口腔インプラントの安全・安心を目指して
2012年、公益社団法人日本口腔インプラント学会から「口腔インプラント治療指針」が発表されました。
これは、内閣府から出された「日本21世紀ビジョン」において、国民生活の最大の願いとして「安全・安心」が取り上げられたことにより、同学会がまとめたものです。 内容は多岐にわたり専門的なことが多く書かれておりますが、ここでは、患者さんが受けるべき説明事項について列記させて頂き、実際に説明を受ける時の参考にしてほしいと思います。
①インプラントと入れ歯、ブリッジなど他の治療法との比較や利点、欠点
②インプラント残存率(他の治療法との比較)
③期間
④費用
⑤麻酔法、痛みや手術後の状態
⑥治療の方法やそれに伴う骨移植、軟組織移植などの前処置の有無や侵襲
⑦経過不良のリスクや合併症
⑧経過不良の場合のリカバリー法
⑨回復後の状態
⑩メンテナンスについて
上記のような説明の努力はしていますが、医師と患者さんとのコミュニケーションが良好なことが、安心した治療を受けられる要因の一つでもあります。
何か不明な点や疑問点などがあれば医師やスタッフに聞いて頂き、安心した治療を受けることをお勧めいたします。
また、「口腔インプラント治療指針」は同学会ホームページ上で誰でも見ることができるので、興味のある方は一度検索してみて下さい。