■ご訪問者数:23185228
カワムラ歯科クリニック  昭和ごとう内科  たからまち総合診療クリニック  アイビー函館クリニック 

コラムを読む

運動のススメ

循環器内科2010/04/16

「忙しくてできないけど、運動不足だなぁー」と、後ろめたい気持になっている人は多いことと思います。
一念発起してジムに通い始めても、3〜6カ月もすると、「行かなくなってしまった」ということで、せっかく減った体重がもと以上に増えていることもあります。
残念なことです。「健康日本21」など、政府の「運動をしよう」と呼びかけるキャンペーンもありましたが、習慣的に運動をするのは、3人に1人程度だそうです。
動脈硬化は、高血圧や糖尿病などでどんどん進みますが、運動が唯一進行を防ぐ手段です。
動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞の原因です。
「仕事や余暇で体を動かす人は心筋梗塞や脳卒中の発症が少ない」といわれていますが、若い時に運動競技をやっていても、運動を続けていないと、この保護効果は無くなってしまいます。
「昔は野球をやっていたから大丈夫」と思っていても、普段から運動をしていないと「中年以降には動脈硬化が進んでしまっている」ということはよくあります。JAMAという米国医学雑誌に載った論文で、アメリカ人の真の死因にもっとも影響していることを調べた研究では、死因に関係する要素の第1位は「喫煙」ですが、第2位に「過食と運動不足」が入っていました。
運動不足はメタボの原因でもありますが、それ自体が死に至る病気ということになります。
日々、手ごろにできる運動を、飽きずに繰り返して続けることが肝心です。
簡単にいつでも思いついた時にできる運動として、ウォーキングを勧めています。
週に4回以上、1回20〜30分間、額にうっすらと汗がにじむ速さでの速歩が良いです。
肩甲骨が動くように手を動かすと上半身も使った全身運動ができます。
同程度の運動としては、自転車こぎ15分、バレーボール20分、ゴルフ15分、水泳7分があります。
「病気の予防のため」とか「健康のため」と考えるよりは、「好きな運動をやっているだけ」という方が続くと思われるので、何か好きな運動を見つけてしましょう。


Text by 榊原循環器科内科クリニック 榊原亨( 2010年4月16日 「青いぽすと」掲載)

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科