浅いシミ、深いシミの治療アプローチ
形成外科2012/09/03
シミには皮膚の浅いところにあるシミと深いところにあるシミとに分けられ治療方法が異なります。
治療方法を間違えるとかえって色素が濃くなりますので、注意深い診断と適切な治療が必要です。
浅いところの代表的シミには老人性色素斑、脂漏性角化症など、深いところのシミには肝斑などがあります。
シミの深さによって様々な治療法があり、かかる費用も様々です。大切なことは個々の治療方法について専門医と十分に相談したうえで、治療を受けていただくことです。
また、その補助的な方法として、ビタミン、アミノ酸、ミネラルをバランスよく摂っていただき、肌の栄養環境を整えることがキーポイントです。
例えば、栄養環境の悪い砂漠で、植物に光りを照射しても変化がないように、環境をオアシス化してから照射すれば、芽も葉も生えて来ます。
肌のためにはバランスのとれた食事と規則正しい生活が必要であることは言うまでもありませんが、サプリメントの摂取など、皮膚の栄養環境を整えるためビタミン、アミノ酸、ミネラルをより積極的に摂っていただくための方法もアドバイスできますので、医師にご相談ください。
Text by
五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二(
2012年9月3日 「みなみ風」掲載)