女性に多い甲状腺(こうじょうせん)の病気
内科2008/08/18
甲状腺は頚部(けいぶ=くび)の正面、のどぼとけのやや下にあって、体の活動性を保つのに大切な「甲状腺ホルモン」を分泌する小さな臓器です。甲状腺の病気は甲状腺ホルモンが増えすぎたり足りなくなったりする甲状腺機能異常(はたらきの変化)と、腫瘍や、のう胞ができる場合(かたちの変化)に分けられます。いずれの場合も女性に多いようです。
甲状腺ホルモンが増えすぎると、暑がり・汗かきになり疲れやすい、イライラする、動悸がする、手(指)が震える、食欲はあるのに体重が減る、などさまざまな症状が出ます。
逆に、甲状腺ホルモンが足りない場合は寒がりになり、むくみが出やすくなりますが、症状に気づきにくいことも多いようです。
思い当たる方は、一度、甲状腺ホルモンのチェックを受けられてはいかがでしょうか。お近くの内科、または外科の先生に相談してみてください。
Text by
あんざいクリニック 安斎 治一(
「」掲載)