風疹の予防接種は受けていますか?
皮膚科2014/04/14
風疹は、三日はしかとよばれているウイルス感染症です。
飛沫、あるいは直接触れて感染し、潜伏期間は14~21日で、発疹出現数日前から出現後7日間が、最も他人に感染させてしまいます。
主な症状は、赤い皮疹、発熱、頚部リンパ節腫脹で、皮疹は3~5日で消失します。
中には無症状の人もいて、知らないうちに他人に感染させていることがあります。
妊娠初期に妊婦が感染すると、胎児が先天性風疹症候群になることがあり、先天奇形を生じたり、時には死亡することもあります。
治療法がないので、ワクチンによる予防が最も大切です。
1回の接種では免疫ができない場合もありますので、免疫の有無の確認か、ワクチンの再接種をして下さい。
妊娠可能な女性は、妊娠していないことを確認して接種し、接種後2カ月は避妊する必要があります。
Text by
うめき皮膚科 梅木 薫(
2014年4月14日 「北海道新聞みなみ風」掲載)