あなたの目の症状、ドライアイかもしれません
「眼が疲れる」、「眼が乾いた感じがする」という症状を感じたことはありませんか?
その症状、もしかするとドライアイかもしれません。
ドライアイは目を守る役割をする涙の量が足りなくなったり涙の性質のバランスが崩れたりすることによって、目の表面に障害(傷)が生じる病気です。
パソコンやTVゲーム、細かい作業によって目が乾いていると感じる時は、まばたきの回数が減少して涙の量が減っている場合があります。
乾燥した目は目の表面に傷がつきやすくなり、そのままにしておくと目の表面だけでなく、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性があります。
重症のドライアイは、中年女性を中心に多く見られる「シェーグレン症候群」を伴っている場合があります。
以下の方は要注意です!
- パソコンを長時間使う方
- コンタクトレンズを使用している方
- 半年以内に屈折矯正手術を受けた方
- エアコンを長時間使う方
- 夜更かしする方
- 旅行や出張の多い方
- 花粉症の方
- 車の運転をよくする方
- ご高齢の方
ドライアイの症状は、目の乾きだけでなく疲れ目、痛み、光がまぶしい、視力が落ちてきた、目が重い、涙が止まらないなど様々です。
それが一過性の不調なのか、眼球の表面に障害が起きているためなのかは、眼科でのきちんとした検査なしに判断することはできません。
放置しておくと知らないうちに症状が悪化し、合併症を引き起こすことがあります。
ドライアイには、専門的な治療が効果的です。おもな治療には点眼薬によるものと涙の排泄口である涙点を閉鎖する方法があります。
ドライアイは生活習慣や他の病気などにより涙の量だけでなく質が変わってしまうことで起こる病気ですから市販の目薬で水分を補うだけでは症状が改善しない場合もあります。
また市販の目薬や水道水による洗眼はかえって病状を悪化させてしまうこともあります。
少しでも気になったら眼科医に相談してみましょう。