腰痛(ようつう)のお話
整形外科2008/08/13
整形外科を訪れる方々の20~30%が腰痛症の患者さんです。
腰痛症は様々な病気が原因で生じます。痛みの生じ方から、腰への急激な負担から痛みが生じる「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア」や、「脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)」などの急性腰痛、立ったり歩いたりすると徐々に歩くことが困難になる「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」などの慢性腰痛に分けられます。
また、腰痛には腰の骨、椎間板や椎間関節、神経根などによるものだけではなく、内臓(腎臓)や血管(腹部大動脈瘤[りゅう])や血液(白血病)などの原因によって生じるものもあるので正確な診断が欠かせません。
「かぜは万病のもと」とよく言われますが、腰痛症も同じです。
軽い病気と考えずに、「何が原因で、どこがどのように障害されているのか」、整形外科の専門医を受診し、正確な診断のもとに充分な説明と治療を受けることが大事です。まずは医師に相談されるか病院ホームページをご覧になることをおすすめします。
Text by
大村病院 大村 和久(
「」掲載)