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翼状片(よくじょうへん)について

眼科2019/08/19

 「黒目の一部が濁ってきた」「白目の目頭側がいつも充血する」というようなことはありませんか?それは「翼状片」という病気かもしれません。翼状片とは、結膜(白目の表面を覆う半透明な膜)が、角膜(黒目)の中心に向かって入り込んでくる病気です。症状は初期のうちは充血や異物感、進行すると乱視の進行、視力低下を来します。

 原因は明らかではありませんが、農業や漁業などの屋外で働く人に多く、紫外線が関係しているとされています。

 初期のうちは経過観察で問題ありませんが、進行した場合には手術が必要となります。手術は局所麻酔で行い、角膜(黒目)に入り込んだ翼状片を切除します。

 手術時期が遅れると、手術をしても見づらさが残ってしまうこともあるため、気になる方は一度眼科受診をお勧めします。


Text by 江口眼科病院 井関 萌( 2019年8月19日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

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