歯科医療と金属アレルギー
歯科2009/03/12
金属アレルギーと聞くと、指輪やピアス、時計などによりかゆみや湿疹、かぶれなどを起こす症状を思い起こす方が多いと思いますが、歯科の分野でも、金属アレルギーの問題が取り上げられる様になってきました。
ご存知の通り、歯の被せ物や詰め物には金属が使われることがあり、これらの金属がイオン化して体内に入るとアレルギー反応を起こすことがあります。
花粉症などと同じように、今まで何ともなかったのに突然発症したり、口の中以外に症状が出ることも多いため、口の中の金属が原因であることがわかりにくいケースもあります。
金属アレルギーのリスクを下げるには
- 金、チタンなどの溶け出しにくい金属を使う
- セラミックなどの非金属を使用する
- できるだけ同じ種類の金属を使う
アレルギーはご自身の体質にも依りますので、気になる方は医師、歯科医師に相談してみて下さい。
Text by
かも歯科クリニック 加茂 勝巳(
「」掲載)