医療レーザー脱毛
形成外科2019/09/24
レーザー脱毛はレーザー(ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、Nd:YAGレーザー)を当てると、メラニン色素を多く持っている毛はレーザーエネルギーを吸収し熱を発生し、その熱で毛包の幹細胞(毛を造る工場)が破壊され毛が生えなくなる原理です。
できるだけ効率よく毛包幹細胞を破壊すると同時に毛の周囲組織が損傷されないようにすることが重要です。
そのためには強力なエネルギーを非常に短時間(1/1000秒程度)に照射しながら痛みを軽減するために皮膚表面を冷却しながら行います。医療レーザー脱毛は毛が白くなければ必ず毛は減っていきます。
しかし、永久でも完全でもありません。その理由はshock lossといってストレスのため、また、ホルモンの関係で長期間毛が生えなくなる方がいらっしゃるためです。
痛みを軽減するために接触型の冷却装置や冷却ガス噴霧装置の皮膚表面冷却を同時に行い、わきの場合は5~10分程度の施術時間です。
Text by
五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二(
2019年9月24日 「北海道新聞みなみ風」掲載)