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コラムを読む

心配ないです 結膜下出血

Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
少しチクッとした後で、鏡を見たら白目が真っ赤になっていてびっくりしたことはありませんか?これは結膜下出血といって、結膜(白目)の血管が破綻(たん)することにより結膜下に出血が拡がってしまう疾患です。出血は眼の表面だけであり眼内の出血、例えば、眼底出血とは異なり視力に影響を及ぼすことはありません。ほとんどの場合、1~2週間で出血は自然に吸収されます。多くの方がビックリされて眼科を救急受診されますが、心配しなくて大丈夫です。しかし、結膜弛緩(しかん)症といって白目が弛(ゆる)んでまぶたの縁(ふち)に乗り上げてしまう様な症状があると、出血を頻繁に繰り返すため、手術加療を行います。また、目やにが出たり、下まぶたの裏側まで赤く充血している場合は、結膜炎や他の病気を伴っている場合もあり、眼科受診と治療が必要です。
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昔の服が着られなくなっていませんか?

Text by ごとう内科胃腸科 後藤 琢
昔から「ベルトの穴がひとつ増えると寿命が一年縮まる」と言われたように、今日では肥満がさまざまな病気の発症に関わっていることがわかっています。なかでも、内臓のまわりに脂肪がつく内臓脂肪型肥満は高血圧や糖尿病、心臓病、脳卒中、高脂血症などといった生活習慣病の発症に大きく関係しています。肥満を知るには、まずはボディ・マス・インデックス(BodyMassIndexーBMI)を計算してみましょう。BMIとは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で算出される体格指数(肥満度を測るための国際的な指標)のことで、医学的に最も病気が少ない数値として、22を「標準」とし、18.5以下なら「痩せ」、25以上を「肥満」としています。また最近ではウェスト周囲径が男性では85cm以上、女性では90cm以上では内臓脂肪型肥満の可能性が高いとされます。国民栄養調査によると、日本人一日の採取する総カロリーはむしろ減少していますが、食事の欧米化の為に脂肪摂取は増加しているとされています。また内臓脂肪型肥満の増加にともない糖尿病の患者も急増しています。日本人はもともと米や魚を主に食べてきた農耕民族、それほど動物性脂肪を多く摂ってこなかったにも関わらず、高度成長期以降、欧米スタイルの食生活に急激にシフトしたため、この環境の変化に、体が対応しきれていないのです。欧米の映画でファーストフードを三十日間食べ続けるとどうなるかという映画がありましたが、その映画監督は「この映画を作ったそもそもの目的は、これを観た方々に改めて食生活を見直してもらうこと」と話していました。また、親たちが子供や家族の食事に気をつけるようになったり、子供のお手本となるように自らの食べ物にも気を配るようになったとの反響があったとも話しています。日本人も例外ではなく、交通手段の発達等による運動不足や欧米化の食事により肥満は年々増加しており、今や肥満は子供にまで影響が出てきて社会問題にまでなっています。あなたは昔の服が着られなくなっていませんか?ときどき運動、食事を含め生活習慣の見直しをしてみましょう。さあ、怖がらずに体重計に乗ってみましょう。
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高齢者の『てんかん』その2

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
前回、高齢発症の「てんかん」患者さんが、認知症として治療されることがあるということを書きました。今回は、最近、老年医学や認知症診療の専門家の間で話題になっている、もっと分かりづらい、本人はもちろん、そばで見ている家族にも分からない「発作」について書きます。「一過性てんかん性健忘」と呼ばれているものです。主に初老期以降に発症し、短時間から数日にわたって、繰り返し記憶の抜け落ちを示す病気です。この記憶が途切れている期間、患者さんは正常な行動をします。例えば、友人と普通にゴルフをしたのに、後日、その記憶が抜けていることに気付くというものです。しばしば「今日は何曜日?」というような質問を繰り返します。発作が持続する(非けいれん性発作重積と言います)と、記憶のない期間は数日に及ぶこともあります。正常な時と、発作の時とのギャップや、目覚めの頃に発作を起こすことが多いことから、睡眠時に行動異常を起こすことがあるレビー小体型認知症に間違われる恐れがありますが、MRIなどの画像検査や、通常の認知機能検査(記憶力の検査など)では、異常が見られません。そのため、認知症の前段階(MCIと呼んだりします)とされることもあります。脳波検査で側頭葉に異常な波を見つけることが診断の決定打になります。治療は、他の高齢者の「てんかん」と同じように、抗てんかん薬が有効とされています。途切れた記憶が戻ることはありませんが、発作が抑えられれば、記憶が抜けてしまうことは避けられます。ちょっと変わった「てんかん」について書きましたが、アルツハイマー病などの認知症に、「てんかん」が合併することもあります。認知症を疑ったら、認知機能検査やMRIなどの画像検査だけでなく、脳波検査も必要です。
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シェーグレン症候群について

Text by おぐらクリニック 小椋 庸隆
口の中がねばねばしたり、目がごろごろする感じはありませんか?こんな症状があったら、あなたはシェーグレン症候群かもしれません。この病気は中年女性に多く発症し慢性に経過する自己免疫疾患で、主に涙線と唾液(だえき)腺が傷害されます。涙や唾液が少なくなるため目や口が乾きます。患者数は全国で30万人以上といわれています。乾燥症状のほか、関節痛やレイノー現象(指が白くなったり紫色になる)もよく見られ、皮膚、甲状腺、肺、肝臓、腎臓などに異常をきたすこともあります。診断には血液検査、眼科的検査、耳鼻咽喉(いんこう)科[または口腔(こうくう)外科]的検査が必要です。原因不明で完治は難しい病気ですが、症状を和らげる治療法はあります。関節リウマチなどの膠原(こうげん)病を合併している場合もありますので、心当たりのある方はリウマチ内科を受診してみてください。
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糖尿病対策~寒い冬は鍋をたべて糖質オフ

Text by はら内科クリニック 原 信彦
寒い季節がやってきました。忘年会・クリスマス・お正月・新年会等々、1年間で一番太りやすい季節です。糖尿病の方にとっては、最も気を付けるべき試練の時期です。こんなときのおすすめメニューは鍋です。鍋の具材を考えてみましょう。かっこ内は食材100グラムあたりのおおまかな糖質量です。シイタケ(1.4)、白菜(2)、ネギ(5)、豆腐(2)、鶏肉(ほぼ0)、魚(マダラなら0.1)など、どれをとっても糖質が少なく、血糖値が上がりにくい食材です。野菜から、ゆっくりよくかんで食べましょう。特に最初の何口かでかまいませんので、1口20回かむことをおすすめします。これにより少し空腹感も紛れ、早食いの悪癖も改善します。ごま油や肉の脂身をできるだけ避けるとカロリーも低めに抑えられます。鍋の問題は締めのご飯や麺です。ここで一工夫。残った鍋のスープに油が浮いている場合は少し取り除きましょう。市販の鍋のスープは塩分が濃いのでスープを全部飲まないように気を付けてください。また、あまりぐつぐつ煮るとご飯に鍋の中の油分がしみこみ、カロリーが高めになるので、さっと一煮立ちで食べましょう。もずくやワカメなどの海草、お麩(ふ)、細かく切ったしらたきなどを加えることにより、少ないご飯の量でも我慢できると思います。麺類で締めるなら、最近ではスーパーでも低糖質麺が販売されており、これらを使ってみるのも良いと思います。締めが終わって一息ついたら、食後のデザートです。果物は1日1単位が基本です。リンゴ・梨なら半分、柿なら中くらい1個、ミカン中くらい2個が1日量ですよ。最近は果物の糖度も高く、糖度の高い果物は、この目安よりも少なくしましょう。食べるときは、リンゴや梨は小さく切って、半分(1単位)を6切れにして食べた方が、少し食べた感じが増します。そして何よりも重要なのは、起床後の体重測定。とにかく冬の間は、毎日体重測定を欠かさずに!気が付いたら、1~2キロ増えていたなんてことのないように、この冬を乗り越えましょう!
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