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多汗症・ワキガの治療

形成外科2010/03/19

 多汗症の治療で、日常生活に支障をきたさない方法として2つの方法があります。
ひとつは麻酔の要らない注射だけで済む有効期間が6ヶ月程度の治療方法で、『BOTOXなどボツリヌスA毒素』(ボツリヌス毒素は眼科では斜視の治療に使用され、整形外科では斜頚の治療に使用されている薬剤です。)による治療法です。
この治療方法の特徴は2〜3日で効果が著明に現れることです。

 もうひとつの治療方法は『絶縁針による電気分解法』で麻酔をする必要はありますが、有効期間が長く、同様の方法を繰り返し行うことにより効果が増していく方法です。

 これらの方法はメスを使用しないため、傷跡もなく、翌日からシャワーも可能で、日常生活に支障をきたしません。

 多汗症とワキガで強く悩んでいる方や一回でワキガや多汗症を治療したい方には、数ミリ切開で行う『クアドラカッターによる汗腺を強力に吸引しながら切除する方法』をお勧めします。
この治療では、デスクワーク程度の仕事は翌日から可能ですが、10日間程度のわきの固定が必要になります。
キズは小さいので、術後の傷跡は目立ちません。

 また、保険適応のワキガ治療の方法もありますが、固定期間が10〜14日で安静が必要で、傷跡は医療施設によって異なります。

 ワキガ・多汗症は自分で考えているよりも軽度な症状であることがあります。
自分だけで悩まずに専門医に相談、診察を受けて適切な治療方法を選択することが大切です。


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二( 2009年2月 「タウン情報誌JAM「教えて、先生!!」」掲載)

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