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美肌と脂肪

低コレステロール食を心がけるダイエットは老化を早めます。「太ること=脂肪」と感覚的に考えている方は多く、簡単に考えて脂肪(油)分が多いと思われる食べ物を避ける傾向があります。体重の減少だけを考えるダイエット、栄養のバランスを考えない偏った食べ物だけをとる食事習慣など、ストレスの多い環境でこのようなバランスの悪い食事習慣は栄養障害を起こし、皮膚のしみ・クスミ、色素沈着など肌の難治性トラブルを起こすことがあります。食事をするときに大切なことは、ただ感覚的に脂肪成分の多そうな食べ物を避けるのではなく、脂肪は選んで摂取することが大切です。脂肪にはいろいろな脂肪酸の形で食べるのですが、中でも選んでとって頂きたい良質の脂肪酸はEPA・DHA(ω[オメガ]3脂肪酸)、オリーブ油、中鎖脂肪酸のオイルです。とくに青身魚(イワシ、サバ)の油ω3脂肪酸は血液をサラサラにしたり、肌の慢性の炎症、乾燥に良いといわれています。健康な美肌のためには野菜、お肉、魚、卵を良質な脂肪で調理した胚芽米食をお勧めします。
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それはもしかして胆のうや膵臓(すいぞう)の症状ではありませんか?

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
みぞおちあたりの痛みや不快感は誰もが一度は経験したことのある症状だと思います。そんな時、皆さんはどこが悪いと考えますか?「胃の調子が悪い」と考える方が大多数だと思いますが、本当のところはどうなのでしょうか?病院で胃カメラ検査を受けた結果、胃炎や胃潰瘍など目に見える(この場合は胃カメラで見える)病気が見つかる人もいます。一方見た目に何も異常がない場合は、胃腸運動の機能的なアンバランスからくる「機能性胃腸症」(いわゆる神経性胃炎)という診断名になることが多くなります。しかしみぞおちの症状の場合、ここで超音波検査(エコー)を追加して行うと胆のうや膵臓などに異常が見つかる人もいます。そしてそのような方たちの中には「自分は胃が弱いから」と長年思いこんでいた方が意外に多いのです。人間の体の中で胆のうは胃よりも右側、膵臓は胃よりも背中側にありますが、近接していて同じような場所に症状がでるために上記のようなことがおこります。胃の病気の方が世間一般にはなじみが深いため、病院に行って胃カメラ検査だけを受けて「どこも異常ないですよ」と言われ、なんとなくすっきりしないままうやむやになってしまうことが多いのが実情です。胆のう癌、膵臓癌は癌の中でも特に予後不良でいずれも近年増加傾向にあり、早期発見は大変重要です。また胆石症や膵炎も重症例では生命の危険があるだけでなく、癌を合併する危険性が高まる疾患のため軽視は禁物です。これらは胆のうや膵臓の代表的疾患であり他にも様々な疾患があります。診断は超音波検査と血液検査を組み合わせて行い、異常が見つかればさらにCT・MRI検査なども行われます。必要に応じて精密検査として超音波内視鏡やERCPと呼ばれる特殊な内視鏡検査を行ったり、同時に内視鏡的に治療まで行う場合もあります。このように、みぞおちに症状がある場合は必ず専門医を受診して胃カメラと超音波検査の両方を受けることが大切です。
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慢性腎臓病

腎臓病は悪くなると、最後には透析治療を受けなくてはならない腎不全になります。透析を受けている患者さんは全国で約30万人います。10年前には24万人だったのと比べると、透析を受ける人はすごい勢いで増えています。北海道で透析をしている人は14500人です。これは全国の1/21で、北海道は透析患者が多いということになります。週に3回、3〜4時間かけて機械で血液をきれいにするのですが、本人にとっても大変な治療です。ですから、内科医としてはなるべく透析が必要な腎不全にならないように、腎臓病を予防しようとしています。腎機能が正常の60%程度に低下していると、透析が必要な腎不全に陥りやすい「慢性腎臓病」と言われます。検尿の異常では、タンパク尿が重要で、尿中のタンパクが多くなるほど腎機能が悪くなるのが速くなります。正常の腎臓では尿にタンパクはほとんどもれません。学校検診では検尿でタンパク尿が出ていないか調べています。腎炎からの腎不全が30年前には多かったので、早くに見つけて治療するようにしたところ、透析に導入される腎炎患者は増えなくなりました。その後、高血圧と糖尿病が原因で透析に導入される人が多くなっています。日本の高齢化に伴う変化です。「高血圧は治療しなくてはならない」と世間に知識が広まり、高血圧の治療薬が発達して血圧が下がりやすくなったため、高血圧が原因で透析に導入される人の数は減少に転じています。そして、最近は糖尿病やメタボリック症候群で腎不全に至る人が多いことから、対策を講じるようになっています。そんな時に始まったのが特定検診です。驚いたことに、慢性腎臓病患者では透析に至るより、心血管事故(心筋梗塞や脳梗塞)で死亡するリスクが高いので、高血圧や糖尿病のように早期発見して治療を開始するのが肝心です。今のところ、特定健診(またはメタボ健診)は受診率が低いのですが、これからの受診率の向上が望まれます。
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口の渇きが気になったら

「最近、食べ物の味が感じられない」「舌ががさついて痛い」「ビスケットやパンが飲み込みにくい」「口臭がする」「ネバネバする」「ニッコリ笑った時に口が戻りにくい」「乾燥する感じが1ヵ月続く」年を取るにつれ、唾液が出にくくなり、口の中の渇き悩んでいる人は少なくありません。口の環境悪化は歯周病や虫歯のリスクを高まめるだけでなく、糖尿病など全身の病気にも関係していることが分かってきました。唾液減少の原因は、加齢より生活習慣にあります。口のうるおいを保つ生活習慣を身につけましょう。口のうるおい保つ生活習慣◎口の中を清潔に。柔らかめの歯ブラシで歯と舌をきれいに洗う◎食事は良くかんで。暴飲暴食はしない◎食事は楽しい仲間とリラックスして◎口呼吸はせずに、鼻で呼吸するように心がけて◎姿勢よく。前かがみにならない◎適度な運動でストレス発散。1日20分ほど歩く
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アレルギー性鼻炎 〜正しくつきあいましょう。

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
アレルギー性鼻炎は発作的に繰り返すくしゃみ、鼻水、鼻づまりを主な症状とする鼻炎です。しかし、残念ながら風邪と考えている方や風邪と診断されて治療されている方がおり残念に思っています。アレルギー性鼻炎は大きく通年性アレルギー性鼻炎(以下通年性)と季節性アレルギー性鼻炎(以下季節性)に分かれますが通年性の原因はダニ、ハウスダスト、カビ、季節性の原因のほとんどは花粉でいわゆる花粉症です。ダニ、ハウスダスト、カビは布団に多く存在しますので通年で夜寝てから朝方にかけて症状があれば通年性を疑います。また,花粉は春先、秋口に多く飛びますのでその時期に症状があれば花粉症の疑いがあります。確定診断には鼻汁中の好酸球の存在を確認し、血液検査で血清IgE検査を調べ原因に対する反応を確認します。治療には①原因の回避、除去②減感作療法③薬物療法など代表的な治療法です。原因の回避、除去は当然として基本となる治療はやはり内服薬、点鼻薬による薬物療法です。花粉症の治療で花粉が飛び始める2週間前から薬物療法を始めると症状が出てから始めるより症状が軽くすみます。通年性は原因が消えることがありませんから原則的には薬物療法を続けることが必要になります。残念ながらアレルギーは治癒する病気ではありませんので上手に薬を使用して症状を緩和することが重要です。鼻は空気中のゴミを取り除き加湿加温して肺に空気を送るという重要な役割がありますのでアレルギー性鼻炎を放置するとその重要な機能が失われてしまいますので風邪を引きやすくなったり蓄膿症(=副鼻腔炎)や中耳炎、嗅覚障害を誘発したり鼻血が出やすくなる、喘息発作が起こりやすくなるなど様々な病気の引き金となります。アレルギー性鼻炎をお持ちの方は基礎的な病気として安定させることは重要と言えます。特に小児では特に蓄膿症、中耳炎の予防し治療するためには押さえておくべき病気です。
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