お肌の老化予防と美肌を維持するための『メディカルエステ』エレクトロポレーション/ソノフォレーシス
痛みなく、高分子のアミノ酸、胎盤エキスなどを導入することができるエレクトロポレーションとビタミンA、ビタミンCなどを導入することができるソノフォレーシスが、お肌の老化予防と美肌を維持することで注目されています。
30~40代の女性に多く見られるシミシワの原因は紫外線、老化などがありますが、多くの方に女性ホルモンのアンバランスや肌のビタミン、ミネラルの不足が関係しているといわれています。
エレクトロポーションやソノフォレーシスを施行することによってお肌の栄養環境が変わり、顔全体、特に冬の目の周囲のしみ、しわ、乾燥に効果があります。
また、光治療やレーザートーニングなどのシミシワの治療前や治療後にエレクトロポレーションやソノフォレーシスを行うと、より良い効果と治療後の効果の持続が期待できます。
糖尿病あれこれ その2
冬になると運動の機会が減ります。
雪国ならではの悩みですね。
対策としては
①比較的大きなスーパーやショッピングモールへ買い物に行きましょう。
陳列棚を眺めながらゆっくりと歩けば、気が付いたら20分程度は歩けます。
気を付けるのは、さすがにショッピングセンターですから、買いすぎないこと。
また、冬はインフルエンザがはやりますので、マスク着用と帰宅時のうがい手洗いは必須です。
歩くことに関して、職場まで片道10分未満しか歩いていない人に比べると、20分以上歩いている人は糖尿病になりにくいことがデータで示されています。(マイナス27%)(※1)
②雪かき
これもいい運動にはなるのですが、ヒートショックにご用心。
通常起床直後に窓の外をみて、雪かきを始める方が多いと思います。
起床後、暖かい室内から急に寒い外に出ると血圧が急上昇。
運動により心拍数も増え、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしたり、汗をかくくらい雪かきをしますと、運動により血圧が低下し、めまいをおこして倒れることもあります。
糖尿病の方は、お薬を飲んでいる場合、空腹で雪かきをしますと、低血糖になり、倒れやすくなります。
ちゃんと暖かい服装に着替え、温かい飲み物で水分を補給してからにしましょう。
理想的には、朝食後に行うのが食後の血糖も下がり効果的です。
話ががらっと変わりますが、最近話題なのは、糖尿病患者には、がんが多いということ。
糖尿病でない人を1としたときの、糖尿病の人のがんによる死亡の危険性(※2)は、がん全体1.26倍、肝がん2.05倍、大腸がん1.41倍、甲状腺がん1.99倍、腎がん1.84倍、前立腺がん1.41倍、卵巣がん1.60倍、子宮体がん2.73倍、乳がん1.72倍、膵臓がん1.53倍、胆嚢がん1.33倍、胆管がん1.41倍、悪性リンパ腫1.39倍ということが分かってきました。
特に肝がんは原因が脂肪肝によるものが増えてきており、注意が必要です。
春の健康診断では積極的に胃カメラや腹部エコー、便潜血反応や大腸内視鏡検査等、ないがしろにせず積極的に受けてみましょう。
(※1)Sato KK, etal.Diabetes Care.2007 30 2296‐2298
(※2)Chen Y, et al.Diabetologia.2017 60 1022‐1032
高血圧気味と医師から指摘されました。どのようなことに気をつけるべきでしょうか?
まずは生活習慣の見直し・改善が重要です
リラックスした家庭での血圧測定も大切です 高血圧はほとんどの方が症状がないので、サイレントキラー(静かなる殺人者)ともいわれています。
血圧が高いのをそのままにしていると、脳卒中、心筋梗塞、心疾患、慢性腎臓病などの罹患率及び死亡率が高くなります。
このような合併症を起こしてから加療を開始しても後遺症が残ったりしたままの生活を余儀なくされたり、脳卒中などであれば寝たきり状態、半身麻痺などになり、非常に生活の質が低下する場合があります。 血圧高値は、最近話題となっているメタボリックシンドロームの要素のひとつでもあります。
高血圧はわが国では約4000万人いるといわれています。ある調査によると、30歳以上の日本人男性の47%、女性43%が血圧高値または降圧薬内服中といわれています。
つまり中年者以後の約半数が高血圧といわれることになり、珍しい病気ではないのです。
高血圧は本態性高血圧と原因が明らかである二次性高血圧に分けられます。
本態性高血圧とは原因が明らかである二次性高血圧を除外した原因不明の高血圧で約90%が本態性高血圧といわれています。
原因がハッキリしている二次性高血圧については原因加療が主体となりますが、原因不明の本態性高血圧は血圧管理が必要となってきます。
高血圧症はそのほとんどの人がほぼ無症状であり、健康診断や他の病気で病院を受診した際の血圧測定で発見されることが多いようです。 現在の高血圧の基準は2009年のガイドラインによると、下記の表のようになっています。
高血圧と診断されれば、すぐに薬の加療をしなければならないということではありません。
まず大事なのは生活習慣の改善です。減塩(6g/日未満・現在の日本人は約11g程度摂取しているといわれています)、適度な運動、節酒、禁煙です。
これらの生活習慣を改善しても血圧高値が持続するようであれば、薬による加療が必要と考えられます。
現在血圧に対する内服薬はさまざまな種類があります。血圧の薬も徐々に新しくなり、現在は1日1回の内服薬でよい薬、合剤といって異なる種類の薬を一粒にした薬も増えてきており、以前に比べ内服の継続もしやすくなってきています。
健康診断で血圧が高いといわれたことのある方は、ぜひ家庭での血圧を測定してみてください。
健康診断などでは緊張などで血圧が高くなっているだけの方も多いのです。
家庭での血圧が高ければ、減塩、適度な運動などの生活習慣の改善をしてみてください。
それでも血圧高値が持続するようであれば、合併症が起こり、あとで後悔する前に医療機関への受診をお勧めします。
それはもしかして胆のうや膵臓(すいぞう)の症状ではありませんか?
みぞおちあたりの痛みや不快感は誰もが一度は経験したことのある症状だと思います。
そんな時、皆さんはどこが悪いと考えますか?
「胃の調子が悪い」と考える方が大多数だと思いますが、本当のところはどうなのでしょうか? 病院で胃カメラ検査を受けた結果、胃炎や胃潰瘍など目に見える(この場合は胃カメラで見える)病気が見つかる人もいます。
一方見た目に何も異常がない場合は、胃腸運動の機能的なアンバランスからくる「機能性胃腸症」(いわゆる神経性胃炎)という診断名になることが多くなります。
しかしみぞおちの症状の場合、ここで超音波検査(エコー)を追加して行うと胆のうや膵臓などに異常が見つかる人もいます。
そしてそのような方たちの中には「自分は胃が弱いから」と長年思いこんでいた方が意外に多いのです。 人間の体の中で胆のうは胃よりも右側、膵臓は胃よりも背中側にありますが、近接していて同じような場所に症状がでるために上記のようなことがおこります。
胃の病気の方が世間一般にはなじみが深いため、病院に行って胃カメラ検査だけを受けて「どこも異常ないですよ」と言われ、なんとなくすっきりしないままうやむやになってしまうことが多いのが実情です。 胆のう癌、膵臓癌は癌の中でも特に予後不良でいずれも近年増加傾向にあり、早期発見は大変重要です。
また胆石症や膵炎も重症例では生命の危険があるだけでなく、癌を合併する危険性が高まる疾患のため軽視は禁物です。
これらは胆のうや膵臓の代表的疾患であり他にも様々な疾患があります。 診断は超音波検査と血液検査を組み合わせて行い、異常が見つかればさらにCT・MRI検査なども行われます。
必要に応じて精密検査として超音波内視鏡やERCPと呼ばれる特殊な内視鏡検査を行ったり、同時に内視鏡的に治療まで行う場合もあります。
このように、みぞおちに症状がある場合は必ず専門医を受診して胃カメラと超音波検査の両方を受けることが大切です。
男性の性(15)
前回2回は「飽食と好色は両立しない」、平たく言うと、いつも腹一杯食べているとオトコの性欲・性衝動は減退するのではないか、という文豪:開高健の名作『夏の闇』の言葉をとりあげてみました。今回は、飽食の、性機能・特に勃起機能に対する影響を考えてみたいと思います。
ここ数年、ED(勃起障害)という言葉が世間でも少しずつ知られてきているかもしれませんが、正確にはEDは『勃起の発現あるいは維持が出来ない為に満足な性交が出来ない状態』(米国国立衛生研究所)と定義されています。
つまり性交を試みても陰茎が勃起しないか、あるいは勃起しても途中で硬くなくなる(いわゆる中折れ)ため、射精まで至らない状態です。
EDにはいろいろな種類がありますが、陰茎の血管・神経が原因のタイプは、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満などが危険因子と考えられています。
そしてこれらの危険因子は塩分の取りすぎ、カロリーの取りすぎ、運動不足などが原因なので生活習慣病・メタボリックシンドロームなどと最近呼ばれています。
飽食によるカロリーの過剰摂取は肥満となり、体を動かすのが面倒になると運動不足からさらに肥満も進み、過食(塩分・カロリーの過剰摂取)が改まらなければ生活習慣病・メタボリックシンドロームもさらに重症化するという悪循環に陥ります。
これらは従来は中高年になってからの病気といわれていましたが、近年、30歳代の若年者にもしばしば見られるようになりました。
特に、高血圧・糖尿病・高脂血症は自覚症状に乏しく、自分では気がつかないうちに重症となっていることも多い病気ですが、EDは比較的早くから自分で気がつく症状といえます。
現代のような飽食の時代が続くと、将来はオトコの性欲はどんどん減退してゆき、たまに性的に興奮しても今度は陰茎が使い物にならない、などという笑い話では済まされない事態が起きないとも限りません。(つづく)
多重人格障害について
ある人が突然別の人としてふるまい、もとにもどった時にそのことを覚えていないならば、その人は多重人格と呼ばれます。(もちろん、酒乱の場合や統合失調症などの場合にはこう呼ばれません)。この場合の「別の人」のことを交代人格と言いますが、大体5人程度が普通です(数十人とか、百人というような報告もありますが、疑問です)。多重人格になる人は、小さいころにたいへんつらい思いをしていることが多いと言われています。
経過、予後を考える場合、ごくかんたんに言うと、二つのタイプがあると考えるのが分かりやすいようです。一つは小さいころのつらい思いの記憶やイメージが知らないうちにその人を苦しめ、成長のじゃまをしている場合です。この場合にはむしろ交代人格と積極的なコミュニケーションをとる治療法がとられます。そこを乗り越えることで再び成長が始まり、社会適応も良くなるというわけです。
もう一つは、今までそなわっていたように見える能力が失われてしまっている場合です。基本的な日常の生活リズムさえも保てなくなってしまうことがあります。また、実現できそうにない願いを交代人格が満たそうとするような場合もあります。このような場合には、急がずに、長期の治療に取組むことが必要になります。
薬物療法としては精神安定剤、抗うつ剤、気分安定薬などさまざまな物が使われますが、残念なことに特効薬はなく、どちらかというと補助的な役割になります。
どちらのタイプにおいてもご家族や友人などのしっかりした支援が必要とされます。
支援とはいっても、ただじっとそばにいてあげる、見守るということもありますし、場合によっては見方や考え方を変えなければいけなくなったりすることもあって、なかなか大変なわけですが、このような支援があって初めて治療の効果が期待できるように思います。
私、納豆食べてもいいですか?
「先生、私は納豆が大好きなのに一生食べられないのですか?」と、Aさんは不満そうに聞いてきました。
どうやら診察前の待合室で「あなたも血液をさらさらにする薬をのんでいるんだから、納豆はダメよ」と世話好きな友人から言われたとのことでした。
このAさんのように血液をさらさらにする薬=抗血栓症薬をのんでいる人で、食事内容の事で悩んでいたり、また誤解をしている人は決して少なくないようです。
現代の医療において抗血栓症薬は最も有用な薬剤の一つであり、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾病の治療や予防に欠かすことのできない薬剤となっています。
抗血栓症薬には大きく二種類あり、抗凝固薬と抗血小板薬とがあります。
抗凝固薬の代表的なものにはワルファリンがありますが、それを服用している人が、ビタミンKの豊富な食材、たとえば納豆、青汁、クロレラ、海草、濃い緑色の緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草など)を食べてしまうと、服用したワルファリンの血液中濃度を低下させ薬効を減弱させてしまいます。
このことを心配しすぎて全ての野菜をほとんど食べなくなる人がいますが、それではかえって健康によくありません。普通の野菜は問題ありませんし、緑黄色野菜でも量を控えめに食べるのであれば大丈夫です。
しかし、納豆は腸内でビタミンKを産生する働きがあリ少量でも影響は大きいので食べてはいけません。
もう一方の抗血小板薬にはいくつかの種類があります。最も代表的なものにアスピリンがありますが、その他の抗血小板薬も近年有効性が証明されるようになりたくさんの人に処方されています。
これらの抗血小板薬の作用はビタミンKに影響されないので、納豆や緑黄色野菜などをたくさん食べても全く問題ありません。
このように「血液をさらさらにする薬」には、大きく二種類があり、基礎疾患の違いによって有効な方の薬が選択されます。
Aさんのように、何を食べてはいけないのか悩んでいる人は、自主判断せずに主治医の先生に一度聞いてみることが大事です。
男性の性(2)
−染色体的性の決定−
ヒトがオトコになるかオンナになるかは、精子が卵子と受精した瞬間に決まります。
卵子の染色体はどれも22+Xですが、精子の染色体は22+Xと22+Yの2種類あって、22+Xの精子が卵子と受精すると受精卵は44+XXでオンナになり、22+Yの精子が卵子と受精すると受精卵は44+XYでオトコになります。
つまり、受精卵がオトコになるかオンナになるかは精子によって決まるわけで、X染色体を持った精子ならオンナ、Y染色体を持った精子ならオトコ、ということになります。
昔、歌手のちあきなおみは“X+Y=LOVEという歌の中で、『X、それは貴方、Y、それは私、プラス、イコール、ラブ、ラブラブアイラブユー〜(作詞:白鳥朝詠)』と歌いヒットさせました。
“喝采”が大ヒットしてレコード大賞を取るずっと以前の、まだセクシーアイドル路線で売り出していた頃だと思います。
またプロレスの世界では“ミスターX”という覆面レスラーがたびたび登場し(複数いたらしい)、どうも世間では“X=オトコ”というイメージが強いようですが、染色体的にいうとYがオトコなのであります。
ー性器的性の決定ー
染色体によりオトコと決定された受精卵はその後、お母さんのお腹の中(胎内)で成長していくわけですが、その間、男性ホルモンやある種の女性化抑制物質(ミュラー管抑制物質)により、性器は男性型へと発達していきます。
逆に言うと男性ホルモンや女性化抑制物質が正常に分泌されないと、いくら染色体的にはオトコでも性器は女性型となってしまいます。
なかなかオトコになるの大変なのであります。
通常、胎生12週ぐらいで男性器が形成され男女の区別がつくようになります。
ただこの時期、外性器(陰茎・陰のう)はそれらしき形をしているものの、陰のう内にまだ精巣(睾丸)は無く(胎生12週では睾丸は腹腔内にある)、胎生30週くらいになってやっと、精巣(睾丸)もあるべきところー陰のうーに納まり、外見的にはこれでようやくオトコが完成します。
では、なぜオトコだけが股間にあのようなものをブラブラさせているのでしょう?(つづく)
風に当たると涙が出てきます
空気が冷たくなる冬場や風が強くなる春先になると、外出時に涙が増えるという方が多くなります。
涙は涙腺(るいせん)から出てきて目を潤すと、目頭にある涙点(るいてん)から鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の穴に捨てられます。そのどこかが狭くなると涙目になってしまいます。また、白目の表面の結膜(けつまく)がたるんでくると涙点を抑えて涙目になったり涙がくっつくので不快感が出てきます。
治療法としてはまず涙の量を減らす点眼薬を使ったり、風が目に当たらないようなカバーの付いた保護眼鏡をかけてみます。
涙点や鼻涙管が狭い場合には切って広げたり、シリコンチューブを入れて狭くなっているところを広げる手術をします。
白内障の方は目がぼやけるのを涙のせいに感じる場合もあります。
インターバル速歩で健康増進!!
今年の函館は雪が多く外出の機会を奪われてしまった方も多かったのではないでしょうか。
そんな雪もすっかり解け、外出やウォーキングを楽しむのに気持ちの良い季節になってきました。
そこで今回は、通常のウォーキングに比べ効率よく肥満解消、筋力アップ、高血糖や高血圧の改善につながると言われている「インターバル速歩」をご紹介したいと思います。「インターバル速歩」とは、信州大学大学院学系研究科の能勢博教授が提唱しているウォーキング方法です。
お仕事が忙しくなかなか運動に時間がさけないという方、毎年ウォーキングをしているけれどなかなかダイエット効果が表れないという方、ぜひ「インターバル速歩」に挑戦してみてください。
◎「インターバル速歩」の実践方法
①早歩き(3分)ゆっくり歩き(3分)を1セットとして5セット繰り返します。
②週4回以上合計120分以上を目標に行なってみてください。
③しっかり効果を得るためには正しい姿勢で行なうことが大切。胸を張って大きく腕を動かします。前に振り出すことより後ろに軽く引くことを意識してみてください。
早歩きの速さの目安は「その人の体力や年齢によって変わってきますが、『ややきつい』と感じる程度がよいでしょう」(能勢教授)。
3〜5分歩いたら少し息が弾む程度、また誰かと一緒に歩くのならば、会話ができるくらいのペースがひとつの目安となります。
最初3分の早歩きはきつすぎると感じる方は1分または2分のインターバルからスタートしてみてください。
◎屋外歩行は自信がないという方にはこんな方法も!!
屋外歩行が困難な方やちょっと自信がないという方は、お家の中で「インターバル足踏み」から実践してみてはいかがでしょう!!
実践方法は同じです。早いリズムでの足踏み(3分)と、ゆっくりした足踏み(3分)を交互に繰り返してみてください。
足踏みでもちょっとバランスを崩してしまいそうという方は、椅子に座っての足踏みでもOKです。
皆さんそれぞれ方法やペースでぜひ実践してみてください。
2週間の継続で体重減少しはじめ、5か月の継続で筋力・持久力が10%向上し、高血圧、高血糖、肥満の症状が20%改善すると言われています。
継続は力なりですね。









