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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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手のひら・脇の多汗症Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
緊張したときに手のひらや脇にかく汗で悩んでいる方は意外と多いのです。この精神性発汗の異常亢進を掌蹠(手のひら)多汗症や腋窩(えきか)多汗症とといいます。この症状は精神的に緊張しやすいから発汗しやすいのではなく、わずかな緊張でも発汗してしまうという汗の腺の発汗閾値の低さ(汗のかき易さ)が原因で、精神的な緊張を若干和らげた程度の薬剤の内服では症状の回復は難しく、悩んでいるが諦めている方も多い疾患です。汗の腺は交感神経であるコリン作動性神経の刺激で発汗するため、ボツリヌスA型毒素による治療は有効です。この治療は有効期間には個人差はありますが、数カ月の効果があります。この治療は少量の薬液を皮下に注入する方法で、短時間(30分程度)で治療が可能なことです。治療方法、効果期間、治療費、注意事項など十分にお聞きになって治療をお受けになってください。
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スマホ老眼が急増!!Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
人間の目の構造は、カメラに似ています。水晶体はカメラのレンズにあたり、遠くを見る時は薄くなり近くを見る時は厚くなるように調節しています。老眼とは、この調節力が衰えてくる状態で40歳前後から始まります。しかし、最近は近くが見づらい、かすんで見える、夕方になると物が見づらい、頭痛、肩凝りなどの老眼の症状が小学生から30代までの若い方にも出てきているのです。スマホの普及によりスマホゲームをやる人も多く、若い人は1日平均7時間以上、10人に1人は15時間以上もスマホを見ているとの調査結果もあります。こんなに長時間スマホを見ていると、調節力が衰えて老眼と同じ症状が出る、いわゆる「スマホ老眼」になってしまいます。また、下向き姿勢で頬やあごもたるみ、老け顔になるとも言われています。ぜひ眼科で正確な視力検査を受けてみましょう。
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姿勢と眩暈(めまい)Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
眩暈は、体のバランスをとる機能の異常から生じますが、この体のバランスには、耳(内耳というところ)や目の働きに加えて、実は体を支える筋肉も重要な働きをしています。つまり首や背中、足腰の力の入り加減で、体の重心がどちらに傾いているのか、判断されます。筋肉は力を出すだけではなく、どのくらいの力が入っているかの情報を脳に送っています。このために、首のコリや、腰痛から眩暈を生じることがあるのです。手に拳大の石を持ったとき、腕を真っすぐに保つと力を入れなくても安定しますが、手首を曲げたり、腕を傾けると、腕や肩に力が入ります。この状態が長く続けば腕や肩が疲れてしまいます。デスクワークなどでうつむいてばかりいると、首に力が入りっぱなしです。年を取ると、背中が丸くなってきますから、前を見ようとして、アゴが突き出て、首は後ろに曲がります。やはり首の後ろに力が入ります。強い力を入れた後、力の加減がうまくいかなくなった経験があるでしょう。重いものを持った後、字を書こうとするとペンが軽いために文字が大きくなったり、あるいは手が震えたりすることがありますが、長時間、不自然な姿勢を取った後とか、緊張した時間が長かった後など体を支える筋肉群の緊張が異常になり、体がどちらに傾いているのか、分からなくなります。明るくて周囲がよく見えれば、体の傾きは目で分かりますが、夜間、床に就いたときなど、体が沈むような感覚や体が回るように感じたりします。また、トイレに起きて暗い廊下を歩くとき、体の揺れを強く感じる場合があります。このような眩暈はMRI検査や耳検査をしても異常は見つかりません。原因がはっきりしない眩暈の中にはこのようなものがあると思われます。こんな時、筋肉の緊張を正常に戻すために、デスクワークの合間や、就寝前のストレッチをお勧めします。また、そうならないために、日ごろから、正しい姿勢を心掛けることが大事です。
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)の新しい治療Text by 吉田眼科病院 岡田 佳典
高齢化や生活様式の欧米化などに伴ってわが国でも増えつつある、加齢黄斑変性と言う病気をご存知ですか?物を見るために重要なフィルムの役割をしている網膜の中心部を黄斑と言います。加齢黄斑変性とは老化に伴いこの黄斑部に老廃物が溜まり、炎症や出血を誘発し視野の中心が歪んだり欠けてみえたりする病気です。黄斑変性には遺伝性のものもありますが、大部分がこの老化に伴う加齢黄斑変性と言われています。殊(こと)に脈絡膜に新生血管が発生し出血することにより網膜が障害される滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性は、進行が速く急激に視力低下を来(きた)します。この疾患に対し以前より様々な治療が行われてきましたが、近年この疾患で社会的失明に至る高齢者も少なくなく、今まで以上に適応範囲が広く効果的な治療が切望されていると言えるのではないでしょうか。そのような中、現在最も注目を集めている治療方法があります。それは光線力学療法(PDT)です。では、どのような治療方法なのでしょうか?PDTとは光に反応しやすい物質(光感受性物質[こうかんじゅせいぶっしつ])をあらかじめ組織や血管内に取り込ませた上で、その光感受性物質に特定のレーザー光を照射する事によってその物質を活性化させ血管を閉塞(へいそく)または組織を障害する方法の事で、既に肺・食道・膀胱(ぼうこう)・皮膚など、多様な疾患に用いられております。具体的にはベルテボルフィンという光感受性物質を投与後十五分の時点で、レーザーを新生血管に八十三秒間照射するものです。このようにする事で他の組織に障害を与える事なく、脈絡膜新生血管のみを特異的に潰す事が出来るため、先に述べた進行の速い浸出型に有効な治療方法と期待されています。以前このコーナーで取り上げた抗酸化ビタミン・ミネラルやカロテノイドの一種であるルテインなどの抗酸化サプリメントやPDTといった効果的な治療法が次々と施行され、今や加齢黄斑変性は治療可能な疾患に変貌しつつあると思われます。
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春の眼科検診での視力と色覚検査Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
新学期を迎え、眼科医が学校健診のため小・中学校を訪れます。視力検査を含め、目の病気が疑われれば、専門医を受診するようにと書かれた健診の結果用紙を子どもたちは学校から頂いてきます。その中で特に注意しなければならないのが小学校一年生の視力検査の結果でしょう。小学校一年生にとって視力検査は初めての経験で、やり方も良く理解できていないのかも知れません。そのため本来の視力より低く出ただけ、ということもあります。しかしながらこの年齢で検査結果が悪い場合、遠視や乱視が原因のお子さんも多く見受けられます。そして、遠視や乱視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この一年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復出来なくなってしまうこともあるため、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。簡単に言うと、近視は少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントが合った画像が目に入るので弱視になることはありません。それに対し強い遠視や乱視の場合は近くも遠くもピントが合わず、常にぼやけています。いつもはっきりしない画像しか見ていないため、放置するとメガネで矯正しても視力がでない弱視になってしまったり、また、斜視を来すこともあります。色覚検査は現在、希望者のみ行われています。プライバシー保護のため一人一人が別々に検査を受けられるようになっています。先天性色覚異常は男性で5%と、おおよそクラスに1名いる換算になります。小学校に上がると消防車の写生を全員でしたりと色使いにも色覚異常の生徒ははっきりと現れることになります。美術以外の教科でも先生が黒板に書いた字が見づらい、学校の掲示物が読みづらいなどの不具合が出ることもあります。小学生のうちにぜひ色覚検査も受けてみることを勧めます。健康診断で視力検査の結果が悪いときには放置せず、必ず専門医の精密検査を受けましょう。
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