今日からあなたも正しいレンズケアを
コンタクトレンズによる眼障害を防ぐための正しいレンズケアを、現在、最も普及している2週間交換タイプのレンズと、洗浄すすぎ、消毒、保存を一剤でできるMPS(マルチパーパスソリューション)をとりあげ、今一度再確認しましょう。
微生物はどこにいるのか?
レンズケアの最大の目的は、眼に微生物をいれないことにあります。
微生物はあなたの手や指、レンズや保存ケース、ケア用品、水道水にひそんでいます。
手指の洗浄
レンズを着脱する前に必ず手を洗います。
石鹸をよく泡立てて、手の平や甲だけでなく、指の間、指先、手首までしっかり洗いましょう。
その後、ペーパータオルや清潔なタオルでふきとって下さい。
こすり洗い
はずしたレンズには汚れや微生物が付着しています。
十分な量のMPSですすいだ後、レンズを約20回、やさしくこすり洗いして下さい。
MPSの消毒効果はこすり洗いなしでは不十分です。
すすぎ
こすり洗いしたレンズは、MPSですすいでからケースに保管します。
MPSをたっぷり使うことが重要です。
ケース管理
レンズを取りだしたケースは流水(水道水)ですすぎ、さらにケース内を指でこすり洗いした後、自然乾燥させます。
ケースは1.5ヶ月毎、理想的には1ヶ月毎に新しいものに替えるのが安全です。
装用前のすすぎ
ケースから取り出したレンズをそのまま装用してはいけません。
レンズ装用直前にMPSでしっかりすすいで下さい。
ケース内でレンズが汚染されていた場合、この装用直前のすすぎが重要になりますから、念入りにすすぐことが大事です。
また、レンズの汚れで最も多いのは化粧品です。
レンズの装用は化粧する前です!
MPSの管理
MPSは開封後徐々に消毒効果が低下していきます。
MPS内から微生物が検出された報告がありますから、MPSは開封後長くても1.5ヶ月以内に使い切るように。
つぎ足しでの使用は大変危険です。絶対にしてはいけません。
定期検査
トラブルを最小限に抑えるために、眼科での定期検査は必須です。
コンタクトレンズを安全に使用するためには正しいレンズケアと3ヵ月毎の定期検査を受けましょう。