前立腺がん
癌2013/10/07
今回は前立腺がんという男性特有のがんについて。
男性のがんにかかる部位で多いのは、順に、胃、肺、大腸、前立腺で4位。
亡くなるのは肺、胃、大腸、肝臓、膵臓に次ぐ6位です。
かかる率、発見が多いのは食生活の変化もありますが、PSA検査の普及が大きいです。
前立腺がんの発見率が向上し、死亡率が低下していることの一つの要因でもあります。
PSAとは血液検査でわかる前立腺のがんの腫瘍マーカーで、数値が高いほどがんが疑われます。
女性特有の子宮がん、乳がんについてはどこの自治体でも検診の項目として助成されていますが、男性の前立腺がんは簡単なスクリーニングがあるのにそうもいかないのが現状です。
PSAは、どの病院でも検査(保険適用外)できますので、心配な方はかかりつけの医師にご相談ください。
Text by
医療法人社団やまだクリニック 山田 裕一(
2013年10月7日 「みなみ風」掲載)