糖尿病と飲酒
内科2008/08/13
年末が近づき、宴会でお酒を飲む機会が増えているかと思います。今回は、アルコールと糖尿病について、お話ししたいと思います。
アルコール(エタノール)は、少量では健康にいいとされていますが、成人男性で1日平均30g(日本酒1.5合相当)以上では死亡率が急上昇します。
また、アルコールは1gあたり、7kcalのエネルギーがあるため、糖尿病の血糖コントロールに悪影響を与えます。そのため、血糖コントロールの悪い方は原則禁酒とする、良い方(ヘモグロビン A1c 6.5%以下)は、一日2単位(ビール500ミリリットル、日本酒1合、ワイン200ミリリットル)以下の飲酒は可能です。外食では、飲み過ぎ、食べ過ぎないことが大切です。外食時ウーロンハイならウーロン茶をたくさん入れる、カロリーの低いものからたくさん食べるなどの工夫をしてみましょう。
休肝日も週2、3回設けてください。では楽しい年末ライフをお過ごしください。
Text by
陳 進陽(
「」掲載)