老眼とうまくつき合う
眼科2016/04/04
眼科で仕事を長年してきましたが、自分もようやく老眼について語れる年代になりました。
加齢で眼の中のレンズを厚くすることが難しくなり、近くが見づらい、離さないとピントが合わないなど、誰にでも訪れるのが老眼です。
改善策はメガネ、遠近両用や老眼鏡を使うことで近くにピントを合わせてあげることです。
近くといっても新聞、スマホ、パソコンなど、おのおの目的の距離が違うので自分が重要視する距離を意識してみましょう。
コンタクトの人は遠近両用コンタクトを試すかコンタクトの上から老眼鏡など幾つか方法が考えられます。
最近、介護職で遠近両用コンタクトを試したいという方が何人か来院されました。
施設利用者の爪切りや入浴介助などメガネでは支障があるようです。
どうやって老眼とうまくつき合っていくか、職業やライフスタイルで選択肢はさまざまだと思いますのでぜひ、眼科で検眼し相談してみてください。
Text by
くどう眼科クリニック 釜石 清隆(
2016年4月4日 「北海道新聞みなみ風」掲載)