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コラムを読む

乳がん検診には『きっかけ』が必要?

皆さんが病院に行くのは、何か気になる症状がある場合と思います。症状がなければ普通は行きません。検診というのは、症状がない状態で体に異常がないかどうかを大まかに調べるものです。怪しい部分があれば精密検査が必要になります。乳がんになる女性は年々増加しており、生涯において11人に1人が乳がんになると言われています。検査はしておかなければならないと、多くの女性は思っています。しかし、何らかの症状がないと「つい後で・・・」となってしまいがちで、その気持ちも理解できます。乳がん検診の目的は、症状のない、自覚していない状態で早期の異常を見つけ、最終的には乳がんで亡くなる人を減らすことです。欧米に比べ日本での乳がんの死亡率が下がらないのは、「検診」の受診率が低いことも一因と考えられています。家族・親戚や知り合いの人が乳がんになったり、メディアで乳がんの情報があったり、無料クーポン券が届いたりなど、検診には何らかの“きっかけ”があると、受けてみようという気持ちになるのかと思います。現在、多くの市町村では検診クーポンや隔年での検診補助などを行っており、それらを利用するのも良いと思います。また、職場で行う定期的な検診でもいいでしょう。女性にとって、乳がんは常に気をつけなければならない病気になっています。思い立った時に面倒がらずに受けてみてください。また医療者側も、受診者がいつでも気軽に受けることのできる体制をとっていくことが必要と思います。
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それはもしかして胆のうや膵臓(すいぞう)の症状ではありませんか?

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
みぞおちあたりの痛みや不快感は誰もが一度は経験したことのある症状だと思います。そんな時、皆さんはどこが悪いと考えますか?「胃の調子が悪い」と考える方が大多数だと思いますが、本当のところはどうなのでしょうか?病院で胃カメラ検査を受けた結果、胃炎や胃潰瘍など目に見える(この場合は胃カメラで見える)病気が見つかる人もいます。一方見た目に何も異常がない場合は、胃腸運動の機能的なアンバランスからくる「機能性胃腸症」(いわゆる神経性胃炎)という診断名になることが多くなります。しかしみぞおちの症状の場合、ここで超音波検査(エコー)を追加して行うと胆のうや膵臓などに異常が見つかる人もいます。そしてそのような方たちの中には「自分は胃が弱いから」と長年思いこんでいた方が意外に多いのです。人間の体の中で胆のうは胃よりも右側、膵臓は胃よりも背中側にありますが、近接していて同じような場所に症状がでるために上記のようなことがおこります。胃の病気の方が世間一般にはなじみが深いため、病院に行って胃カメラ検査だけを受けて「どこも異常ないですよ」と言われ、なんとなくすっきりしないままうやむやになってしまうことが多いのが実情です。胆のう癌、膵臓癌は癌の中でも特に予後不良でいずれも近年増加傾向にあり、早期発見は大変重要です。また胆石症や膵炎も重症例では生命の危険があるだけでなく、癌を合併する危険性が高まる疾患のため軽視は禁物です。これらは胆のうや膵臓の代表的疾患であり他にも様々な疾患があります。診断は超音波検査と血液検査を組み合わせて行い、異常が見つかればさらにCT・MRI検査なども行われます。必要に応じて精密検査として超音波内視鏡やERCPと呼ばれる特殊な内視鏡検査を行ったり、同時に内視鏡的に治療まで行う場合もあります。このように、みぞおちに症状がある場合は必ず専門医を受診して胃カメラと超音波検査の両方を受けることが大切です。
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白と緑と黒

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
名前が似ている眼の病気に、白内障、緑内障、黒内障があります。白内障は、眼球の中にある水晶体(カメラのレンズに相当)が濁る病気で、徐々に視力低下を来たします。進行を完全に止める薬剤はまだ開発されていませんが、手術をすることで、低下した視力を取り戻すことが可能です。緑内障は視野が欠ける病気で、末期になると視力も低下します。40才以上では20人に1人の割合で罹患(りかん)していると報告されています。失った視野を回復させる治療法はありませんが、適切な点眼加療で進行を止めることが可能ですので、できるだけ早期に治療を始めることが大切です。一過性黒内障とは、急に片目が見えなくなる、または視野が欠け、数分から数十分で回復する病気です。首や頭の血管に原因があることが多く、神経内科的、脳神経外科的な検査が必要です。
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男性の性(5) W杯サッカーと日本人男子の精子

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
この原稿を書いている6月21日現在は、サッカーW杯真っ盛り、日本は初戦オーストラリアによもやの逆転負け、必勝を期した2戦目のクロアチアとは引き分け、3戦目のブラジル戦を2日後に控え、決勝トーナメント出場のためには絶体絶命の窮地に立たされているところです。
僕はサッカーのことはよく分かりませんが、日本の試合を見ていると他国の選手、特に欧米人(オーストラリア人も含む)と比べて、日本選手はおとなしく時には弱々しくさえ見えます。
欧米の選手の、獰猛ともいえるような荒々しさや闘争心が、日本選手には少ないように見えます。
これは同じアジア人種の韓国選手と比べてもそう見えます。
サッカーにかぎらずラグビー・バスケットボール・ハンドボール・アイスホッケーなど相手選手と身体を接触させて競い合う団体競技ではどうも日本は分が悪い。
野球・テニス・バレーボールのような相手選手とぶつかり合うことが少ないスポーツの方が向いているのでは?と思ってしまいます。フランス・スコットランド・デンマーク・フィンランドの各都市と横浜・川崎地区の、性的パートナーが妊娠している健常成人男子の精液検査を比較した報告では、日本人男子の精液量はヨーロッパの4か国と比べて最も少なく、逆に精子濃度は最も高く、精子運動率は5か国中最低だったそうです。
例えて言えば、日本人男子の精子は、狭い場所に密集してあまり動き回らず他の精子と競争しないようにのんびり仲良く暮らしていることになります。
まさに『和をもって尊しとなす』。
少年時代・幼年時代どころか精子時代まで遡ってみてもこれほど平和的な日本人が、何千年にもわたって戦争をし続けてきた狩猟肉食民族に対抗していくには相当の覚悟が必要なのでは?(つづく)
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C型肝炎が、飲み薬で治る可能性があるって本当ですか?

Text by はら内科クリニック 原 信彦
はい、本当です。今年の9月より、ダクラタスビル、アスナプレビルという2種類の薬が発売されました。それぞれC型肝炎ウイルスに直接働き、ウイルスの複製・増殖を阻止する薬剤です。この2種類を併用し24週飲むことで80~90%(※1)の方がウイルス学的に治癒しているという画期的な薬剤です。しかしながらC型肝炎の患者さん全員にはまだ使えません。使用できるのは、ウイルスのタイプがセログループ1(ジェノタイプ1)型で、C型慢性肝炎・C型肝硬変(代償期)の患者さんだけです。そのなかで対象者は、①インターフェロン治療ができない人(貧血・血小板減少症・うつ病・高齢など)②インターフェロン治療を行ったが副作用で治療を中止した人③インターフェロン治療を行ったけど効果不十分でウイルスが消えなかった人です。副作用については、使用した患者さんは、インターフェロン治療より非常に楽だったと話されています(風邪症状、頭痛、肝機能異常、発熱等がありますが、インターフェロン治療よりはるかに副作用は少なく弱いものです)。また、87%(※1)の患者さんが治療を中止することなく完遂できています。ただし、弱点もあります。治療前のC型肝炎ウイルスに変異があると効果が半減することが分かっています。また、インターフェロン治療と同様に高価な治療であるため、国からの補助があります(ウイルス肝炎インターフェロンフリー治療の申請が通れば、1か月の治療費の総額が1~2万円で収まります)。また、今後さらに新しい薬の開発も行われており、期待されております。ただし、現状肝機能障害が進行している患者さんで今回の条件に合わない方は、現在のインターフェロン・リバビリン・シメプレビルの3剤併用療法で90%(※1)近い効果がありますので、やみくもに新薬を待つのではなく、インターフェロン治療を受けることをお勧めします。(※1)日本肝臓学会2014年9月ガイドラインより抜粋
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