熱さましの使い方
小児科2008/08/13
インフルエンザが流行すると、高熱で子どもたちが苦しみます。アセトアミノフェンの座薬は、インフルエンザ流行期でも小児に使ってよいとされています。
では、どんな時なら使っていいのでしょう。
熱を下げることは、病気と闘って熱を出すことを妨げるので、使わないで済めばそれに越したことはありません。でも、熱でグッタリ感が強いお子さんは、熱を下げて水分の補給や食事ができると、病気と戦う元気が盛り返してきます。
最初にすることは、水分補給や、わきの下などの冷却、着ているものやお布団などの掛け物の調節です。それでもだめなら、座薬を使うようにしましょう。
高熱が続いても、子どもの脳に重大な影響が出るのは本当に稀(まれ)なことです。
Text by
かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝(
「」掲載)