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iLASIKって聞いたことありますか?

眼科2011/02/28

【長池】
 私は、眼科医として数々の手術(レーシック)を行い診察してきました。
自分自身も近視で小学生の頃から眼鏡をかけ始め、高校生位にはコンタクトレンズになり数年前まで装用しておりました。
しかし長時間の装用、アレルギー性結膜炎やドライアイの症状が酷くなり装用するのが辛くなってきたことからレーシックを受ける決意をしました。 実際に手術を受けて感じた事は、手術時の麻酔は点眼のみですが、普段説明している通り痛くありませんでした。
時間も思っていた以上に短時間で終わったという感想です。
ただ、終わって数時間は違和感があり涙が出て、目を開けているのが少し辛く感じますが夜になる頃には、徐々に視力も上がり違和感もなくなってきました。
翌朝、起きてみると眼鏡なしで時計の針や数字がハッキリ見え、ぼんやりしていたいつもの世界から抜け出せた喜びで、とても感動したのを覚えております。 その他には夜の電灯や車のライトは数ヶ月間、滲(にじ)んで見えていましたが、気が付くとその症状もおさまっており、現在はくっきり見えております。
私の視力は、0.09から1.5に上がり、4年経った今もキープしております。 当然、個人差もあり全ての人が同じ経過になる訳ではありませんが、私の視力の改善はもちろん、自身の体験により患者様の目線で治療についての相談を出来る様になった事が私にとって貴重な経験であり、やって良かったと満足しております。

【吉田】
さて、ここまでは長池陽子医師の体験談をご紹介いたしましたが、実施したのは4年前になります。
したがって従来のレーシックを行った訳ですが、最近さらにレーシックが進化してきており現在主流になっているイントラレーシックという方法をご紹介します。従来のレーシックはマイクロケラトームというブレードのカミソリでフラップを作成しますがイントラレーシックでは、コンピューター制御のレーザーを用いてフラップを作るという方法になります。
これは、イントラレーシックの方がフラップをより薄く、正確に作成することが可能になり、従来のレーシックでは出来なかった強度近視の矯正適応範囲が広がったという点や今までは術中に起こる可能性のあった問題も改善され『より安全性と精度の高まった屈折矯正手術』と言えます。当院で導入機種であるVISIX社では、イントラレーシックを行う際にウェブスキャンという機械を使って本人だけのカスタマイズされたレーザー照射する方法を『i LASIK』と呼んでいます。
きっと
『iLASIK』で今まで以上の満足感を得られると思います。


Text by 吉田眼科病院 吉田 紳一郎 副院長  長池 陽子 医師( 2011年2月28日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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