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眼科の疾患について

眼科2012/08/27
  1. 白内障
    白内障とは水晶体の濁る状態です。
    水晶体は瞳孔のすぐ後にあるので、濁りが強くなると瞳孔が白くなるので、「白そこひ」ともよばれています。
    視力が低下し、かすんでみえることが特徴です。
    原因は不明ですが、若い方にもみられます。
    60歳では約半数の方が多少なりとも白内障にかかっていると言われています。
  2. 緑内障
    「あおぞこひ」ともよばれます。基本的には眼が硬くなる病気です。
    すなわち眼圧の上昇する病気です。
    眼圧は21mmHgまでが正常です。
    房水という透明な水が眼内を還流していますが、この水が眼外に排出されにくくなることで眼圧上昇がおこります。
    その結果視神経が圧迫されて、次第に視神経の機能が低下して視力や視野といった機能を失います。
    眼圧が高くないにもかかわらず、視神経がこのように萎縮をきたす正常眼圧緑内障もかなりの頻度でみられることも分かってきました。
    その場合、眼圧値そのものより、視神経周囲の血液循環障害によることが原因とされ、注目を集めている病気のひとつです。
  3. 糖尿病眼症
    眼症の代表は糖尿病網膜症、白内障、眼筋麻痺です。
    年齢、罹病期間、血糖の状態、腎合併などが加味されると多彩な所見がみられます。
    糖尿病でみられる黒目の表面、角膜の上皮障害は、末梢神経障害が基盤になって生じると考えられており、糖尿病に罹患したため生じた知覚低下が原因です。
    また、神経症状として複視や眼瞼下垂症状で受診し、眼科で初めて糖尿病の存在を知ることも少なくありません。
    水晶体に糖が蓄積すると白内障が進行します。
     他にも網膜剥離、高血圧網膜症、流行性角結膜炎、季節性アレルギー結膜炎、春季カタル、結膜結石、結膜下出血、近視、老視などがあります。

Text by 江口眼科病院 昌原 英隆( 2012年8月27日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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