眼瞼下垂(がんけんかすい)を治して明るい視界を!!
眼科2020/08/24
眼瞼下垂とは、上まぶたが下がり視界が狭くなり、物が見づらくなる状態をいいます。先天性と後天性があり、後天性では神経・筋肉・腱膜の異常で起こります。アトピー・逆さまつげ・花粉症・長時間のパソコン使用・女性のメイクなどで目をこする人に早く現れます。
症状が悪化すると、額の筋肉を使って、まぶたを上げようとするため、額のしわも深くなるし、首から肩にかけての筋肉も緊張し、頭痛・肩こり・吐き気・めまいなども起きてきます。
視界を邪魔するほどの下がり具合の場合は手術が必要となることがあります。手術後1週間で傷も落ち着き、まぶたが自然に上がるようになり、視界が明るくなります。
チェック方法として、目をつぶり、両人さし指で両方の眉毛の上を強く押さえて、まぶたがうまく開かなければ、眼瞼下垂の可能性があります。眼瞼下垂手術を行っている眼科を気軽に受診し、相談して下さい。
Text by
藤岡眼科 藤岡 聖子(
2020年8月24日 「北海道新聞みなみ風」掲載)