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お薬の管理について

その他2018/07/30

 お薬の管理はどのようにしていますか?

 長期にわたり通院や複数の医療機関に通院している方は、お薬の種類も多くなりがちです。

 通院がなかなかできないから、とたくさん処方してもらって、たくさんのお薬が残っていませんか?

 お薬の中には湿度が高い状態を苦手にしているものもあります。自宅での長期間の保管はお薬の性状を変える可能性もあります。

 一度残っているお薬を確認してみてください。

 また、医療機関を受診する際は「お薬手帳」を必ず持参してください。
お薬の重複やよくない飲み合わせを未然に防止でき、より安全にお薬を処方することができます。

 この「お薬手帳」にはドラッグストア等で購入した一般用医薬品や健康食品なども、自分で記載しておくと受診時に、よくないお薬の組み合わせや食べ合わせが思いがけず見つかることがあります。

 「お薬手帳」は、いつも携帯してください。
旅行先で病気になった時や災害時に避難した時、また救急外来を受診した時などに飲んでいるお薬を正確に伝えられます。
また飲んでいるすべてのお薬を「1冊に」記録することが大切です。
病院ごと薬局ごとで別々に「お薬手帳」をもらっている方は、一冊にまとめましょう。

 お薬の管理が難しく、飲み忘れや、飲んだことを忘れて2回服用してしまうことはありませんか。
また、きちんと内服できていても、毎日の管理が大変と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

 お薬の管理が自分で困難な場合は、薬剤師がご自宅に訪問してお薬の設置支援を行うことも可能ですし、介護サービスをうまく利用して服薬介助を受けることも可能です。

 また処方日数や剤型等の変更が可能なことがありますので、まずは主治医に相談してみてださい。


Text by 北美原クリニック 秋濱 寿賀子( 2018年7月30日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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