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なかなか治らない疣(いぼ)の治療

形成外科2014/12/15

 疣{尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)}はヒト乳頭ウイルス(ヒトパピローマウイルス)による皮膚のできもので、このウイルスの付着した指でかいたり、タオルなどで拭いたりすることにより肌に広がっていきます。
一般的治療としては液体窒素、ドライアイス、炭酸ガスレーザーなどで行われますが、なかなか治らない疣に困っている方には色素レーザー(Vbeam)による治療があります。
この治療は疣本体にダメージを与えるのではなく、疣を養う血管にダメージを与えて疣が生育できなくする方法です。
治療後の日常生活にも支障がなく、2~3回の治療で有効性を感じることができます。
とくに足底や爪の周囲の盛り上がり、切り取らないと完治できないような難治性疣に有効です。
3mm程度の疣であれば、一個につき所要時間は5秒程度です。
この色素レーザー(Vbeam)による治療は保険治療ではありません。
費用に関しては疣の状態で変わってきますので、医師に相談してください。


Text by ( 2014年12月15日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

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