自分の血圧を知ろう
内科2009/11/16
高血圧症は高齢者では最高140mmHg/最低90mmHg以上、若年者や中年者については最高130mmHg/最低85mmHg以上とされ、40歳頃から増加する日本でも最も多い病気のひとつです。
高血圧症が恐ろしいのは、その状態が続くと、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病、大動脈瘤などの重大な原因となる事です。
その予防には、生活習慣の是正が大切で
- 食塩摂取は1日6g未満
- 野菜や果物を積極的に摂取
- 適正体重を維持する[体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で25を超えない]
- 積極的に運動する
- アルコール摂取を制限する
- 禁煙を遵守する、等の複合的な修正を行う事がより効果的です。
血圧管理の大切さを理解し、時には専門医と協力しながら規則的で健全な生活習慣を続ける事が、高血圧症やそれに伴う重篤な疾患予防には最も重要なのです。
Text by
函館渡辺病院 長谷川 正 名誉院長(
2009年11月16日 「みなみ風」掲載)