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CKD(慢性腎臓病)を知っていますか?Text by 北美原クリニック 遠藤 明太
高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病が脳梗塞や心筋梗塞などの心血管病のリスクを高めることはよく知られています。
しかし腎臓の機能低下が心血管病のリスクになることはあまり知られていませんでしたが、最近ではこのことが大きな危険因子ではないかという考え方が定着してきています。その代表がCKD(慢性腎臓病)です。CKDは「尿蛋白陽性などの腎疾患の存在を示す所見」もしくは「腎機能低下(糸球体濾過量が60ミリリットル/分/1.73平方メートル未満)」が3か月以上続く状態と定義されています。 ここでの糸球体濾過量は年齢と血清クレアチニンから計算される、推算糸球体濾過量(eGFR)を用います。要するに外来で簡単にできる尿検査と血液検査で容易にCKDが判定できるというわけです。CKDは一般に自覚症状に乏しく過ごすと、徐々に腎機能が低下して末期腎不全に進行すると言われています。 米国のデータではありますが、心血管病の死亡群を糸球体濾過量で分けてみると30以下の群は正常群(60以上)に比べ4倍以上多いことがわかっています。 ではどうすればCKDの進展を防げるのか?まずはCKDかどうかの判定をすることが重要です。 さらにCKDのベースには当然高血圧や糖尿病、慢性腎炎や膠原病などがありますので、これらの疾患も見落とさないことが大切です。 特に高血圧ではCKDがある場合、血圧の管理目標は130/80未満と厳しく、糖尿病でもHbA1C(ヘモグロビン・エィワンシー)を6.5%未満に管理することがその進行予防のため必要といわれています。またメタボリックシンドロームには高血圧や糖尿病の初期段階の方を多く含みますので、CKDも当然多く含まれることになります。 ですからメタボリックシンドロームの治療である生活習慣病の改善はCKDでもその進展を抑えるために不可欠であるといえます。日本人では推計ですがCKDが約2000万人いるといわれ、これは成人人口の約18%を占めていますので、今後CKDは大変重要な疾患に位置づけられてくるでしょう。 また症状がないので、CKDと気づかずに生活されているかたも多いと思います。 健診などの血清クレアチニン(Crと記載されている場合もあります)と尿所見をあらためてご確認されてみてはいかがでしょうか。 |
携帯のメールを打つときはドライアイに注意Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
涙は眼球表面全体を覆い、それを潤し、眼を守るバリアとして働いています。涙の量が減ったり成分が変化すると、角膜や結膜が乾燥し、傷つきます。これがドライアイです。といっても、「目が乾く」と感じることより、目が疲れる、目がしょぼしょぼするなどの目の不快感が主な症状です。疲れ目を訴えて眼科を訪れる人の約6割はドライアイが関係しているという調査もあります。目が疲れやすい/目が乾いた感じがする/目がしょぼしょぼする/目がゴロゴロする/目が重い/目が痛い/なんとなく目に不快感がある/目ヤニが出る/目が赤い/まぶしい/目がかゆい/物が霞んで見える/涙が出る。
この中で五つ以上あてはまれば、ドライアイかもしれません。 ドライアイになる原因には次のような要因があげられます。(1)空気の乾燥(秋から冬にかけて空気が乾燥していると、目の表面から涙液が蒸発しやすくなります)(2)瞬きが少ない(読書やパソコン操作に集中していると、瞬きの回数が減ります。最近では携帯のメールを打つときにも多く見られVDT症候群と呼ばれています)(3)コンタクトレンズの装着(コンタクトレンズが水をはじくため、目が乾燥することがあります)(4)シェーグレン症候群(中年の女性に多い病気で、目や口、鼻などの粘膜が乾燥し、関節痛が起きることもあります) ドライアイの治療には、(1)点眼薬で目を潤す(人工涙液や保水効果のあるヒアルロン酸という薬を点眼して直接、眼の表面を潤すことが、ドライアイの基本的な治療法です。なるべくこまめに点眼します)(2)涙点を塞いで涙の排出を減らす(涙を排出する涙点に小さなプラグを差し込んだり、涙点を閉じる手術をして塞いでしまえば、涙を眼球表面に長く留めることができます)(3)フード付き眼鏡の利用(自分の眼鏡にフードを取り付けたり、フード付きドライアイ専用眼鏡で涙の蒸発を防止)などがあります。 |
毛髪薄毛治療と予防Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
毛母細胞が分裂して毛を作り、毛乳頭細胞は血管から栄養成分を送ってもらいながら毛母細胞に指示して毛を作ります。最近、主に10代後半〜40代前半の女性に肥満解消(ダイエット)の気質が広がり、タンパク質、脂肪、ビタミン、鉄、亜鉛、ミネラルなどの栄養不足、それに伴う血行障害、神経・ホルモン障害になる方が増えておりますが、これらの原因を持続的に改善することで、毛髪薄毛治療と予防が可能になります。毛を作るには十分な栄養摂取とそれを運搬する頭皮の血流を良くする必要があります。また、加齢により生じる育毛機能に障害を与えるホルモンを作らせない体調管理も大事です。医師の管理の下、栄養環境を整えた上で診察、治療を受けることにより、改善できる可能性があります(薄毛治療は保険適用外となります)。毛髪はデリケートな環境の中で生きています。気になる方は専門医にご相談ください。
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成人の視力障害原因の第1位は?Text by 江口眼科病院 杉本 哲理
現在、成人の視力障害の第1位は糖尿病網膜症です。糖尿病網膜症は糖尿病に伴う3大合併症の1つで、その程度は様々ですが、場合によっては失明することもあります。眼の網膜は細い血管で構成されていて、糖尿病により血液中の糖分が増え粘度が高くなると、網膜血管がつまってしまいその結果、網膜に血液が循環されなくなります。これが原因となって網膜に出血や浮腫を起こしたり、硝子体に出血を起こし、視力が低下すると考えられています。糖尿病網膜症にならないための一番の予防は血糖のコントロールです。糖尿病網膜症の進行スピードは人それぞれ異なりますが、血糖のコントロールが悪ければ悪いほど、悪い期間が長ければ長いほど、糖尿病網膜症は早く進行することが知られています。また、高血圧や高脂血症も糖尿病網膜症の進行の危険因子であることが知られています。これらを改善するためには内科へ定期通院し、全身管理を継続的に行うことが大事と考えられています。我々、眼科医は採血データの中でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を指標にして、網膜症の進行を予想しています。眼科と内科の連携には糖尿病手帳というものがあり、HbA1cも記載されますので、是非利用してください。糖尿病網膜症は初期には自覚症状に乏しく、視力の低下など自覚症状が出てきた時には病気がかなり進行していることがあり、場合によっては視力の回復が難しいことがあります。しかし、早期から眼科を定期的に受診し眼底検査をしていれば、必要な時点でレーザー治療を行え、病気の進行をある程度予防することが可能です。糖尿病になったら、たとえ自覚症状がなくても、定期的に眼科を受診してください。また、血糖のコントロールが落ち着いていても、糖尿病網膜症は数十年してから発症することもありますので、最近通院されていない方もこれを期に一度眼科を受診されてはいかがでしょうか。
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プラネタリウムと歯科矯正Text by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
まったく関係のない2つの言葉ですが両方とも子供たちのために歯科医となってから興味を持ち勉強し始めたことです。
歯科矯正学は、一般になじみがあまりないと思いますが、唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)の子どもたちを医科大学がない地方都市の函館でも高度な優れた治療を受けることができるように歯科大学を卒業後、口腔外科と矯正歯科の医局での9年、米国・カナダでの口蓋裂治療現場を回り、経験。 その後、函館に戻ってきたわけです。また、プラネタリウムは上映施設のない函館でも子どもたちに自分の技術で見ることができる環境を作ろうと考えて8年前より続けていることです。 両方とも子どもたちに喜ばれている分野ですが、プラネタリウムのほうは、見た子どもから直接、「楽しかった」と言われることが多い分野です。 |








