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カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

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外傷

皮膚科2013/09/30

 外傷とは、日常生活で多く見られるケガのことです。その種類は、切創(切りキズ)、擦過傷(すりキズ)、挫創・挫滅創(ぶつけたキズ)、刺創(刺しキズ)、咬傷(咬みキズ)、などに分けられます。
このようなキズをきれいに治すには初めの治療が大切です。

 擦過傷は、すりむいてできたキズです。
このようなキズは、皮膚の損傷は浅く、縫合せずに治すことができます。
しかし、キズの中に土砂やゴミなどが入っていることも多く見られ、そのままで治してしまうと刺青のように黒く残ってしまうことがあります。
これを防ぐにはよく洗浄して、細かい異物を取り除いておくことが大切です。
そのためには、局所麻酔が必要なこともあります。

 挫創というのはぶつけてできたキズです。
切り傷などに比べると周囲の皮膚のダメージが大きくなっています。
そのまま消毒しておいても治ります。
ただし、時間がかかってしまいますし、治った後のキズアトは幅が広くなって目立つキズアトになってしまうこともあります。
このようなキズをきれいに治すには、まず、ぶつけてできたキズですので、傷口から細菌が入り込み感染症を引き起こしてしまうこともあるので、充分な洗浄が必要なこともあります。
そして、ダメージを受けた皮膚や皮下組織を切除して、ていねいに縫合することで、キズアトを目立たなくすることができます。

 咬創は、咬まれたキズです。
キズそのものは小さくても深いことがあります。
また、引っかかれたキズも同様ですが、汚いことが多く化膿しやすいキズです。基本的には縫合せずに治療していきます。


Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡( 2013年9月30日 「北海道新聞夕刊」掲載)

道南エリアで唯一の矯正歯科専門。「見えない矯正・目立たない矯正」が好評。

病院紹介2011/03/09

 ふるた矯正歯科は、道南エリアで唯一の矯正歯科専門の歯科医院として2000年に開院。
矯正専門歯科医院での最新、かつキメの細かい矯正治療を希望する患者が、函館市や北斗市ばかりではなく道南全域から通院している。
『見えない矯正(裏側矯正)』や『目立たない矯正』に対応しており、目立つ矯正装置に抵抗があって矯正治療に踏み切れなかった数多くの患者が訪れている。 常日頃から学会やセミナーに積極的に参加するなど、質の高い矯正歯科治療を提供するため日々研鑽を積んでいる。
また、「土日診療」や「治療費の分割支払い可能」など患者本位の診療・料金体系をとっているのも特徴の一つである。「お子さんでも大人でも治療のタイミングを逃すと問題をこじらせてしまうことがあるので、歯並び・かみ合わせが気になるようでしたら、早めに信頼できる矯正歯科医にご相談することをお勧めします」と、古田樹己院長は話す。


Text by ( 2011年3月 「ホームドクター」掲載)

医療・介護・福祉の包括的サービスの展開

介護2014/03/10

 2025年問題という言葉をご存知でしょうか?
団塊の世代が25年には75歳となり超高齢化社会が到来するといわれています。
国では様々な施策を検討していますが、重要となるのが「医療・介護・福祉が連携した包括的サービスの提供」です。
高齢者の方が住み慣れた地域で安心した生活を送るためには、病院や診療所が病気の治療や病状急変時に外来診療や入院治療、訪問診療を担当し、介護保険サービスが日々の生活を送る上での支援を担当していくというものです。

 24時間365日の介護保険サービスを提供するため、ケアプランセンターを始めとした訪問看護ステーション・ヘルパーステーション・定期巡回ステーション・デイサービスセンター等の事業所が連携して切れ目のないサービス提供体制を構築し、利用者の個性やニーズに応じていくことが求められています。


Text by ケアタウン昭里(あかり) 越野 之博( 2014年3月10日 「みなみ風」掲載)

白目がまぶたからはみだして・・・

眼科2008/08/13

 例年函館の花粉症で強い症状を起こすのが、6月から7月にかけての雑草の花粉症です。外出の後、目がかゆくなった・白っぽい目やにが出るという症状がみられるようになります。

 これは、アレルギー性結膜炎(けつまくえん)=花粉症の症状ですが、目をこすりすぎると白目の表面の皮=結膜〈けつまく〉が腫(は)れてまぶたからはみ出してくる場合もあります。

 これをアレルギー性結膜浮腫(けつまくふしゅ)といいます。

 治療は、抗アレルギー剤の点眼薬(てんがんやく)に弱いステロイドの点眼薬を加えて処方すると、ほとんど一晩で引いてしまいます。


Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶(  「」掲載)

百日咳にご注意を

小児科2018/12/17

 今年に入って関東地域を中心に百日咳(ぜき)の報告が相次いでいます。
全国ではこれまでに9500件以上の報告があり、道南地域でみると市立函館保健所管内で14件、渡島保健所管内で3件、江差保健所管内で4件の報告があります。

 百日咳とはどんな病気なのでしょうか?

 皆さん過去の病気と思っていませんか?

 百日咳は10日ほどの潜伏期の後、普通の風邪のような症状から始まり、次第に激しい短い咳を立て続けにするようになります。
咳の後は大きく息を吸いその時に笛のような音を出すという咳発作が起こります。
咳をするときに息を詰めるようにするため顔が赤くなる、出血斑が出る、目の結膜にも出血するなどの症状を伴うことが多いといわれています。

 激しい咳は2ないし3週間続きます。
その後は次第に少なくなりますが、時折発作性の咳が出るなどの症状が続き、最終的に3カ月ほどでようやく咳が収まります。
このため百日咳と言われるようになりました。

 1歳未満で発症すると特徴的な咳はなく呼吸を止める無呼吸発作やチアノーゼで気付かれることが多いようです。
まれに低酸素性の脳症を起こすことがあり、注意が必要です。

 成人の場合は特徴的な咳があまり明らかではなく、採血や病原体の検査を行い診断されることが多いようです。

 子どもの場合、乳児期から4種混合ワクチンをしているために、5歳未満の流行はあまり多くはありません。

 年齢的に多いのは20代から50代の成人で、ワクチンをしていても抗体の低下に伴い発症している例が多いといわれています。
11月の報告例では市立函館保健所管内で10代の男女各1人、30代の男性となっています。

 治療は適切な時期に抗生剤を飲むことです。
抗生剤を飲むことで、菌の排出が止まります。

 予防はワクチンをしっかりすることです。
特に4回目の4種混合を忘れていることが多いので、今一度母子手帳をお確かめください。
7歳半までであれば無料で接種可能です。


Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝( 2018年12月17日 「北海道新聞夕刊」掲載)

ドライスキンのお子さんに、スキンケアはとても大切です。

皮膚科2022/02/10

 アトピー性皮膚炎は慢性的に湿疹を繰り返す疾患で、皮膚の乾燥とバリア機能異常があり、そこへ様々な刺激が加わって生じると考えられています。以前は妊娠中の母親や出生後の子供の食事制限が行われることもありましたが、現在は経口よりもドライスキンや湿疹のある皮膚から経皮的にアレルゲンが入ることで、段階的にアレルギー(アトピー性皮膚炎→食物アレルギー→喘息→アレルギー性鼻炎)になりやすいことがわかり、ドライスキンのあるお子さんは早くからスキンケアが必要と考えられるようになってきました。

 スキンケアを行う上で重要な点が3つあります。一つ目は、保湿剤はティッシュが軽くつくくらいたっぷりと塗ることです。できれば保湿剤は、エモリエント(ワセリンなど)より保湿効果の高いモイスチュアライザー(ヘパリン類似物質、尿素、セラミドなど)を選択してください。炎症を起こすので擦り込まずに、皺に沿って均一に伸ばして下さい。もう一つは、炎症があるところは抗炎症剤を使用することです。赤いところや痒いところだけではなく、鳥肌のように毛穴に一致した固い丘疹があるところも、皮膚の下には軽い炎症があると言われているので、そこにも抗炎症剤を外用しましょう。抗炎症剤の代表的な薬はステロイド剤ですが、最近は2歳以上でも使用できる薬も出てきていますので、軽い炎症ならばそちらを使用することもできます。そして最後が最も大事な点ですが、すぐに抗炎症剤を止めないことです。同じ場所に炎症を繰り返すことが多いので、同じ場所に少しずつ期間を開けながらでも抗炎症剤は継続して下さい。

 現在の痒みそして将来のアレルギーを避けるために、ドライスキンのお子さんは早めに外用治療を受けていただきたいと思います。


Text by うめき皮膚科 院長 梅木 薫( 2022年1月24日 「北海道新聞夕刊」掲載)

膝関節外科に特化した手術・入院。「より良く、より早い社会復帰」を目指す。

病院紹介2011/03/07

 2007年に開設した函館整形外科クリニックは、大越康充院長をはじめ整形外科医3人、疼痛管理を行う麻酔科医1人の4人の常勤医師が在籍し、整形外科全般の外来診療、リハビリテーションを中心に、入院・手術治療では膝関節外科に特化した診療を実施している。
手術が適応となる場合には、変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術、スポーツ外傷などに対応する靭帯再建術、そのほか鏡視下手術を実施し、同院独自の最小侵襲手術(MIS)とリハビリテーションにより、「入院、手術、術後の回復を当院で完結でき、より良く、より早い社会復帰・スポーツ復帰を目指した質の高い医療を提供できるように努めています」と大越院長は話す。 手術室はバイオクリーンルームの最新設備を整え、閉所恐怖症の人も安心して検査が受けられるオープン型MRIやデジタルレントゲン、電子カルテを導入し、検査結果が即座にわかるなど待ち時間の短縮を図っている。
広々としたリハビリ室には理学療法士が6人おり、電気治療器や温熱治療器、最新の腰椎牽引装置などを駆使して早期の社会復帰を目指す。
また3次元動作解析装置を用いて、はこだて未来大学、函館高専と共同による臨床研究も行っている。
なお、待ち時間短縮のため、診察は原則「予約をお願いしております」とのことだ。


Text by 函館整形外科クリニック( 2011年3月 「ホームドクター」掲載)

産科医のひとりごと

産科婦人科2010/04/12

この20年で、産科学は非常に進歩を遂げました。でもまだわからない事も沢山有ります。一つはいつ陣痛が始まるのか、ということです。
よく妊婦検診で10ヶ月に入った妊婦さんにいつ頃生まれますか?と聞かれる事がありますが、診察で、子宮口が開いている。
柔らかくなっている、赤ちゃんが下がっている、等を診て判断しますが、正確にいつという事は解りません。
陣痛が、なぜ、どのように始まるのかが解らないのです。
解れば、ご主人の休みを何時にとるか、お産の手伝いのためお母さんに何時に来てもらうか、予定が立てやすいのですが。もう一つは赤ちゃんの事です。
お母さんのおなかにいるうちに、できるだけ正確に赤ちゃんの事を知りたいということです。突如お腹のなかで死ぬ赤ちゃんがいます。
妊娠中も、お産の時も何も異常がなかったのにハンデキャップを持って生まれてくる赤ちゃんもいます。
超音波による発育の確認、形のチェック、胎児の心拍のモニタリングによるチェックなどで、情報を少しでも多く集め、出来るだけ正確に赤ちゃんの状態をつかもうとしていますが、まだ解らない事、出来ない事があります。今後新しい検査器械の開発。新たな研究により、より正確に子宮内の胎児の状態がわかるようになる事を願っています。


Text by 松浦 敏章( 2003年4月 「タウン情報誌JAM「教えて、先生!!」」掲載)

四種混合ワクチンの供給が再開になっています

小児科2015/12/21

 国内にある製薬会社が生産する血液製剤の不正の影響で、四種混合ワクチン、B型肝炎ワクチンが出荷自粛となり、子どもたちの健康を守るという観点から不安が広がりました。
昨年末にも三種混合ワクチンの供給中止のため、現場が混乱しワクチン接種が滞り、他のワクチン接種に来た時に見つけて勧めることが多くありました。

 四種混合、三種混合ともに含まれる百日ぜきに対するワクチンは特に重要で、中止していると流行を招く苦い経験を私たちは過去にしています。
百日ぜきは重症化すると、咳が強い状態が続き、低酸素脳症など脳に重大なダメージを来すことが知られ、最悪の場合には死に至ります。

 幸いなことに、自粛となっていた四種混合ワクチンの出荷は11月26日をもって解除となっています。
また、違うメーカーの四種混合ワクチンも12月9日から発売され、供給の不安定さは解消しつつあります。

 出荷自粛となったワクチンの品質については、製薬会社の第三者委員会や厚生労働省とも問題がない旨を公表しておりますので、安心して接種してください。
早急に、これまでワクチンをしていただいた先生に連絡を取り、接種計画を立ててください。
また、自粛になったワクチンに不安を持っているという保護者の方は他社のワクチンに途中から変えても、効果が薄れたり、副反応が増えたりする事態はありませんので、その点でも安心して早期に再開するようにしてください。

 B型肝炎ワクチンは現在、任意接種という位置づけなので、供給量の急速な回復は望めませんが、徐々に回復傾向にあり、これもかかりつけの先生と相談しながら進めるようにしてください。

 子どものうちに受けるワクチンは、公費のものでも、任意のものでもとても重要なものばかりです。
新しく導入されたワクチンは、いずれも接種できる年齢が限られているものが多くなっています。
これを機に母子手帳を見直して、接種していないワクチンがあれば早めに接種するように心がけてください。


Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝( 2015年12月21日 「北海道新聞夕刊」掲載)

尿閉(にょうへい)とは?

泌尿器科2015/09/14

 尿閉という言葉をご存じですか?

 多量の尿が膀胱(ぼうこう)にたまっているのに、排尿できない状態のことをいいます。

 膀胱や前立腺の病気によって、この状態になることがあります。
男性に多い症状で、前立腺肥大のある方が、お酒を飲んだり感冒薬、抗アレルギー薬、抗不整脈薬などある種の薬を飲んだあとに、これらが引き金になって急にぴたっと尿を出せなくなることがあります。

 多くの場合は一時的なものですが、その間はいくら頑張っても尿を満足に出せず、たらたらとあふれて漏れてくるだけです。
非常につらく苦しいものです。
私の経験でも2リットル近くもの尿がたまっている患者さんがいらっしゃいました。

 急に尿が出なくなったら、我慢し過ぎずに、落ち着いて泌尿器科あるいは当番病院に行って処置を受けてください。


Text by 医療法人社団やまだクリニック 山田 裕一( 2015年9月14日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

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