大人のメガネ
眼科2016/09/05
屈折異常の種類は主に3種類あります。
最初は近視。
近視は、遠くはぼやけますが手元ははっきり見えます。
現代の生活では近くを見ることの方が多いため、メガネが不要な状況も多いです。
メガネをかけたまま近くの作業をしていると逆に疲れやすいかもしれません。
ただし、自動車の運転時は遠くをはっきり見るため、必ずメガネを使用して下さい。
二番目は遠視。
遠視の方は、子供の頃の視力が2.0~1.5で、目に自信を持っていることが多いです。
でもそれは、若い時の柔軟性が遠視を打ち消していただけで、物を見るためには過剰な緊張が必要です。その緊張が、眼の奥が痛い、肩こりなどの原因になります。
症状がある方は、メガネを常用しましょう。
最後は乱視。
比較的視力に影響しませんから通常メガネが不要です。
度が強い場合は視力低下、疲れの原因になるのでメガネの使用を考慮するとよいでしょう。
Text by
くどう眼科クリニック 工藤 勝利(
2016年9月5日 「北海道新聞みなみ風」掲載)