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コラムを読む

おりものシートは必要か?

Text by 湯の川女性クリニック 小葉松 洋子
最近診療をしていて気になるのが、おりものシートや月経用のナプキンにかぶれて、かゆみを訴え受診する患者さんが増えていることです。接触によるかぶれは、あてている時間が長くなると症状が出やすくなるため、原因は「おりものシート」だろうと推測しています。月経量が少なくなった日に数日使用する程度ならあまり問題ないのでしょうが、最近は「おりものが下着に付くと嫌だからいつもシートを使う」という女性が増えています。健康な女性は女性ホルモンの影響で膣の中をきれいに保つために、ある程度のおりものはあるのが普通です。きれいなおりものは健康な証拠ですので心配ありません。ただし性経験のある女性は、雑菌や性感染症、子宮癌(がん)などでおりものが増える可能性もあるので、心配な時は婦人科で診察を受けて下さい。
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痛みやシビレとの付き合い方について

Text by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税
この原稿を書いているとき、丁度、東京パラリンピックが閉会しました。日本での開催なので、時差がないため、色々な種目をテレビ観戦できて、大変感動しました。“失われたものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。”これは、パラリンピックの創始者とされるグットマン博士の言葉ですが、今まで、この言葉は知りませんでしたが、神経の病気で機能を失った患者さん達を診てきた私も、同様の言葉を患者さん達に掛けてきました。さて、手足が麻痺して動かせないことだけでなく、痛みやシビレがあることも、機能の喪失と考えられます。つまり、患者さん達は「痛みやシビレのために、○○が出来ない」と訴えます。治療に関わる人間は、様々な方法で、その痛みやシビレを取ろうとしますが、残念ながら、完全に痛みやシビレを取り除けることは多くありません。先日、ある鎮痛薬のパンフレットの言葉に目が留まりました。「痛みがなくなることを治療の目標にせず、痛みはあるけれど、○○ができることを目標にしましょう」というものでした。患者さん達の痛みを無くして欲しいという気持ちはよく分かります。でも、完全に症状が無くなることを目標にすると、得てして不満だけが残り、病気が悪化しているような気になってきます。私は最近、患者さん達に、「痛みやシビレがある」今の状況から、「痛みやシビレはあるけど、○○が出来るようになる」ことを目標にするようにお勧めしています。これはまさしくグットマン博士の言葉と相通ずるものがあるでしょう。病気で出来なくなった状態を嘆き悲しんでばかりいるのではなく、病気の症状を抱えたままでも、出来ることを増やす努力をしていくことが、充実した生活を送るのに役立つと考えるのですが、どうでしょうか。
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喜んでもらえる矯正歯科治療

"輝く笑顔"は、若さと健康の象徴として、周りの人たちにも多くの幸せを与えてくれます。
ちなみに八月八日は、笑い声「ハ(8)ハ(8)ハ」の語呂合わせから、日本不老協会が中心となって発足した「笑いの日を作る会」が一九九四(平成六年)に制定した「笑いの日」です。
日本医科大学リウマチ科の吉野槇一教授のお書きになった論文では、「笑い」の前後一時間で採血し、痛みの変化、炎症を悪化させる物質インターロイキン6(IL―6)やストレスホルモンのコルチゾールの変化を調べてみたところ、全員の状態が改善し効果が見られたと医学的にも報告されているようです。
このように「笑い」は大切で、我々歯科医は、歯並びをよくする矯正歯科治療を通じて患者さんと一緒になり、輝く笑顔を獲得し心も体も健康になるよう努力しております。
矯正歯科を受ける方の心理

子供の歯並びを治したいと、相談される方の保護者の多くは、「このような歯並びは、治した方が良いのでしょうか?」とか「治さなければいけないのでしょうか?」と、よく私にお尋ねになります。
まるで、私が裁判官、患者さんが、被告の立場で、患者さんが有罪と言われるのではないかという恐怖心をもって私の話を聞いているような錯覚に陥ってしまいます。
医療を受けるか受けないかは患者さんの自由意志であり、交通事故などで患者さん自身が判断力がないときや緊急な場合など以外は、特に患者さん自身が決めるべき事です。
もちろん、治療の効果については、今までに治療した患者さんの例などを一緒に見ながら説明しますが、治療法、治療結果についてはそれぞれ違いが出てくることもお話します。
患者さんと私たちが、良好な治療結果に向かってお互いに努力することが大切です。
矯正歯科治療を受けられている方の割合は、10年前の報告ですが大阪地区では「矯正が必要」と思われる人の三~四割程度にすぎず、私が受け持っている中学校では全生徒の10%以下ですので、受けていない方が大半です。
患者さんが治療を自ら「喜んで」始め、当然ですが、治療後に「喜んで」いただけるよう信頼感をお互いに築くよう努力することが最も重要です。
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ドライアイ

Text by 江口眼科病院 森田 信子
「目がショボショボする」「目に何か入っているような感じがある」「起きた時に目が痛い」などの症状を自覚されたことはありませんか?もしかしたらそれはドライアイの症状かもしれません。ドライアイは簡単にいえば乾燥で眼球の表面が不整になり、不快な自覚症状がでる病気です。原因は単純に涙が足りないということだけでなく、涙の蒸発しやすさや、まばたきの度に起こる摩擦、目の表面の炎症などによっても引き起こされます。症状は乾燥感とは限らず、異物感や痛み、かゆみなども起こり得ます。市販の目薬は一時的に症状を軽くしてくれますが、根本的な解決にはなりません。ドライアイ症状の多くは、しっかり点眼治療をすれば改善します。症状が気になっていたけれども放置していた、諦めていた方はぜひ一度眼科にご相談ください。
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貧血に注意しましょう

Text by 北美原クリニック 遠藤 明太
病院にはかかったことがなくても、年一回保健所などで健診を受ける方が増えているようですね。ご自分の健康に気を使われる方が増えているということだと思います。健診でも必ずチェックされる項目に貧血があります。赤血球の下にヘモグロビンという項目があります。このヘモグロビンが男性で十四mg/デシリットル、女性で十二mg/デシリットル未満に下がった状態を貧血といいます。血液がうすくなった状態と考えていただけば分かりやすいでしょう。普通は貧血が進むと息切れや倦怠感(けんたいかん)、さらに動悸、胸痛などが出てくるといわれますが、実際にはヘモグロビンが七mg/デシリットル台でも症状が全くない方もいらっしゃいます。臓器に酸素を運ぶのはすべて赤血球(ヘモグロビンを含む)が行っていますから、貧血になるとすべての臓器の働きに支障がでる可能性があるというわけです。貧血の原因は多岐にわたりますが、日常よくみられるのは鉄欠乏性貧血です。鉄が足りなくなるために起こる貧血です。女性に多く、鉄分を補えば改善が見込めます。ただし鉄剤は吸収をよくするために空腹時に服用するのが原則ですが、おなかの不快感を訴える方も少なくありませんので注意が必要です。さらにお薬が飲めない方には注射剤もありますが、漫然と注射しつづけると鉄過剰になり肝臓の病気になってしまうこともあります。そうならないためにも常に体内鉄量の目安である血清フェリチンを計測してもらうようにすると良いでしょう。また鉄剤を服用すると便が黒くなります。黒くなっても心配はないのですが、あらたな胃潰瘍による出血などを見落としかねない(胃の出血があると便が黒くなる)こともあり注意しておきたいところです。鉄欠乏性貧血以外にも慢性炎症や悪性腫瘍にともなう貧血、さらに白血病を含む血液疾患にともなう貧血などもあり、貧血からたどっていく病気がたくさんあるのです。健康診断の結果をケースにしまいこんだままの方は是非もう一度見直してみてはいかがでしょうか?
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