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ホワイトニングについて

歯科2010/05/14

初対面の人に会ったときに1番アピールできるのは何だと思いますか?
それは口元からつくられるきれいな笑顔ではないでしょうか。
その笑顔も口元から真っ白い歯がのぞいていれば最高のものとなるのではないでしょうか。“ホワイトニング”という言葉は、最近では雑誌やTVなどでも度々取り上げられ、よく聞き慣れた言葉になってきましたが、歯を削らずに薬を使って歯を白くする(漂白:ブリーチング)方法で薬は主として過酸化水素や過酸化尿素(口の中では過酸化水素に分解されます)を使います。
これらの薬の作用は有機性の着色物質のみに作用するため、96~98%の無機質からなるエナメル質(歯の1番外側の組織)に対しては、侵襲(外部からの刺激)は非常に少ないと考えられています。
従って“ホワイトニング”は、ほかの歯を白くする方法(ラミネートベニアやセラミック冠など)と違って歯に対する侵襲を最少にすることのできる審美治療と言えます。
次に“ホワイトニング”のやり方は大きく2つあり(と)、どちらも長所、短所があり、各々の特徴を以下にまとめます。
歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」
患者さん自身が家庭で行う「ホームホワイトニング」オフィスホワイトニング

  1. 高濃度の薬を使うため疼痛が出やすい。
  2. 短期間、短時間で効果が得られるが後戻りが早く、透明感が失われやすい。
  3. 漂白効果が低い。

ホームホワイトニング

  1. カスタムトレー(個々人の歯型にあったトレー)を使う。
  2. 効果が出るまでに時間がかかるが後戻りが遅く、透明感のある白さが得られる。
  3. 継続して使用しないと効果が出にくいことがある。

以上ホワイトニングについて書きましたが、患者さんがホワイトニングを希望してもできない場合があり、ラミネートベニアやセラミック冠などを選択しなければならない場合もあります。歯科医院の先生に相談してみてはいかがでしょうか。


Text by つしま歯科クリニック 對馬哲郎( 2010年5月14日 「青いぽすと」掲載)

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