歯科における院内感染対策
歯科2015/03/16
最近、歯科での院内感染拡大を懸念する報道がありました。
「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針」(厚生労働省)を基に衛生管理のチェック項目を考えてみました。
1.患者さんごとにグローブを交換していたか?(スタッフを含む)
2.患者さんごとに治療用イスを清掃していたか?
3.患者さんごとに口腔(こうくう)内に入る器具を滅菌していたか?
4.滅菌できない物、コップやエプロンなどは使い捨ての物を使用していたか?
歯科は血液や唾液に触れる機会が多く、院内感染のリスクが高いと言われ、特にB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVウイルスなどの感染が危惧されます。
衛生管理は患者さんから見えづらいですが、医療の根幹とも言うべき重要な仕事の一つです。
何か疑問点などがあれば、先生やスタッフに尋ねるなど、安心して治療を受けることをお勧めします。
Text by
にしかわ歯科本通りクリニック 西川 卓志(
2015年3月16日 「北海道新聞みなみ風」掲載)