メタボ健診がやってきます!
函館市では、6月より特定健診~いわゆるメタボ健診が始まります。「メタボ」とは?
最近よく耳にしますね!
ここでおさらいをしましょう。メタボとは~メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を略したもので、名前の通り、内臓に脂肪が付いて、高血圧症・糖尿病・高脂血症などの動脈硬化を悪化させる病気を引き起こす状態です。メタボリックシンドローム(以下メタボ)の定義は、肥満について内臓脂肪の蓄積を空腹時の臍(へそ)の周りの長さで規定しています。男性、85センチメートル、女性、90センチメートル以上がチェックされます。この内臓肥満があることが必須条件です。
そして次にあげる3項目のうち2個以上に該当するとメタボと診断されます。
- 血圧について~収縮期血圧が130以上、または拡張期血圧が85以上
- 空腹時の血糖値が110以上
- 血清脂質について~HDL―コレステロール(善玉コレステロール)が40未満、または中性脂肪が150以上
みなさんどうですか?
上記がメタボの定義なのですが、今回の特定健診では、肥満については、臍周囲径以外にBMIが25以上あれば肥満として同様にチェックされます(BMIとは、身長と体重の関係から算出した肥満度を表す数値です。18以上25未満が正常で、25以上は肥満です)。また、空腹時血糖は100以上で引っかかりますし、空腹時血糖が採血できなければHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)5.2%以上を糖尿病予備軍としてチェックされるようになっています。そのため、今回の健診ではいわゆるメタボより軽症の方もチェックが入りますので、気を付けてください。
メタボ健診をよい機会として、動脈硬化や、糖尿病、高血圧などの生活習慣病になるまえに、ご自身の健康に目を向けることもいいのではないでしょうか?
内臓脂肪は、皮下脂肪よりも減りやすいようですから、メタボ予備軍のうちにしっかりと保健指導を受けて、悪い生活習慣を正して健康を手に入れましょう!