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緑内障は失明原因の第1位、早期発見を!!

眼科2013/10/31

 緑内障は眼圧が高いことにより、視神経が圧迫されて枯れていき、見える範囲が狭くなってしまう(視野が欠ける)病気です。緑内障は進行性なので、残念ながら1度失ってしまった視野はもとに戻すことが出来ません。
そんな大変な病気なのに、実は自分ではほとんど気付きません。
なぜならば視野が欠け始めていても、もう片方の目が助けてくれているために、自覚症状が出るころにはかなり視野が狭くなっています。
ですから早期発見がとても大切なのです。

 緑内障には色々なタイプのものがあり、正常な眼圧であってもその人にとっては視神経が圧迫を受け、視神経が枯れていくタイプもあります。
これを「正常眼圧緑内障」と言います。
眼圧が高いタイプと違い、眼痛やかすみ目などの症状を伴わないため、発見されていないことが多くあります。
実は日本人はこの「正常眼圧緑内障」が多いのです。

 緑内障の診断には「眼圧」「視野検査」「眼底検査」の3つが重要です。
眼科医による総合的な判断で治療を開始します。
緑内障と診断されても眼圧を下げることによって、視野が欠けていくスピードを遅くすることができます。

 治療の効果を実感できない病気なのですが、緑内障と診断された方は自己判断で治療を中断しないようにしましょう。
放置すると確実に徐々に視野は狭くなっていきます。
定期的に医師の診察と検査を受け、自分の目の状態を知っておきましょう。
一生涯見える目で暮らすために早期発見、早期治療が最も大事な病気です。
早期発見のために気軽に眼科受診することをおすすめします。


Text by 藤岡眼科 藤岡聖子( 2013年7月16日 「青いぽすと」掲載)

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