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リンゴ病は子供だけの病気ではありません

皮膚科2012/03/19

 リンゴ病はヒトパルボウイルスB19というウイルスの感染です。
2~12歳くらいの子供に多く、両頬の赤み、四肢のレース状の赤みが特徴的です。
発熱などの全身症状が出ることは殆どありませんが、赤血球が壊されることがありますので、貧血の人や妊婦が感染した時には注意が必要です。
発疹が出て気が付いた時には感染力はありませんので、隔離や出席停止は必要ありませんが、予防ができないことにもなります。

 最近多くみられるのが、両親など大人への感染です。
大人の場合は、頬が赤くなることはありませんが、手足の腫れが強く出て、痛みを伴い関節が動かせなくなることがあります。
その時は、腫れを治す内服薬がありますので、早目に病院を受診して下さい。
お子さんがリンゴ病になってから1週間前後は、症状が出ないか気を付けましょう。


Text by うめき皮膚科 梅木 薫( 2012年2月20日 「みなみ風」掲載)

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