三大疾病(がん、脳卒中、心筋こうそく)の予防は難しい?
禁煙2009/04/20
がんの予防法としてもっとも有効なことは、禁煙です。
喫煙によってがんになる危険度が2倍から100倍に増え、禁煙により減ることがわかっています。いちど禁煙に失敗した方も、あきらめずに再挑戦し続けることが重要です。
脳卒中(脳こうそく、脳出血)、心血管病(心筋こうそくや狭心症)の主な原因として、血管が硬く、詰まりやすく変化してしまう「動脈硬化」があります。動脈硬化は年齢とともに進むものですが、それをさらに早めてしまうのが悪玉コレステロール、高血圧、高血糖、それに喫煙です。
健診で悪玉コレステロールや血圧が高いとわかった場合、症状がなくても時間を割いて内科・循環器科を受診しましょう。高血糖や尿糖を指摘された方は糖尿病になる前の境界型(予備群)の段階からの対処が必要です。食事と運動、病状によっては積極的にくすりを使いこれらの「危険因子」を排除することで、全身に起こる「血管の病気」をようやく予防することができるのです。
Text by
あんざいクリニック 安斎 治一(
「」掲載)