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花粉症と予防

耳鼻咽喉科2008/08/13

 花粉症とは、草木から飛び散った花粉が鼻や目に入り、アレルギー性反応(過敏性反応)を起こす病気です。花粉(抗原)が繰り返し入る(曝露)ことで、徐々にその花粉抗原にのみ反応するもの(抗体)が作られていきます。たとえば、スギ花粉症の方では、体内にスギにのみ反応する抗体がつくられていて、スギ花粉が体内に入ることで、さまざまな反応(くしゃみ、水溶性鼻漏、鼻閉の症状)を引き起こします。これらの症状は、鼻に入ってきた花粉を吹き飛ばし(くしゃみ)、鼻粘膜表面に付着した花粉を洗い流し(鼻汁)、さらなる花粉の侵入を防ぐ(鼻閉)といった防御反応ともいえます。このような花粉症の症状は原因抗体である花粉の飛散時期にのみ認められるわけですから、毎年のようにほぼ同じ時期にくしゃみ、鼻汁、鼻閉、目のかゆみなどがみとめられます。

 スギ花粉症は、すでに本州では始まっておりますが、函館地方は3月下旬から4月下旬にかけて花粉が飛びます。その後、4月中旬からシラカバ、ハンノキ、ナラなどの樹木、5月中旬よりカモガヤなどのイネ科植物の花粉も飛ぶようになります。

花粉症の予防は、まず花粉を回避することが大切ですので、

1.花粉情報に注意する
2.飛散の多いときは外出を控える
3.飛散の多いときは窓、戸を閉めておく
4.飛散の多いときは外出時マスク、メガネを使う
5.外出から帰宅したら、洗眼、うがいし、鼻をかむなどに注意して下さい。

 また、花粉が飛散する2~3週間前より、抗アレルギー剤を予防服用することにより発症が抑制されます。あらかじめ、耳鼻科医を受診されて御相談してください。


Text by 川瀬耳鼻咽喉科医院 川瀬 尚(  「」掲載)

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