最近のコンタクトレンズ
眼科2011/09/20
使い捨てタイプのコンタクトレンズが広く普及していますが、最近、付加価値を加えた製品が増えてきました。 レンズの素材では、“シリコーンハイドロゲル”製のものが多く登場しています。
従来の製品よりも角膜に多くの酸素を供給することができ、長時間の装用でも目への負担は軽減されます。
さらに、乾燥感の低下、タンパク汚れがレンズに付着しにくいなどの特徴があります。 紫外線対応(UVカット)している製品もあり、悪影響のある波長をコンタクトレンズで吸収し目に届かないようにします。
紫外線は白内障や翼状片(よくじょうへん)などの疾患に関連があると言われています。 ただ、どんなに優れたコンタクトレンズでも正しいレンズケアと眼科専門医の定期的な診察は必要です。
コンタクトレンズを作るときは眼科専門医に相談し、自分の目に合うものを処方してもらいましょう。
Text by
くどう眼科クリニック 釜石 清隆(
2011年9月20日 「みなみ風」掲載)