整形外科における予防医療について
整形外科2008/08/13
生活習慣病と同様にこれからの整形外科においても、予防医療として次の3点が重要となります。
(1) 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防
(2) 歩行能力を中心とした全身の筋力維持
(3) 肥満の予防
高齢化社会では(1)が最も大切です。
骨折したり、腰が曲がってしまう前に、まず正確な骨量測定が必要です。骨量が低い方は50歳代からの早期治療が効果的です。
(2)ではウォーキングを中心としたスポーツを積極的に行なうことが必要です。
(3)では50歳以降には、基礎代謝が減少しますので10年ごとに摂取カロリーを10%ずつ減らしましょう。
(2)と(3)はスポーツの実践によって同時に効果が上がりますので、自分に適したスポーツを長く続けることをお勧めいたします。
Text by
八木原整形外科クリニック 八木原 一英(
「」掲載)