での検診補助などを行っており、それらを利用するのも良いと思います。また、職場で行う定期的な検診でもいいでしょう。女性にとって、乳がんは常に気をつけなければならない病気になっています。思い立った時に面倒がらずに受けてみてください。また医療者側も、受診者がいつでも気軽に受けることのできる体制をとっていくことが必要と思います。
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プチ脳梗塞をTIA(一過性脳虚血発作)と言います

血液が脳細胞に届くには、心臓から大動脈へと出て行き、大動脈から分かれた頚動脈を通って頭の方へ流れてゆきます。
先が細くなる廊下を心臓から出て行った先が脳細胞と思って下さい。
血液の廊下である血管は、血液が固まらないようにじゅうたんが敷いてある滑らかな道のようです。
血管がきれいで血液がサラサラなら、血は固まることなく流れてゆきます。
ホテルの長い廊下の両側にはいっぱい部屋が並んでいますが、それと同じように、手を動かす脳の領域、足を動かすところ、目で見たことを理解する所など働きの違う脳細胞の部屋が並んでいます。心臓の中で血が固まると心臓から流れ出て脳細胞に行く血管を途中で詰まらせることになります。
あるいは、頚動脈に動脈硬化が強ければ、じゅうたんのはげた状態と同じなので、血管のじゅうたんがはげたところで血は固まりを作ります。
この血の塊が脳への血管をふさいで、その先の脳細胞に血液が届かず、脳細胞が壊れてしまうのが脳梗塞です。
詰まった血管の先が手を動かす領域なら、足は動くし、目も見えるのに片手が動かなくなります。TIAとは脳梗塞の症状がごく軽く出る、梗塞の予告のような病気です。
脳梗塞の症状が1日以内、たいていは、15分程度で良くなります。
ボロッと箸を落として、手が利かなくなったけど、直ぐに良くなった、というような症状の出かたです。
血の塊が小さくて、一旦血管をふさいでも短時間で溶けて流れてしまえば、脳細胞の働きが回復するのです。
軽症で終ればめでたしなのですが、この後に大抵は大きな脳梗塞が起きるので、TIAがあれば、血をサラサラにする薬で、脳梗塞を予防するために治療を開始する必要があるわけです。動脈硬化が進まないようにするには、高血圧や糖尿病の治療が大事ですし、血管には運動が良いです。
ストレスや生活習慣でドロドロ血液になり易くなります。血液がサラサラかは自分の目で見てください。MCファンという器械を使って当院で見ることができます。
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