糖尿病と診断されたら、すぐに眼科受診を!!
眼科2016/12/12
食生活の欧米化により、日本では約950万人の糖尿病患者がいます。
そのうち糖尿病網膜症を発症している人は、約140万人です。
この網膜症は、大変恐ろしい合併症です。
なぜならば、初期では全く自覚症状が無いために、かなりの眼底出血が起きて、視力低下してから初めて気付くからです。
実はそうなるまで、眼科を受診しない方がほとんどです。
視力低下してから受診して、治療方法がある方もいますが、「時すでに遅し!」と眼科医が思うほど悪化している方も多いのが現実です。
そうなると、レーザー光凝固術や手術などで治療をしてみても、網膜症の悪化がすでに進行していて、治療のかいなく失明の一途をたどる方もいます。
糖尿病網膜症は中途失明3大原因の一つです。
糖尿病と診断されたら、すぐに眼科を受診して、一度眼底検査を受けて下さい!
早期発見、早期治療は、あなたの目を救います!!
Text by
藤岡眼科 藤岡 聖子(
2016年12月12日 「北海道新聞みなみ風」掲載)