美味しく食べていますか?
(1)食べ物がつかえる
(2)酸っぱい物がこみ上げてくる
(3)胸やけがする
(4)胸が痛んだり、苦しくなる
(5)咳が続く
(6)声がかすれる
などの症状に悩まされた事はありませんか?
これらは逆流性食道炎の症状です。特に甘い物を食べた後に起こりやすく、胃酸が食道へ逆流することにより起こる病気です。胸痛があるのに心臓は異常がないと言われていたり、喘息がなかなか治らない方に、この病気を合併している場合が多いと言われます。偏食でストレスの多い方、肥満気味の方や高齢者によく見られます。
逆流性食道炎をそのままにしておくと、いずれ食道がんに移行したり、高齢者の肺炎も起こりやすくなります。これは胃カメラで診断しますが、検診などで行うバリウム検査ではほとんどわかりません。治療は胃酸を抑える薬の内服や、腹腔鏡での簡単な手術で症状は著明に改善されます。他の病気の早期発見も含めて、専門医での胃カメラ検査をお勧め致します。
Text by
鈴木内科外科クリニック 大原 眞理子(
「」掲載)