歯科金属アレルギー
歯科2016/12/05
歯科治療では銀歯や入れ歯の金具等にいろいろな金属が使われます。
ネックレスやイヤリングや時計等でかぶれたりする方は金属アレルギーの可能性もあり注意が必要です。
口の中に入れた金属にアレルギーがあっても口の中がただれたりせずに、離れた部位の皮膚や粘膜に湿疹やかさぶたができる事があります。
原因である金属を取り除かなければ症状はなかなか治りません。
医療機関で検査をしてアレルギーがあると分かった金属は使わないようにする必要があります。
かわりにプラスチックやセラミック等の材料を使います。
これらは健康保険がきかない事が多いです。
今春の保険改正で歯科用金属にアレルギーがある方の大臼歯のプラスチック冠に保険がきくようになりました。
ただし医療機関との連携が条件になっています。
お困りの方は相談してみて下さい。
Text by
吉田歯科口腔外科 寺崎 誠治(
2016年12月5日 「北海道新聞みなみ風」掲載)