この時期気になる『冷え性』
内科2012/03/19
比較的女性に多い「冷え性」。
それは、女性の筋肉量が男性に比べて少ないこと、また、女性ホルモンや甲状腺ホルモンのバランスのくずれやすいこと等が主な原因です。
冷え性を改善するには、まずは生活習慣の改善です。
①運動:毎日の早足で30分ほどのウオーキングは、熱をつくり出す筋肉が増え、下肢の血流が良くなるため効果的です。
②食事:1日3食、バランスの取れた食事が大切です。
特に、たんぱく質やたんぱく質の吸収を助けるビタミンも一緒に摂取することも大切です。
朝食は、消化のの良い温かいものをとることを心がけましょう。
③入浴:足湯や半身浴、また、ぬるめのお風呂にゆっくりつかりましょう。
④保温:手足の保温(手袋や靴下)はもちろん、首元はマフラーをしましょう。
⑤毎日の手足のマッサージや、ストレッチもこころがけましょう。
このような方法でも改善されない時は、甲状腺ホルモンの血液検査をお勧めします。
また、頑固な冷え性は、症状に合わせた漢方薬の治療も検討されますので、お近くの病院で相談されてみてはいかがでしょうか。
Text by
鈴木内科外科クリニック 大原 眞理子(
2012年2月6日 「みなみ風」掲載)