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扁桃腺(へんとうせん)が大きいと言われたことないですか?Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
一般的に扁桃腺(扁桃)と言われているものは正式には口蓋(こうがい)扁桃といいます。
ほかに咽頭(いんとう)扁桃、舌根扁桃、耳管扁桃という扁桃があります。 その中で特に肥大を起こすものは口蓋扁桃、咽頭扁桃、舌根扁桃です。 扁桃は一定の年齢で大きくなるものです。 口蓋扁桃は7〜8歳、咽頭扁桃は6〜7歳、舌根扁桃は50〜60歳代で肥大がピークになると言われています。では扁桃が大きいとどんな影響があるのでしょうか。口蓋扁桃、咽頭扁桃は幼少期に肥大します。 扁桃肥大が原因となる病気としては睡眠時無呼吸があります。 いびきがひどく、無呼吸があるお子さんは扁桃肥大の可能性があります。 また、舌根扁桃の肥大はちょうどガン年齢と重なるために舌の奥の腫瘍だと思い込み、ガンではないかと不安になってしまうことがあります。 扁桃肥大があるからといって扁桃炎を起こしやすくなるということはありません。 |
C型肝炎をやっつけろ!Text by はら内科クリニック 原 信彦
以前のC型肝炎の治療は、インターフェロンと内服薬の併用療法で、24~48週間インターフェロンの副作用[発熱・全身倦怠(けんたい)感・食欲不振・貧血など]を耐えて治療していました。しかしながら、現在とても良い薬が開発され、内服薬を服用するだけで12~24週でC型肝炎が治る時代になってきています。非常に副作用も少なく、その程度の軽いものばかりです。C型肝炎は遺伝子型で、1型・2型に分けられます。日本人のC型肝炎の70%は、1b型というインターフェロンの効きにくいウイルスでした。2014年7月にインターフェロンを使用しない内服治療薬①アスナプレビル・ダクラタスビルの併用療法が認可され、さらに2015年6月には、第2世代の②ソホスブビル・レジパスビルの併用療法、さらに2015年9月には③パリタプレビル・オムビタスビル・リトナビルの併用療法が認可されました。一方、遺伝子型2型に対しては、2015年3月に④ソホスブビル/リバビリン併用療法が認可されました。各々の国内臨床試験におけるSVR率(ウイルスの消失率)と薬剤の特徴を示します。①の薬剤は、投与期間は24週・治療終了時92%、24週後84・7%、ウイルスの変異に弱い②の薬剤は、投与期間は12週・治療終了時100%のウイルス消失率。高度腎機能障害者には使用できない。副作用も軽微で、最も高頻度の副作用は鼻咽頭炎の29%であり、他には頭痛が7%、全身倦怠が5%、皮膚掻痒(そうよう)が4%程度です。その為、現在の主流のお薬です。③の薬剤は、12週の投与期間、治療終了時91~98%の消失率。ウイルスの変異に弱い④の薬は2型ウイルスに対する唯一の内服治療薬です。投与期間は12週間。治療終了時のウイルス消失率95~98%。高度腎機能障害者には使用できない、といった特徴です。治療の対象も、以前はインターフェロンが効かなかった人など条件がありましたが、現在では非代償性肝硬変(進行した肝硬変の状態)を除くすべてのC型肝炎症例がこれらの抗ウイルス療法の治療対象となりました。いままだ治療に二の足を踏んでいる方は、一度肝臓専門医を受診してはいかがでしょうか?[出典]日本肝臓病学会C型肝炎治療ガイドライン(第5版)2016年5月より抜粋
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ドライアイのあたらしい治療Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
10秒以上まばたきをしないで目を開けていられますか?開けていられない人は、ドライアイの可能性があります。ドライアイは目が乾くことによって疲れやすい、なんとなく見づらい、不快感があるなどのさまざまな症状が現れる病気です。目が乾く原因には、涙の量が少ないため量は充分あるにもかかわらず涙の質が悪いための2つのタイプがあります。健康な目の表面(角膜)は涙の層できれいに覆われていますが、涙の質が悪いドライアイでは短時間で涙の層がくずれて角膜が露出してしまいます。今までは涙の量を補ったり傷を治す治療が中心でしたが、最近ムチン(涙の水分を角膜上に保持するのに大きな役割を果たしている物質)の分泌を増やす点眼薬が処方できるようになり、新たな効果が期待されます。
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不整脈とめまいText by 榊原循環器科内科クリニック 榊原亨
めまいを起こす原因はいくつかありますが、不整脈でもめまいを起こします。不整脈のために起こるめまいは失神の寸前であり、時には突然死の前兆を意味することもあります。脈が非常に遅くなってしばらく心臓が止まる場合や、脈が速くなる不整脈の場合にも起こります。こんな時には、血圧が急激に低下するために脳に血が廻らないのと、全身の脱力が同時に起こり、血の気が引く感じがします。たいていは数秒間でもとに戻り、動悸や冷や汗がでます。数秒で戻らないと意識を失って倒れ、30秒以内に意識が回復します。もっと長く続くと突然死に至る可能性が出てきます。脈が遅くなる不整脈は多彩にありますが、代表的なものは洞機能不全症候群や高度な房室ブロックで、心臓の電線が切れて心室が動かなくなる状態です。3秒以上心臓が止まるとめまいがしてきて、5秒を超えると失神するようになります。10秒くらいの心停止ではけいれんも始まります。自律神経のアンバランスなどの一時的な原因なら治ることも多いのですが、進行する心臓病の場合にはペースメーカー(心臓を電気刺激して動かす機械)を植え込む手術が必要なこともあります。心臓は全身に血液を送り出す水鉄砲のようなものと考えてみてください。たっぷりと水を吸い込んでギューっと押し出すと、たっぷりと水をとばすことができます。これをすごく速くすると、吸う時間もなくなれば押し出すこともできないので、水を飛ばすことはできません。1分間に200回以上の脈になると心臓も血を送り出せなくなり、めまいを起こします。心室頻拍、心室細動と呼ばれる心臓がけいれんするような不整脈では、すぐに自然停止しなければAEDでの電気ショックが必要であり、突然死の原因になってしまいます。正確に診断するためには、めまいの原因に不整脈を疑うことから始まります。心電図や、ホルター心電図と言う24時間の心電図検査が欠かせない検査です。突然の失神で骨折して何年もたってから不整脈に気付くこともあります。このようなめまいや失神には注意をしてください。
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顎関節症(がくかんせつしょう)?Text by かも歯科クリニック 加茂 勝巳
最近、あごが痛くて口が開けられないという方が増えています。口が開けにくい、開けたり閉じたりすると耳の前が痛い、あごの関節が音をたてる。こんな症状を総称して顎関節症と言います。原因として、歯並びや噛(か)み合わせの悪さが考えられます。しかし、歯並びや噛み合わせは良くてもその使い方が悪くて顎関節症になってしまう事があるのです。例えば、食事の時にテレビを見ながら横を向いて食べたり、あまり噛まない早食いや、片噛みすることも原因の一つになってしまいます。悪い姿勢やストレスや緊張による首や肩の凝りが常に続くとそれが原因になる事があります。顎関節症を治すには原因を一つ一つ解消していくことが大切です。しかし、こんな症状のある方は、まずお口の中に原因が無いかどうか一度かかりつけの歯医者さんに相談してみて下さい。
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