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忘年会を乗り越えろ!(糖尿病編)

内科2015/11/30

 年の瀬も差し迫り、忘年会のシーズンがやってきました。
忘年会・クリスマス・お正月とこれからのシーズンが糖尿病の悪化しやすい時期です。
まずは、毎日の体重測定から行いましょう。
できるだけ1日2回測定し、朝と夜の体重差を1㎏以内に抑えましょう。
血糖を自分で測る器械がない方は、自分の状態の良し悪しは、体重測定が一番です。
毎日体重を測定すると、体重が増えた時に、「やばい! 体重増えた!? なんでだろう??」と自分の生活を見直すきっかけになります。
食事の取り方にもコツがあります。
まずは、野菜が先!野菜を先に取ることで、食物繊維がコレステロールの吸収を抑え、糖質の吸収を遅らせます。
結果血糖値の上昇を抑えてくれます。
また野菜を食べる習慣も付き、早食いの食生活改善、そして食事の量が少し減るようになります。また糖質を取り過ぎないこと。
糖質とは、ごはん・パン・麺類などの主食・イモなどの根菜類・果物・お菓子などです。
ジュース類は糖質の量が多く、しかも急速に吸収され血糖値が急上昇します。
最近では果物も糖度が高く、リンゴ・梨などは、半分が1日量とされていますが、甘みが強ければそれよりも少なくしてみましょう。
お菓子は、できるだけ食べないのが原則ですが、食べるのであれば、毎日3時に漫然と食べるのではなく、1日おきにする・何か体を動かしたときだけにするなどのメリハリが必要です。
この時期は、その日だけ食べ過ぎることがあると思います。
その後よくあるのが、朝抜き・昼そば・夜ドカ食い、のパターンです。
食べ過ぎたので、つい食事を抜いたりして血糖値が上がらないようにと、気持ちは分かりますが、糖尿病の薬を飲んでいる場合、低血糖になりかねません。
また、食事を抜くとどこかでおなかがすいて、やはり最後は食べ過ぎることが多くなります。
この時期は、痩せろとは言いませんが太らないように体重管理に気を付け楽しく年末年始を送りましょう。


Text by はら内科クリニック 原 信彦( 2015年11月30日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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