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顔の腫瘤とほくろ黒子

形成外科2010/04/12
五稜郭大村美容形成クリニック
大村 勇二 院長
プロフィール
昭和57年3月昭和大学医学部卒業、昭和大学形成外科入局、昭和57年10月山形県荘内病院整形外科勤務、昭和59年10月熱海太田総合病院整形外科勤務、昭和63年4月鹿児島今給黎総合病院形成外科勤務、平成2年5月、大村外科病院勤務、平成3年3月医療法人大村病院 開設、形成外科・美容外科開設 副院長就任平成15年10月五稜郭大村美容形成クリニック開業。医学博士、日本形成外科学会認定医、日本美容外科学会正会員、昭和大学医学部兼任講師。
住所
函館市本町8-18 ベストアメニティ五稜郭ビル7F
TEL
0138-35-4874
0120-79-4843

顔の腫瘤としてよく見られるものに粉瘤があります。
米粒大のものから大きいものは半球状に隆起します。
少し圧迫すると悪臭のある粥状の内容物が出てきます。
炎症を起こすと周囲が赤くなり、痛みを起こし、切開排膿治療を行わなければならないため約2~3週間かかりますが、炎症を起こさない小さいうちに摘出すると約1週間で治療ができて傷跡も小さくて済みます。また、黄色腫という30歳代から瞼の周囲に出現してくる乳白色の平坦な腫瘤があります。
高脂血症によって生じるといわれていますが、痛みも痒みもないため、放置してしまうことがほとんどですが、徐々に増大するため、小さいうちにレーザー治療などで摘出することをお勧めします。ほくろ黒子は多くは色素性母斑といわれるもので、黒色の斑で点状のものから小豆大のもの、また平らなものから隆起しているものまであります。
とくに摘出する必要のない黒子もありますが、短期間に大きくなってきたり、また、頻繁に出血するようであれば、診察を受けてる必要があります。年齢が高くなると今まであった黒子が徐々に大きくなったりしますが、特に問題のある症状ではありません。
しかし、頻繁に痒みが起こり始め、血がでやすくなったりするようであれば、形成外科、皮膚科の専門医の診断を受けてください。また、

  • 黒子なのかシミなのかわからない色のむらや凹凸、部分的に乾燥したように皮膚が度々剥けてくるようなとき
  • 黒子やシミが治ってはまた生じ、赤みやかゆみを起こすとき
  • 黒子やシミの下にしこりがあるとき
  • 鼻、口の周囲の黒子で、以前からあるけれども最近大きくなって小豆大になってきた方

このような症状のある時は専門医の診断を受け、保険治療を受けることをお勧めいたします。


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二(  「青いぽすと」掲載)

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