眼瞼下垂(がんけんかすい)を治して明るい視界を!!
眼科2010/11/01
眼瞼下垂とは、上まぶたが下がり視界が狭くなり、物が見づらくなる状態をいいます。
先天性と後天性があり、後天性では神経・筋肉・腱膜の異常で起こります。
アトピー・逆さまつげ・花粉症・長時間のパソコン使用・女性の化粧などで目をこする人に早く現れます。 症状が悪化すると、おでこの筋肉を使ってまぶたを上げようとするため、首から肩にかけての筋肉も緊張し、頭痛・肩こり・吐き気・めまいなども起きてきます。
下がり具合がひどい場合は手術が必要となることがあります。
最近では、炭酸ガスレーザーで手術を行う施設もあり、メスでの切開に比べ、出血や術後の腫れも少なく傷の治りも早くなっています。
手術後1週間で傷も落ち着き、まぶたが自然に上がるようになり、視界が明るくなります。
目をつぶり、両人さし指で両方の眉毛の上を強く押さえて、まぶたがうまく開かなければ、眼瞼下垂の可能性があります。 眼科を受診し、相談をしてみて下さい。
Text by
藤岡眼科 藤岡聖子(
2010年11月1日 「みなみ風」掲載)