■ご訪問者数:23220492
カワムラ歯科クリニック  昭和ごとう内科  たからまち総合診療クリニック  アイビー函館クリニック 

コラムを読む

ピアスのトラブル

皮膚科2015/09/28

 最近はピアスをする方が増えています。
それに伴って、ピアスのトラブルも増えているようです。
よく見られるピアスのトラブルを挙げてみます。

①炎症
 ピアスのトラブルで多いのが炎症です。
原因は、ピアスホールの中を傷つけて化膿することが多いようです。
軽度ですと、きちんと消毒すれば治まりますが、ひどくなればピアスを一度外さないと治らないこともあります。
また、耳の軟骨部分にピアスを開ける人もいます。
軟骨部分は炎症を起こすと耳介(じかい)が変形したりすることもあります。
ですから、特に軟骨部分のピアスで炎症を起こしたときは早めの処置が必要です。

②ピアスの皮下埋入
 ピアスホールに炎症を起こして、腫れが悪化すると、ピアスや留め金が皮膚の中に埋まってしまったりすることもあります。
完全に埋まってしまうと局所麻酔をして、切開して取り出さなくてはならないこともあります。

③ピアスホールが裂ける
 ピアスホールが完成してからも、重いピアスを続けていると徐々にピアスホールが裂けてきて、ついに耳たぶの下まで裂けてしまうこともあります。
その場合には手術によって縫合しなければなりません。

④ピアスケロイド
 これは体質にもよるのですが、ピアスの穴がふさがったあとにケロイドになって、硬く盛り上がってきて徐々に大きくなってくることがあります。
ピアスケロイドといいますが、大きなものは手術によって切除します。
再発することも多く、術後の内服や、圧迫が必要となります。


Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡( 2015年9月28日 「北海道新聞夕刊」掲載)

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科